Love to you
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「もう!鉄なんてしらない!」
「俺もしらない」
時刻は13:30。事の発端を言うと、蒼がサモエドを飼いたいと言い出した。
あんな大型犬、毎日のブラッシングに運動もしつけもしっかりさせないといけないし、30kgもあれば蒼の力じゃ散歩もままならないだろうと言うと、蒼は「女の人でも飼ってる人いるよ!」と声を荒らげた。
「毎日世話できる自信あるの?俺が出張行って蒼が熱出したら誰が散歩するの?」
そう言うと蒼はだんまりを決め込む。
「それに大型犬を飼うのは大変なことが多いよ。どの動物もそうだけど、温度管理だったり、サモエドは進行性網膜萎縮症っていう病気にもかかりやすい。簡単な事じゃないんだよ」
「わかってるし…もう!鉄なんてしらない!」
そして冒頭に戻る。
蒼は外行く!と言って出ていってしまった。
こんなケンカをしたことは今まであっただろうか。
しかもサモエドごときで…。
ごときって言ったら失礼か。
うーん、それにしてもどうやって蒼の機嫌を戻そうか。オシャレなカフェに行く?花でも渡すか?
「とりあえず、何時に帰ってくるかLINEしよ…」
……蒼からの返事は無い。既読すら付かない。
相当お怒りのようだ。俺なんか間違ったこと言ったか?いや、今回は俺の言うことが正しいだろう。
サモエドねぇ…。ジャスミンの遊び相手になってくれたら願ったり叶ったりなんだけど、相性もあるし…。
俺はサモエドの性格について調べてみた。
性格はおだやかでフレンドリー。逆に番犬には向かない。
「ふっ…犬なのに番犬に向かないって、可愛すぎるだろ」
動画を見ているとだんだんサモエドが愛くるしくなってきた。
「蒼がな…あんなに飼いたがってたら…飼うかなぁ」
ガチャ
1時間ほどして、蒼が帰ってきた。
「鉄、ただいまー!」
「お、おう。おかえり」
何故だか、蒼は上機嫌だ。どこに行っていたんだろう。
「蒼、どこ行ってたんだ?」
「んー、サモエドカフェ!」
「サモエドカフェ??」
「うん!猫カフェみたいなやつの、サモエドバージョン!」
「もしかして、それで満足して帰ってきたわけ?」
「そうなの!飼わなくても、ああやって触れ合えるなら大満足!」
なんじゃそりゃ…。俺が一生懸命蒼の機嫌取りに労力を使っていたというのに…サモエドを飼う手前まで決心してたのに…。
「…まぁ、蒼がそれでいいなら、うん」
「鉄、怒ってごめんね。鉄がちゃんと犬のこと考えて言ってくれてたのに、拗ねちゃって」
「それはいいけど…俺もごめんな」
「鉄は悪くないよ!今回は私が悪かった!軽率だった!」
そう言って蒼はギュッと抱きしめてくる。
「ジャスミンもいるし、鉄もいるし、私は幸せ者だよ」
「ん、大袈裟だねぇ」
「嘘じゃないよ!見て!この嘘偽りのない純真な眼(まなこ)を!」
「ふっ…なにそれ」
クスリと笑うと、蒼が唇を重ねてきた。
「たまにはケンカもいいね!愛の再確認!」
「俺はごめんだけどネ」
そう言って、今度は二人で外に出かけて夕飯の買い物をした。
ガチャガチャコーナーに、サモエドのキーホルダーがあったから、全種類コンプリートした。
「俺もしらない」
時刻は13:30。事の発端を言うと、蒼がサモエドを飼いたいと言い出した。
あんな大型犬、毎日のブラッシングに運動もしつけもしっかりさせないといけないし、30kgもあれば蒼の力じゃ散歩もままならないだろうと言うと、蒼は「女の人でも飼ってる人いるよ!」と声を荒らげた。
「毎日世話できる自信あるの?俺が出張行って蒼が熱出したら誰が散歩するの?」
そう言うと蒼はだんまりを決め込む。
「それに大型犬を飼うのは大変なことが多いよ。どの動物もそうだけど、温度管理だったり、サモエドは進行性網膜萎縮症っていう病気にもかかりやすい。簡単な事じゃないんだよ」
「わかってるし…もう!鉄なんてしらない!」
そして冒頭に戻る。
蒼は外行く!と言って出ていってしまった。
こんなケンカをしたことは今まであっただろうか。
しかもサモエドごときで…。
ごときって言ったら失礼か。
うーん、それにしてもどうやって蒼の機嫌を戻そうか。オシャレなカフェに行く?花でも渡すか?
「とりあえず、何時に帰ってくるかLINEしよ…」
……蒼からの返事は無い。既読すら付かない。
相当お怒りのようだ。俺なんか間違ったこと言ったか?いや、今回は俺の言うことが正しいだろう。
サモエドねぇ…。ジャスミンの遊び相手になってくれたら願ったり叶ったりなんだけど、相性もあるし…。
俺はサモエドの性格について調べてみた。
性格はおだやかでフレンドリー。逆に番犬には向かない。
「ふっ…犬なのに番犬に向かないって、可愛すぎるだろ」
動画を見ているとだんだんサモエドが愛くるしくなってきた。
「蒼がな…あんなに飼いたがってたら…飼うかなぁ」
ガチャ
1時間ほどして、蒼が帰ってきた。
「鉄、ただいまー!」
「お、おう。おかえり」
何故だか、蒼は上機嫌だ。どこに行っていたんだろう。
「蒼、どこ行ってたんだ?」
「んー、サモエドカフェ!」
「サモエドカフェ??」
「うん!猫カフェみたいなやつの、サモエドバージョン!」
「もしかして、それで満足して帰ってきたわけ?」
「そうなの!飼わなくても、ああやって触れ合えるなら大満足!」
なんじゃそりゃ…。俺が一生懸命蒼の機嫌取りに労力を使っていたというのに…サモエドを飼う手前まで決心してたのに…。
「…まぁ、蒼がそれでいいなら、うん」
「鉄、怒ってごめんね。鉄がちゃんと犬のこと考えて言ってくれてたのに、拗ねちゃって」
「それはいいけど…俺もごめんな」
「鉄は悪くないよ!今回は私が悪かった!軽率だった!」
そう言って蒼はギュッと抱きしめてくる。
「ジャスミンもいるし、鉄もいるし、私は幸せ者だよ」
「ん、大袈裟だねぇ」
「嘘じゃないよ!見て!この嘘偽りのない純真な眼(まなこ)を!」
「ふっ…なにそれ」
クスリと笑うと、蒼が唇を重ねてきた。
「たまにはケンカもいいね!愛の再確認!」
「俺はごめんだけどネ」
そう言って、今度は二人で外に出かけて夕飯の買い物をした。
ガチャガチャコーナーに、サモエドのキーホルダーがあったから、全種類コンプリートした。