Love to you
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黒尾さんが参加してるバレークラブにお邪魔した。人数が40人もいる。初心者から上級者まで区分けしてあり、黒尾さんは上級者のチームに混ざっているそう。
「みんなお疲れ様でーす、今日新しくメンバーが増えます。蒼」
「は、はじめまして!一ノ瀬蒼と申します!バレーは初心者なので、色々教えてください!
よろしくお願いします!」
「ちなみに俺の婚約者だから、くれぐれも手出さないでね」
周りがザワつく。
「黒尾の奥さん?!」
「黒尾くんに女の子がいたなんて...」
「プライベートの黒尾ってどんな?甘えんぼう?」
「あはは。お前それ以上言うとしばくそ」
「黒尾さんは、いつでもかっこいいですよ!」
「ヒュー、ラブラブじゃん。未来の奥さん、なんの仕事してるの?」
「今はまだ学生で、医学部にいます」
「賢いんだねー」
「俺今日蒼の方につくから、よろしく」
「ほかの初心者もみてなー」
「おう、任せろ」
黒尾さん直々に教えてくれる...!
「えーと、今日はブロックを教えまーす。ブロッカーはジャンプをしながら斜め前方向に腕を出し、手のひらで壁を作る感覚でブロックを行うのがコツ。タイミングが遅れたり、手がネットを越えられない場合は手のひらを上にしてワンタッチを狙い、スパイクの威力を弱める。タイミングは相手スパイカーが踏み込んだ後に跳ぶように。とりあえずやってみよか。まずは蒼」
相手コートから、黒尾さんがスパイクを打って、
それを仕留める。
パシッ
ビタッ
パシッ
ボフッ
パンッ
スカッ
「腕の角度が違う!もっと覆い被さるように!」
「はい!」
パシッ
バシィッ
パシッ
バシンッ
「そう!今の感じ忘れないで!頭に焼き付けて!次!」
黒尾さん、指導うまいなぁ。カッコイイ。むふふ。
ローテでまた私に回ってきた。
バシッ
パァンッ
パシッ
パアン
「その調子で!次!」
……
……
……
「OK!次はスパイクやるぞ!基本はわかってるよな?じゃ、蒼からローテでいくぞ」
ポン
床を蹴って...
パシィ!
「OK!よく飛ぶなぁ。次!」
ポン
スカッ
「ジャンプのタイミングが違う!ボールよく見て!」
ポン
パーン!
「OK!次!」
ポン
パシーッ
「次!」
ポン
パァンッ
……
……
……
「OK!じゃ、次試合形式でやってみようか。希望のポジションあるなら言って」
「私、リベロやりたい!」
「蒼はリベロな。他はどうだ?」
各々希望のポジションを言ってチームが組まれた。私はBチーム。
「じゃ、Aチームからサーブな」
試合開始!ピーッ!
黒尾さんの笛で試合が開始された。
相手のサーブが私目掛けて飛んでくる。
両腕を板だと思うようにして……
パーン!
「ナイスレシーブ!」
セッターがトスを上げてアタッカーがスパイクを打つ。
「ナイスー!かっこいいよ!」
「一ノ瀬さんもナイスレシーブ!」
次はBチームからサーブだ。
ネットの際で落ちてリベロが滑り込んで拾う。
トスがあがり、強いスパイクが飛んでくる。
「よっ」
反射で足を大きく開いて足の甲で受けた。
「一ノ瀬さんナイス!」
トスが上がって、スパイクが決まってみんなでハイタッチする。
何これ、楽しい!
「蒼は体が柔けぇなぁ」
「鉄も私の勇姿を見ててね!」
攻防は続き、2セット取ってBチームの勝利となった。
「そこまで!各々反省点があるだろうから共有すること。あと少しの時間は自主練して。俺はAグループに戻るから」
「手持ち無沙汰になってしまった……」
「一ノ瀬さん!私とトス練しよ!」
「うん!(優しい...!)」
ポーン
「一ノ瀬さんは黒尾さんと婚約したんだ?いつ結婚するの?」
ポーン
「私が医師になってからだから、6年後くらいかなー」
ポーン
「6年?!黒尾さん待っててくれるって?」
ポーン
「うん、親への挨拶で何年でも待つって言ってた」
ポーン
「すごい覚悟だね...」
ポーン
「クラブでは黒尾さんどんな感じなの?」
ポーン
「うーん、飄々としてるけど、試合になると怖いかな」
「何それ!見てみたい!」
「もう練習終わるから、今度一ノ瀬さんが来たとき見に行ってみようか」
「うん!ありがとうー!」
私が知らない黒尾さんを見れる!
