Love to you
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カフェでご飯を食べたあと、何しようかと思ったら、ネットカフェに行こうと黒尾さんが提案してくれた。
私はネットカフェも初めてだ。
初めてだらけのことを黒尾さんと共有できる。なんだか嬉しい。
ネットカフェに着くと部屋のタイプを選んだり、ドリンクバーで飲み物を選んだり、カラオケみたいな感じなのかな、と思った。
エレベーターで部屋のある階まで行くと、そこには大量のコミックや雑誌が並べられていた。
圧巻だ。ほおけていると、黒尾さんから「こっちだよ」と部屋を案内された。
ガチャ
扉を開けると、そこにはパソコンが一台、床はフラットシートになっていて、2人で入るのにちょうどいいくらいの広さだった。思ったより狭いなと思ったけど...この空間に黒尾さんと2人きりになるの...?心臓がドキドキしてきた。
マンガ本選びに行こうぜ、と黒尾さんが言うのでついて行く。
少女漫画がたくさん...!何読もう。
「黒尾さん、ここの本って何冊か持ち出していいんですか?」
「おう、好きなだけ選べ」
とは言っても、沢山選んでも読み切れないと思ったので5冊ほどに抑えて部屋に戻った。
黒尾さんも戻ってきた。
「黒尾さんは何読むんですか?」
「俺は暗殺教室」
また物騒なタイトル...。
「蒼は少女漫画?」
「はい!読み返します!」
「俺も読み返し。久しぶりにネカフェ来たな」
「私は初めて来ました!」
「へぇ...」
なんでか黒尾さんがニヤニヤしている。ま、読もうぜ、と言ってマンガ本に集中することにした。
......
......
......
5冊読み終えたので、次の巻を取りに行こうとしたら、黒尾さんが全く本を手にしてなくてこっちを見つめていることに気がついた。
「なっ...どうかしましたか?」
「ん?んー、蒼の観察してた」
「私の??あ、顔になにかついてましたか?メイクよれてるとか?」
「目と鼻と口がついてる」
「...!もう!またからかおうとしてる!」
「ヘーゼルの色をしたでっかい目、ちっさい鼻......蒼はエロい唇してんだよなぁ...」
黒尾さんが両手で私の顔に手を添えていく。
目元、鼻、最後は唇。
「はは、また茹でダコみたいに赤くなってら」
「またそうやってもてあそっ......」
瞬間、いとも簡単に唇を奪われた。
「んっ...!」
両の腕で抵抗しようとも、黒尾さんは唇を離してはくれない。どうしよう、呼吸の仕方がわからない。
唇を噛まれたり、歯をなぞったり、舌を絡めればとろけるような感覚に襲われた。体の力がだんだん抜けてくる。
「茹でダコ治まったか?」
「はぁ...はぁ...言われなくても余計赤くなりますよ!」
黒尾さんはにやけてばかりいる。
もしかして、ネットカフェに誘ったのはこれが目的??
「黒尾さん...」
「ん?」
「私、勉強ばかりしてきたから、こういうの初めてなんです」
「マジか。俺が初めてなんだ?」
またニヤニヤしてる...。
「だから、こういうのも心の準備がいるし、いきなりされたらどうしたらいいか分からなくなります」
「どうもしなくていい。俺に身を任せてくれれば俺がリードするよ」
「そんなのずるいです。一緒にいろんなことを共有していきたいのに」
「まぁ焦りはしないさ。ゆっくり段階踏んで行こう。今日はキスまで、続きは今度」
また赤面してしまう。続きはって...。
「今妄想しちゃった?」
「...!黒尾さんのバカ!私、漫画取ってきます!」
「いってらー」
黒尾さんのバカバカバカ!
