Love to you
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朝起きて、日曜日になった。
黒尾さんはまだ爆睡している。
昨日買い物の時にいつか使うと思って買った卵と味噌と出汁、ベーコンがあるから、
さっそく朝ごはんでも作ろうかな。
そっとベッドから離れてキッチンへ向かった。
お米を炊いて、味噌汁を作る。
白味噌か赤味噌どっちがいいかわかんないから合わせ味噌にしちゃったけどよかったかな...。
具はとんてき用に使ったたまねぎとお豆腐。
卵はどうしよう...ベーコンエッグでいいかな。
ジューという音を立てていると、パタパタと足音も聞こえてきた。
「蒼ー何してんの」
「あ、おはようございます!朝ごはん作ってます!」
「んー...いい匂いする」
黒尾さんが私を後ろから抱きしめる。
「ふぁあ、ああー」
「大きなあくび...まだ眠い?」
「いや、匂いで腹減ってきた」
「もうすぐできるんでソファで待っててください」
「んー、もう少しこうしてたい」
黒尾さんからは見えないけど、私の顔は真っ赤っかである。心臓バクバク。
「蒼、耳が赤くなってる」
ヒィ、そういうとこまで見ないで〜。
「こっち向いて」
顔をクイッと振り向かせて唇を塞がれる。
「ん...」
「あーーやば...うん。飯食おう」
黒尾さんは何か言いたげだったけど、とりあえずご飯の準備が出来たので皿を並べていく。
「いただきます」
「黒尾さんは目玉焼き醤油派?ソース派?塩コショウ派?」
「俺は醤油だな」
「じゃあ醤油をどうぞ」
「サンキュー」
黒尾さんのキッチンは、食材は無いけど調味料系は一通り揃っていた。初めは作っていたのかな。
「米がうめぇなぁ。味噌汁も美味い。全部美味い」
「ガス炊きだとやっぱり違いますよね、美味しいです」
そう言えば、お米なくなりそうなので買っておいてください、と黒尾さんに伝えた。忘れないようにするわ、と答えてくれた。
流石に10kgくらいのお米を私ひとりで運ぶのは大変なので黒尾さんに頼むことにした。
「黒尾さん、今日何処に行きますか?」
「黒尾さんじゃなくて鉄、約束したでしょ」
「て、鉄...、今日どこに行きますか?」
「つーかタメ口でいいよ。よそよそしい」
「タメ口...鉄、今日どこいく?」
「そうそう、その意気」
鉄はうーんと考えながら、「街ブラするか」と提案した。
街ブラといっても大都会。どこもかしこも街ブラ出来てしまう、どこに行くのだろう。
「さみーし、新宿の地下街でブラブラしようぜ」
日本最大級の地下街、新宿。私は1度しか行ったことがないけど、ほんとに大きかった。
いざ、新宿へ。
「ひっろいですねー」
「俺は洋服でも買おうかな」
「(今日の黒尾さんも私服素敵...!白のシャツに黒のスキニー、そしてカーキ色のミリタリージャケット!)」
「蒼は買いたいもんある?」
「くろ..鉄の服選びを手伝いたい!」
「そ?俺結構悩まず即買いするからなぁ。いい感じのやつあったら教えて?」
「うん!!」
こつして黒尾さんファッションショーが始まった。背が高いから、どれも似合いすぎて鼻血でるかと思った。
「これとこれとこれで!」
「蒼も服選びなよ。自分の服」
「私?!私は大丈夫!鉄の、服選びしてるだけで楽しい!」
「そう?ならいいんだけど。次は腕時計を見に行きたい」
「行こう行こう!」
腕時計屋さんについた。
「蒼、選んでよ」
「わ、私?!いいの??」
「蒼が選んだやつなら何でもいいよ」
なんでもいいと言っても、並べられた時計は数万するものから数十万するものまでさまざまだった。
うーん、黒尾さんに似合う時計...
クール系だからあまりギラついたものは似合わないだろうなぁ...
あ、1個だけ、私を選んでと言わんばかりに異彩を放っている腕時計がある。
実は私には共感覚があり、人やモノを見ると色やオーラが見える。
黒尾さんを初めて見た時は、赤色のオーラを纏っていた。
そしてこの腕時計も、赤色のオーラを纏っている。
「これ、これがいいです!いい"気"を感じます!」
「はは、何それ、スピリチュアル?」
黒尾さんが笑ってる...!ニヤニヤじゃない!
