Love to you
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私の婚約者、黒尾鉄朗は
音駒高校のバレー部主将を務めていた。
冷静沈着、大胆不敵、威風堂々、
背も187cmと高く、初対面では
圧で少し恐怖さえ覚えるだろう。
でも実際は意外と紳士的で、優しく、
誰に対しても対等で、嫌味のない善良な人間だ。
と、ここで完結すればいいのだが、深堀すれば
超変態で、超変人で、すぐに割れるガラスのようなメンタルで、たまにめんどくさいところがある。
そんな彼の婚約者を務めるのは私、一ノ瀬蒼。
自分で言うのはなんだが、
成績は良い方で、両親とも仲良く、
真面目に生きている、と思っている。
彼から見た私はどう見えているのだろうか。
ちょっと、聞いてみようと思う。
リビングのソファにいる鉄の横に座る。
「鉄」
「なんだい蒼チャン」
「鉄から見た私の今の印象ってどんな感じ?」
「んー?そうだなぁ。ベージュのロングヘアはキレイにケアされてて、お肌はツヤツヤで、まつ毛の長い大きなヘーゼルアイは魅力的で、左目と口の下と右の太ももにあるホクロがエロくて、厚い唇もまたエロくて、胸が大きくて、背が高くてスタイルが良くて、なんか全体的にエロい」
「中身の話をしてんの!」
やっぱり考えてる事は変態だ。
「勉強熱心でー、料理上手でー、優しい女の子なんだけどたまに漢気見せてくれる頼りがいのある子でー、俺の事を好きでいてくれてー、俺が好きになった女の子でー、も少し欠点があってもいいんじゃない?ってくらい完璧な女の子」
思ったより普通に返ってきた。
「…完璧は大袈裟でしょ」
「あと、すぐ顔が赤くなるとこ。今もちょっと赤くなってるよ」
「バカ!変態!」
「え?変態?そうだよ、俺は変態だよ」
「変態!変人!万年寝癖!」
「最後のいる?」
とまぁ、こんな感じの会話を日々繰り返しているわけだけど、私と鉄は隣同士にいないと不自然だと思うくらいなんでも共有・共感してきた。
今では「いただきます」や「今日は〇〇食べたい」がハモってしまうくらいフィーリングも合っている。
こんなにも好きで、尽くしたくて、知りたくて、愛したいと思う相手は初めてで。
私は恋人ができたことがなかったから、初めはどう接したらいいか分からなかったけど、鉄がいろいろとリードしてくれたから今では好きな人と付き合うことがどれだけ貴重で、どれだけ相手次第で一喜一憂してしまうことか身に染みて感じる。
鉄はたまに変態になるけど、基本誠実だし、話をしっかり聞いてくれたり、気遣いもできる人だ。
なんで彼女がいなかったんだろうと不思議に思うくらい。
以前元カノである梨花さんとの事件があったけど、何事も無かったかのようにケロッとしている。
「鉄はさ、マッチングアプリとかで恋人作ろうとは思わなかったの?」
「あー、同僚に勧められてたけど、あーいうの得意じゃないんだよね、俺。リアルで出会って、リアルで見て、リアルで話して、好きだなぁと思ったら付き合いたい」
「そうなんだ…わたしも勧められたなぁ。確かに苦手かも」
「俺と蒼が出会ったのは運命だよね。こんなにも気が合う相手初めてだよ」
「鉄はロマンチックなところあるよね。いい部分だと思うけど」
「毎日帰宅したら赤い薔薇を1輪蒼に渡すってのはどう?」
「結構です!」
真面目なのかふざけているのか…。
この人はたまにぶっ飛んだことを言ってくるから、気が気じゃない。
「鉄って仕事場ではどんな感じなの?」
「俺はまだ若い方だから、上司のパシリにもなるし後輩の面倒もみなきゃいけないしで板挟み状態」
「それは…大変そうだね…」
社会人の彼は歳は2つしか変わらないのにすごく大人に見える。会社で疲れて帰ってきてるはずなのに、私の作ったご飯を残さず食べてくれて、美味しいと言ってくれて、食器洗うのも手伝ってくれて、時間があれば家事も積極的にやってくれる。
「…鉄と婚約できてよかったよ」
「ん?聞こえなかった。もっかい言って?」
「〜〜〜ッ!鉄と婚約できてよかったよって言ったの!」
「ん〜蒼チャン、可愛いねぇ〜」
頭を抱き寄せられ、よしよしされる。
前はこんなことされて緊張しかなかったけど、
今では心地いい。
「鉄、私と婚約してくれてありがとう」
「急に真面目だね。俺の方こそありがと」
おでこにちゅっとキスされる。
「鉄、明日の土曜日どこか行く?」
「そーだなー。横浜中華街とかどう?」
「いいね。「小龍包たべたい」」
