Love to you
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「蒼、今日時間ある?」
土曜日、リビングにて。蒼を飲みに誘う。
「ヒマだよ〜。なんも予定ないし」
「今日高校の時の友…ライバル?と会うんだけど、蒼も来る?」
「え!会いたい!会いたい!」
蒼は目をキラキラと輝かせながら身を乗り出す。
「じゃ、夕飯予約しとくね」
「わーい!楽しみー!」
てなわけで、午後18時。
「ヘイヘイヘーイ!黒尾ー!」
あまりの圧、あまりの声のデカさにびくっとする蒼。
「ちょっと木兎さん、人混みだからって声大きすぎますよ」
「なんだー!赤葦!これから飲みだってのに大人しいなー!」
「ゴメンね、この人誰にでもこういう人だから。はじめまして。俺は赤葦京治。このうるさい人が木兎光太郎」
「おー!黒尾の婚約者かー!木兎光太郎だ!!」
「…初めまして。一ノ瀬蒼です。よろしくお願いします」
「ほらほら〜、木兎の圧に蒼が引いてるじゃないの」
「ていうか…」
赤葦が周りを見渡して少し引き気味に
「俺たち、身長だけでもう目立ってますね…」
俺や木兎の身長は日本人にしては高い方。
確かに木兎のうるささ抜いてもこれは目立つなぁ…。
「美味い焼肉屋予約したから、行きますか」
「何?!焼肉?!黒尾流石だな〜!」
何が流石なのかはちっともわからないけど、まぁ木兎が食べたいものだったんだろう、そういうことにしとこう。
蒼はちょっと顔を赤くしていた。大衆に晒されて恥ずかしかったかな。
「蒼、緊張してる?」
「うん…だって木兎光太郎って私でもわかるよ…めちゃすごい人じゃん…」
蒼も知ってたのか。確かにテレビにも出るし雑誌にも載るしでなんだかんだスゲー奴と友達になったんだな、俺も。
「鉄が木兎光太郎と友達だったなんて初耳だよ…」
「え、もしかして木兎ファンだった?」
ますます蒼の顔が紅潮していく。
「…うん…最近だけど…」
「なんだー!黒尾嫁は俺のファンなのかー!」
赤葦、マジック貸せ、マジック!と言って、1本マジックを手に取る木兎…(持ってる赤葦も謎だが)
「スマホ借して!」
蒼がスマホを渡すと、木兎はサラサラと何かを書き出した。
「ほい!俺のサイン!」
「私のスマホケース…」
蒼の白いスマホケースに書かれたのは、木兎のサインだった。
「木兎…さすがにこれは…」
「木兎さん、これは謝り「ありがとうございます!!!」」
めっちゃ嬉しいです!家宝にします!と蒼が喜ぶもんだから、木兎も調子に乗る。
「家宝にするかー!それはいいな!黒尾もいる?」
「いらねーよ!」
焼肉屋に着いたからみんなで席につく。
「雰囲気ありますね」
今度打ち合わせで使おう…と赤葦がブツブツ言っている。それに対しておかまいなしに黙らない木兎。
「肉だ肉ー!黒尾の奢りだー!」
「そんなこと一言も言ってないけど??」
「鉄!ごちになります!」
「蒼まで??まぁ、いいけど…」
「ご馳走になります、黒尾さん」
「赤葦も抜け目ねぇなー。ま、歳下に出してもらうわけにもいかねーから」
「黒尾!サーロイン!ハラミ!牛タン!カルビ!」
「焦らなくてもそう簡単になくならないから落ち着きなさいよ」
木兎はいつも元気だなぁ。
「蒼は飲み物何飲む?」
「麦のロック!」
「おっさんかよ…」
「何?!かわいいって?!」
