Love to you
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「ただいまー」
「おっかえりー!」
恒例のだいしゅきホールドもどき。
「ほんとに危ないから辞めなさいね」
「愛情表現だよ」
んなキリッとした顔されても…。
「そういえば蒼、今日同僚から『石』もらってきた」
「石?」
「うん。蒼が原石が好きって前話したことあって、そしたらこれをプレゼントしますって、今日」
袋に入れられた小さな石を蒼が見ると、表情が一気に変わった。
「このガーネット……ダメだ。絶対ダメ」
わなわなと青ざめた顔に変わり、俺に視線を移す。
「浄化しないと、やばい」
何を言っているんだろうこの子は…。
「いつもの、"気"ってやつか?」
「うん。すごくヤバイ。これ持ってたら不幸の連続になるレベルでヤバい」
「えー…貰い物だし、返す訳にもなぁ…」
「浄化するから大丈夫。ちょっと今度でかけてくる」
そういうと蒼はガーネットとやらを袋に入れて自室に戻って行った。
浄化ってなんだろう……。
部屋から戻った蒼は「やばいやばいやばい」とブツブツ言っていた。
「あんなオーラ、なかなか見ないよ」
そんなにヤバいものなのだろうか。俺にはちっともわからない。
「浄化しに行くって、どこに?」
「それがさ、ヤバい石手に持たせると浄化してくれる知り合いがいるのよ。本人はよくわかってないみたいだけど」
蒼も蒼ですごいが、その知り合いとやらも蒼と似たような能力?を持っているのだろうか。
「ね、その浄化とやら、俺もついて行っていい?」
お願い♡とウインクを決めると、蒼はうーんとあまりよくなさそうな反応をした。
「その人男だけど、鉄がいいなら一緒に「行きます」」
「即答だね。じゃあ、明日早速行ってみようか」
「わーい」
……
……
……
ーーー翌日。
「鉄、準備出来たら行くよ」
「OK。行こうか」
いざ、蒼の知り合いの元へ。
電車に乗ると、蒼は少し暗い顔をしていた。
「蒼、大丈夫か?」
「この石を持っているあいだ不幸が起きないか気が気じゃなくて……」
「知り合いのとこまでどれくらい?」
「あと二駅」
結構近いな。今まで紹介してくれても良かったのに。
二駅で降りると、出口へ向かい、徒歩五分くらいのことろで小さな店に入った。
「蒼、この店って」
「アンティークショップだよ。とりあえず……あ!田中さーん!」
「あれ!蒼ちゃん?!どしたの?すごい久しぶり」
…頻繁に会ってた訳じゃないから紹介されなかったのか。
「田中さん田中さん、これ、持って」
蒼は袋からガーネットを田中さんとやらに渡す。
「え?また?蒼ちゃん、そろそろどういう事か教えてよ」
「いやー、まぁおいおい」
田中さんから返してもらったガーネットを手に取る蒼は、先程とは裏腹に安心したような表情をしていた。
「ついでだから、見てってよ。…あ、そういえば一緒に来た人は?」
「あ、婚約者の黒尾鉄朗くんです!」
「わぁ…イケメンだねぇ。蒼の友人の田中です。よろしくお願いします」
「黒尾です。今日は蒼の用事に付き合ってくれてありがとうございます」
「いやいや、僕はよくわかってないから。なんなんだろうね、ほんと」
田中さんは自分の能力に気づいていないのだろう。
俺にもよくわかんねーけど。
「田中さん、私今、懐中時計探してて、ある?」
「スケルトンの、良いヤツあるよ」
「わー!見せて見せて!」
今更思ったことなんだけど、蒼は多趣味だなー。
「かわいいー!これ買う、いくら?」
「3万8000円」
「安ーい!」
金銭感覚も指導の必要が有りそうだな……まぁ俺も時計は趣味で買うけど。
「田中さんありがとー!またねー!」
「二人とも、またいつでもおいでー」
再び電車へ。
「ふぅ……これでこのガーネットちゃんも救われたってことよ...」
マジでヤバいやつだったんだな。蒼のニコニコ顔見て改めて思った。
「蒼、その時計どうするんだ?動いてないだろ?」
「オシャレで使うだけだからいいんだよー」
そういうものなのか。まぁいいか。
「今度、鉄の同僚さんに会いたいな。ていうか、家にある石見せて欲しい」
「それは頼んでみることできるけど……またオーラが〜ってなったら大変なことになるだろ」
渋い顔をする蒼。
「ほんとにヤバいやつあったら、預かって田中さんとこ持ってくよ」
「んー、まぁ確認してみるな」
「ありがとー!」
ーーー翌日。
「蒼、同僚からOKの返事もらった」
「えっ、ほんと?じゃあ、今週の日曜日行こうかな」
「そうだな。伝えとくわ」
いざ、鉄の同僚さんの家ツアー!