一方Aグループ
「一ノ瀬ちゃん可愛いね」
「...狙ったりすんなよ」
「黒尾の彼女じゃなかったら狙ってたわ。しかもさ、何気に胸大きくない?何カップあるのあれ」
「教えるわけねーだろ。変態」
「おー束縛こわっ。過度な束縛は嫌われるぞ」
「モラル的にお前の方がアウトだろ」
「直接蒼ちゃんに聞いてみようかなぁ」
「○す」
「ジョーダンだよ、ジョーダン。ほら、練習終わるぞ」
練習が終わって解散となった。
「あれ、アレ梨花さんじゃねー?」
「ホントだ、梨花さんだ」
梨花って誰?周りが「梨花さん」でざわついている。
「鉄朗!!」
「梨花さん」が走ってくる。黒尾さんのところへ。そのまま抱きついてしまった。
「梨花?お前なんで日本にいるんだよ」
「鉄朗が忘れられなくて…まだこのクラブにいたんだね!見つけられて嬉しい...!」
周りがざわざわヒソヒソと騒ぎ出す。
「黒尾婚約者いるのにやべくねー?」
「黒尾の彼女、あんなところ見せられて大丈夫か?」
「梨花、とりあえず離れろ」
「うんうん、鉄朗、私、もう一度鉄朗とやりなおしたいの。バレーもまた一緒にしよ?」
「わりぃけど、お前の話には応えられねぇ」
「えっ...なんで...だって私たち、好きあって別れたんじゃない。まだ気持ち、あるでしょ?」
「俺には俺が決めた婚約者がいる」
「こん、やくしゃ?」
黒尾さんがわたしの手を握って指輪が見えるように
「ここにいる」
と答えてくれた。
「そんな...付き合ってどれくらいなの?」
「7ヶ月くらいかなー」
「だったら私との方が長く続いてたじゃない!もう好きじゃないの?!」
「うん、全くお前に気持ちは無い」
「っ...絶対振り向かせてやるんだから」
「あ、そういうのやめて。俺たち一緒に住んでるし、こことか会社とか家まで来たら警察呼ぶから。ふつーにストーカーだから」
「!!なんで...なんでそんな簡単に忘れられるのよ...!」
「俺が蒼を好きになったから。ただそれだけのことだろ」
「黒尾バッサリ行くなー」
「黒尾くん梨花さん相手に冷めてんなー」
周りの人達も黒尾さんの対応っぷりに驚いている。
「もういい!帰る!!」
「おー、夜道は気をつけろよー」
そう言って「梨花さん」は帰って行った。
「ギャハハハハ!黒尾!ダークモード炸裂だったな!」
「梨花さんと仲良かったのにそんなに冷めた対応しなくていーだろ笑」
「鉄の...元カノだったの?」
「蒼、ごめんな。びっくりさせて。さっきのは元カノだよ。でも俺があいつに言ったことは本音だから、蒼だけだから安心してくれな」
「うん。そこは疑わないけど...鉄のことストーカーしないか心配」
「梨花さん、粘着質だからなー。黒尾、刺されないように気をつけろよー」
「じゃあ解散するかー」
こうして嵐のごとく事件は終焉を迎えた。
はずだった。
「みんなお疲れ様でーす、今日新しくメンバーが増えます。蒼」
「は、はじめまして!一ノ瀬蒼と申します!バレーは初心者なので、色々教えてください!
よろしくお願いします!」
「ちなみに俺の婚約者だから、くれぐれも手出さないでね」
周りがザワつく。
「黒尾の奥さん?!」
「黒尾くんに女の子がいたなんて...」
「プライベートの黒尾ってどんな?甘えんぼう?」
「あはは。お前それ以上言うとしばくそ」
「黒尾さんは、いつでもかっこいいですよ!」
「ヒュー、ラブラブじゃん。未来の奥さん、なんの仕事してるの?」
「今はまだ学生で、医学部にいます」
「賢いんだねー」
「俺今日蒼の方につくから、よろしく」
「ほかの初心者もみてなー」
「おう、任せろ」
黒尾さん直々に教えてくれる...!
「えーと、今日はブロックを教えまーす。ブロッカーはジャンプをしながら斜め前方向に腕を出し、手のひらで壁を作る感覚でブロックを行うのがコツ。タイミングが遅れたり、手がネットを越えられない場合は手のひらを上にしてワンタッチを狙い、スパイクの威力を弱める。タイミングは相手スパイカーが踏み込んだ後に跳ぶように。とりあえずやってみよか。まずは蒼」
相手コートから、黒尾さんがスパイクを打って、
それを仕留める。
パシッ
ビタッ
パシッ
ボフッ
パンッ
スカッ
「腕の角度が違う!もっと覆い被さるように!」
「はい!」
パシッ
バシィッ
パシッ
バシンッ
「そう!今の感じ忘れないで!頭に焼き付けて!次!」
黒尾さん、指導うまいなぁ。カッコイイ。むふふ。
ローテでまた私に回ってきた。
バシッ
パァンッ
パシッ
パアン
「その調子で!次!」
……
……
……
「OK!次はスパイクやるぞ!基本はわかってるよな?じゃ、蒼からローテでいくぞ」
ポン
床を蹴って...
パシィ!
「OK!よく飛ぶなぁ。次!」
ポン
スカッ
「ジャンプのタイミングが違う!ボールよく見て!」
ポン
パーン!
「OK!次!」
ポン
パシーッ
「次!」
ポン
パァンッ
……
……
……
「OK!じゃ、次試合形式でやってみようか。希望のポジションあるなら言って」
「私、リベロやりたい!」
「蒼はリベロな。他はどうだ?」
各々希望のポジションを言ってチームが組まれた。私はBチーム。
「じゃ、Aチームからサーブな」
試合開始!ピーッ!
