Love to you
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ポスターの撮影から1週間ほど経った。
黒尾さんが一緒に東京駅に行こうと言うのでとりあえずついて行った。
「わっ……!!!」
デジタルサイネージに、撮影した時の私と黒尾さんが映っていた。
他の広告を挟んで、次は私一人の広告。
「す、すごい…ほんとに広告になっちゃってる…」
「こっちも歩いてみようか」
黒尾さんにとことこついて行く。
「こっちは紙の広告…!」
長く連なる3種の広告は圧巻だった。
「なんか恥ずかしいけど…けど、嬉しい!」
「はぁ…これで蒼のファンとかできたらどうしよう…」
「無名だからできないよ。大丈夫大丈夫」
「はぁ…バレー掲示板見てみよ…」
なんてものを見てるのか。
「うわっ、もう話題になってる。広告に映ってる巨乳の美女誰?。選手じゃないよな、モデルかな?乳でけー。こんなモデル見たことないから素人とか協会関係の人間起用したんじゃね?だって。やだ、蒼をそんな目でみないで」
「大体予想はつくでしょ。想定の範囲な…」
「この子A大院の子だよ。見たことある」
「マジか、超エリートじゃん」
「普段は髪下ろしてて可愛いよ」
「A大院行ったら会えるかな」
「A大院バカ広いから見つける方が無理だろ」
私と黒尾さん、2人で顔を合わせる。
「蒼、男から声とかかけられても無視しろよ。絶対に」
「うん。絶対に身を守る」
「はぁ…俺も浅はかだったな…素人だから身バレしないと思ってたのに、こうも簡単に見つかるとは…」
「サインとか求められるのかな笑」
「ちゃんと断れよ!なんかごめんな。逆に心配かけて」
「大丈夫だよ〜。院広いし、そんなに噂にならないよ。私を見つける方が難しいと思う」
「そうか…ならいいけど…」
「鉄、掲示板とか見てんだね」
「バレーのスレだけな。どの選手が人気かとか、そういうのリサーチしてる」
黒尾さんは申し訳なさそうにしているけど、私的にはそこまでダメージはない。
「女の子に声かけられたら応えてもいい?」
「おお、女子なら安全だから大丈夫だ」
「掲示板に私の名前が出たら即削除依頼しといてね」
「おう、任せろ」
「なんかモデルさんになった気分だよ、ふふ」
「蒼はもっと危機感持つべき」
黒尾鉄朗さんがデコピンしてきた。このご時世にデコピン…。
「誘った俺が言うのもなんだけど、夜道は気をつけろよ。ま、俺と帰る場所が同じだから家にまでストーカーみたいなのが来ることは無いと思うけど」
「気をつけるよ。にしても、バレーではしゃげ!っていいキャッチコピーだね。自分で言うのもなんだけど」
「上層部も気に入ってたぞ」
「ほんと?それは良かった」
嬉しそうにする私を見て、黒尾さんも自然と笑みがこぼれていた。私、黒尾さんの笑った顔好きだなぁ。安心するというかなんというか。いつものニヤニヤ顔は嫌な予感しかしないけど。
「東京駅久しぶりに来たし、なんか食って帰るか」
「うん!何食べようね」
翌日、ポスターを見たという医学部の子がちらほらいたりした。変な人が居なくてよかった。掲示板も、名前が載ることはなく話題もすぐに変わっていた。
黒尾さんからもスマホに写真が送られてきて、我ながらよく映ってるのでは?と自画自賛した。カメラマンさんの腕だけど。
「黒尾さん、やっぱりカッコイイなぁ」
「蒼、やっぱり可愛いなぁ」
双方同じことを思っていたとはつゆ知らず。
黒尾さんが一緒に東京駅に行こうと言うのでとりあえずついて行った。
「わっ……!!!」
デジタルサイネージに、撮影した時の私と黒尾さんが映っていた。
他の広告を挟んで、次は私一人の広告。
「す、すごい…ほんとに広告になっちゃってる…」
「こっちも歩いてみようか」
黒尾さんにとことこついて行く。
「こっちは紙の広告…!」
長く連なる3種の広告は圧巻だった。
「なんか恥ずかしいけど…けど、嬉しい!」
「はぁ…これで蒼のファンとかできたらどうしよう…」
「無名だからできないよ。大丈夫大丈夫」
「はぁ…バレー掲示板見てみよ…」
なんてものを見てるのか。
「うわっ、もう話題になってる。広告に映ってる巨乳の美女誰?。選手じゃないよな、モデルかな?乳でけー。こんなモデル見たことないから素人とか協会関係の人間起用したんじゃね?だって。やだ、蒼をそんな目でみないで」
「大体予想はつくでしょ。想定の範囲な…」
「この子A大院の子だよ。見たことある」
「マジか、超エリートじゃん」
「普段は髪下ろしてて可愛いよ」
「A大院行ったら会えるかな」
「A大院バカ広いから見つける方が無理だろ」
私と黒尾さん、2人で顔を合わせる。
「蒼、男から声とかかけられても無視しろよ。絶対に」
「うん。絶対に身を守る」
「はぁ…俺も浅はかだったな…素人だから身バレしないと思ってたのに、こうも簡単に見つかるとは…」
「サインとか求められるのかな笑」
「ちゃんと断れよ!なんかごめんな。逆に心配かけて」
「大丈夫だよ〜。院広いし、そんなに噂にならないよ。私を見つける方が難しいと思う」
「そうか…ならいいけど…」
「鉄、掲示板とか見てんだね」
「バレーのスレだけな。どの選手が人気かとか、そういうのリサーチしてる」
黒尾さんは申し訳なさそうにしているけど、私的にはそこまでダメージはない。
「女の子に声かけられたら応えてもいい?」
「おお、女子なら安全だから大丈夫だ」
「掲示板に私の名前が出たら即削除依頼しといてね」
「おう、任せろ」
「なんかモデルさんになった気分だよ、ふふ」
「蒼はもっと危機感持つべき」
黒尾鉄朗さんがデコピンしてきた。このご時世にデコピン…。
「誘った俺が言うのもなんだけど、夜道は気をつけろよ。ま、俺と帰る場所が同じだから家にまでストーカーみたいなのが来ることは無いと思うけど」
「気をつけるよ。にしても、バレーではしゃげ!っていいキャッチコピーだね。自分で言うのもなんだけど」
「上層部も気に入ってたぞ」
「ほんと?それは良かった」
嬉しそうにする私を見て、黒尾さんも自然と笑みがこぼれていた。私、黒尾さんの笑った顔好きだなぁ。安心するというかなんというか。いつものニヤニヤ顔は嫌な予感しかしないけど。
「東京駅久しぶりに来たし、なんか食って帰るか」
「うん!何食べようね」
翌日、ポスターを見たという医学部の子がちらほらいたりした。変な人が居なくてよかった。掲示板も、名前が載ることはなく話題もすぐに変わっていた。
黒尾さんからもスマホに写真が送られてきて、我ながらよく映ってるのでは?と自画自賛した。カメラマンさんの腕だけど。
「黒尾さん、やっぱりカッコイイなぁ」
「蒼、やっぱり可愛いなぁ」
双方同じことを思っていたとはつゆ知らず。