Love to you /黒尾落ち
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2日目。朝食を宿で済ませ、車で街まで下る。
「お城が見えてきたー!」
近くの駐車場へ車を停め、お城へ向かうのだが何故か蒼はダッシュして俺を置いて行った。
「鉄!早く早く!」
「蒼チャン、さては城好き?」
「うん!日本三大城の中でも熊本城は黒を基調としていてめちゃくちゃカッコイイ!北ルートから回るよ!」
宇土櫓→天守閣→天守閣前広場→本丸御殿闇り通路
「次は南ルート!」
東竹の丸→二様の石垣→数奇屋丸二階御広間
「まだ地震で修復できてないところもあるからこれくらいかな」
「充分歩いたね…城の構造ってすごいのな」
「当たり前だけど、天守閣がやっぱり圧があるね。ずしりとした佇まい」
「そろそろ腹減ったな…」
「お昼にしよっか!下通りアーケードに行こう!」
車で10分ほど。城と街が一体化してるみたいだ。
「ここが下通りか~!調べてはいたけど、人多いなぁ」
アーケードには飲食店、衣服店、パチンコ屋、デパートなど色んな店がひしめいていた。
「お昼に行きたい店は、しお!」
「しお?」
「しおってお店!」
ナビの通りに歩く蒼について行くと、どうやら目的地に到着したようだった。
「ここは天ぷらもお刺身も美味しいんだ!」
「Googleレビューで確認済なのね…用意周到だね」
お店に入ると、落ち着いた雰囲気の店で座敷席に案内された。
「私天麩羅定食にする!鉄は?」
「俺は刺身定食かな~」
注文を済ませ、次に行くところの話し合いをする。
「長崎〇郎喫茶室ってカフェに行きたいの!雰囲気がいいらしい!」
「じゃ、そこでデザートでもいただきますか」
「そうしよう!楽しみー!」
ご飯が届いて、ペロリと完食する。
「天麩羅パリッサクッで美味しかったー!」
「刺身も臭みがなくて美味かったよ」
「穴場って感じがいいよね」
確かに道路に面したところにある店と違って、少し奥まったところにある。それでも人気なのはやはり食材が新鮮で調理も丁寧だからだろう。値段もかなり安い。味もコスパも最強だ。
食事を終え、車に乗って10分ほどで喫茶店に着いた。
なるほど納得だ。外観も内観も昔ながらのレトロな雰囲気に、窓際に座ればこれまたレトロな市電が望める。カフェ好きにはたまらないだろう。
「ここはプリンが美味しいらしいの!一緒に食べよ!」
プリンとコーヒーを二つずつ注文して、待っている間蒼は窓から見える市電の写真をパシャパシャ撮っていた。
「蒼、リサーチ力がすごいな。こんなところ観光スポットってわけでもないのに…地元の人が好きな場所って感じじゃん」
「探すのは難しくないよ!まさに地元の人のレビュー見たりして決めてるね!ここ、1階は本屋さんになってるんだよ!」
「1階で本を買って、2階でゆったり本を読みながら過ごすって感じか…」
「素敵だよね!マーケティング上手い!」
「何目線よ」
「こうやって旅行できる機会って減っちゃうからさ。いろんなこと見て、知っていきたいじゃん」
「なるほどね…」
確かに蒼は研修が始まればこんなにゆったり旅行にいく時間もなかなか作れないだろう。俺も俺で満喫しよ。蒼と二人で旅行いけるの、次いつになるかわからないし。
「おまたせしました」
プリンとコーヒーが届いた。蒼は食べ物を見る度に目を輝かせている。キラッキラだ。
「いただきまーす!」
「いただきます」
どちらかといえば固めのほろにがプリン。くどくなくて食べやすい。コーヒーともよく合う。
「美味いな」
「美味しいよねぇ!コーヒーも、苦味も酸味も程よくて美味しい!」
「来てよかったな。満足出来た」
1時間ほど蒼と話して、喫茶店を後にした。
「さて、夕飯の焼き鳥屋もここから近いんだけど、まだまだ時間があるからドライブしよう。ナビ無しドライブ!」
また突発的なことを…。
「運転するの俺だけど」
「鉄の好きなように行ったり来たりしたらいいよ!」
そんなこと言われても…やるしかないじゃないか。
適当に道を走らせていると、熊本駅に着いた。
