Love to you
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2月2日、今日は俺と蒼が付き合った日の記念日だ。
俺は仕事帰りに花束とワイン、昨日のうちにプレゼントを買って帰宅した。
…いつも飛びかかって来るやつが来ない…またサプライズか。
ガチャ
扉を開けるといつも見る顔がない。どこかに隠れてるのか?
「蒼」
呼んでも返事がない。
「変にサプライズしようとしないで、でておいで」
…。
何かあったのかと、スマホを鳴らす。
〜♪〜♪
なんだ。いるじゃないか。だとしたら自室か。
「蒼、開けるぞ」
コンコン、とノックして扉を開ける。
蒼はソファでゼェゼェいいながら眠っていた。
額や首元に手を当てると高熱だと言うのがわかるくらいに熱い。
「あ…黒尾さん…おかえり」
今ご飯作るね、と体を起こすが必死に止めて寝かせた。
「熱ある時に飯作らせるド畜生がいるかよ、いいから寝てな」
俺は急いでコンビニに行ってドリンクとゼリー、とにかく体が受け入れてくれそうなものを買った。
家に帰ると、蒼がふらふらになりながらトイレから出てきた。
「おい、大丈夫か。体温測ったか?」
「まだ測ってない…」
蒼をベッドに寝かせ、体温計を脇に挟む。
ピピピピピー
「39.1度…よくトイレまで行けたな。今暑いか?寒いか?」
「暑い…」
「じゃあこれ、ポカリな。ゼリーと豆腐どっち食いたい?」
「豆腐…あでも…うっ」
再び蒼はトイレに駆け込んで行った。
「おぇっ…かはっ…はぁ…はぁ…」
吐いているのか?
戻ってきた蒼は申し訳なさそうに
「食べ物は吐いちゃうからダメかも…飲み物だけでいい…」
と言ってポカリを口にした。
「真冬でも暑いって感じるなら相当だな。医者には…行ける状態じゃねーか。とにかく沢山寝ろ。そいで水分も沢山とれ」
「ふぁい…記念日なのにごめんね…」
「それは蒼が良くなってからでいいよ」
こんな時にまで俺の心境を心配する蒼。
やさしさに満ち溢れてるなと心底思う。
「寝室で寝な。なんかあったらスマホ鳴らせよ」
「うん…ありがとう」
さて、1人になった俺はどうしたものか。お粥でも作るか?でも蒼は吐くって言ってたしな。
あーそうだ、冷えピタかってきたからそれ貼ってやろう。
ゆっくりと扉を開けて寝室に入る。
スースー
蒼は眠ったようだ。
そっと冷えピタを貼って、すぐに部屋を出た。
あんなに弱ってる蒼は初めて見たな。
にゃーん
にゃーん
ジャスミンが寝室に向かって鳴いている。
「ほらほら、お前の相手は俺。遊んでやるからあっちにいくぞ」
ジャスミンが俺の暇つぶし相手になってくれた。
1時間もしないうちにジャスミンはオモチャに飽きてキャットタワーで眠ってしまった。
いよいよ俺1人の時間だ。
何をしよう…とりあえずビールを開けてさっきコンビニでついでに買った菓子を食いながらテレビを見ていた。
「黒尾さん…」
「?!蒼?どーしたの。まだ寝てなさいって言ったでしょうが」
「黒尾さんがいるのに寝室にいるのがもったいない…」
何を訳の分からんことを。黒尾さん呼びに戻ってるし。
「黒尾さん…セックスしたい」