人の気も知らないで、アレだけで、どれだけびっくりしたことか。
顔も赤いままだし、部屋に戻るのが恥ずかしい。
本をさがしながら、冷静になるためにゆっくり漫画コーナーを巡回した。
ガチャ
漫画を5冊手に持って、黒尾さんの隣に座る。
私、ほんとに黒尾さんと付き合ったんだ...。
本を開きつつ黒尾さんを眺めながら、さっきのこともあってか改めて恋人関係になったことを実感する。
「何?めっちゃ見てくるじゃん」
「目力ある切れ長の目、筋が通った高い鼻、綺麗な桜色の唇」
「ははっ、俺の真似してんの?」
「どういう気分ですか?」
「あざっす!って感じ?」
「もう...黒尾さんばっかり楽しんじゃって。からかいがいがなさすぎます」
「まぁ俺は自負してるし?」
「顔がぶ厚い王様みたい」
「悪口はいけないと思いまーす」
「......黒尾さん、私をおちょくって楽しいですか?」
黒尾さんは目をキラキラさせながらうん!すげー楽しい!と満面の笑みで答えてくれた。
ダメだ、この人に口で勝つことはできない。
こうなったらスルースキルを身につけよう。
そう決心して目線を本に戻す。
「あれー、蒼ちゃん、拗ねちゃったかなー?」
スルースルー。
「蒼ちゃん、怒っちゃったのかなー?」
スルースルースルー!
「蒼」
本を奪われ、黒尾さんは私をぎゅっと抱きしめて再び唇を塞がれた。
「ん...」
離れようとしたけど黒尾さんの腕の中でガッチリホールドされて離れられない。
角度を変えて何度もキスが繰り返される。
さっきとは違う、チュ、チュ、とリップ音が静かな部屋の中に響く。
抵抗をやめると、黒尾さんも解放してくれた。
「蒼、まだ怒ってる?」
「...怒ってません...ていうか、別に怒ってなかったし...」
「なら良かった! 」
「...黒尾さん、手馴れてますね」
「えっ、そう?そんなに遊んでこなかったけどなぁ」
「私は初体験まだだし、キスだってうまくできないし、わからないことだらけなんです」
だから丁寧に扱ってください!と言うと、黒尾さんはニヤニヤしながら楽しみにしててね、俺も楽しみにしてる。と返して私の腕を掴み、再び黒尾さんの胸に体を預けることになった。
「...ドキドキしてる...」
「蒼も相当ドキドキしてんね」
そっか、黒尾さんも緊張してるのか。いや、ほんとにしてるのか?行動と全く伴わない。じゃあなんでドキドキしてるんだろう。
ふと、手元に硬いナニかがあることに気がついた。
なんだろう。もぞもぞしていると、黒尾さんがバッと私から離れた。
硬いものの正体はわからなかったけど、黒尾さんがマンガ読もうぜ、と言ったので私もマンガを手に取った。
デートはまだまだ続く。
私はネットカフェも初めてだ。
初めてだらけのことを黒尾さんと共有できる。なんだか嬉しい。
ネットカフェに着くと部屋のタイプを選んだり、ドリンクバーで飲み物を選んだり、カラオケみたいな感じなのかな、と思った。
エレベーターで部屋のある階まで行くと、そこには大量のコミックや雑誌が並べられていた。
圧巻だ。ほおけていると、黒尾さんから「こっちだよ」と部屋を案内された。
ガチャ
扉を開けると、そこにはパソコンが一台、床はフラットシートになっていて、2人で入るのにちょうどいいくらいの広さだった。思ったより狭いなと思ったけど...この空間に黒尾さんと2人きりになるの...?心臓がドキドキしてきた。
マンガ本選びに行こうぜ、と黒尾さんが言うのでついて行く。
少女漫画がたくさん...!何読もう。
「黒尾さん、ここの本って何冊か持ち出していいんですか?」
「おう、好きなだけ選べ」
とは言っても、沢山選んでも読み切れないと思ったので5冊ほどに抑えて部屋に戻った。
黒尾さんも戻ってきた。
「黒尾さんは何読むんですか?」
「俺は暗殺教室」
また物騒なタイトル...。
「蒼は少女漫画?」
「はい!読み返します!」
「俺も読み返し。久しぶりにネカフェ来たな」
「私は初めて来ました!」
「へぇ...」
なんでか黒尾さんがニヤニヤしている。ま、読もうぜ、と言ってマンガ本に集中することにした。
......
......
......
