なんでもない、ただの愛
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カカシはある任務のために自分が足を運ぶことにした。しかし、人数が足りていない。できれば暗部から3人、頭数を増やしたいと思い、暗部に直接頼みに行った。
「いや~カカシ様、大変申し訳ないのですが、暗部のほとんどが今街中、外にバラついていて、今すぐ呼べるのは一人しかいないんです」
一人…?
「どんなやつだ?」
「それはもう!腕前は確かです。名前は一ノ瀬蒼、正直彼女一人で暗部3人分の力を持っていると言っても過言じゃない」
そんなやつが暗部に?しかも彼女ってことは、女か…。
「チームを作る前に、一度その暗部と手合わせ願いたい。チームになれるかはそこで判断する」
「分かりました!今呼びに…」
暗部の隣に突然、もう一人の暗部が現れた。
「呼びましたか?日車先輩」
「うぉおっと、いい所に。実はかくかくしかじかで…」
「なるほど、わかりました。カカシ様、お手合わせお願いします」
トントン拍子で話は進み、演習場へと向かった。
「初めまして。お目にかかります、一ノ瀬蒼と申します。共に任務に出向かうに相応しいかどうか、私の戦い方をご覧下さい」
面を外した彼女は、金髪に金色の瞳、顔や腕にうっすらとアザのようなものが浮いていた。
「じゃ、始めようかーーー」
「カプセル」
開始の合図の途端、彼女が人差し指と親指で「」のポーズをとると、俺は一瞬にして結界に閉じ込められた。内側から破ろうとしたが、腕が青い炎に纏い、内側からでは出られる状態じゃ無いことはわかった。
「行きます。龍神の名のもとに、大雨となせ」
途端に、カプセル内のみで大雨が降った。
「龍神の名のもとに、雷(いかづち)をなせ」
瞬間、俺は雷に打たれ気絶してしまった。
「カカシ様、起きてください。まだこんなものじゃないです」
ハッと我に返ると、俺はまた結界の中にいた。
「龍神の名のもとに、太陽の日となせ」
今度は結界内の温度がどんどん上がっていく。
「カカシ様、ギブアップなさって下さい。このまま温度があがれぱ脳死します」
…。
結界を破る方法があるはずだ。
試してみるか…。
「紫電!!!」
ちちち、と言う音ともに結界に向かって術を発動する。
「そんなんじゃ結界は解けませんよ」
「…参った。術を解いてくれ」
フワッと結界が消えていく。
狙うなら今だ。
「紫電!」
「カプセル」
用はあの手の枠に入らなければいいんだろう。
俺は最大限の速さでソレを避けた。
はずだった。
「カプセル」
俺の到着地点に合わせて結界術を発動した。
「…次こそ降参するよ。攻撃もしない」
結界が解かれ、俺は気になっていたことを一ノ瀬蒼に聞いた。
「龍神の名のもとにと言っていたけど、どういうことなんだ?」
「…私の中には、龍神様が眠っています」
「眠っている?封印されているのか?」
「まぁ、そういうことです」
「それからあのスピード。何故俺の着地点が分かった?」
「この目は龍神様の目です。龍神様をこの身に宿して色んなものが見えるようになりました。0.01秒まで相手の動きがスローモーションのように映ります」
なるほど、この子はナルトの九尾のように龍神を封印され、龍神の力を借りて戦っているのか。
「龍神様に会うことができますが、会いますか?」
「そんなことができるのか?」
「はい。では…一ノ瀬蒼の名のもとに、龍神との封印を80%解除する!」
すると、彼女の下半身が溶けだし、段々と龍の形に変化し、巨大な龍が現れた。鋼の鱗に金色の目。
「ヌシは何者だ。蒼が呼び出したということは、なにか理由があるんじゃろう」
「これが龍神…いや、一目見たいと思っただけだ」
「フン、そんな理由でワシを80%まで解除する蒼も蒼だ」
「あの、一ノ瀬蒼の腕にあったアザのようなものはなんなんだ?」
「…あれは龍の鱗だ。蒼は自分が死ねばワシの体の一部にしてよいという契約をしている」
死…そんな契約をして、龍神の封印が解けたらどうなることか。
「お前は封印が解けたら何をする気だ」
「この世の全てを破壊し、龍の世界を築こう」
やはりそういうことか。
「悪いがそう簡単にはさせない。一ノ瀬蒼に体を戻してくれ」
「フン…弱者の分際で…蒼よ、体を戻せ」
スーッと、龍神の姿が徐々に溶け始め、一ノ瀬蒼の体に戻った。
「どうでしたか?龍神様はあんなこと言ってますけど、本当は心優しいお方なんですよ」
そんなわけがあるか。と言いたいところだが、宿主の彼女に言ったところで信じてはくれないだろう。
「あの、一ノ瀬蒼さん」
「蒼でいいですよ」
「…じゃあ、蒼。君に任務を依頼したい」
「なんなりと」
「俺とツーマンセルで、氷隠れの里へ向かう。うちの暗部がそこで3人失踪しているんだ」
「なるほど…そういえば、鈴音さん、タチノさん、ホコラさんを見かけなくなりましたね」
「そう、その3人が行方不明なんだ。集合は明日、里の正門で会おう」
「わかりました。ではまた、明日」
これが蒼とカカシの出会いだった。
「いや~カカシ様、大変申し訳ないのですが、暗部のほとんどが今街中、外にバラついていて、今すぐ呼べるのは一人しかいないんです」
一人…?