「なんですってぇ?!」
「なんかムラムラして…我慢できなくて…」
蒼が自分のパジャマのボタンを外す。俺に抱きついて、キスをしてきた。
舌を絡ませ、時には甘噛みし、歯をなぞり、また唇を甘噛みし、俺がしてきたことを全部やってみせる蒼。
「んっ…ふぅ…はぁ…はぁ…はぁ…」
熱があるせいか、蒼の涙目になりながらも妖艶な表情に、俺も欲情してしまう。いや、しかし相手は病人だ。ここで続けてしまえば治りも遅くなるのではないか。
「蒼…今日はこれくらいにっ「黒尾さんのここ、もう硬いよ?」」
手で俺の下半身を撫でながら再びキスをしてくる蒼に、「病人なんだから寝なさい!」と叱責すべきなんだろうが、蒼が積極的になるのも珍しいし、俺も俺でしっかり反応しちゃってるし、お互い欲望のまま身を委ねた。
蒼がパジャマを脱ぎ、全裸になる。
「黒尾さんのは、私が脱がす」
1個1個ワイシャツのボタンを外し、脱がせ、今度はベルトを外しながら、俺の陰部を撫でる。
「すごい…もうこんなに大きいよ…」
なんだ、どうした、今日の蒼は全男が勃起するに違いない表情と言動をしている。艶やかで、しかも全裸で俺の服を脱がそうとして、やることなすこと全部がエロい。
「ズボンとパンツ、脱がすね…」
ゆっくり俺のスーツを脱がす蒼は顔を赤らめながら顕になった俺のソレに手を触れる。
「舐めていい?」
断る理由があるか。
「いいけど、俺は蒼の熱の方が心配だよ」
「ただの熱だよ」
はぁはぁと呼吸を荒くしながら裏筋をスーッと舐める。
荒い呼吸に火照った顔、それはまるで熱のせいではなく、性欲の制御が効かなくなったかのように錯覚させる。こんな蒼見たことがない。
多量の唾液を絡ませながら、ソレを口に含まれた快感はたまらない。
ゆっくり上下させ、時には手も使ったり、スピードが速くなったり、気持ちよすぎてこのままイッてしまいそうになる。
「黒尾さん、そろそろ挿れてほしい…」
俺は勢いに任せて体勢を変え、蒼に覆い被さるかたちになった。
「どうなっても知らないよ」
ぐっと奥まで挿入した瞬間、蒼から「あっ…」と聞いたこともないようなデカイ声が出た。
蒼自身もびっくりしてるのか、両手で口を塞いでいる。
「我慢しなくていいのに」
「んっ…んっ…んんっ…」
「蒼、手離して」
自分から離さないので、無理矢理蒼の手を解く。
「はぁ…はぁ…あっ…
んっ…あっ…あっ」
「まだ我慢してるでしょ。さっきみたいな声出してよ」
「やぁ…ん…あっ…
あっあぁっ」
「出せるじゃん」
「はぁ…んッ…あっ…んぁ…」
「やべー、その表情、その声、全部そそるなぁ」
「黒尾さん…好き…」
そう言って蒼から再び唇を奪われ、そんなこと言われたら俺もドキリとしてしまうわけで。
「俺も蒼のこと好きだよ。大事に大事にしたい」
「あっ…ん…あぁっ
…あっ…あっ…」
「ぁーやべーわ、そろそろイきそう」
「あぁ…んっ…!!」
「ありゃ、先に蒼がイっちゃったか」
俺もピストンを早め、再び喘ぐ蒼に興奮して白濁を吐き出した。
「はぁ…はぁ…」
起き上がった蒼は汗だくで、表情も官能的で、涙目になって俺を見つめる。正直そそる。
「もっと…」
え?
