Love to you /黒尾落ち
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「うー……鉄、おはよう……」
「蒼、おはよう。なんか顔赤いぞ?」
蒼の額に手を当てる。熱がありそうだ。
「はい、体温計。あと、ホットミルク作るから待ってなさい」
「うー……寒いー」
ピピピピ
「38.5度か。結構高いな。はい、ホットミルク」
「ありがとう……」
「じゃ、俺仕事に……」
ガシッと蒼に袖を掴まれた。
「行かないで……」
火照った顔、涙目で俺を引き止める。蒼には申し訳ないが、エロすぎる。
「蒼チャン、寝てなさい。仕事昼までにしてもらうから、早く帰ってくるよ」
「本当…?」
見上げる蒼の表情が可愛すぎてこのままベッドインしたい。でも、相手は病人だ。欲を抑えて、抑えて。
「本当だよ。待っててね」
「うん。待ってる」
じゃあ、行ってきますと言って外に出た。
……
……
……
爆速で仕事を切り上げて買い物をして家へ帰った。
14時。
「蒼!」
呼んでもこない。寝ているんだろうか。
ガチャ
何故か蒼が俺の後に外から帰ってきた。
「蒼チャン?!何してたの?!」
「病院行ってた……インフルだって……」
マスクをしているから表情が見えない。でも辛いはずだ。
「蒼、お粥作るから寝てなさい」
「うん……ありがとう……」
蒼が高熱を出すのは初めてじゃないだろうか。
熱を出すとあんなに大人しくなるんだな。
まぁ、辛いなら当たり前か。
「鉄……」
「あれ、まだ寝てなかったの?」
「移すといけないから、今日は別々に寝よう」
「別れたい宣言?!」
「違うよ……なんでそーなるの……」
「冗談だよ。そーね……確かに移ると二人ともリタイアしちゃうことになるからでも俺はやっぱり蒼に腕枕しながら蒼のことを温めるために一緒に寝たいかな」
「今日はというか……本当に移すかもしれないから熱が下がるまでは別々で寝よう」
「寝たら熱下がるよ。大丈夫。だから俺の腕枕ですやすや眠る蒼の顔を見ながら俺も眠りにつきたい」
「そんなに一緒に寝たいんだね……わかったよ。私も一人じゃ心細いし、ほんとは一緒に寝たかった」
なんて!なんて可愛いことを言うのだろう!さすが可愛い選手権殿堂入りしただけはある!超可愛い!
「蒼……あ、お粥できたぞ」
テーブルに座る蒼の席にお粥を置く。
「いただきます」
「鼻詰まってたりするなら味わかんないかもね」
「ううん、美味しいよ。食べやすい」
「そっか。良かった。それ食べたら歯磨きして寝るんだよ。俺もシャワー浴びたら一緒にベッド行くから」
「うん。わかった」
熱のせいか、今日の蒼はやけに素直だ。いつもの5割増しくらい素直。俺の言うことをはいうんわかったとするりするりと言うことを聞いてくれる。
「ごちそうさまでした」
そう言って食器を片そうとするから、俺がやるよと言って歯磨きしにいかせた。
「鉄、何から何までありがとう」
「歯磨き終わった?パートナーなんだから、これくらい当たり前だよ。甘えてちょーだい」
「じゃあ……」
そう言って食器を洗う俺のことを後ろから、両の腕で包み込む。
「しばらくこうしてたい」
「蒼チャン、今日は積極的だね」
「いやだった?」
「とっても嬉しいです」
「なんだろうね、体調崩すと人に甘えたくなる現象」
「崩してなくても甘えていいんだよ」
「じゃあ鉄が会社に行くときと帰ってくるときにキスしたいな」
行ってきますのチュー!おかえりなさいのチュー!理想的な夫婦!いつまでもラブラブ!