2人で向き合って、思わず笑ってしまう。
この関係が永遠に続けばいいなと思う。
そんな2人の日常。
音駒高校のバレー部主将を務めていた。
冷静沈着、大胆不敵、威風堂々、
背も187cmと高く、初対面では
圧で少し恐怖さえ覚えるだろう。
でも実際は意外と紳士的で、優しく、
誰に対しても対等で、嫌味のない善良な人間だ。
と、ここで完結すればいいのだが、深堀すれば
超変態で、超変人で、すぐに割れるガラスのようなメンタルで、たまにめんどくさいところがある。
そんな彼の婚約者を務めるのは私、一ノ瀬蒼。
自分で言うのはなんだが、
成績は良い方で、両親とも仲良く、
真面目に生きている、と思っている。
彼から見た私はどう見えているのだろうか。
ちょっと、聞いてみようと思う。
リビングのソファにいる鉄の横に座る。
「鉄」
「なんだい蒼チャン」
「鉄から見た私の今の印象ってどんな感じ?」
「んー?そうだなぁ。ベージュのロングヘアはキレイにケアされてて、お肌はツヤツヤで、まつ毛の長い大きなヘーゼルアイは魅力的で、左目と口の下と右の太ももにあるホクロがエロくて、厚い唇もまたエロくて、胸が大きくて、背が高くてスタイルが良くて、なんか全体的にエロい」
「中身の話をしてんの!」
やっぱり考えてる事は変態だ。
「勉強熱心でー、料理上手でー、優しい女の子なんだけどたまに漢気見せてくれる頼りがいのある子でー、俺の事を好きでいてくれてー、俺が好きになった女の子でー、も少し欠点があってもいいんじゃない?ってくらい完璧な女の子」
思ったより普通に返ってきた。
「…完璧は大袈裟でしょ」
「あと、すぐ顔が赤くなるとこ。今もちょっと赤くなってるよ」
「バカ!変態!」
「え?変態?そうだよ、俺は変態だよ」
「変態!変人!万年寝癖!」
「最後のいる?」
とまぁ、こんな感じの会話を日々繰り返しているわけだけど、私と鉄は隣同士にいないと不自然だと思うくらいなんでも共有・共感してきた。
今では「いただきます」や「今日は〇〇食べたい」がハモってしまうくらいフィーリングも合っている。
こんなにも好きで、尽くしたくて、知りたくて、愛したいと思う相手は初めてで。
私は恋人ができたことがなかったから、初めはどう接したらいいか分からなかったけど、鉄がいろいろとリードしてくれたから今では好きな人と付き合うことがどれだけ貴重で、どれだけ相手次第で一喜一憂してしまうことか身に染みて感じる。
鉄はたまに変態になるけど、基本誠実だし、話をしっかり聞いてくれたり、気遣いもできる人だ。
なんで彼女がいなかったんだろうと不思議に思うくらい。
以前元カノである梨花さんとの事件があったけど、何事も無かったかのようにケロッとしている。
「鉄はさ、マッチングアプリとかで恋人作ろうとは思わなかったの?」
「あー、同僚に勧められてたけど、あーいうの得意じゃないんだよね、俺。リアルで出会って、リアルで見て、リアルで話して、好きだなぁと思ったら付き合いたい」
「そうなんだ…わたしも勧められたなぁ。確かに苦手かも」
「俺と蒼が出会ったのは運命だよね。こんなにも気が合う相手初めてだよ」
「鉄はロマンチックなところあるよね。いい部分だと思うけど」
「毎日帰宅したら赤い薔薇を1輪蒼に渡すってのはどう?」
「結構です!」
真面目なのかふざけているのか…。
この人はたまにぶっ飛んだことを言ってくるから、気が気じゃない。
「鉄って仕事場ではどんな感じなの?」
「俺はまだ若い方だから、上司のパシリにもなるし後輩の面倒もみなきゃいけないしで板挟み状態」
「それは…大変そうだね…」
社会人の彼は歳は2つしか変わらないのにすごく大人に見える。会社で疲れて帰ってきてるはずなのに、私の作ったご飯を残さず食べてくれて、美味しいと言ってくれて、食器洗うのも手伝ってくれて、時間があれば家事も積極的にやってくれる。
「…鉄と婚約できてよかったよ」
「ん?聞こえなかった。もっかい言って?」
「〜〜〜ッ!鉄と婚約できてよかったよって言ったの!」
「ん〜蒼チャン、可愛いねぇ〜」
頭を抱き寄せられ、よしよしされる。
前はこんなことされて緊張しかなかったけど、
今では心地いい。
「鉄、私と婚約してくれてありがとう」
「急に真面目だね。俺の方こそありがと」
おでこにちゅっとキスされる。
「鉄、明日の土曜日どこか行く?」
「そーだなー。横浜中華街とかどう?」
「いいね。「小龍包たべたい」」
2人で向き合って、思わず笑ってしまう。
この関係が永遠に続けばいいなと思う。
そんな2人の日常。