黒尾さんの笛で試合が開始された。
相手のサーブが私目掛けて飛んでくる。
両腕を板だと思うようにして……
パーン!
「ナイスレシーブ!」
セッターがトスを上げてアタッカーがスパイクを打つ。
「ナイスー!かっこいいよ!」
「一ノ瀬さんもナイスレシーブ!」
次はBチームからサーブだ。
ネットの際で落ちてリベロが滑り込んで拾う。
トスがあがり、強いスパイクが飛んでくる。
「よっ」
反射で足を大きく開いて足の甲で受けた。
「一ノ瀬さんナイス!」
トスが上がって、スパイクが決まってみんなでハイタッチする。
何これ、楽しい!
「蒼は体が柔けぇなぁ」
「鉄も私の勇姿を見ててね!」
攻防は続き、2セット取ってBチームの勝利となった。
「そこまで!各々反省点があるだろうから共有すること。あと少しの時間は自主練して。俺はAグループに戻るから」
「手持ち無沙汰になってしまった……」
「一ノ瀬さん!私とトス練しよ!」
「うん!(優しい...!)」
ポーン
「一ノ瀬さんは黒尾さんと婚約したんだ?いつ結婚するの?」
ポーン
「私が医師になってからだから、6年後くらいかなー」
ポーン
「6年?!黒尾さん待っててくれるって?」
ポーン
「うん、親への挨拶で何年でも待つって言ってた」
ポーン
「すごい覚悟だね...」
ポーン
「クラブでは黒尾さんどんな感じなの?」
ポーン
「うーん、飄々としてるけど、試合になると怖いかな」
「何それ!見てみたい!」
「もう練習終わるから、今度一ノ瀬さんが来たとき見に行ってみようか」
「うん!ありがとうー!」
私が知らない黒尾さんを見れる!
一方Aグループ
「一ノ瀬ちゃん可愛いね」
「...狙ったりすんなよ」
「黒尾の彼女じゃなかったら狙ってたわ。しかもさ、何気に胸大きくない?何カップあるのあれ」
「教えるわけねーだろ。変態」
「おー束縛こわっ。過度な束縛は嫌われるぞ」
「モラル的にお前の方がアウトだろ」
「直接蒼ちゃんに聞いてみようかなぁ」
「○す」
「ジョーダンだよ、ジョーダン。ほら、練習終わるぞ」
練習が終わって解散となった。
「あれ、アレ梨花さんじゃねー?」
「ホントだ、梨花さんだ」
梨花って誰?周りが「梨花さん」でざわついている。
「鉄朗!!」
「梨花さん」が走ってくる。黒尾さんのところへ。そのまま抱きついてしまった。
「梨花?お前なんで日本にいるんだよ」
「鉄朗が忘れられなくて…まだこのクラブにいたんだね!見つけられて嬉しい...!」
周りがざわざわヒソヒソと騒ぎ出す。
「黒尾婚約者いるのにやべくねー?」
「黒尾の彼女、あんなところ見せられて大丈夫か?」
「梨花、とりあえず離れろ」
「うんうん、鉄朗、私、もう一度鉄朗とやりなおしたいの。バレーもまた一緒にしよ?」
「わりぃけど、お前の話には応えられねぇ」
「えっ...なんで...だって私たち、好きあって別れたんじゃない。まだ気持ち、あるでしょ?」
「俺には俺が決めた婚約者がいる」
「こん、やくしゃ?」
黒尾さんがわたしの手を握って指輪が見えるように
「ここにいる」
と答えてくれた。
「そんな...付き合ってどれくらいなの?」
「7ヶ月くらいかなー」
「だったら私との方が長く続いてたじゃない!もう好きじゃないの?!」
「うん、全くお前に気持ちは無い」
「っ...絶対振り向かせてやるんだから」
「あ、そういうのやめて。俺たち一緒に住んでるし、こことか会社とか家まで来たら警察呼ぶから。ふつーにストーカーだから」
「!!なんで...なんでそんな簡単に忘れられるのよ...!」
「俺が蒼を好きになったから。ただそれだけのことだろ」
「黒尾バッサリ行くなー」
「黒尾くん梨花さん相手に冷めてんなー」
周りの人達も黒尾さんの対応っぷりに驚いている。
「もういい!帰る!!」
「おー、夜道は気をつけろよー」
そう言って「梨花さん」は帰って行った。
「ギャハハハハ!黒尾!ダークモード炸裂だったな!」
「梨花さんと仲良かったのにそんなに冷めた対応しなくていーだろ笑」
「鉄の...元カノだったの?」
「蒼、ごめんな。びっくりさせて。さっきのは元カノだよ。でも俺があいつに言ったことは本音だから、蒼だけだから安心してくれな」
「うん。そこは疑わないけど...鉄のことストーカーしないか心配」
「梨花さん、粘着質だからなー。黒尾、刺されないように気をつけろよー」
「じゃあ解散するかー」
こうして嵐のごとく事件は終焉を迎えた。
はずだった。