Love to you
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「こういう感じで指輪を作って欲しいんですが...」
オーダーメイド専用のジュエリーショップに来た。
蒼は昨日描いた指輪のデザインを見せる。
「なるほど.........例えばなんですが、」
店の人がサラサラと紙に何かを描き加えていく。
「例えば、ツタを筆記体のようなお互いのイニシャルにして繋げるのはどうでしょう」
「!!!」
その発想はなかった、という顔をする蒼。
「それ...いいですね!素敵です!」
「では、そういう風にしましょう。それから、目立たないくらいの小さなダイアモンドを付けるのもオススメです」
「あっ...じゃあ、このブラックダイアモンドでお願いします...!」
蒼が楽しそうだ。つーか、俺が楽しいし。蒼が楽しくないわけないだろう。
「では、出来上がりは1ヶ月ほどかかります。よろしいですか?」
「はい!よろしくお願いします!」
店を後にする俺たち。蒼はルンルン気分だ。
「あの店にして正解だったな」
「うん!いい店員さんだったね!アイディアもくれたし...めっちゃ素敵な指輪ができるね!」
笑顔の蒼が眩しい。
「...結婚式はどうする?」
眩しい蒼が一気に暗くなる。
「結婚式は...挙げなくていいよ」
「そう?蒼、挙げたそうだけど」
「あんまりこう...人を大量に対応するの苦手なんだよね...」
「それって仕事で致命的じゃない?」
蒼がさらにどんより暗くなる。図星か。
「そう、なの...大学病院は向いてないよ、私。はやく開業したい。出来るだけ早く」
蒼の意外な弱点。そうだったのか。そんな感じ全然しないけど。
「ま、俺も絶対式挙げたいとかないから、蒼の気持ちを優先するよ」
「でもっ!でもねっ!ドレスは着たいの!だから、フォト婚しよ!」
「フォト婚って?」
「ドレス着て写真だけ撮るやつ!それはやりたい!」
「...じゃあ、蒼の誕生日にそれやるか」
「ほんと!!!ありがとう!!!」
すぐに元気になった蒼。こう、感情がコロコロ変わるのを見てるとすごい楽しい。悲しませたり怒らせたくはないけど、一喜一憂している蒼を見ると人間味があって面白い。顔に出やすいんだな。
「とりあえず、ランチでも行くか」
「うん!秋だし、秋刀魚食べたいね。秋刀魚」
「さすが蒼。よく分かってるな」
頭を撫でると嬉しそうにする。かわいい。
「俺の行きつけの店に行くか」
「あ!前に連れてってくれたところだよね!行きたい!」
「よく覚えてるな。かなり前だったと思うけど。まぁ、行くか」
店について、昼食を食べて、フォト婚をやってる店に来た。
「わー!ドレスがいっぱい!」
「試着もできますので、お気軽にお試しください」
案内された部屋には様々な種類のドレスが並べられていた。
蒼かぁ...蒼に似合うドレス...そうだな...ビビットカラーよりからパステルとかホワイト系で、ふわっとした感じのが似合いそうだなぁ。
「これっ!これにします!」
「決めるのはやっ」
蒼が選んだのはパステルカラーで何色も彩られたレースが重なるドレスだった。
試着してみると...。
「似合うな...」
「似合う?!じゃあこれにしよ!次!鉄の番ね!」
俺の服装も決めるのか。まぁ、無難にタキシードだろうけど。
「これ!これがいい!クリーム色!かわいい!」
蒼チャンって、即決するタイプだったね...。
「蒼がいいっていうやつでいいよ。似合いそうなの俺にはわかんないから」
「じゃあ決まりね!店員さん、これとこれ、予約お願いします!」
「では日程やシチュエーションなど決めましょう」
こうもスラスラと物事を決めてもいいのだろうか。もうちょっと慎重に決めた方がいいのじゃないか。
「では、ご契約ということで」
「はい!よろしくお願いします!」
蒼の判断に任せよう。
