Love to you
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「買い物はこれで充分か?」
「ありがとうお父さん!食器もかわいいの買えた!」
「ありがとうございます!」
「あとは明日業者が荷造りにくるから
鉄朗くんも、帰って軽く準備しておいてね」
「はい!」
「すごいね、着々とコトが進むね」
「なんちゅーか、改めてお前いいとこのお嬢様なんだって実感したわ」
「長い期間の同棲だけど、頑張っていこうね」
「おう......あ、蒼、指出して、指」
蒼はすんなりと俺に手を差し出してくれた。
「車の中じゃだせぇけど、これ付けて」
「コレって婚約指輪ってヤツ?!」「」
「...うん」
「おかーさーん!私指輪貰っちゃったよ!指輪!
キラキラだよー!」
はしゃいでる蒼は初めてバレーボールを買ってもらったときの俺みたいだった。
「お義父さん、お義母さん、送ってくださってありがとうございました。これから2人で頑張っていきますので、よろしくお願いします」
「……くれぐれも蒼を泣かせるなよ」
「そんなことは絶対にしません。約束します。では、気をつけてお帰りください」
「鉄、また明日ね、あ、これマンションのカードキー」
「おう、新しいマンションで待ってるわ」
蒼大きく手を振りながら去っていった。
ーー翌日ーー
こんにちはー、引っ越し代行サービスでーす。
その一言で俺は目が覚めた。
寝癖ぴんぴん、スウェットのまま。
「あー、今日はよろしくお願いします。全部梱包してください」
「かしこまりました!お客様余り物がないので、すぐ済むと思います!冷蔵庫や洗濯機は売ることができますが、どされますか?」
あーそういえばお義父さんが家電は揃ってるって言ってたなー。
「全部売ります、よろしくお願いします」
「わかりました!1時間ほどお待ちください!」
あーこの家も売っぱらなきゃなんねーんだ。
相見積していいとこで売るか。ん?待てよ。賃貸にすればいいんじゃね?
俺は手探りにスマホで賃貸の仕方を調べて人に貸すことにした。
「さて、見つかるかどうか...」
「お客様、荷造りが完了しました。これより出発しますね」
「はい!俺は自分の車で追っかけます! 」
蒼は無事荷造りが終わったのだろうか。
あいつの事だから寝転びながらスマホでも弄ってるんだろう。
ピコ
蒼からLINEがきた。
「今からマンション向かうよ〜」
案外はやかったな。
「俺も向かってるっと」
マンションは俺の旧マンションの最寄り駅と蒼の旧マンションの最寄り駅のちょうど真ん中の駅チカだ。
だから引越しも時間がかからなかった。
「ここが蒼の父親が買ったマンションの一室...タワマンばりにでかい。つーがこういうのをタワマンと呼ぶのか?」
カードキーで扉を開ける。
引越し業者が扉が閉まらないように何かやってる。
「お部屋は何階ですか?」
「えーと...」
カードキーには2003の文字が。
「に、20階の3号室でお願いします」
おいおい、最上階かよ。俺らこんな所で生活していい訳?
「では、運んでいきますねー」
「要らなくなったダンボールは後日回収に来ますので連絡ください」
「ありがとうございます...」
「あ!鉄だー!」
「蒼...」
「あはは、寝癖ぴんぴんにスウェットじゃん。ウケる」
「俺ァ家ではこんな感じよ」
「新鮮だなー!」
「お客様、荷物を運び終わりましたので、料金と...ここにサインお願いします」
「あ、カードで!」
「?!蒼、カード持ってるのか?(学生の分際で?!)」
「一ノ瀬様、これより一ノ瀬様の荷物を運びます。よろしいですか?」
「はい!どうぞどうぞ!」
「俺、家電とか全部売っぱらったけど良かったかな」
「私も全部売ったよー!新しいマンションの家電、メンテナンスを定期的にしてるみたいだから新品同様だよー」
さて、部屋に行こうか、と言ってカードキーをセンサーにかざし20階へ向かった。
2003号室、ここだね!