「黒尾さん、もっと…もう1回…」
なんだ、どうした、今日の蒼は様子がおかしい。
頭が混乱しているというのに、蒼は再び唇を塞いできた。
「んっ…はぁ…蒼ちゃん、今日はもうおしまい。寝なさい…」
「でも黒尾さんのアソコ、もうおっきくなってるよ」
「これは蒼がエロい顔して俺の性欲をかきたててる証拠で間違いないけど、倫理的な話をしたいのよ」
「いいの。それはわかっててしたいの。もう1回だけ…」
そう言って俺のソレを手でゆっくり上下させ、ちょっと痛かったけど首筋に噛みつき跡を残され、首から徐々に、胸、腹と下半身へ向けてキスを繰り返し、我慢して頭の中で「理性理性理性理性理性理性理性理性理性」と呟いていたが、蒼がこっち見てと言って下を見るとソレにちゅ、とキスをし舌でぺろっと舐めた瞬間俺の理性は崩壊した。
蒼を無理矢理後ろ向きにさせ、腟内に挿入する。
さっきより限界が近い、すぐにでもイキそうだ。
「あっ…あっ…
あぁ…あ、んっ…」
「蒼、今日はどうしたの。様子が変だったよ」
わざとピストンを早め解答権を奪う。
「あっ、あっ…ちょ…
くろ、さん…ずるい…あっ」
「あーやばい。つか、ゴムつけ忘れたから」
「あっ…あっ…
んぁ…あ、ん」
「ごめん、イク」
すぐに抜き出し蒼の腰に吐き出した。
急いでティッシュで濡れた部分を拭き取る。
「はぁ、はぁ…」
「ふぅ…蒼、なんかあったの?」
一緒に横になり蒼の冷えピタを貼り直してのピロートーク。
「わかんない…でもなんかおかしかった…自分が…」
「蒼チャンが積極的すぎておにいさんビックリしちゃったヨ。あとなんで苗字呼びに戻ったの?」
「黒尾さ…鉄が帰ってくるまでずっと悶々としてて…熱のせいかなと思ったけど…帰ってきたらしたくてしたくてたまらなくなった…。苗字呼びは、私の心の中は未だに黒尾さん呼びだから、なんかそれが出てきちゃった感じ…」
「なんか全体的にふわっとしてるけど蒼にも爆発しそうなくらいの性欲があったのね。良かった良かった」
「…お腹空いた…」
「食欲わいてきた?!ゼリーと豆腐あるけどどっちがいい?」
「…豆腐に麺つゆと鰹節かけて欲しい」
「任せなさい。それくらいなら俺でもできる」
「座って待ってるね…あ」
座ったかと思いきやすぐに席を外した蒼。
自室に向かったようだ。
「鉄、これ…」
「えっ、もしかして記念日のプレゼント?」
「そう。昨日買っておいた」
「待っててね蒼チャン。実は俺も昨日買ったのがある」
「花束は既に目に見えちゃったけど…」
「タイミング良く渡せなかったね。これ、どうぞ」
「待って、また紙袋の色同じじゃん。ティファニーじゃん。怖」
「2人で開けようか。…なんだか箱も似てるね」
パカッ
「「腕時計だ…」」
「ここまで被ることある?鉄はなんで腕時計にしたの?」
「蒼に似合いそうだなーと思ったからだよ。蒼は?」
「そりゃもうメラメラに真っ赤に燃えてたからこの子を選ぶ以外選択肢がなかった」
「ははっ、蒼らしい理由だ」
「腕、はめてみていい?」
「俺がやるよ」
蒼の腕にパチッと腕時計をつける。
「やっぱシルバーにしてよかったな。蒼はゴールドよりシルバーが似合うと思ったんだ」
「…ありがと」
「俺にもつけてよ」
「ん」
蒼が手首に腕時計をはめてくれた。
「どうよ?」
「鉄がとっても素敵になることはわかってたから」
蒼が照れながら嬉しいことを言ってくれた。
「蒼は素直で可愛いなぁ」
ボフッと顔が赤くなる。元々熱で赤ら顔だったけど。
「さて、蒼チャンは豆腐食べたらパジャマ着てしっかり寝なさい。俺は風呂入ってツマミ食って酒飲んで寝るから」
「…わかった。おやすみ。花束もありがとう」
「こちらこそプレゼントありがとうね。あ、解熱剤も飲んで寝なさいね」
「お母さんみたい…」
「心の声聞こえてますよー」
俺が風呂から出た頃には蒼は寝室で眠っていた。
ちょっとまだ息が荒い。解熱剤を飲んだ形跡があったから少しは楽になったとは思う。
インフルか?コロナか?でも咳はしていなかった。
明日になっても熱が下がらなかったら有休とって病院に連れていこう。
俺もど平日にまさかの2回もヤって疲れたからぐっすり眠れた。
…
翌朝、蒼の熱は36.8度まで下がって本人はピンピンしていた。代わりに俺が38度の高熱を出して看病される側になった。
俺は仕事帰りに花束とワイン、昨日のうちにプレゼントを買って帰宅した。
…いつも飛びかかって来るやつが来ない…またサプライズか。
ガチャ
扉を開けるといつも見る顔がない。どこかに隠れてるのか?
