Love to you
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今日も蒼が来るのを待っている。くせっ毛とかいわれるから、ワックスで髪をセット。
タッタッタッと蒼が階段を降りてくるのが見えた。
「黒尾さん!おはようございます!」
「よっすー。なんか今日キラキラしてるね」
「ヘアメイクを頑張りました!」
「たしかに、ここの部分とか花みてー」
「そうです!お花です!よくわかりましたね!」
蒼が嬉しそうにしている。
「黒尾さんも、髪セットしたんですか?」
「おー、くせっ毛とか言われるし」
「すすす、すみません...」
「別に怒ってないよ。今日も可愛いな、蒼は」
おちょくるとすぐ顔を真っ赤にする。そういうところが可愛い。蒼は背は高い方だけど、187cmの俺からしたらチビだし、なんだか愛玩動物を愛でてる気分だ。
「蒼、すぐ顔真っ赤にするよな」
「だってそれは黒尾さんと一緒にいるから...」
そんなに俺のこと好きなの?と言いかけたが、喉から出る手前で止めた。
これを言ったら、告白させるみたいになる。
正直俺は蒼のことほとんど知らないし、
好きかどうかもわからない。
だからデートのときに自分の気持ちと蒼の気持ちを確かめようと思った。
「電車来たし乗るか」
ガタンゴトン...ガタンゴトン...
「あの...黒尾さんの好きなタイプってどんな子ですか?」
ド直球に聞いてきたな。
「うーん、頑張り屋で、何事にも一生懸命で、夢を追いかけてる子かなぁ」
チラッと蒼を見る。
「何してんの?」
「スマホにメモしてます!私、勉強頑張ります!」
思わず笑みがこぼれた。
「ははっ、素直なやつだなー」
頭をなでてやりたくなったが、髪型が崩れたら申し訳ないのでほっぺをぷに、っとつまんでみた。
「柔らかいな」
「は、恥ずかしい...」
また顔が真っ赤になる蒼。茹でダコか。
「蒼、明日のデート楽しみだな」
「はい!とても楽しみにしています!」
「明日たくさん話そうな。俺ももっと蒼のこと知りてーし」
「私も...!黒尾さんのことたくさん教えてください!」
可愛いなぁ...。
「蒼、大学ではどんな感じなの?」
「大学ですか?僭越ながら...首席で卒業できそうです」
「マジ?ホントに賢いんだね」
「勉強好きなので、つい夢中になってしまうんですよね。知らないことを知るのがとても楽しいです」
「頑張ってるじゃん。卒論は何書いたの?」
「精神医学について書きました」
「産婦人科希望なのに?」
「実家継いだら、妊婦さんたちや、赤ちゃんが生まれたあとの人達のメンケアもしっかりやりたいので...精神医学も勉強してます。資格もとりたいし」
この子は立派だ。自分の成績に驕らず、ずっと先のことまで見据えている。
俺を見上げるこの子の瞳に吸い込まれそうになる。
「偉いなー。俺もそういう姿勢見習うわ」
「黒尾さんは、会社で何されてるんですか?」
「俺は試合とかあると会場まで行ったり勧誘したり」
「試合、見に行ってみたいです」
「そ?時期が来たら見に行こう。チケットの予約は任せて。融通効くから」
「ありがとうございます!楽しみにしてます!」
「友達とかとは何して遊んでんの?」
「一緒に勉強したり、ショッピングしたり、カラオケ行ったり、飲みに行ったり...ですかね?」
「蒼、飲めるの?意外」
「少ししか飲めないですけど...みんなと話してるのが楽しいです」
「どんな話するの?」
「恋バナとか...?」
「ほーん。蒼は何て話するの?」
「え...で、電車でかっこいい人がいるとか...」
「もしかしなくても俺のこと?」
「そです...」
また茹でダコになってら。
何だかこっちまで赤くなりそうだ。
「蒼にはいろいろ聞きたいことがあるな〜。あ、駅着いたぞ」
「行きますね!またLINEします!」
手を振って蒼と別れた。
