Love to you /黒尾落ち
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季節は冬になった。
一緒に鍋をつつきながら、蒼が突拍子もないことを聞いてきた。
「鉄の大学時代ってさー、どんなのだったの?」
「んー、バレーやってたな」
「そうじゃなくて、なんかこうキャンパスライフみたいな」
キャンパスライフと言われても、勉強して、レポート書いて、バレークラブでひと汗かいての繰り返しだった。
何も特別なことは無かった。
「恋とかしなかったの?」
またこの子は地雷を自ら踏みに行くようなこと言って…。
「ないと言ったら嘘だけど、大したことはなかったよ」
「なんで別れたの?そういうの聞きたい」
食い気味に聞いてくる蒼。話して拗ねたりしないのだろうか。
「俺が大学終わりにバレーばっかりしてたからだよ」
「仕事と私どっちが大事なの?みたいなやつか」
「まぁ、そんな感じ」
ふーんと蒼は、聞いといてつまらなさそうな相槌を打った。
「もっと大恋愛があるかと思ってた」
何を期待してたんだか…。でも、そうだ。
「今が俺にとって大恋愛だけど?」
蒼はボッと顔が赤くなり、「鍋だから暑いな〜」と言い訳しながらあたふたしだした。
「蒼は無かったの?大恋愛」
「ないよー、ゼンゼンナイヨー」
今度は空気が抜けたみたいにしょんぼりしている。
「クッ、ははっ」
「何笑ってんのさー」
「いや、蒼らしいっちゃらしいなと思っただけ」
「ふーん、どうせ私は恋愛初心者ですよー」
「たまに告白されるとは聞いてたけど、どんな奴がタイプなの?」
「えっとー、銀髪でー、碧眼でー、色白でー、背が高くてー、一生懸命でー、バレーやっててモデルになった人」
「まんまリエーフじゃねぇか」
「そう、リエーフくん。華があるよね」
「俺は真逆だけど、そのへんどういうことですかね」
「鉄はもう見た目がパーフェクトだった!もちろん内面も好きだし、王子様って感じ!寝ぐせすごいけど」
「最後のはいらないでしょ」
「全部がキュンキュンだったの!」
そう言われて、悪い気はしないわけで。
「俺も蒼の見た目も中身も好きだよ」
なんて言ったら、また顔を赤くして。
「蒼は顔にでやすいなぁ。まぁ、いや、そういうとこも可愛いけどさ」
「なんか主導権を奪われた気分!」
ずっと主導権は自分にあると思ってたのか?
「まぁ、そうプンプンしないで。褒めてんだからさ」
「からかわれた気分だよ!」
「蒼、ほんとにそう思ってんの?」
急に真面目モードになってみると、蒼はみるみる小さくなって「思ってません…嬉しいです…」と小声で返し、ガクーと落ちこんでいた。
「蒼は見た目分かりやすいけどさ、ちょっと頑固なところあるよな」
「う…おっしゃる通り…」
ごめんなさい、と言われたので別に怒ってるわけではないと返事をした。
「俺はさ、そういう蒼の事も好きだけど、やっぱ笑って楽しそうにしてるのが一番好きなんだよ。だから、ムキにならないで素直でいて欲しい」
「うん…わかった。気をつける」
「鍋食おうぜ。まだいっぱい残ってる」
「そだね。お腹いっぱい食べよう」
ところで鉄は元カノ何人なの?
と爆弾投下してくるので、
軽くあしらって食事を進める、そんな夜。
一緒に鍋をつつきながら、蒼が突拍子もないことを聞いてきた。
「鉄の大学時代ってさー、どんなのだったの?」
「んー、バレーやってたな」
「そうじゃなくて、なんかこうキャンパスライフみたいな」
キャンパスライフと言われても、勉強して、レポート書いて、バレークラブでひと汗かいての繰り返しだった。
何も特別なことは無かった。
「恋とかしなかったの?」
またこの子は地雷を自ら踏みに行くようなこと言って…。
「ないと言ったら嘘だけど、大したことはなかったよ」
「なんで別れたの?そういうの聞きたい」
食い気味に聞いてくる蒼。話して拗ねたりしないのだろうか。
「俺が大学終わりにバレーばっかりしてたからだよ」
「仕事と私どっちが大事なの?みたいなやつか」
「まぁ、そんな感じ」
ふーんと蒼は、聞いといてつまらなさそうな相槌を打った。
「もっと大恋愛があるかと思ってた」
何を期待してたんだか…。でも、そうだ。
「今が俺にとって大恋愛だけど?」
蒼はボッと顔が赤くなり、「鍋だから暑いな〜」と言い訳しながらあたふたしだした。
「蒼は無かったの?大恋愛」
「ないよー、ゼンゼンナイヨー」
今度は空気が抜けたみたいにしょんぼりしている。
「クッ、ははっ」
「何笑ってんのさー」
「いや、蒼らしいっちゃらしいなと思っただけ」
「ふーん、どうせ私は恋愛初心者ですよー」
「たまに告白されるとは聞いてたけど、どんな奴がタイプなの?」
「えっとー、銀髪でー、碧眼でー、色白でー、背が高くてー、一生懸命でー、バレーやっててモデルになった人」
「まんまリエーフじゃねぇか」
「そう、リエーフくん。華があるよね」
「俺は真逆だけど、そのへんどういうことですかね」
「鉄はもう見た目がパーフェクトだった!もちろん内面も好きだし、王子様って感じ!寝ぐせすごいけど」
「最後のはいらないでしょ」
「全部がキュンキュンだったの!」
そう言われて、悪い気はしないわけで。
「俺も蒼の見た目も中身も好きだよ」
なんて言ったら、また顔を赤くして。
「蒼は顔にでやすいなぁ。まぁ、いや、そういうとこも可愛いけどさ」
「なんか主導権を奪われた気分!」
ずっと主導権は自分にあると思ってたのか?
「まぁ、そうプンプンしないで。褒めてんだからさ」
「からかわれた気分だよ!」
「蒼、ほんとにそう思ってんの?」
急に真面目モードになってみると、蒼はみるみる小さくなって「思ってません…嬉しいです…」と小声で返し、ガクーと落ちこんでいた。
「蒼は見た目分かりやすいけどさ、ちょっと頑固なところあるよな」
「う…おっしゃる通り…」
ごめんなさい、と言われたので別に怒ってるわけではないと返事をした。
「俺はさ、そういう蒼の事も好きだけど、やっぱ笑って楽しそうにしてるのが一番好きなんだよ。だから、ムキにならないで素直でいて欲しい」
「うん…わかった。気をつける」
「鍋食おうぜ。まだいっぱい残ってる」
「そだね。お腹いっぱい食べよう」
ところで鉄は元カノ何人なの?
と爆弾投下してくるので、
軽くあしらって食事を進める、そんな夜。