Love to you
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※主人公は途中から院生設定でしたが、医学部の最短卒業年数を誤っていたため大学生のままです。
日曜日、夕方
「鉄、私院には行かないことにした」
「え?めっちゃギリギリに言うね?」
蒼チャン、悩んでいたのかな。
「大学を6年で卒業して2年研修やるんだ。そのあと3年専攻医。院は研究に力を入れたい人が多いから。私は早く現場につきたいと思い改めた。学校にも申請してある」
「そっか……まぁ俺には医学の世界はわからないから、なんにも言えないけど…がんばりなさいね」
「ありがとう。鉄は仕事は?順調?」
「おー、主任になったよ」
「え!昇進おめでとう!おめでとう会しようよ!」
おめでとう会ってなんだ……お祝いか。言い方がいちいち可愛い。
「お寿司でも頼みますか」
「私握るよ!」
え?家に寿司職人できる人とか普通いる?
「蒼、寿司握れるの?」
「任せんしゃい!」
と、いうわけで早速お買い物。鮪、サーモン、うに、いくら、鯛、いか、タコ、海老、鰤を買った。
「いやー、久々に握るんで、緊張しますな」
引退した寿司職人みたいなこと言ってる……。
「鉄は食物アレルギーとかない?大丈夫?」
「大丈夫だよ」
「じゃあ良かった!腕がなりますなぁ!」
さっきからこのやる気、一体どんな人生送れば寿司握ることになるんだ。
家について、俺は座ってていいから、と言われ、目の前でシャリ作りを始めだした。
「へいらっしゃい!今日のおすすめは全部だよ!」
大将なのね。いや女将か。おすすめ全部なのね。
「…じゃ、全部ください」
言うやいなや、蒼は鯛を切りシャリを片手で掬い両手で二つを握り整えて俺の皿に鯛を二貫、「おまちぃ!」と言って乗せてくれた。
「写真は撮らないでね、あとあんまりネットにも情報載せないで」
コソッと耳打ちする彼女は今、地元の隠れ家的な寿司屋の職人になってるらしい。
「…美味いな」
程よい温度、ネタの大きさ、シャリの酢の濃さ、ベタベタしてなくて、食べやすい。
「次、鰤おまちぃ!」
この調子でサーモン、うに、いくら、いか、タコ、海老、鮪を全て二貫ずつ平らげた。
「じゃ、最後にカリフォルニアロール作りやす!」
カリフォルニアロールってなんだっけ。海苔と米が逆になった巻き寿司だっけ。
「海老、アボカドで巻いていきやす!」
さっきからなんなんだろうその口調は。うちの冷蔵庫にアボカドなんかあったのね。巻きすもあったのね。
慣れた手つきで巻いていく。
「カリフォルニアロール、おまちぃ!」
「いただきます」
美味い。美味いけど……。
「俺は腹いっぱいになったけど、蒼何も食べてなくない?」
「自分、まかないありますんで!」
そう言って丼に酢飯をよそい残ったネタ達を全部乗せていた。
「まかない海鮮丼でぇす!」
「良かった…ていうか蒼チャン、いつまでそのキャラでいるの」
「黒尾様が帰る、つまりシャワーを浴びるまでは開店してますんで!」
「…今からシャワー浴びてくるよ」
「お!もう帰られますか!ありやとございやした!」
とりあえずシャワーを浴びに行った。
……
……
「蒼、あがったよ」
「鉄!おかえりー」
やっといつもの蒼に戻った。
「なんで寿司握れるの?」
「親戚に寿司職人がいて教わったの!」
「そんなバックがいたのね……あのキャラはなんなの?」
「寿司職人のおじさんがああやれって!」
「本気にしちゃダメでしょ…まぁ面白かったからいいけど」
「またお祝いすることがあれば握りやすぜ」
「普通のそのまんまの蒼でお願いします」
「ちぇー」
「そんなことより、今晩いかがですか?お い わ い に」
「……いいでしょう」
「よっしゃ!」
「シャワー浴びて歯磨いてくる」
「いってらっしゃーい」
今夜は手作り寿司に蒼に美味しくいただくことができた。
日曜日、夕方
「鉄、私院には行かないことにした」
「え?めっちゃギリギリに言うね?」
蒼チャン、悩んでいたのかな。
「大学を6年で卒業して2年研修やるんだ。そのあと3年専攻医。院は研究に力を入れたい人が多いから。私は早く現場につきたいと思い改めた。学校にも申請してある」
「そっか……まぁ俺には医学の世界はわからないから、なんにも言えないけど…がんばりなさいね」
「ありがとう。鉄は仕事は?順調?」
「おー、主任になったよ」
「え!昇進おめでとう!おめでとう会しようよ!」
おめでとう会ってなんだ……お祝いか。言い方がいちいち可愛い。
「お寿司でも頼みますか」
「私握るよ!」
え?家に寿司職人できる人とか普通いる?