「がはは!黒尾も黒尾の婚約者もおもしれー!」
「コントみたいですね」
「木兎、婚約者だけど、黒尾の婚約者じゃなくて、一ノ瀬蒼」
「おう!蒼!」
「いきなり呼び捨て…一ノ瀬さん、すみません」
「い、いえ!名前で呼んでもらえて嬉しいです…」
「いずれ黒尾になるんだから下の名前の方がいいだろー!」
「確かに一理ありますね…蒼さん」
「はぃいいいい」
蒼は顔が真っ赤になり焼肉どころではなかった。
「蒼、黒尾のどこが好きになったんだ?」
突然のことすぎて、蒼の真っ赤な顔はさらに紅潮し、しどろもどろしていた。
「わ、私の一目惚れです…通学のとき同じ電車でかっこいいなって思ってて…」
「蒼の熱い視線が懐かしいな」
ちょっと!と言って俺の口を塞いでくる蒼。
「ひょんなことから仲良くなって、付き合って、婚約しました」
「へー!俺にもいつかそういうヒトと出会えるといいなぁ」
「ぼっ、木兎さんなら直ぐに見つかると思います!」
「はは、ありがとな、蒼」
料理が届いたので順番に焼いていく。
「…!この牛タン、美味しい!」
蒼が頬張りながら手をブンブン振り回す。
「ほんとうめぇなー!黒尾よくこんな店知ってたな!」
「まぁ仕事柄接待もあるからね…はい、蒼、ハラミ」
「黒尾さんは肉の焼き方もうまいですね」
「ははっ、赤葦も食え、ほら」
赤葦の皿にお肉をたんまり乗せる。
「あー!赤葦ばかりずるいぞ!黒尾!俺にも!」
「はいはい」
おりゃ専属の肉焼く店員か。
「鉄も食べなよ。トング貸して」
俺の婚約者は気遣いも素晴らしい。
「ありがとね、蒼」
「蒼は普段なにしてるんだ?」
木兎が1杯目の飯を食い終わって蒼に聞く。
「医学部にいます。産婦人科に務めるのか夢で…」
「医者かー!すげーな!な!赤葦!」
「そうですね…医学部って大変らしいですし、辞めないのは努力賜物だと思います」
「赤葦さーん…」
じーんと感動する蒼は涙目になっていた。
「蒼!医学界のエースになれよ!」
また木兎が突拍子もなくわけのわからんことを言う…。
「医学界のエース…?」
蒼も食い気味だし。
「俺はバレー界のエースを目指してる!!だから蒼も医学界のエースを目指せ!」
「エース…エースに…!」
蒼が完全に落ちた。
「はい!私は医学界のエースを目指します!」
「おう!それでCMとかでようぜ!」
どういう意味だよ。蒼は…。
「タイアップですね!私、頑張ります!」
なんか通じてるし…。
「蒼さん、無理しなくていいからね」
さすが赤葦は常識人だ。
…意味のわからない会話を繰り広げながらなんとか焼肉を食べ終え、解散することになった。
「ぼっ、木兎さん!今日はありがとうございました!サインも…」
「おう!それ見て元気出せ!俺も楽しかったよ!」
「はい!元気だします!!」
「俺と赤葦はすっかり蚊帳の外だな…」
「赤葦帰るか!じゃあな!黒尾!蒼ー!」
「また飲もうなー」
大きく手を振り別れた。
「蒼、今日来てよかったね」
「うん!色々話せてよかった!楽しかった!」
「デザート買いに、コンビニ寄る?」
「私も言おうと思ってた!さすが鉄!」
木兎と赤葦ーーー
「黒尾の婚約者、可愛かったなー」
「…そうですね。木兎さんが好きそうなタイプでしたね」
「もう少し早く蒼と会ってれば俺の彼女になれたかもしれないのに…!」
「まぁ、今回は黒尾さんの勝ちでしたね」
「くやしー!!間違いが起こって俺のこと好きにならないかなー!」
