Love to you
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毎日、同じ車両に乗って通勤するのが俺の日課。
満員電車に揺られながら、今日も残業あるのかなーなんて考えてた。そしたらふと、4人くらい抜いて斜め前にいる1人の女の子が目に止まった。背は高めで、色白で、目がでかくて、プクッとした唇が特徴的で、綺麗なミルクティーベージュのロングヘアー、濃すぎないメイク、人形みたいだ。
今一瞬目合ったか...?
目線を元に戻すと、なんだか視線を感じる。
チラッ
チラッ
さっきの女の子、俺のこと見てる...?
いやでも勘違いだったら恥ずいしな。
そんな日が何日も続いて、気づいたことがある。
女の子は俺かその周辺の人を見ていること。
俺のあとの駅で乗って、俺より一駅先に降りていくこと。
おそらくはA大生。
気になったので、翌日試しに彼女の横になるように扉近くに立った。
電車が駅に止まり、彼女が乗ってくる。タイミング良く彼女の隣に居座ることができた。
チラッ
今俺の事見た?
チラッ
これは確信かもしれない。
そう思った矢先、彼女の異変に気がついた。
彼女の顔を見ると青ざめた表情をしている。
急にどうしたんだろうと彼女を見ていると、
背後から伸びる手が見えた。
痴漢だ。
俺は衝動的に相手の腕を掴み、「こいつ、痴漢でーす」と大声を出した。ちょうど途中下車できたので、被害者である女の子の手も握って電車を降り、駅長室へ向かった。
警察も来て俺と女の子は別々に事情聴取されて、
事なきを得た。
女の子、女の子はっと...
あ、いた。
「大丈夫だった?」
「ひゃうっ!」
「はは!すごい反応」
女の子は顔を真っ赤にして俯いている。
「嫌な思いしたね。気分大丈夫?あーいうのほっとけないんだ、俺」
「あ、あり、ありがとうございました!」
彼女は顔を真っ赤にしたまま、俺の目をしっかり見てお礼を言ってくれた。
なんだか可愛いな、と思ってしまった。
つーか、顔が可愛い。性格も良さそうだ。
反応を見るからに、この子が電車の中で見ていた人物は多分俺だ、と思った。
「キミ、A大の子だよね?いつも同じ車両に乗ってる。すごいね、超エリートじゃん」
仕掛けてみる。
「わっ、私のこと認知されてたんですか?」
「そりゃ毎日アツイ視線送られてたらね」
「あの、かっこいいなって思ってっ。つい...すみません!キモイですよね!」
まさかの返答だった。
「俺がカッコよく見えるの?ははっ、変わってんねー」
「すごくかっこいいです!背も高いし、目もキリッとしてて素敵だし、かみもくせ毛でかわいくて...その...いいなって思ってました」
「くせ毛のことはノーコメントにして、俺そんなにかっこいいんだ?」
「はい!かっこいいです!あの...お名前聞いてもいいいですか?」
「俺?俺は黒尾鉄朗」
それから彼女の名前を聞いたり、バレーの話、大学の話など色んな話をして、
もっと仲良くなりたいからと毎日彼女が乗るホームで待ち合わせしようと俺から提案した。
彼女は涙目になりながらうんうんと頷いてくれた。嬉しそうだった。
さて、これから俺たちはどんな関係になっていくのだろうか。
電車だけでの関係?友人?恋人関係?未来のことはわからないけれど、彼女が俺の事を気にしてるってのはわかった。ちょっとからかっただけで顔を真っ赤にする彼女。思い出すと思わず笑ってしまう。
さぁ、どうやって攻めて行こうかな。
満員電車に揺られながら、今日も残業あるのかなーなんて考えてた。そしたらふと、4人くらい抜いて斜め前にいる1人の女の子が目に止まった。背は高めで、色白で、目がでかくて、プクッとした唇が特徴的で、綺麗なミルクティーベージュのロングヘアー、濃すぎないメイク、人形みたいだ。
今一瞬目合ったか...?
目線を元に戻すと、なんだか視線を感じる。
チラッ
チラッ
さっきの女の子、俺のこと見てる...?
いやでも勘違いだったら恥ずいしな。
そんな日が何日も続いて、気づいたことがある。
女の子は俺かその周辺の人を見ていること。
俺のあとの駅で乗って、俺より一駅先に降りていくこと。
おそらくはA大生。
気になったので、翌日試しに彼女の横になるように扉近くに立った。
電車が駅に止まり、彼女が乗ってくる。タイミング良く彼女の隣に居座ることができた。
チラッ
今俺の事見た?
チラッ
これは確信かもしれない。
そう思った矢先、彼女の異変に気がついた。
彼女の顔を見ると青ざめた表情をしている。
急にどうしたんだろうと彼女を見ていると、
背後から伸びる手が見えた。
痴漢だ。
俺は衝動的に相手の腕を掴み、「こいつ、痴漢でーす」と大声を出した。ちょうど途中下車できたので、被害者である女の子の手も握って電車を降り、駅長室へ向かった。
警察も来て俺と女の子は別々に事情聴取されて、
事なきを得た。
女の子、女の子はっと...
あ、いた。
「大丈夫だった?」
「ひゃうっ!」
「はは!すごい反応」
女の子は顔を真っ赤にして俯いている。
「嫌な思いしたね。気分大丈夫?あーいうのほっとけないんだ、俺」
「あ、あり、ありがとうございました!」
彼女は顔を真っ赤にしたまま、俺の目をしっかり見てお礼を言ってくれた。
なんだか可愛いな、と思ってしまった。
つーか、顔が可愛い。性格も良さそうだ。
反応を見るからに、この子が電車の中で見ていた人物は多分俺だ、と思った。
「キミ、A大の子だよね?いつも同じ車両に乗ってる。すごいね、超エリートじゃん」
仕掛けてみる。
「わっ、私のこと認知されてたんですか?」
「そりゃ毎日アツイ視線送られてたらね」
「あの、かっこいいなって思ってっ。つい...すみません!キモイですよね!」
まさかの返答だった。
「俺がカッコよく見えるの?ははっ、変わってんねー」
「すごくかっこいいです!背も高いし、目もキリッとしてて素敵だし、かみもくせ毛でかわいくて...その...いいなって思ってました」
「くせ毛のことはノーコメントにして、俺そんなにかっこいいんだ?」
「はい!かっこいいです!あの...お名前聞いてもいいいですか?」
「俺?俺は黒尾鉄朗」
それから彼女の名前を聞いたり、バレーの話、大学の話など色んな話をして、
もっと仲良くなりたいからと毎日彼女が乗るホームで待ち合わせしようと俺から提案した。
彼女は涙目になりながらうんうんと頷いてくれた。嬉しそうだった。
さて、これから俺たちはどんな関係になっていくのだろうか。
電車だけでの関係?友人?恋人関係?未来のことはわからないけれど、彼女が俺の事を気にしてるってのはわかった。ちょっとからかっただけで顔を真っ赤にする彼女。思い出すと思わず笑ってしまう。
さぁ、どうやって攻めて行こうかな。