「蒼、寿司握れるの?」
「任せんしゃい!」
と、いうわけで早速お買い物。鮪、サーモン、うに、いくら、鯛、いか、タコ、海老、鰤を買った。
「いやー、久々に握るんで、緊張しますな」
引退した寿司職人みたいなこと言ってる……。
「鉄は食物アレルギーとかない?大丈夫?」
「大丈夫だよ」
「じゃあ良かった!腕がなりますなぁ!」
さっきからこのやる気、一体どんな人生送れば寿司握ることになるんだ。
家について、俺は座ってていいから、と言われ、目の前でシャリ作りを始めだした。
「へいらっしゃい!今日のおすすめは全部だよ!」
大将なのね。いや女将か。おすすめ全部なのね。
「…じゃ、全部ください」
言うやいなや、蒼は鯛を切りシャリを片手で掬い両手で二つを握り整えて俺の皿に鯛を二貫、「おまちぃ!」と言って乗せてくれた。
「写真は撮らないでね、あとあんまりネットにも情報載せないで」
コソッと耳打ちする彼女は今、地元の隠れ家的な寿司屋の職人になってるらしい。
「…美味いな」
程よい温度、ネタの大きさ、シャリの酢の濃さ、ベタベタしてなくて、食べやすい。
「次、鰤おまちぃ!」
この調子でサーモン、うに、いくら、いか、タコ、海老、鮪を全て二貫ずつ平らげた。
「じゃ、最後にカリフォルニアロール作りやす!」
カリフォルニアロールってなんだっけ。海苔と米が逆になった巻き寿司だっけ。
「海老、アボカドで巻いていきやす!」
さっきからなんなんだろうその口調は。うちの冷蔵庫にアボカドなんかあったのね。巻きすもあったのね。
慣れた手つきで巻いていく。
「カリフォルニアロール、おまちぃ!」
「いただきます」
美味い。美味いけど……。
「俺は腹いっぱいになったけど、蒼何も食べてなくない?」
「自分、まかないありますんで!」
そう言って丼に酢飯をよそい残ったネタ達を全部乗せていた。
「まかない海鮮丼でぇす!」
「良かった…ていうか蒼チャン、いつまでそのキャラでいるの」
「黒尾様が帰る、つまりシャワーを浴びるまでは開店してますんで!」
「…今からシャワー浴びてくるよ」
「お!もう帰られますか!ありやとございやした!」
とりあえずシャワーを浴びに行った。
……
……
「蒼、あがったよ」
「鉄!おかえりー」
やっといつもの蒼に戻った。
「なんで寿司握れるの?」
「親戚に寿司職人がいて教わったの!」
「そんなバックがいたのね……あのキャラはなんなの?」
「寿司職人のおじさんがああやれって!」
「本気にしちゃダメでしょ…まぁ面白かったからいいけど」
「またお祝いすることがあれば握りやすぜ」
「普通のそのまんまの蒼でお願いします」
「ちぇー」
「そんなことより、今晩いかがですか?お い わ い に」
「……いいでしょう」
「よっしゃ!」
「シャワー浴びて歯磨いてくる」
「いってらっしゃーい」
今夜は手作り寿司に蒼に美味しくいただくことができた。