明日が楽しみなのは俺の方が大きいかもしれない。あんなに素直に受け答えしてくれてわかりやすいったら...。
LINEで明日はよろしくな、と送っておいた。
タッタッタッと蒼が階段を降りてくるのが見えた。
「黒尾さん!おはようございます!」
「よっすー。なんか今日キラキラしてるね」
「ヘアメイクを頑張りました!」
「たしかに、ここの部分とか花みてー」
「そうです!お花です!よくわかりましたね!」
蒼が嬉しそうにしている。
「黒尾さんも、髪セットしたんですか?」
「おー、くせっ毛とか言われるし」
「すすす、すみません...」
「別に怒ってないよ。今日も可愛いな、蒼は」
おちょくるとすぐ顔を真っ赤にする。そういうところが可愛い。蒼は背は高い方だけど、187cmの俺からしたらチビだし、なんだか愛玩動物を愛でてる気分だ。
「蒼、すぐ顔真っ赤にするよな」
「だってそれは黒尾さんと一緒にいるから...」
そんなに俺のこと好きなの?と言いかけたが、喉から出る手前で止めた。
これを言ったら、告白させるみたいになる。
正直俺は蒼のことほとんど知らないし、
好きかどうかもわからない。
だからデートのときに自分の気持ちと蒼の気持ちを確かめようと思った。
「電車来たし乗るか」
ガタンゴトン...ガタンゴトン...
「あの...黒尾さんの好きなタイプってどんな子ですか?」
ド直球に聞いてきたな。
「うーん、頑張り屋で、何事にも一生懸命で、夢を追いかけてる子かなぁ」
チラッと蒼を見る。
「何してんの?」
「スマホにメモしてます!私、勉強頑張ります!」
思わず笑みがこぼれた。
「ははっ、素直なやつだなー」
頭をなでてやりたくなったが、髪型が崩れたら申し訳ないのでほっぺをぷに、っとつまんでみた。
「柔らかいな」
「は、恥ずかしい...」
また顔が真っ赤になる蒼。茹でダコか。
「蒼、明日のデート楽しみだな」
「はい!とても楽しみにしています!」
「明日たくさん話そうな。俺ももっと蒼のこと知りてーし」
「私も...!黒尾さんのことたくさん教えてください!」
可愛いなぁ...。
「蒼、大学ではどんな感じなの?」
「大学ですか?僭越ながら...首席で卒業できそうです」
「マジ?ホントに賢いんだね」
「勉強好きなので、つい夢中になってしまうんですよね。知らないことを知るのがとても楽しいです」
「頑張ってるじゃん。卒論は何書いたの?」
「精神医学について書きました」
「産婦人科希望なのに?」
「実家継いだら、妊婦さんたちや、赤ちゃんが生まれたあとの人達のメンケアもしっかりやりたいので...精神医学も勉強してます。資格もとりたいし」
この子は立派だ。自分の成績に驕らず、ずっと先のことまで見据えている。
俺を見上げるこの子の瞳に吸い込まれそうになる。
「偉いなー。俺もそういう姿勢見習うわ」
「黒尾さんは、会社で何されてるんですか?」
「俺は試合とかあると会場まで行ったり勧誘したり」
「試合、見に行ってみたいです」
「そ?時期が来たら見に行こう。チケットの予約は任せて。融通効くから」
「ありがとうございます!楽しみにしてます!」
「友達とかとは何して遊んでんの?」
「一緒に勉強したり、ショッピングしたり、カラオケ行ったり、飲みに行ったり...ですかね?」
「蒼、飲めるの?意外」
「少ししか飲めないですけど...みんなと話してるのが楽しいです」
「どんな話するの?」
「恋バナとか...?」
「ほーん。蒼は何て話するの?」
「え...で、電車でかっこいい人がいるとか...」
「もしかしなくても俺のこと?」
「そです...」
また茹でダコになってら。
何だかこっちまで赤くなりそうだ。
「蒼にはいろいろ聞きたいことがあるな〜。あ、駅着いたぞ」
「行きますね!またLINEします!」
手を振って蒼と別れた。
明日が楽しみなのは俺の方が大きいかもしれない。あんなに素直に受け答えしてくれてわかりやすいったら...。
LINEで明日はよろしくな、と送っておいた。