「蒼」
呼んでも返事がない。
「変にサプライズしようとしないで、でておいで」
…。
何かあったのかと、スマホを鳴らす。
〜♪〜♪
なんだ。いるじゃないか。だとしたら自室か。
「蒼、開けるぞ」
コンコン、とノックして扉を開ける。
蒼はソファでゼェゼェいいながら眠っていた。
額や首元に手を当てると高熱だと言うのがわかるくらいに熱い。
「あ…黒尾さん…おかえり」
今ご飯作るね、と体を起こすが必死に止めて寝かせた。
「熱ある時に飯作らせるド畜生がいるかよ、いいから寝てな」
俺は急いでコンビニに行ってドリンクとゼリー、とにかく体が受け入れてくれそうなものを買った。
家に帰ると、蒼がふらふらになりながらトイレから出てきた。
「おい、大丈夫か。体温測ったか?」
「まだ測ってない…」
蒼をベッドに寝かせ、体温計を脇に挟む。
ピピピピピー
「39.1度…よくトイレまで行けたな。今暑いか?寒いか?」
「暑い…」
「じゃあこれ、ポカリな。ゼリーと豆腐どっち食いたい?」
「豆腐…あでも…うっ」
再び蒼はトイレに駆け込んで行った。
「おぇっ…かはっ…はぁ…はぁ…」
吐いているのか?
戻ってきた蒼は申し訳なさそうに
「食べ物は吐いちゃうからダメかも…飲み物だけでいい…」
と言ってポカリを口にした。
「真冬でも暑いって感じるなら相当だな。医者には…行ける状態じゃねーか。とにかく沢山寝ろ。そいで水分も沢山とれ」
「ふぁい…記念日なのにごめんね…」
「それは蒼が良くなってからでいいよ」
こんな時にまで俺の心境を心配する蒼。
やさしさに満ち溢れてるなと心底思う。
「寝室で寝な。なんかあったらスマホ鳴らせよ」
「うん…ありがとう」
さて、1人になった俺はどうしたものか。お粥でも作るか?でも蒼は吐くって言ってたしな。
あーそうだ、冷えピタかってきたからそれ貼ってやろう。
ゆっくりと扉を開けて寝室に入る。
スースー
蒼は眠ったようだ。
そっと冷えピタを貼って、すぐに部屋を出た。
あんなに弱ってる蒼は初めて見たな。
にゃーん
にゃーん
ジャスミンが寝室に向かって鳴いている。
「ほらほら、お前の相手は俺。遊んでやるからあっちにいくぞ」
ジャスミンが俺の暇つぶし相手になってくれた。
1時間もしないうちにジャスミンはオモチャに飽きてキャットタワーで眠ってしまった。
いよいよ俺1人の時間だ。
何をしよう…とりあえずビールを開けてさっきコンビニでついでに買った菓子を食いながらテレビを見ていた。
「黒尾さん…」
「?!蒼?どーしたの。まだ寝てなさいって言ったでしょうが」
「黒尾さんがいるのに寝室にいるのがもったいない…」
何を訳の分からんことを。黒尾さん呼びに戻ってるし。
「黒尾さん…セックスしたい」
「なんですってぇ?!」
「なんかムラムラして…我慢できなくて…」
蒼が自分のパジャマのボタンを外す。俺に抱きついて、キスをしてきた。