「諦めましょう」
「赤葦つめてぇな!!」
そんな休日の過ごし方。
土曜日、リビングにて。蒼を飲みに誘う。
「ヒマだよ〜。なんも予定ないし」
「今日高校の時の友…ライバル?と会うんだけど、蒼も来る?」
「え!会いたい!会いたい!」
蒼は目をキラキラと輝かせながら身を乗り出す。
「じゃ、夕飯予約しとくね」
「わーい!楽しみー!」
てなわけで、午後18時。
「ヘイヘイヘーイ!黒尾ー!」
あまりの圧、あまりの声のデカさにびくっとする蒼。
「ちょっと木兎さん、人混みだからって声大きすぎますよ」
「なんだー!赤葦!これから飲みだってのに大人しいなー!」
「ゴメンね、この人誰にでもこういう人だから。はじめまして。俺は赤葦京治。このうるさい人が木兎光太郎」
「おー!黒尾の婚約者かー!木兎光太郎だ!!」
「…初めまして。一ノ瀬蒼です。よろしくお願いします」
「ほらほら〜、木兎の圧に蒼が引いてるじゃないの」
「ていうか…」
赤葦が周りを見渡して少し引き気味に
「俺たち、身長だけでもう目立ってますね…」
俺や木兎の身長は日本人にしては高い方。
確かに木兎のうるささ抜いてもこれは目立つなぁ…。
「美味い焼肉屋予約したから、行きますか」
「何?!焼肉?!黒尾流石だな〜!」
何が流石なのかはちっともわからないけど、まぁ木兎が食べたいものだったんだろう、そういうことにしとこう。
蒼はちょっと顔を赤くしていた。大衆に晒されて恥ずかしかったかな。
「蒼、緊張してる?」
「うん…だって木兎光太郎って私でもわかるよ…めちゃすごい人じゃん…」
蒼も知ってたのか。確かにテレビにも出るし雑誌にも載るしでなんだかんだスゲー奴と友達になったんだな、俺も。
「鉄が木兎光太郎と友達だったなんて初耳だよ…」
「え、もしかして木兎ファンだった?」
ますます蒼の顔が紅潮していく。
「…うん…最近だけど…」
「なんだー!黒尾嫁は俺のファンなのかー!」
赤葦、マジック貸せ、マジック!と言って、1本マジックを手に取る木兎…(持ってる赤葦も謎だが)
「スマホ借して!」
蒼がスマホを渡すと、木兎はサラサラと何かを書き出した。
「ほい!俺のサイン!」
「私のスマホケース…」
蒼の白いスマホケースに書かれたのは、木兎のサインだった。
「木兎…さすがにこれは…」
「木兎さん、これは謝り「ありがとうございます!!!」」
めっちゃ嬉しいです!家宝にします!と蒼が喜ぶもんだから、木兎も調子に乗る。
「家宝にするかー!それはいいな!黒尾もいる?」
「いらねーよ!」
焼肉屋に着いたからみんなで席につく。
「雰囲気ありますね」
今度打ち合わせで使おう…と赤葦がブツブツ言っている。それに対しておかまいなしに黙らない木兎。
「肉だ肉ー!黒尾の奢りだー!」
「そんなこと一言も言ってないけど??」
「鉄!ごちになります!」
「蒼まで??まぁ、いいけど…」
「ご馳走になります、黒尾さん」
「赤葦も抜け目ねぇなー。ま、歳下に出してもらうわけにもいかねーから」
「黒尾!サーロイン!ハラミ!牛タン!カルビ!」
「焦らなくてもそう簡単になくならないから落ち着きなさいよ」
木兎はいつも元気だなぁ。
「蒼は飲み物何飲む?」
「麦のロック!」
「おっさんかよ…」
「何?!かわいいって?!」
「がはは!黒尾も黒尾の婚約者もおもしれー!」
「コントみたいですね」