「すみません、これください」
値段も見ずに決めてしまった...。
ちらっと腕時計の値段を見ると
20万円もする代物だった。
ひぃ、あんな高価なものオススメしてしまった。
「早速つけるか」
黒尾さんが、元々付けていた腕時計を外して、買ったばかりの腕時計を付けて「どーよ」と私に見せてくれた。
赤のオーラがさらに増した。
「似合ってる!かっこいい!素敵!」
私はテンションが上がってパチパチと拍手してしまい、黒尾さんは何だか気恥しそうにしていた。
「そんなに褒められるとは思ってなかった...」
「鉄、元がカッコイイから!なんでも似合う!」
「俺よりカッコイイやつなんてたくさんいるのに、蒼には俺にフィルターがかかってるのな」
「そ、そんなことない!鉄は誰が見てもカッコイイ!取られたらどうしようってハラハラだよ...」
「ふっ...そんな心配までして...」
「会社で美人の人とかいない?誘惑されたりしない?」
「誘惑ってお前...ははっ!いねーよそんなヤツ」
また黒尾さんがニヤニヤじゃなくて笑ってる...!
「蒼はいちいちツボるなぁ」
頭を撫でられて、大丈夫だよ、と言ってくれた黒尾さん。
「蒼は見たいもんとか欲しいもんねぇの?」
「そうですね...マーチン見に行きたいです」
「つーと、ルミネの方か。行くか」
今度は私の欲しいものを見に一緒に歩く。
おっと、と言って黒尾さんが手を差し伸べてくれた。
「手繋いだ方が、デートっぽいだろ?」
〜〜〜!!
この人はもう、どれだけ人の顔を真っ赤にさせるんだろうか。一緒にいるだけでドキドキしてるのに、そんな恥ずかしいこと言われたらまた私は茹でダコと言われてしまうじゃない。
「はは、茹でダコになってら」
「もう!またそうやってからかう!」
黒尾さんはニヤニヤモードに変わった。
「真っ赤な蒼も可愛いぞ」
ボッと更に赤くなる私。
「私も絶対鉄の顔真っ赤にしてみせる...」
「そりゃ楽しみだ」
黒尾さんは、余裕の素振りを見せて私の手を握ったままポッケに収めた。
「さみーから、入れとけ」
こういう何気ない、態とらしくない優しさが黒尾さんのいい所だ。
2人でルミネのマーチンへ向かった。
デートはまだまだ続く。
黒尾さんはまだ爆睡している。
昨日買い物の時にいつか使うと思って買った卵と味噌と出汁、ベーコンがあるから、
さっそく朝ごはんでも作ろうかな。
そっとベッドから離れてキッチンへ向かった。
お米を炊いて、味噌汁を作る。
白味噌か赤味噌どっちがいいかわかんないから合わせ味噌にしちゃったけどよかったかな...。
具はとんてき用に使ったたまねぎとお豆腐。
卵はどうしよう...ベーコンエッグでいいかな。
ジューという音を立てていると、パタパタと足音も聞こえてきた。
「蒼ー何してんの」
「あ、おはようございます!朝ごはん作ってます!」
「んー...いい匂いする」
黒尾さんが私を後ろから抱きしめる。
「ふぁあ、ああー」
「大きなあくび...まだ眠い?」
「いや、匂いで腹減ってきた」
「もうすぐできるんでソファで待っててください」
「んー、もう少しこうしてたい」
黒尾さんからは見えないけど、私の顔は真っ赤っかである。心臓バクバク。
「蒼、耳が赤くなってる」
ヒィ、そういうとこまで見ないで〜。
「こっち向いて」
顔をクイッと振り向かせて唇を塞がれる。
「ん...」
「あーーやば...うん。飯食おう」
黒尾さんは何か言いたげだったけど、とりあえずご飯の準備が出来たので皿を並べていく。
「いただきます」
「黒尾さんは目玉焼き醤油派?ソース派?塩コショウ派?」
「俺は醤油だな」
「じゃあ醤油をどうぞ」
「サンキュー」
黒尾さんのキッチンは、食材は無いけど調味料系は一通り揃っていた。初めは作っていたのかな。
「米がうめぇなぁ。味噌汁も美味い。全部美味い」
「ガス炊きだとやっぱり違いますよね、美味しいです」
そう言えば、お米なくなりそうなので買っておいてください、と黒尾さんに伝えた。忘れないようにするわ、と答えてくれた。
流石に10kgくらいのお米を私ひとりで運ぶのは大変なので黒尾さんに頼むことにした。
「黒尾さん、今日何処に行きますか?」
「黒尾さんじゃなくて鉄、約束したでしょ」