「おっかえりー!」
恒例のだいしゅきホールドもどき。
「ほんとに危ないから辞めなさいね」
「愛情表現だよ」
んなキリッとした顔されても…。
「そういえば蒼、今日同僚から『石』もらってきた」
「石?」
「うん。蒼が原石が好きって前話したことあって、そしたらこれをプレゼントしますって、今日」
袋に入れられた小さな石を蒼が見ると、表情が一気に変わった。
「このガーネット……ダメだ。絶対ダメ」
わなわなと青ざめた顔に変わり、俺に視線を移す。
「浄化しないと、やばい」
何を言っているんだろうこの子は…。
「いつもの、"気"ってやつか?」
「うん。すごくヤバイ。これ持ってたら不幸の連続になるレベルでヤバい」
「えー…貰い物だし、返す訳にもなぁ…」
「浄化するから大丈夫。ちょっと今度でかけてくる」
そういうと蒼はガーネットとやらを袋に入れて自室に戻って行った。
浄化ってなんだろう……。
部屋から戻った蒼は「やばいやばいやばい」とブツブツ言っていた。
「あんなオーラ、なかなか見ないよ」
そんなにヤバいものなのだろうか。俺にはちっともわからない。
「浄化しに行くって、どこに?」
「それがさ、ヤバい石手に持たせると浄化してくれる知り合いがいるのよ。本人はよくわかってないみたいだけど」
蒼も蒼ですごいが、その知り合いとやらも蒼と似たような能力?を持っているのだろうか。
「ね、その浄化とやら、俺もついて行っていい?」
お願い♡とウインクを決めると、蒼はうーんとあまりよくなさそうな反応をした。
「その人男だけど、鉄がいいなら一緒に「行きます」」
「即答だね。じゃあ、明日早速行ってみようか」
「わーい」
……
……
……
ーーー翌日。
「鉄、準備出来たら行くよ」
「OK。行こうか」
いざ、蒼の知り合いの元へ。
電車に乗ると、蒼は少し暗い顔をしていた。
「蒼、大丈夫か?」
「この石を持っているあいだ不幸が起きないか気が気じゃなくて……」
「知り合いのとこまでどれくらい?」
「あと二駅」
結構近いな。今まで紹介してくれても良かったのに。
二駅で降りると、出口へ向かい、徒歩五分くらいのことろで小さな店に入った。
「蒼、この店って」
「アンティークショップだよ。とりあえず……あ!田中さーん!」
「あれ!蒼ちゃん?!どしたの?すごい久しぶり」
…頻繁に会ってた訳じゃないから紹介されなかったのか。
「田中さん田中さん、これ、持って」
蒼は袋からガーネットを田中さんとやらに渡す。
「え?また?蒼ちゃん、そろそろどういう事か教えてよ」
「いやー、まぁおいおい」
田中さんから返してもらったガーネットを手に取る蒼は、先程とは裏腹に安心したような表情をしていた。
「ついでだから、見てってよ。…あ、そういえば一緒に来た人は?」
「あ、婚約者の黒尾鉄朗くんです!」
「わぁ…イケメンだねぇ。蒼の友人の田中です。よろしくお願いします」
「黒尾です。今日は蒼の用事に付き合ってくれてありがとうございます」
「いやいや、僕はよくわかってないから。なんなんだろうね、ほんと」
田中さんは自分の能力に気づいていないのだろう。
俺にもよくわかんねーけど。
「田中さん、私今、懐中時計探してて、ある?」
「スケルトンの、良いヤツあるよ」
「わー!見せて見せて!」
今更思ったことなんだけど、蒼は多趣味だなー。
「かわいいー!これ買う、いくら?」
「3万8000円」
「安ーい!」
金銭感覚も指導の必要が有りそうだな……まぁ俺も時計は趣味で買うけど。
「田中さんありがとー!またねー!」
「二人とも、またいつでもおいでー」
再び電車へ。
「ふぅ……これでこのガーネットちゃんも救われたってことよ...」
マジでヤバいやつだったんだな。蒼のニコニコ顔見て改めて思った。
「蒼、その時計どうするんだ?動いてないだろ?」
「オシャレで使うだけだからいいんだよー」
そういうものなのか。まぁいいか。
「今度、鉄の同僚さんに会いたいな。ていうか、家にある石見せて欲しい」
「それは頼んでみることできるけど……またオーラが〜ってなったら大変なことになるだろ」
渋い顔をする蒼。
「ほんとにヤバいやつあったら、預かって田中さんとこ持ってくよ」
「んー、まぁ確認してみるな」
「ありがとー!」
ーーー翌日。
「蒼、同僚からOKの返事もらった」
「えっ、ほんと?じゃあ、今週の日曜日行こうかな」
「そうだな。伝えとくわ」
いざ、鉄の同僚さんの家ツアー!