「おじさんおばさんになってもそれしよう」
「ふふ……そうだね。お年寄りになっても手を繋いで歩いていきたいなぁ……」
「蒼チャンの願い、叶えてみせます」
「指切りげんまん、嘘ついたら鉄のこと刺すから」
「笑えないよ蒼チャン……」
「はは。冗談だよ。針千本飲ますよ」
「制裁は加えるのね」
「当たり前じゃん。私も約束破ったらそのつもりだよ」
食器を片し終えて蒼を抱っこする。
「蒼は針千本も飲まなくていいよ。俺が変わりに飲むから」
「鉄は私に甘すぎ。たまには厳しいこと言わないとホントに甘えん坊になっちゃうよ」
「おー、なってもらおうじゃないの。大歓迎だよ。つーか嬉しい」
ベッドに蒼を寝かせて、シャワーを浴びに行った。
なんつーか……今日の蒼がめちゃくちゃエロい顔してるからめちゃくちゃしたい。でも相手は病人だ。体力もないだろう。でも今日の蒼ならいいよって言ってくれそうな気もする。ただの勘だけど。どうしよう。
いや、抑えろ、俺。蒼は今しんどいんだ。頑張って耐えろ、俺!
「シャワー終えましたー」
蒼はスマホをいじっていた。
俺が戻ったとわかるとサイドテーブルにスマホを置き、
寝ている体勢から座り、両手をひろげてくれる。
俺は飛びつくように蒼に抱きつき、蒼はマスクをしていたからおでこにキスをした。
「私も」
と言って、マスク越しに俺のおでこにキスをする蒼。可愛い。
「蒼チャンが寝るまで、腕枕をします」
「はい」
「蒼チャン、どうぞ」
腕枕ウェルカムの体勢になり、蒼は俺の腕にすっぽり収まって目を閉じた。
我慢だ、我慢だ俺……負けるな俺……。
数分すると、蒼はスヤスヤと眠ってしまった。
1時間ほどしてゆっくりと腕を外し、蒼が夜起きた時のために雑炊を作ることにした。
ネットにはレシピがごろごろあるから助かる。
俺はレシピを見ながらくどくないカルボナーラ風雑炊を作った。ちょっと食べてみたけど、普通に美味かった。
さて、俺一人の時間だ。いつもは蒼がいたからいろんなことを二人で共有できていたけど一人となると何をしたらいいか分からない。ジャスミンとじゃれながら何をしようか考えていた。
悶々。
ダメだ、煩悩が俺を邪魔する。
走りに行こう。
ウェアに着替えて、外に出た。
……
……
……
2時間ほど走って、家に戻ると蒼が涙をボロボロ流しながら立ち尽くしていた。
「蒼、どうしたの?」
「鉄が…鉄が居なくなったから家を出て行ったのかと思った……」
今日の蒼はやっぱりちょっと違う。熱のせいだろうか。
「蒼、ごめんね。走りに行ってたんだ。俺はここを出て行かないよ」
「うぅー……」
俺に抱きつく蒼。
「ごめんね、連絡入れてたらよかったね」
「帰ってきてくれて良かったぁ……」
蒼は本当は寂しがり屋なんだろう。それを表にださず、気を使って俺と接していたんだろう。なんだか、新たな蒼の一面を知れて少し嬉しくなった。
「カルボナーラ風雑炊ってのをつくったんだけどさ、蒼食べる?」
「食べる…」
お椀によそってテーブルに置く。
「俺も食べよっと」
「いただきます…」
「いただきまーす。……蒼、どう?」
「すごい美味しい……優しめのカルボナーラの味がする…」
「そか。良かった。食べ終わったら今度こそ一緒に寝ような。俺どこにも行かないよ」
「ありがとう」
少し早めの夕飯を食べ終わって、一緒にベッドに入る。蒼はまだ眠くないと言うので、元気になったらどこか近場に旅行しようという話をして、2時間もその話で盛り上がって、蒼も少し元気を取り戻したみたいで、辛そうにすることなく眠りについた。
蒼、普段無理して明るく振舞ってるなら俺の前では素でいて欲しい。今日みたいにたくさん甘えて欲しい。