5冊読み終えたので、次の巻を取りに行こうとしたら、黒尾さんが全く本を手にしてなくてこっちを見つめていることに気がついた。
「なっ...どうかしましたか?」
「ん?んー、蒼の観察してた」
「私の??あ、顔になにかついてましたか?メイクよれてるとか?」
「目と鼻と口がついてる」
「...!もう!またからかおうとしてる!」
「ヘーゼルの色をしたでっかい目、ちっさい鼻......蒼はエロい唇してんだよなぁ...」
黒尾さんが両手で私の顔に手を添えていく。
目元、鼻、最後は唇。
「はは、また茹でダコみたいに赤くなってら」
「またそうやってもてあそっ......」
瞬間、いとも簡単に唇を奪われた。
「んっ...!」
両の腕で抵抗しようとも、黒尾さんは唇を離してはくれない。どうしよう、呼吸の仕方がわからない。
唇を噛まれたり、歯をなぞったり、舌を絡めればとろけるような感覚に襲われた。体の力がだんだん抜けてくる。
「茹でダコ治まったか?」
「はぁ...はぁ...言われなくても余計赤くなりますよ!」
黒尾さんはにやけてばかりいる。
もしかして、ネットカフェに誘ったのはこれが目的??
「黒尾さん...」
「ん?」
「私、勉強ばかりしてきたから、こういうの初めてなんです」
「マジか。俺が初めてなんだ?」
またニヤニヤしてる...。
「だから、こういうのも心の準備がいるし、いきなりされたらどうしたらいいか分からなくなります」
「どうもしなくていい。俺に身を任せてくれれば俺がリードするよ」
「そんなのずるいです。一緒にいろんなことを共有していきたいのに」
「まぁ焦りはしないさ。ゆっくり段階踏んで行こう。今日はキスまで、続きは今度」
また赤面してしまう。続きはって...。
「今妄想しちゃった?」
「...!黒尾さんのバカ!私、漫画取ってきます!」
「いってらー」
黒尾さんのバカバカバカ!
人の気も知らないで、アレだけで、どれだけびっくりしたことか。
顔も赤いままだし、部屋に戻るのが恥ずかしい。
本をさがしながら、冷静になるためにゆっくり漫画コーナーを巡回した。
ガチャ
漫画を5冊手に持って、黒尾さんの隣に座る。
私、ほんとに黒尾さんと付き合ったんだ...。
本を開きつつ黒尾さんを眺めながら、さっきのこともあってか改めて恋人関係になったことを実感する。
「何?めっちゃ見てくるじゃん」
「目力ある切れ長の目、筋が通った高い鼻、綺麗な桜色の唇」
「ははっ、俺の真似してんの?」
「どういう気分ですか?」
「あざっす!って感じ?」
「もう...黒尾さんばっかり楽しんじゃって。からかいがいがなさすぎます」
「まぁ俺は自負してるし?」
「顔がぶ厚い王様みたい」
「悪口はいけないと思いまーす」
「......黒尾さん、私をおちょくって楽しいですか?」
黒尾さんは目をキラキラさせながらうん!すげー楽しい!と満面の笑みで答えてくれた。
ダメだ、この人に口で勝つことはできない。
こうなったらスルースキルを身につけよう。
そう決心して目線を本に戻す。
「あれー、蒼ちゃん、拗ねちゃったかなー?」
スルースルー。
「蒼ちゃん、怒っちゃったのかなー?」
スルースルースルー!
「蒼」
本を奪われ、黒尾さんは私をぎゅっと抱きしめて再び唇を塞がれた。
「ん...」
離れようとしたけど黒尾さんの腕の中でガッチリホールドされて離れられない。
角度を変えて何度もキスが繰り返される。
さっきとは違う、チュ、チュ、とリップ音が静かな部屋の中に響く。
抵抗をやめると、黒尾さんも解放してくれた。
「蒼、まだ怒ってる?」
「...怒ってません...ていうか、別に怒ってなかったし...」
「なら良かった! 」
「...黒尾さん、手馴れてますね」
「えっ、そう?そんなに遊んでこなかったけどなぁ」
「私は初体験まだだし、キスだってうまくできないし、わからないことだらけなんです」
だから丁寧に扱ってください!と言うと、黒尾さんはニヤニヤしながら楽しみにしててね、俺も楽しみにしてる。と返して私の腕を掴み、再び黒尾さんの胸に体を預けることになった。
「...ドキドキしてる...」
「蒼も相当ドキドキしてんね」
そっか、黒尾さんも緊張してるのか。いや、ほんとにしてるのか?行動と全く伴わない。じゃあなんでドキドキしてるんだろう。
ふと、手元に硬いナニかがあることに気がついた。
なんだろう。もぞもぞしていると、黒尾さんがバッと私から離れた。
硬いものの正体はわからなかったけど、黒尾さんがマンガ読もうぜ、と言ったので私もマンガを手に取った。
デートはまだまだ続く。