扉を開けるとそこは俺の家とは比にならないくらい東京一面が展望できる全面ガラス張りの高くて広い窓があった。打ちっぱなしの壁、テーブルは大理石、アイランドキッチンになってて、カウンターテーブルなんかもあった。
「すげ...」
「あはは、景色良いでしょ」
ピンポーン
「マットレスとベットフレームお持ちしましたー」
わっ!タイミングいいね!と言って玄関に向かったが、また戻ってきた。重くて運べないそう。
「ベッドフレームは2000円で取り付けできますがどうしますか?」
「お願いします!」
......
「フレーム出来ました。ご利用ありがとうございましたー。」
「わーマットレストきたからベッドカバーつけよー」
カバーをつけたあと俺が寝転んでみた。
蒼はどんな反応をみせるのか。
「買い出し!買い出し行くよ!」
買い出しに負けた俺...。
「今日は何食べたい?」
「んー。肉かな」
「よし、じゃあ塩カルビ丼にしよう」
「名前からして美味そ」
蒼が次から次へと買い物かごに材料をいれていく。作り置き用にも買うらしい。
「よし。会計するー」
小走りになりながら行列にならぶ蒼。
後ろ姿がもう可愛い。可愛い選手権1位。
俺らの順番が出てきた。
「食費くらい俺に出させて、カードで」
「...ありがと」
「これから買い物した時はレシート残しとけよ。約束な」
「わかりましたでござる」
「ははっ、なんだよその返事」
にしても。やっぱ金持ちはちげーなぁ。
他にも家賃収入とか投資とかいろいろあるんだろな。
格差社会を感じる……。
料理中の蒼に気になったことを聞いてみる。
「蒼のバイト代っていくらなの?」
ひぇっと変な声をだしてら。
「家のバイトはな、7万くらいです……」
妥当な額だ。大学生ならそれくらいだろう。
「家とかはどうしてたの?」
「あそこ……お父さんが買った部屋だから無料で……」
あの部屋もかよ!
「蒼、どんなバイトしてるの?家の仕事以外にもあるだろ?」
「…………」
「なぜ答えない」
「と、投資を少々……」
投資をしてたのはお前の方か。
「今いくらくらい貯金ある?俺も教えるから蒼も教えて。夫婦になるには財産も共有になるからな。ちなみに俺は600万」
「と、投資合わせると800万くらい、かな?」
かな?じゃねぇよ。勉強ばっかりしてるって聞いたけど、本当は投資の勉強してたんじゃねーの?
「お前には賭け事の才があるのかもなぁ……」
「この間、競馬で120万当てました……」
ただのギャンブラーじゃねえか!
「大事に使えよ、大きな金なんだから」
「うん……それで相談なんだけど」
蒼が珍しく相談を頼んできた。
「お父さんたちから送られてきた仕送り、使ってなくてどうしよっかなって」
私が投資をやってることも知らなくて...
「好きに使っていいと思うぞ」
「え?...」
「お前のために送られてきた、ありゃお前のだ。お前が決めていいんだよ」
「じゃあ返そうかな……」
そうなるんかいっ。
「返そうとしてもいらないって言われると思うぞ、俺は」
「確かに...貯金にまわそうかな...」
「賭け事は自分の金でやれよ」
「たまにしかやんないから!大丈夫!」
こうして美味い塩カルビ丼がテーブルに運ばれて一緒に食って、一緒に皿洗いをした。
蒼は疲れたのか、風呂から上がって爆睡していた。
俺も風呂に入って寝室へ向かったら、蒼がベッドの真ん中にちょこんと座っていた。
手をバッと広げる蒼。
俺はすかさず蒼の胸元に飛び込んだ。
その拍子に蒼は倒れてしまった。
「お願いがあるの...」
「うんうん!どした?」
「抱き枕になっほしい……」
「へ?」
期待していたものとは、真逆の答えが返ってきた。
「抱いて欲しいじゃなくて、抱き枕になってほしい?」
「うん。前の捨てちゃったから、新しいの買うまで抱き枕になって」
俺は悶々としながら、今日1日を過ごした。
「ありがとうお父さん!食器もかわいいの買えた!」
「ありがとうございます!」
「あとは明日業者が荷造りにくるから
鉄朗くんも、帰って軽く準備しておいてね」
「はい!」
「すごいね、着々とコトが進むね」
「なんちゅーか、改めてお前いいとこのお嬢様なんだって実感したわ」
「長い期間の同棲だけど、頑張っていこうね」
「おう......あ、蒼、指出して、指」
蒼はすんなりと俺に手を差し出してくれた。
「車の中じゃだせぇけど、これ付けて」
「コレって婚約指輪ってヤツ?!」「」
「...うん」
「おかーさーん!私指輪貰っちゃったよ!指輪!