「木兎、婚約者だけど、黒尾の婚約者じゃなくて、一ノ瀬蒼」
「おう!蒼!」
「いきなり呼び捨て…一ノ瀬さん、すみません」
「い、いえ!名前で呼んでもらえて嬉しいです…」
「いずれ黒尾になるんだから下の名前の方がいいだろー!」
「確かに一理ありますね…蒼さん」
「はぃいいいい」
蒼は顔が真っ赤になり焼肉どころではなかった。
「蒼、黒尾のどこが好きになったんだ?」
突然のことすぎて、蒼の真っ赤な顔はさらに紅潮し、しどろもどろしていた。
「わ、私の一目惚れです…通学のとき同じ電車でかっこいいなって思ってて…」
「蒼の熱い視線が懐かしいな」
ちょっと!と言って俺の口を塞いでくる蒼。
「ひょんなことから仲良くなって、付き合って、婚約しました」
「へー!俺にもいつかそういうヒトと出会えるといいなぁ」
「ぼっ、木兎さんなら直ぐに見つかると思います!」
「はは、ありがとな、蒼」
料理が届いたので順番に焼いていく。
「…!この牛タン、美味しい!」
蒼が頬張りながら手をブンブン振り回す。
「ほんとうめぇなー!黒尾よくこんな店知ってたな!」
「まぁ仕事柄接待もあるからね…はい、蒼、ハラミ」
「黒尾さんは肉の焼き方もうまいですね」
「ははっ、赤葦も食え、ほら」
赤葦の皿にお肉をたんまり乗せる。
「あー!赤葦ばかりずるいぞ!黒尾!俺にも!」
「はいはい」
おりゃ専属の肉焼く店員か。
「鉄も食べなよ。トング貸して」
俺の婚約者は気遣いも素晴らしい。
「ありがとね、蒼」
「蒼は普段なにしてるんだ?」
木兎が1杯目の飯を食い終わって蒼に聞く。
「医学部にいます。産婦人科に務めるのか夢で…」
「医者かー!すげーな!な!赤葦!」
「そうですね…医学部って大変らしいですし、辞めないのは努力賜物だと思います」
「赤葦さーん…」
じーんと感動する蒼は涙目になっていた。
「蒼!医学界のエースになれよ!」
また木兎が突拍子もなくわけのわからんことを言う…。
「医学界のエース…?」
蒼も食い気味だし。
「俺はバレー界のエースを目指してる!!だから蒼も医学界のエースを目指せ!」
「エース…エースに…!」
蒼が完全に落ちた。
「はい!私は医学界のエースを目指します!」
「おう!それでCMとかでようぜ!」
どういう意味だよ。蒼は…。
「タイアップですね!私、頑張ります!」
なんか通じてるし…。
「蒼さん、無理しなくていいからね」
さすが赤葦は常識人だ。
…意味のわからない会話を繰り広げながらなんとか焼肉を食べ終え、解散することになった。
「ぼっ、木兎さん!今日はありがとうございました!サインも…」
「おう!それ見て元気出せ!俺も楽しかったよ!」
「はい!元気だします!!」
「俺と赤葦はすっかり蚊帳の外だな…」
「赤葦帰るか!じゃあな!黒尾!蒼ー!」
「また飲もうなー」
大きく手を振り別れた。
「蒼、今日来てよかったね」
「うん!色々話せてよかった!楽しかった!」
「デザート買いに、コンビニ寄る?」
「私も言おうと思ってた!さすが鉄!」
木兎と赤葦ーーー
「黒尾の婚約者、可愛かったなー」
「…そうですね。木兎さんが好きそうなタイプでしたね」
「もう少し早く蒼と会ってれば俺の彼女になれたかもしれないのに…!」
「まぁ、今回は黒尾さんの勝ちでしたね」
「くやしー!!間違いが起こって俺のこと好きにならないかなー!」
「諦めましょう」
「赤葦つめてぇな!!」
そんな休日の過ごし方。