「どんなやつだ?」
「それはもう!腕前は確かです。名前は一ノ瀬蒼、正直彼女一人で暗部3人分の力を持っていると言っても過言じゃない」
そんなやつが暗部に?しかも彼女ってことは、女か…。
「チームを作る前に、一度その暗部と手合わせ願いたい。チームになれるかはそこで判断する」
「分かりました!今呼びに…」
暗部の隣に突然、もう一人の暗部が現れた。
「呼びましたか?日車先輩」
「うぉおっと、いい所に。実はかくかくしかじかで…」
「なるほど、わかりました。カカシ様、お手合わせお願いします」
トントン拍子で話は進み、演習場へと向かった。
「初めまして。お目にかかります、一ノ瀬蒼と申します。共に任務に出向かうに相応しいかどうか、私の戦い方をご覧下さい」
面を外した彼女は、金髪に金色の瞳、顔や腕にうっすらとアザのようなものが浮いていた。
「じゃ、始めようかーーー」
「カプセル」
開始の合図の途端、彼女が人差し指と親指で「」のポーズをとると、俺は一瞬にして結界に閉じ込められた。内側から破ろうとしたが、腕が青い炎に纏い、内側からでは出られる状態じゃ無いことはわかった。
「行きます。龍神の名のもとに、大雨となせ」
途端に、カプセル内のみで大雨が降った。
「龍神の名のもとに、雷(いかづち)をなせ」
瞬間、俺は雷に打たれ気絶してしまった。
「カカシ様、起きてください。まだこんなものじゃないです」
ハッと我に返ると、俺はまた結界の中にいた。
「龍神の名のもとに、太陽の日となせ」
今度は結界内の温度がどんどん上がっていく。
「カカシ様、ギブアップなさって下さい。このまま温度があがれぱ脳死します」
…。
結界を破る方法があるはずだ。
試してみるか…。
「紫電!!!」
ちちち、と言う音ともに結界に向かって術を発動する。
「そんなんじゃ結界は解けませんよ」
「…参った。術を解いてくれ」
フワッと結界が消えていく。
狙うなら今だ。
「紫電!」
「カプセル」
用はあの手の枠に入らなければいいんだろう。
俺は最大限の速さでソレを避けた。
はずだった。
「カプセル」
俺の到着地点に合わせて結界術を発動した。
「…次こそ降参するよ。攻撃もしない」
結界が解かれ、俺は気になっていたことを一ノ瀬蒼に聞いた。
「龍神の名のもとにと言っていたけど、どういうことなんだ?」
「…私の中には、龍神様が眠っています」
「眠っている?封印されているのか?」
「まぁ、そういうことです」
「それからあのスピード。何故俺の着地点が分かった?」
「この目は龍神様の目です。龍神様をこの身に宿して色んなものが見えるようになりました。0.01秒まで相手の動きがスローモーションのように映ります」
なるほど、この子はナルトの九尾のように龍神を封印され、龍神の力を借りて戦っているのか。
「龍神様に会うことができますが、会いますか?」
「そんなことができるのか?」
「はい。では…一ノ瀬蒼の名のもとに、龍神との封印を80%解除する!」
すると、彼女の下半身が溶けだし、段々と龍の形に変化し、巨大な龍が現れた。鋼の鱗に金色の目。
「ヌシは何者だ。蒼が呼び出したということは、なにか理由があるんじゃろう」
「これが龍神…いや、一目見たいと思っただけだ」
「フン、そんな理由でワシを80%まで解除する蒼も蒼だ」
「あの、一ノ瀬蒼の腕にあったアザのようなものはなんなんだ?」
「…あれは龍の鱗だ。蒼は自分が死ねばワシの体の一部にしてよいという契約をしている」
死…そんな契約をして、龍神の封印が解けたらどうなることか。
「お前は封印が解けたら何をする気だ」
「この世の全てを破壊し、龍の世界を築こう」
やはりそういうことか。
「悪いがそう簡単にはさせない。一ノ瀬蒼に体を戻してくれ」
「フン…弱者の分際で…蒼よ、体を戻せ」
スーッと、龍神の姿が徐々に溶け始め、一ノ瀬蒼の体に戻った。
「どうでしたか?龍神様はあんなこと言ってますけど、本当は心優しいお方なんですよ」
そんなわけがあるか。と言いたいところだが、宿主の彼女に言ったところで信じてはくれないだろう。
「あの、一ノ瀬蒼さん」
「蒼でいいですよ」
「…じゃあ、蒼。君に任務を依頼したい」
「なんなりと」
「俺とツーマンセルで、氷隠れの里へ向かう。うちの暗部がそこで3人失踪しているんだ」
「なるほど…そういえば、鈴音さん、タチノさん、ホコラさんを見かけなくなりましたね」
「そう、その3人が行方不明なんだ。集合は明日、里の正門で会おう」
「わかりました。ではまた、明日」
これが蒼とカカシの出会いだった。