「アミュプラザがあるね!お買い物しよっか!」
プラザで服やらお土産やらを買っていたら、結構な荷物になったので郵便局へ行って自宅に送ることにした。
「蒼、明日はどこに行くんだ?」
「明日は更に南の天草に行くよ!海鮮が美味しいお店があるの!」
「蒼…食べ物のことばっかりだな…食いしん坊か?」
冗談で言ってみたら、顔を赤くして「グルメだなって言ってよ!」とはたかれた。言い方が大事なのね。
結構時間が経ったので、蒼のナビで行きたがっていた焼き鳥屋についた。
「ここの焼き鳥、おいしいんだって!」
「グルメだね」
キッと睨まれた。かわいいから全然怖くないけど。
「二名で予約してた一ノ瀬です」
「ご予約のお客様でぇす!いらっしゃいませー!」
「いらっしゃいませー!」
元気のいい店員だな。店内はテーブル席1、あとはカウンターだけだ。俺と蒼はカウンターに案内された。
「えっと、とりあえず生二つ!でいいよね?」
「うん。それでいいよ」
蒼がビールを注文し、メニューを見せてくれた。
品数はそんなにたくさんあるわけじゃなさそうだ。
「俺つくね食べたいな」
「私も!これさ、端から端まで頼んでみない?」
俺の未来の奥さんはたまにとんでもないことを言う。でも面白そうだから俺もノッちゃう。
「一個ずつ頼んでシェアしよっか」
「うん!そうしよ!」
と、言うわけで、全品頼んでみた。店員さんは苦笑していた。すみませんね、うちの子の好奇心が。
しばらく待っていると、ももやねぎま、皮が来た。
「うーん!身が大きくてプリプリで美味しー!」
「美味いな。基本塩でくんだね」
「確かに!タレor塩がメニューにない!」
さらにしばらくすると、食べたかったつくねが来た。他の串たちも。
「つくね、軟骨が混ざっててコリコリで美味しい!」
「つくねはタレなんだな。美味い。卵黄とよく合うな」
おにぎりや雑炊など、ご飯物も来た。
「美味しー!お米が美味しい!」
「端から端まで頼んで正解だったな。楽しいよな」
「楽しい!来てよかった!」
夕飯を済ませ、車で宿に戻った。
温泉を楽しみ、二人の夜の時間を楽しみ、今日も今日とて爆睡した。
明日は天草だ。
「お城が見えてきたー!」
近くの駐車場へ車を停め、お城へ向かうのだが何故か蒼はダッシュして俺を置いて行った。
「鉄!早く早く!」
「蒼チャン、さては城好き?」
「うん!日本三大城の中でも熊本城は黒を基調としていてめちゃくちゃカッコイイ!北ルートから回るよ!」
宇土櫓→天守閣→天守閣前広場→本丸御殿闇り通路
「次は南ルート!」
東竹の丸→二様の石垣→数奇屋丸二階御広間
「まだ地震で修復できてないところもあるからこれくらいかな」
「充分歩いたね…城の構造ってすごいのな」
「当たり前だけど、天守閣がやっぱり圧があるね。ずしりとした佇まい」
「そろそろ腹減ったな…」
「お昼にしよっか!下通りアーケードに行こう!」
車で10分ほど。城と街が一体化してるみたいだ。
「ここが下通りか~!調べてはいたけど、人多いなぁ」
アーケードには飲食店、衣服店、パチンコ屋、デパートなど色んな店がひしめいていた。
「お昼に行きたい店は、しお!」
「しお?」
「しおってお店!」
ナビの通りに歩く蒼について行くと、どうやら目的地に到着したようだった。
「ここは天ぷらもお刺身も美味しいんだ!」
「Googleレビューで確認済なのね…用意周到だね」
お店に入ると、落ち着いた雰囲気の店で座敷席に案内された。
「私天麩羅定食にする!鉄は?」
「俺は刺身定食かな~」
注文を済ませ、次に行くところの話し合いをする。
「長崎〇郎喫茶室ってカフェに行きたいの!雰囲気がいいらしい!」
「じゃ、そこでデザートでもいただきますか」
「そうしよう!楽しみー!」
ご飯が届いて、ペロリと完食する。
「天麩羅パリッサクッで美味しかったー!」
「刺身も臭みがなくて美味かったよ」
「穴場って感じがいいよね」
確かに道路に面したところにある店と違って、少し奥まったところにある。それでも人気なのはやはり食材が新鮮で調理も丁寧だからだろう。値段もかなり安い。味もコスパも最強だ。