キラキラだよー!」
はしゃいでる蒼は初めてバレーボールを買ってもらったときの俺みたいだった。
「お義父さん、お義母さん、送ってくださってありがとうございました。これから2人で頑張っていきますので、よろしくお願いします」
「……くれぐれも蒼を泣かせるなよ」
「そんなことは絶対にしません。約束します。では、気をつけてお帰りください」
「鉄、また明日ね、あ、これマンションのカードキー」
「おう、新しいマンションで待ってるわ」
蒼大きく手を振りながら去っていった。
ーー翌日ーー
こんにちはー、引っ越し代行サービスでーす。
その一言で俺は目が覚めた。
寝癖ぴんぴん、スウェットのまま。
「あー、今日はよろしくお願いします。全部梱包してください」
「かしこまりました!お客様余り物がないので、すぐ済むと思います!冷蔵庫や洗濯機は売ることができますが、どされますか?」
あーそういえばお義父さんが家電は揃ってるって言ってたなー。
「全部売ります、よろしくお願いします」
「わかりました!1時間ほどお待ちください!」
あーこの家も売っぱらなきゃなんねーんだ。
相見積していいとこで売るか。ん?待てよ。賃貸にすればいいんじゃね?
俺は手探りにスマホで賃貸の仕方を調べて人に貸すことにした。
「さて、見つかるかどうか...」
「お客様、荷造りが完了しました。これより出発しますね」
「はい!俺は自分の車で追っかけます! 」
蒼は無事荷造りが終わったのだろうか。
あいつの事だから寝転びながらスマホでも弄ってるんだろう。
ピコ
蒼からLINEがきた。
「今からマンション向かうよ〜」
案外はやかったな。
「俺も向かってるっと」
マンションは俺の旧マンションの最寄り駅と蒼の旧マンションの最寄り駅のちょうど真ん中の駅チカだ。
だから引越しも時間がかからなかった。
「ここが蒼の父親が買ったマンションの一室...タワマンばりにでかい。つーがこういうのをタワマンと呼ぶのか?」
カードキーで扉を開ける。
引越し業者が扉が閉まらないように何かやってる。
「お部屋は何階ですか?」
「えーと...」
カードキーには2003の文字が。
「に、20階の3号室でお願いします」
おいおい、最上階かよ。俺らこんな所で生活していい訳?
「では、運んでいきますねー」
「要らなくなったダンボールは後日回収に来ますので連絡ください」
「ありがとうございます...」
「あ!鉄だー!」
「蒼...」
「あはは、寝癖ぴんぴんにスウェットじゃん。ウケる」
「俺ァ家ではこんな感じよ」
「新鮮だなー!」
「お客様、荷物を運び終わりましたので、料金と...ここにサインお願いします」
「あ、カードで!」
「?!蒼、カード持ってるのか?(学生の分際で?!)」
「一ノ瀬様、これより一ノ瀬様の荷物を運びます。よろしいですか?」
「はい!どうぞどうぞ!」
「俺、家電とか全部売っぱらったけど良かったかな」
「私も全部売ったよー!新しいマンションの家電、メンテナンスを定期的にしてるみたいだから新品同様だよー」
さて、部屋に行こうか、と言ってカードキーをセンサーにかざし20階へ向かった。
2003号室、ここだね!
