なんでもない、ただの愛
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蒼と週に一度、訓練と称して会うようになってから2ヶ月がたった。
タメ口で話せる距離になったが、
どうにも蒼の様子がおかしくて、火影様と目が合うと態とらしく逸らしたり、火影様が飯に誘うとついてはくるが黙り込んだり、訓練中の動きを褒められると顔を赤らめたり、今までなかった蒼の態度になんつーか、イライラしている。
どうみてもそれは火影様に恋をしている姿で、火影様も火影様で恋心を抱いて蒼を見つめている気がした。
ったく、いい大人が恋愛に臆病同士で展開が進むわけがねぇ。めんどくせーけど、ここは俺が一肌脱ぐしかない。訓練後に蒼に話しかける。火影様に聞こえない距離で。
「蒼、もしかして火影様のこと好きなのか?」
直球すぎたか、蒼はしどろもどろしている。
まぁ、この反応を見るにクロだな、と確信した。
「そんなに好きなら告白したらいいだろ」
「こ、告白ぅ?!私がカカシ様に?!ダメじゃない?だって火影だよ?!?!」
「好きなのは認めるんだな」
「うっ…誰にも言わないでよ…」
「別に、火影だからとか、世間も相手も気にしてねーと思うぜ。逆に言えば、暗部として腕のある蒼が火影様と付き合うのはなんの違和感もないと思うけど」
「付き合うって…でもカカシ様は私のことなんとも思ってなさそうだし…」
「それはどうかな」
「え…?」
「火影様は火影様で、お前のこと特別に想ってると思うけど」
「そそそ、そんなことある?!」
「訓練中、お前のこと見つめてる時あるけど、ありゃ恋してる眼差しだ」
「し、シカマル、そんなこと分かるの…」
「いや、俺がじゃなくて、かなり分かりやすいんだよ、蒼も火影様も」
「そんなに顔にでてた?!」
「顔に出まくりだったからさっさと告れよって感じ」
「う……どんな感じで告白したらいいかな…」
こいつ、確か25とか26そこらだよな…恋愛経験がないのか?
「蒼、告白された事ねーの?」
蒼はボッと顔を赤らめそんなのあるわけないよ!と俺をポコスカ叩く。全然痛くねーけど。
「大体、私は16歳まで龍神様に育てられて、そのまま暗部に引き取られて修行してたから恋愛とかしてる場合じゃなかったよ」
なるほどな…蒼の生涯に恋愛自体が存在していなかったのか。となると、次は火影様だな。
「ちょっと火影様と話してくるわ」
「えっ!私が好きだってのは内緒にしてよね…!」
「言わねーよ」
そう言って火影様のところへ向かう。
「火影様って…もしかして蒼のこと好きなんスか」
ゴホンゴホンと咳払いをして火影様が困った顔でこちらを見る。
「急にどうした?」
「いや…最近火影様の目線が蒼一直線だなと思って」
「……恋心とか思ったことないけど(嘘)、シカマルから見た俺ってそーなのね」
「少しも蒼に気持ち、ないんすか?」
ちょっとカマかけてみよう。
「気持ちがないなら、友達が女の人を紹介して欲しいっていうから、蒼のこと紹介してもいいですか?」
「えっ…あ…」
どうやらこっちもクロみたいだな。
「早く蒼に告らないと、蒼の気持ち、誰かにとられるかもしれませんよ」
「それってどういう意味だ?」
約束したから、これ以上蒼の気持ちを伝えてはいけない。
「さぁ、蒼に聞いてみたらどうですか。それか、自分の気持ちを伝えてみてください」
俺ができるのはここまで。あとは2人次第だ。
「じゃ、俺先に仕事戻るんで。話するなら誰もいない今がチャンスですよ」
そう言ってその場を離れた。
さて、進展があるかどうか…また明日火影様にでも聞いてみよう…。
タメ口で話せる距離になったが、
どうにも蒼の様子がおかしくて、火影様と目が合うと態とらしく逸らしたり、火影様が飯に誘うとついてはくるが黙り込んだり、訓練中の動きを褒められると顔を赤らめたり、今までなかった蒼の態度になんつーか、イライラしている。
どうみてもそれは火影様に恋をしている姿で、火影様も火影様で恋心を抱いて蒼を見つめている気がした。
ったく、いい大人が恋愛に臆病同士で展開が進むわけがねぇ。めんどくせーけど、ここは俺が一肌脱ぐしかない。訓練後に蒼に話しかける。火影様に聞こえない距離で。
「蒼、もしかして火影様のこと好きなのか?」
直球すぎたか、蒼はしどろもどろしている。
まぁ、この反応を見るにクロだな、と確信した。
「そんなに好きなら告白したらいいだろ」
「こ、告白ぅ?!私がカカシ様に?!ダメじゃない?だって火影だよ?!?!」
「好きなのは認めるんだな」
「うっ…誰にも言わないでよ…」
「別に、火影だからとか、世間も相手も気にしてねーと思うぜ。逆に言えば、暗部として腕のある蒼が火影様と付き合うのはなんの違和感もないと思うけど」
「付き合うって…でもカカシ様は私のことなんとも思ってなさそうだし…」
「それはどうかな」
「え…?」
「火影様は火影様で、お前のこと特別に想ってると思うけど」
「そそそ、そんなことある?!」
「訓練中、お前のこと見つめてる時あるけど、ありゃ恋してる眼差しだ」
「し、シカマル、そんなこと分かるの…」
「いや、俺がじゃなくて、かなり分かりやすいんだよ、蒼も火影様も」
「そんなに顔にでてた?!」
「顔に出まくりだったからさっさと告れよって感じ」
「う……どんな感じで告白したらいいかな…」
こいつ、確か25とか26そこらだよな…恋愛経験がないのか?
「蒼、告白された事ねーの?」
蒼はボッと顔を赤らめそんなのあるわけないよ!と俺をポコスカ叩く。全然痛くねーけど。
「大体、私は16歳まで龍神様に育てられて、そのまま暗部に引き取られて修行してたから恋愛とかしてる場合じゃなかったよ」
なるほどな…蒼の生涯に恋愛自体が存在していなかったのか。となると、次は火影様だな。
「ちょっと火影様と話してくるわ」
「えっ!私が好きだってのは内緒にしてよね…!」
「言わねーよ」
そう言って火影様のところへ向かう。
「火影様って…もしかして蒼のこと好きなんスか」
ゴホンゴホンと咳払いをして火影様が困った顔でこちらを見る。
「急にどうした?」
「いや…最近火影様の目線が蒼一直線だなと思って」
「……恋心とか思ったことないけど(嘘)、シカマルから見た俺ってそーなのね」
「少しも蒼に気持ち、ないんすか?」
ちょっとカマかけてみよう。
「気持ちがないなら、友達が女の人を紹介して欲しいっていうから、蒼のこと紹介してもいいですか?」
「えっ…あ…」
どうやらこっちもクロみたいだな。
「早く蒼に告らないと、蒼の気持ち、誰かにとられるかもしれませんよ」
「それってどういう意味だ?」
約束したから、これ以上蒼の気持ちを伝えてはいけない。
「さぁ、蒼に聞いてみたらどうですか。それか、自分の気持ちを伝えてみてください」
俺ができるのはここまで。あとは2人次第だ。
「じゃ、俺先に仕事戻るんで。話するなら誰もいない今がチャンスですよ」
そう言ってその場を離れた。
さて、進展があるかどうか…また明日火影様にでも聞いてみよう…。