食事を終え、車に乗って10分ほどで喫茶店に着いた。
なるほど納得だ。外観も内観も昔ながらのレトロな雰囲気に、窓際に座ればこれまたレトロな市電が望める。カフェ好きにはたまらないだろう。
「ここはプリンが美味しいらしいの!一緒に食べよ!」
プリンとコーヒーを二つずつ注文して、待っている間蒼は窓から見える市電の写真をパシャパシャ撮っていた。
「蒼、リサーチ力がすごいな。こんなところ観光スポットってわけでもないのに…地元の人が好きな場所って感じじゃん」
「探すのは難しくないよ!まさに地元の人のレビュー見たりして決めてるね!ここ、1階は本屋さんになってるんだよ!」
「1階で本を買って、2階でゆったり本を読みながら過ごすって感じか…」
「素敵だよね!マーケティング上手い!」
「何目線よ」
「こうやって旅行できる機会って減っちゃうからさ。いろんなこと見て、知っていきたいじゃん」
「なるほどね…」
確かに蒼は研修が始まればこんなにゆったり旅行にいく時間もなかなか作れないだろう。俺も俺で満喫しよ。蒼と二人で旅行いけるの、次いつになるかわからないし。
「おまたせしました」
プリンとコーヒーが届いた。蒼は食べ物を見る度に目を輝かせている。キラッキラだ。
「いただきまーす!」
「いただきます」
どちらかといえば固めのほろにがプリン。くどくなくて食べやすい。コーヒーともよく合う。
「美味いな」
「美味しいよねぇ!コーヒーも、苦味も酸味も程よくて美味しい!」
「来てよかったな。満足出来た」
1時間ほど蒼と話して、喫茶店を後にした。
「さて、夕飯の焼き鳥屋もここから近いんだけど、まだまだ時間があるからドライブしよう。ナビ無しドライブ!」
また突発的なことを…。
「運転するの俺だけど」
「鉄の好きなように行ったり来たりしたらいいよ!」
そんなこと言われても…やるしかないじゃないか。
適当に道を走らせていると、熊本駅に着いた。
「アミュプラザがあるね!お買い物しよっか!」
プラザで服やらお土産やらを買っていたら、結構な荷物になったので郵便局へ行って自宅に送ることにした。
「蒼、明日はどこに行くんだ?」
「明日は更に南の天草に行くよ!海鮮が美味しいお店があるの!」
「蒼…食べ物のことばっかりだな…食いしん坊か?」
冗談で言ってみたら、顔を赤くして「グルメだなって言ってよ!」とはたかれた。言い方が大事なのね。
結構時間が経ったので、蒼のナビで行きたがっていた焼き鳥屋についた。
「ここの焼き鳥、おいしいんだって!」
「グルメだね」
キッと睨まれた。かわいいから全然怖くないけど。
「二名で予約してた一ノ瀬です」
「ご予約のお客様でぇす!いらっしゃいませー!」
「いらっしゃいませー!」
元気のいい店員だな。店内はテーブル席1、あとはカウンターだけだ。俺と蒼はカウンターに案内された。
「えっと、とりあえず生二つ!でいいよね?」
「うん。それでいいよ」
蒼がビールを注文し、メニューを見せてくれた。
品数はそんなにたくさんあるわけじゃなさそうだ。
「俺つくね食べたいな」
「私も!これさ、端から端まで頼んでみない?」
俺の未来の奥さんはたまにとんでもないことを言う。でも面白そうだから俺もノッちゃう。
「一個ずつ頼んでシェアしよっか」
「うん!そうしよ!」
と、言うわけで、全品頼んでみた。店員さんは苦笑していた。すみませんね、うちの子の好奇心が。
しばらく待っていると、ももやねぎま、皮が来た。
「うーん!身が大きくてプリプリで美味しー!」
「美味いな。基本塩でくんだね」
「確かに!タレor塩がメニューにない!」
さらにしばらくすると、食べたかったつくねが来た。他の串たちも。
「つくね、軟骨が混ざっててコリコリで美味しい!」
「つくねはタレなんだな。美味い。卵黄とよく合うな」
おにぎりや雑炊など、ご飯物も来た。
「美味しー!お米が美味しい!」
「端から端まで頼んで正解だったな。楽しいよな」
「楽しい!来てよかった!」
夕飯を済ませ、車で宿に戻った。
温泉を楽しみ、二人の夜の時間を楽しみ、今日も今日とて爆睡した。
明日は天草だ。