Love to you
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
4月になって、珍しく新入社員が入ってくることになった。
他部署にいるから、詳しくは知らないけど。
「黒尾〜、新人の子、めちゃ可愛いんだって」
入ってきたのは女性か。
「赤井、もう狙ってんの?会ってもないのに?」
「バッ...ちげーよ!日常会話だよ、ただの。でも、ちと気になるじゃん?」
「お前はまたそんな...まー、どんな子なんだろうな」
くだらない話をしながら仕事を進める。
しょーじき、どんな子とかどうでもいいんだけど。
昼休憩。
蒼が作ってくれた弁当を食べる。
今日はささみの大葉巻きフライとだし巻き玉子、ブロッコリー、マカロニサラダ、プチトマト、きんぴらごぼう。今日も今日とて飯がうまい。蒼は研修が始まった。今何をしてるんだろう。頑張ってるんだろうな。
「黒尾先輩!」
聞きなれない声が休憩室に響き渡る。
「え、俺?」
振り向くと、そこには見知らぬ女性が。黒髪ロングストレートで、パッチリとした瞳。スラッとしていて、身長は高めだと思う。
「えーと...ごめん、誰?」
室内の全員が俺とその子に注目する。
「私、音駒高校の女バレ部員でした!雨宮鈴々香です!黒尾先輩の二個下です!」
「何?黒尾の後輩?」
隣にいた赤井が聞く。俺も記憶を辿りに辿る。だが。
「学校は同じだけど...ごめん、俺君のこと知らねーや」
「はい!ちゃんと話したのは今日が初めてです!一目惚れして追いかけてきました!」
ザワっ
「何?黒尾の後輩?」
「知り合いじゃないみたいだけど」
「今一目惚れしたって言ったよな」
「新人の子?」
「可愛いいな」
「でも黒尾が」
一気に空気がザワつく。視線は俺とその子に集まったまんま。
「一目惚れって....ガチで言ってんの?」
「ガチです!初めて見た時から今日までずっと好きです!」
さらに周りがザワつく。
「でも黒尾、婚約者いるよ」
赤井がフォローしてくれた。そう、俺には大事な大事な可愛い婚約者がいるのだ。
「!!そうなんですか!!どんな方なんですか?写真ありますか?」
「...そこの壁に貼ってるポスターの女の子だよ」
いつぞやかに起用した、蒼を撮影した一枚のポスターを指さす。
雨宮...さんは、じーーーっとそのポスターを眺めて、視線を俺に戻した。
「私、今日からこの人のライバルになります!!!」
えーーーーーーーーっ。
今、休憩室にいる全員が驚いたと思う。
「いや、俺蒼以外にはありえないから」
至って俺は冷静。
「バレーも恋愛も、諦めたらそこで試合終了ですよ!」
ニッコリと笑って、彼女は休憩室を出ていった。
「ちょいちょい黒尾、ヤベーことになってるじゃん」
赤井に続いて周りから「黒尾くん大丈夫?」「婚約者いるよね?」「どーするの?」だのなんだの質問攻め。
「どーもこーもしないです。婚約者が一番大事なので」
弁当を食い終わってそそくさと自分のデスクに戻った。
なんだか良からぬことが起きそうな予感。
俺の予感は当たることになる。
他部署にいるから、詳しくは知らないけど。
「黒尾〜、新人の子、めちゃ可愛いんだって」
入ってきたのは女性か。
「赤井、もう狙ってんの?会ってもないのに?」
「バッ...ちげーよ!日常会話だよ、ただの。でも、ちと気になるじゃん?」
「お前はまたそんな...まー、どんな子なんだろうな」
くだらない話をしながら仕事を進める。
しょーじき、どんな子とかどうでもいいんだけど。
昼休憩。
蒼が作ってくれた弁当を食べる。
今日はささみの大葉巻きフライとだし巻き玉子、ブロッコリー、マカロニサラダ、プチトマト、きんぴらごぼう。今日も今日とて飯がうまい。蒼は研修が始まった。今何をしてるんだろう。頑張ってるんだろうな。
「黒尾先輩!」
聞きなれない声が休憩室に響き渡る。
「え、俺?」
振り向くと、そこには見知らぬ女性が。黒髪ロングストレートで、パッチリとした瞳。スラッとしていて、身長は高めだと思う。
「えーと...ごめん、誰?」
室内の全員が俺とその子に注目する。
「私、音駒高校の女バレ部員でした!雨宮鈴々香です!黒尾先輩の二個下です!」
「何?黒尾の後輩?」
隣にいた赤井が聞く。俺も記憶を辿りに辿る。だが。
「学校は同じだけど...ごめん、俺君のこと知らねーや」
「はい!ちゃんと話したのは今日が初めてです!一目惚れして追いかけてきました!」
ザワっ
「何?黒尾の後輩?」
「知り合いじゃないみたいだけど」
「今一目惚れしたって言ったよな」
「新人の子?」
「可愛いいな」
「でも黒尾が」
一気に空気がザワつく。視線は俺とその子に集まったまんま。
「一目惚れって....ガチで言ってんの?」
「ガチです!初めて見た時から今日までずっと好きです!」
さらに周りがザワつく。
「でも黒尾、婚約者いるよ」
赤井がフォローしてくれた。そう、俺には大事な大事な可愛い婚約者がいるのだ。
「!!そうなんですか!!どんな方なんですか?写真ありますか?」
「...そこの壁に貼ってるポスターの女の子だよ」
いつぞやかに起用した、蒼を撮影した一枚のポスターを指さす。
雨宮...さんは、じーーーっとそのポスターを眺めて、視線を俺に戻した。
「私、今日からこの人のライバルになります!!!」
えーーーーーーーーっ。
今、休憩室にいる全員が驚いたと思う。
「いや、俺蒼以外にはありえないから」
至って俺は冷静。
「バレーも恋愛も、諦めたらそこで試合終了ですよ!」
ニッコリと笑って、彼女は休憩室を出ていった。
「ちょいちょい黒尾、ヤベーことになってるじゃん」
赤井に続いて周りから「黒尾くん大丈夫?」「婚約者いるよね?」「どーするの?」だのなんだの質問攻め。
「どーもこーもしないです。婚約者が一番大事なので」
弁当を食い終わってそそくさと自分のデスクに戻った。
なんだか良からぬことが起きそうな予感。
俺の予感は当たることになる。