「て、鉄...、今日どこに行きますか?」
「つーかタメ口でいいよ。よそよそしい」
「タメ口...鉄、今日どこいく?」
「そうそう、その意気」
鉄はうーんと考えながら、「街ブラするか」と提案した。
街ブラといっても大都会。どこもかしこも街ブラ出来てしまう、どこに行くのだろう。
「さみーし、新宿の地下街でブラブラしようぜ」
日本最大級の地下街、新宿。私は1度しか行ったことがないけど、ほんとに大きかった。
いざ、新宿へ。
「ひっろいですねー」
「俺は洋服でも買おうかな」
「(今日の黒尾さんも私服素敵...!白のシャツに黒のスキニー、そしてカーキ色のミリタリージャケット!)」
「蒼は買いたいもんある?」
「くろ..鉄の服選びを手伝いたい!」
「そ?俺結構悩まず即買いするからなぁ。いい感じのやつあったら教えて?」
「うん!!」
こつして黒尾さんファッションショーが始まった。背が高いから、どれも似合いすぎて鼻血でるかと思った。
「これとこれとこれで!」
「蒼も服選びなよ。自分の服」
「私?!私は大丈夫!鉄の、服選びしてるだけで楽しい!」
「そう?ならいいんだけど。次は腕時計を見に行きたい」
「行こう行こう!」
腕時計屋さんについた。
「蒼、選んでよ」
「わ、私?!いいの??」
「蒼が選んだやつなら何でもいいよ」
なんでもいいと言っても、並べられた時計は数万するものから数十万するものまでさまざまだった。
うーん、黒尾さんに似合う時計...
クール系だからあまりギラついたものは似合わないだろうなぁ...
あ、1個だけ、私を選んでと言わんばかりに異彩を放っている腕時計がある。
実は私には共感覚があり、人やモノを見ると色やオーラが見える。
黒尾さんを初めて見た時は、赤色のオーラを纏っていた。
そしてこの腕時計も、赤色のオーラを纏っている。
「これ、これがいいです!いい"気"を感じます!」
「はは、何それ、スピリチュアル?」
黒尾さんが笑ってる...!ニヤニヤじゃない!
「すみません、これください」
値段も見ずに決めてしまった...。
ちらっと腕時計の値段を見ると
20万円もする代物だった。
ひぃ、あんな高価なものオススメしてしまった。
「早速つけるか」
黒尾さんが、元々付けていた腕時計を外して、買ったばかりの腕時計を付けて「どーよ」と私に見せてくれた。
赤のオーラがさらに増した。
「似合ってる!かっこいい!素敵!」
私はテンションが上がってパチパチと拍手してしまい、黒尾さんは何だか気恥しそうにしていた。
「そんなに褒められるとは思ってなかった...」
「鉄、元がカッコイイから!なんでも似合う!」
「俺よりカッコイイやつなんてたくさんいるのに、蒼には俺にフィルターがかかってるのな」
「そ、そんなことない!鉄は誰が見てもカッコイイ!取られたらどうしようってハラハラだよ...」
「ふっ...そんな心配までして...」
「会社で美人の人とかいない?誘惑されたりしない?」
「誘惑ってお前...ははっ!いねーよそんなヤツ」
また黒尾さんがニヤニヤじゃなくて笑ってる...!
「蒼はいちいちツボるなぁ」
頭を撫でられて、大丈夫だよ、と言ってくれた黒尾さん。
「蒼は見たいもんとか欲しいもんねぇの?」
「そうですね...マーチン見に行きたいです」
「つーと、ルミネの方か。行くか」
今度は私の欲しいものを見に一緒に歩く。
おっと、と言って黒尾さんが手を差し伸べてくれた。
「手繋いだ方が、デートっぽいだろ?」
〜〜〜!!
この人はもう、どれだけ人の顔を真っ赤にさせるんだろうか。一緒にいるだけでドキドキしてるのに、そんな恥ずかしいこと言われたらまた私は茹でダコと言われてしまうじゃない。
「はは、茹でダコになってら」
「もう!またそうやってからかう!」
黒尾さんはニヤニヤモードに変わった。
「真っ赤な蒼も可愛いぞ」
ボッと更に赤くなる私。
「私も絶対鉄の顔真っ赤にしてみせる...」
「そりゃ楽しみだ」
黒尾さんは、余裕の素振りを見せて私の手を握ったままポッケに収めた。
「さみーから、入れとけ」
こういう何気ない、態とらしくない優しさが黒尾さんのいい所だ。
2人でルミネのマーチンへ向かった。
デートはまだまだ続く。