舌を絡ませ、時には甘噛みし、歯をなぞり、また唇を甘噛みし、俺がしてきたことを全部やってみせる蒼。
「んっ…ふぅ…はぁ…はぁ…はぁ…」
熱があるせいか、蒼の涙目になりながらも妖艶な表情に、俺も欲情してしまう。いや、しかし相手は病人だ。ここで続けてしまえば治りも遅くなるのではないか。
「蒼…今日はこれくらいにっ「黒尾さんのここ、もう硬いよ?」」
手で俺の下半身を撫でながら再びキスをしてくる蒼に、「病人なんだから寝なさい!」と叱責すべきなんだろうが、蒼が積極的になるのも珍しいし、俺も俺でしっかり反応しちゃってるし、お互い欲望のまま身を委ねた。
蒼がパジャマを脱ぎ、全裸になる。
「黒尾さんのは、私が脱がす」
1個1個ワイシャツのボタンを外し、脱がせ、今度はベルトを外しながら、俺の陰部を撫でる。
「すごい…もうこんなに大きいよ…」
なんだ、どうした、今日の蒼は全男が勃起するに違いない表情と言動をしている。艶やかで、しかも全裸で俺の服を脱がそうとして、やることなすこと全部がエロい。
「ズボンとパンツ、脱がすね…」
ゆっくり俺のスーツを脱がす蒼は顔を赤らめながら顕になった俺のソレに手を触れる。
「舐めていい?」
断る理由があるか。
「いいけど、俺は蒼の熱の方が心配だよ」
「ただの熱だよ」
はぁはぁと呼吸を荒くしながら裏筋をスーッと舐める。
荒い呼吸に火照った顔、それはまるで熱のせいではなく、性欲の制御が効かなくなったかのように錯覚させる。こんな蒼見たことがない。
多量の唾液を絡ませながら、ソレを口に含まれた快感はたまらない。
ゆっくり上下させ、時には手も使ったり、スピードが速くなったり、気持ちよすぎてこのままイッてしまいそうになる。
「黒尾さん、そろそろ挿れてほしい…」
俺は勢いに任せて体勢を変え、蒼に覆い被さるかたちになった。
「どうなっても知らないよ」
ぐっと奥まで挿入した瞬間、蒼から「あっ…」と聞いたこともないようなデカイ声が出た。
蒼自身もびっくりしてるのか、両手で口を塞いでいる。
「我慢しなくていいのに」
「んっ…んっ…んんっ…」
「蒼、手離して」
自分から離さないので、無理矢理蒼の手を解く。
「はぁ…はぁ…あっ…
んっ…あっ…あっ」
「まだ我慢してるでしょ。さっきみたいな声出してよ」
「やぁ…ん…あっ…
あっあぁっ」
「出せるじゃん」
「はぁ…んッ…あっ…んぁ…」
「やべー、その表情、その声、全部そそるなぁ」
「黒尾さん…好き…」
そう言って蒼から再び唇を奪われ、そんなこと言われたら俺もドキリとしてしまうわけで。
「俺も蒼のこと好きだよ。大事に大事にしたい」
「あっ…ん…あぁっ
…あっ…あっ…」
「ぁーやべーわ、そろそろイきそう」
「あぁ…んっ…!!」
「ありゃ、先に蒼がイっちゃったか」
俺もピストンを早め、再び喘ぐ蒼に興奮して白濁を吐き出した。
「はぁ…はぁ…」
起き上がった蒼は汗だくで、表情も官能的で、涙目になって俺を見つめる。正直そそる。
「もっと…」
え?