俺もそれに応えるから、ずっと一緒にいるために、感情を隠さないで欲しい。
ーーー二日後。
俺が高熱をだして蒼が看病することになった。
まぁ、無理矢理一緒に寝たいと言った俺が悪いんだけど。看病されるのも悪くない。たくさん甘えよーっと。
「蒼、おはよう。なんか顔赤いぞ?」
蒼の額に手を当てる。熱がありそうだ。
「はい、体温計。あと、ホットミルク作るから待ってなさい」
「うー……寒いー」
ピピピピ
「38.5度か。結構高いな。はい、ホットミルク」
「ありがとう……」
「じゃ、俺仕事に……」
ガシッと蒼に袖を掴まれた。
「行かないで……」
火照った顔、涙目で俺を引き止める。蒼には申し訳ないが、エロすぎる。
「蒼チャン、寝てなさい。仕事昼までにしてもらうから、早く帰ってくるよ」
「本当…?」
見上げる蒼の表情が可愛すぎてこのままベッドインしたい。でも、相手は病人だ。欲を抑えて、抑えて。
「本当だよ。待っててね」
「うん。待ってる」
じゃあ、行ってきますと言って外に出た。
……
……
……
爆速で仕事を切り上げて買い物をして家へ帰った。
14時。
「蒼!」
呼んでもこない。寝ているんだろうか。
ガチャ
何故か蒼が俺の後に外から帰ってきた。
「蒼チャン?!何してたの?!」
「病院行ってた……インフルだって……」
マスクをしているから表情が見えない。でも辛いはずだ。
「蒼、お粥作るから寝てなさい」
「うん……ありがとう……」
蒼が高熱を出すのは初めてじゃないだろうか。
熱を出すとあんなに大人しくなるんだな。
まぁ、辛いなら当たり前か。
「鉄……」
「あれ、まだ寝てなかったの?」
「移すといけないから、今日は別々に寝よう」
「別れたい宣言?!」
「違うよ……なんでそーなるの……」
「冗談だよ。そーね……確かに移ると二人ともリタイアしちゃうことになるからでも俺はやっぱり蒼に腕枕しながら蒼のことを温めるために一緒に寝たいかな」
「今日はというか……本当に移すかもしれないから熱が下がるまでは別々で寝よう」
「寝たら熱下がるよ。大丈夫。だから俺の腕枕ですやすや眠る蒼の顔を見ながら俺も眠りにつきたい」
「そんなに一緒に寝たいんだね……わかったよ。私も一人じゃ心細いし、ほんとは一緒に寝たかった」
なんて!なんて可愛いことを言うのだろう!さすが可愛い選手権殿堂入りしただけはある!超可愛い!
「蒼……あ、お粥できたぞ」
テーブルに座る蒼の席にお粥を置く。
「いただきます」
「鼻詰まってたりするなら味わかんないかもね」
「ううん、美味しいよ。食べやすい」
「そっか。良かった。それ食べたら歯磨きして寝るんだよ。俺もシャワー浴びたら一緒にベッド行くから」
「うん。わかった」
熱のせいか、今日の蒼はやけに素直だ。いつもの5割増しくらい素直。俺の言うことをはいうんわかったとするりするりと言うことを聞いてくれる。
「ごちそうさまでした」
そう言って食器を片そうとするから、俺がやるよと言って歯磨きしにいかせた。
「鉄、何から何までありがとう」
「歯磨き終わった?パートナーなんだから、これくらい当たり前だよ。甘えてちょーだい」
「じゃあ……」
そう言って食器を洗う俺のことを後ろから、両の腕で包み込む。
「しばらくこうしてたい」
「蒼チャン、今日は積極的だね」
「いやだった?」
「とっても嬉しいです」
「なんだろうね、体調崩すと人に甘えたくなる現象」
「崩してなくても甘えていいんだよ」
「じゃあ鉄が会社に行くときと帰ってくるときにキスしたいな」
行ってきますのチュー!おかえりなさいのチュー!理想的な夫婦!いつまでもラブラブ!