扉を開けるとそこは俺の家とは比にならないくらい東京一面が展望できる全面ガラス張りの高くて広い窓があった。打ちっぱなしの壁、テーブルは大理石、アイランドキッチンになってて、カウンターテーブルなんかもあった。
「すげ...」
「あはは、景色良いでしょ」
ピンポーン
「マットレスとベットフレームお持ちしましたー」
わっ!タイミングいいね!と言って玄関に向かったが、また戻ってきた。重くて運べないそう。
「ベッドフレームは2000円で取り付けできますがどうしますか?」
「お願いします!」
......
「フレーム出来ました。ご利用ありがとうございましたー。」
「わーマットレストきたからベッドカバーつけよー」
カバーをつけたあと俺が寝転んでみた。
蒼はどんな反応をみせるのか。
「買い出し!買い出し行くよ!」
買い出しに負けた俺...。
「今日は何食べたい?」
「んー。肉かな」
「よし、じゃあ塩カルビ丼にしよう」
「名前からして美味そ」
蒼が次から次へと買い物かごに材料をいれていく。作り置き用にも買うらしい。
「よし。会計するー」
小走りになりながら行列にならぶ蒼。
後ろ姿がもう可愛い。可愛い選手権1位。
俺らの順番が出てきた。
「食費くらい俺に出させて、カードで」
「...ありがと」
「これから買い物した時はレシート残しとけよ。約束な」
「わかりましたでござる」
「ははっ、なんだよその返事」
にしても。やっぱ金持ちはちげーなぁ。
他にも家賃収入とか投資とかいろいろあるんだろな。
格差社会を感じる……。
料理中の蒼に気になったことを聞いてみる。
「蒼のバイト代っていくらなの?」
ひぇっと変な声をだしてら。
「家のバイトはな、7万くらいです……」
妥当な額だ。大学生ならそれくらいだろう。
「家とかはどうしてたの?」
「あそこ……お父さんが買った部屋だから無料で……」
あの部屋もかよ!
「蒼、どんなバイトしてるの?家の仕事以外にもあるだろ?」
「…………」
「なぜ答えない」
「と、投資を少々……」
投資をしてたのはお前の方か。
「今いくらくらい貯金ある?俺も教えるから蒼も教えて。夫婦になるには財産も共有になるからな。ちなみに俺は600万」
「と、投資合わせると800万くらい、かな?」
かな?じゃねぇよ。勉強ばっかりしてるって聞いたけど、本当は投資の勉強してたんじゃねーの?
「お前には賭け事の才があるのかもなぁ……」
「この間、競馬で120万当てました……」
ただのギャンブラーじゃねえか!
「大事に使えよ、大きな金なんだから」
「うん……それで相談なんだけど」
蒼が珍しく相談を頼んできた。
「お父さんたちから送られてきた仕送り、使ってなくてどうしよっかなって」
私が投資をやってることも知らなくて...
「好きに使っていいと思うぞ」
「え?...」
「お前のために送られてきた、ありゃお前のだ。お前が決めていいんだよ」
「じゃあ返そうかな……」
そうなるんかいっ。
「返そうとしてもいらないって言われると思うぞ、俺は」
「確かに...貯金にまわそうかな...」
「賭け事は自分の金でやれよ」
「たまにしかやんないから!大丈夫!」
こうして美味い塩カルビ丼がテーブルに運ばれて一緒に食って、一緒に皿洗いをした。
蒼は疲れたのか、風呂から上がって爆睡していた。
俺も風呂に入って寝室へ向かったら、蒼がベッドの真ん中にちょこんと座っていた。
手をバッと広げる蒼。
俺はすかさず蒼の胸元に飛び込んだ。
その拍子に蒼は倒れてしまった。
「お願いがあるの...」
「うんうん!どした?」
「抱き枕になっほしい……」
「へ?」
期待していたものとは、真逆の答えが返ってきた。
「抱いて欲しいじゃなくて、抱き枕になってほしい?」
「うん。前の捨てちゃったから、新しいの買うまで抱き枕になって」
俺は悶々としながら、今日1日を過ごした。