「黒尾さん、もっと…もう1回…」
なんだ、どうした、今日の蒼は様子がおかしい。
頭が混乱しているというのに、蒼は再び唇を塞いできた。
「んっ…はぁ…蒼ちゃん、今日はもうおしまい。寝なさい…」
「でも黒尾さんのアソコ、もうおっきくなってるよ」
「これは蒼がエロい顔して俺の性欲をかきたててる証拠で間違いないけど、倫理的な話をしたいのよ」
「いいの。それはわかっててしたいの。もう1回だけ…」
そう言って俺のソレを手でゆっくり上下させ、ちょっと痛かったけど首筋に噛みつき跡を残され、首から徐々に、胸、腹と下半身へ向けてキスを繰り返し、我慢して頭の中で「理性理性理性理性理性理性理性理性理性」と呟いていたが、蒼がこっち見てと言って下を見るとソレにちゅ、とキスをし舌でぺろっと舐めた瞬間俺の理性は崩壊した。
蒼を無理矢理後ろ向きにさせ、腟内に挿入する。
さっきより限界が近い、すぐにでもイキそうだ。
「あっ…あっ…
あぁ…あ、んっ…」
「蒼、今日はどうしたの。様子が変だったよ」
わざとピストンを早め解答権を奪う。
「あっ、あっ…ちょ…
くろ、さん…ずるい…あっ」
「あーやばい。つか、ゴムつけ忘れたから」
「あっ…あっ…
んぁ…あ、ん」
「ごめん、イク」
すぐに抜き出し蒼の腰に吐き出した。
急いでティッシュで濡れた部分を拭き取る。
「はぁ、はぁ…」
「ふぅ…蒼、なんかあったの?」
一緒に横になり蒼の冷えピタを貼り直してのピロートーク。
「わかんない…でもなんかおかしかった…自分が…」
「蒼チャンが積極的すぎておにいさんビックリしちゃったヨ。あとなんで苗字呼びに戻ったの?」
「黒尾さ…鉄が帰ってくるまでずっと悶々としてて…熱のせいかなと思ったけど…帰ってきたらしたくてしたくてたまらなくなった…。苗字呼びは、私の心の中は未だに黒尾さん呼びだから、なんかそれが出てきちゃった感じ…」
「なんか全体的にふわっとしてるけど蒼にも爆発しそうなくらいの性欲があったのね。良かった良かった」
「…お腹空いた…」
「食欲わいてきた?!ゼリーと豆腐あるけどどっちがいい?」
「…豆腐に麺つゆと鰹節かけて欲しい」
「任せなさい。それくらいなら俺でもできる」
「座って待ってるね…あ」
座ったかと思いきやすぐに席を外した蒼。
自室に向かったようだ。
「鉄、これ…」
「えっ、もしかして記念日のプレゼント?」
「そう。昨日買っておいた」
「待っててね蒼チャン。実は俺も昨日買ったのがある」
「花束は既に目に見えちゃったけど…」
「タイミング良く渡せなかったね。これ、どうぞ」
「待って、また紙袋の色同じじゃん。ティファニーじゃん。怖」
「2人で開けようか。…なんだか箱も似てるね」
パカッ
「「腕時計だ…」」
「ここまで被ることある?鉄はなんで腕時計にしたの?」
「蒼に似合いそうだなーと思ったからだよ。蒼は?」
「そりゃもうメラメラに真っ赤に燃えてたからこの子を選ぶ以外選択肢がなかった」
「ははっ、蒼らしい理由だ」
「腕、はめてみていい?」
「俺がやるよ」
蒼の腕にパチッと腕時計をつける。
「やっぱシルバーにしてよかったな。蒼はゴールドよりシルバーが似合うと思ったんだ」
「…ありがと」
「俺にもつけてよ」
「ん」
蒼が手首に腕時計をはめてくれた。
「どうよ?」
「鉄がとっても素敵になることはわかってたから」
蒼が照れながら嬉しいことを言ってくれた。
「蒼は素直で可愛いなぁ」
ボフッと顔が赤くなる。元々熱で赤ら顔だったけど。
「さて、蒼チャンは豆腐食べたらパジャマ着てしっかり寝なさい。俺は風呂入ってツマミ食って酒飲んで寝るから」
「…わかった。おやすみ。花束もありがとう」
「こちらこそプレゼントありがとうね。あ、解熱剤も飲んで寝なさいね」
「お母さんみたい…」
「心の声聞こえてますよー」
俺が風呂から出た頃には蒼は寝室で眠っていた。
ちょっとまだ息が荒い。解熱剤を飲んだ形跡があったから少しは楽になったとは思う。
インフルか?コロナか?でも咳はしていなかった。
明日になっても熱が下がらなかったら有休とって病院に連れていこう。
俺もど平日にまさかの2回もヤって疲れたからぐっすり眠れた。
…
翌朝、蒼の熱は36.8度まで下がって本人はピンピンしていた。代わりに俺が38度の高熱を出して看病される側になった。