「おじさんおばさんになってもそれしよう」
「ふふ……そうだね。お年寄りになっても手を繋いで歩いていきたいなぁ……」
「蒼チャンの願い、叶えてみせます」
「指切りげんまん、嘘ついたら鉄のこと刺すから」
「笑えないよ蒼チャン……」
「はは。冗談だよ。針千本飲ますよ」
「制裁は加えるのね」
「当たり前じゃん。私も約束破ったらそのつもりだよ」
食器を片し終えて蒼を抱っこする。
「蒼は針千本も飲まなくていいよ。俺が変わりに飲むから」
「鉄は私に甘すぎ。たまには厳しいこと言わないとホントに甘えん坊になっちゃうよ」
「おー、なってもらおうじゃないの。大歓迎だよ。つーか嬉しい」
ベッドに蒼を寝かせて、シャワーを浴びに行った。
なんつーか……今日の蒼がめちゃくちゃエロい顔してるからめちゃくちゃしたい。でも相手は病人だ。体力もないだろう。でも今日の蒼ならいいよって言ってくれそうな気もする。ただの勘だけど。どうしよう。
いや、抑えろ、俺。蒼は今しんどいんだ。頑張って耐えろ、俺!
「シャワー終えましたー」
蒼はスマホをいじっていた。
俺が戻ったとわかるとサイドテーブルにスマホを置き、
寝ている体勢から座り、両手をひろげてくれる。
俺は飛びつくように蒼に抱きつき、蒼はマスクをしていたからおでこにキスをした。
「私も」
と言って、マスク越しに俺のおでこにキスをする蒼。可愛い。
「蒼チャンが寝るまで、腕枕をします」
「はい」
「蒼チャン、どうぞ」
腕枕ウェルカムの体勢になり、蒼は俺の腕にすっぽり収まって目を閉じた。
我慢だ、我慢だ俺……負けるな俺……。
数分すると、蒼はスヤスヤと眠ってしまった。
1時間ほどしてゆっくりと腕を外し、蒼が夜起きた時のために雑炊を作ることにした。
ネットにはレシピがごろごろあるから助かる。
俺はレシピを見ながらくどくないカルボナーラ風雑炊を作った。ちょっと食べてみたけど、普通に美味かった。
さて、俺一人の時間だ。いつもは蒼がいたからいろんなことを二人で共有できていたけど一人となると何をしたらいいか分からない。ジャスミンとじゃれながら何をしようか考えていた。
悶々。
ダメだ、煩悩が俺を邪魔する。
走りに行こう。
ウェアに着替えて、外に出た。
……
……
……
2時間ほど走って、家に戻ると蒼が涙をボロボロ流しながら立ち尽くしていた。
「蒼、どうしたの?」
「鉄が…鉄が居なくなったから家を出て行ったのかと思った……」
今日の蒼はやっぱりちょっと違う。熱のせいだろうか。
「蒼、ごめんね。走りに行ってたんだ。俺はここを出て行かないよ」
「うぅー……」
俺に抱きつく蒼。
「ごめんね、連絡入れてたらよかったね」
「帰ってきてくれて良かったぁ……」
蒼は本当は寂しがり屋なんだろう。それを表にださず、気を使って俺と接していたんだろう。なんだか、新たな蒼の一面を知れて少し嬉しくなった。
「カルボナーラ風雑炊ってのをつくったんだけどさ、蒼食べる?」
「食べる…」
お椀によそってテーブルに置く。
「俺も食べよっと」
「いただきます…」
「いただきまーす。……蒼、どう?」
「すごい美味しい……優しめのカルボナーラの味がする…」
「そか。良かった。食べ終わったら今度こそ一緒に寝ような。俺どこにも行かないよ」
「ありがとう」
少し早めの夕飯を食べ終わって、一緒にベッドに入る。蒼はまだ眠くないと言うので、元気になったらどこか近場に旅行しようという話をして、2時間もその話で盛り上がって、蒼も少し元気を取り戻したみたいで、辛そうにすることなく眠りについた。
蒼、普段無理して明るく振舞ってるなら俺の前では素でいて欲しい。今日みたいにたくさん甘えて欲しい。
俺もそれに応えるから、ずっと一緒にいるために、感情を隠さないで欲しい。
ーーー二日後。
俺が高熱をだして蒼が看病することになった。
まぁ、無理矢理一緒に寝たいと言った俺が悪いんだけど。看病されるのも悪くない。たくさん甘えよーっと。