ーーーーー夕方。
「今日いっぱい色々決めたね!指輪、ドレス、撮影場所...」
「蒼のおかげでスムーズに済んだよ」
「色々私が決めたけど良かったの?」
「蒼のセンスを信じてるからね」
「へへ...」
照れてるのか?顔が赤い...。なんかふらふらしてるし。
「蒼、もしかして熱ある?」
「え?あーそういえばなんか...熱いかも...」
おでこに手を当てると、かなり熱くなっていた。
「え...今度は私が風邪かな...」
「うーん、喉の痛みとかはない?」
「ない。なんにもない。」
「用心するに越したことはないけど、多分、知恵熱だな」
「知恵熱」
「今日テンション上がりっぱなしだったでしょ。パンクしちゃったんだよ」
「何それ。私子供かっ」
「家に着くまで大丈夫そう?俺おんぶしようか?」
「えー、ほぉー、うん。お願いしよかな」
蒼は嬉しそうに俺の背に体を預けた。
「色々楽しみだな」
「そうだね。指輪とか、鉄のタキシード姿も楽しみだし」
途中から、二人で気持ちのしりとりをしながら帰った。
「てー...鉄、大好き」
「キスしたい」
「いやだ」
「ダメなの?!」
「NO」
「おうちついたらはどうですか」
「かまわないよ」
「よし!約束」
「クリスマス、楽しみだ」
「だね。指輪もフォト婚も楽しもう」
「うん!」
「あ、んがついた!蒼の負けー!」
今日は一日子供みたいにはしゃいだ。
オーダーメイド専用のジュエリーショップに来た。
蒼は昨日描いた指輪のデザインを見せる。
「なるほど.........例えばなんですが、」
店の人がサラサラと紙に何かを描き加えていく。
「例えば、ツタを筆記体のようなお互いのイニシャルにして繋げるのはどうでしょう」
「!!!」
その発想はなかった、という顔をする蒼。
「それ...いいですね!素敵です!」
「では、そういう風にしましょう。それから、目立たないくらいの小さなダイアモンドを付けるのもオススメです」
「あっ...じゃあ、このブラックダイアモンドでお願いします...!」
蒼が楽しそうだ。つーか、俺が楽しいし。蒼が楽しくないわけないだろう。
「では、出来上がりは1ヶ月ほどかかります。よろしいですか?」
「はい!よろしくお願いします!」
店を後にする俺たち。蒼はルンルン気分だ。
「あの店にして正解だったな」
「うん!いい店員さんだったね!アイディアもくれたし...めっちゃ素敵な指輪ができるね!」
笑顔の蒼が眩しい。
「...結婚式はどうする?」
眩しい蒼が一気に暗くなる。
「結婚式は...挙げなくていいよ」
「そう?蒼、挙げたそうだけど」
「あんまりこう...人を大量に対応するの苦手なんだよね...」
「それって仕事で致命的じゃない?」
蒼がさらにどんより暗くなる。図星か。
「そう、なの...大学病院は向いてないよ、私。はやく開業したい。出来るだけ早く」
蒼の意外な弱点。そうだったのか。そんな感じ全然しないけど。
「ま、俺も絶対式挙げたいとかないから、蒼の気持ちを優先するよ」
「でもっ!でもねっ!ドレスは着たいの!だから、フォト婚しよ!」
「フォト婚って?」
「ドレス着て写真だけ撮るやつ!それはやりたい!」
「...じゃあ、蒼の誕生日にそれやるか」
「ほんと!!!ありがとう!!!」
すぐに元気になった蒼。こう、感情がコロコロ変わるのを見てるとすごい楽しい。悲しませたり怒らせたくはないけど、一喜一憂している蒼を見ると人間味があって面白い。顔に出やすいんだな。
「とりあえず、ランチでも行くか」
「うん!秋だし、秋刀魚食べたいね。秋刀魚」
「さすが蒼。よく分かってるな」
頭を撫でると嬉しそうにする。かわいい。
「俺の行きつけの店に行くか」
「あ!前に連れてってくれたところだよね!行きたい!」
「よく覚えてるな。かなり前だったと思うけど。まぁ、行くか」
店について、昼食を食べて、フォト婚をやってる店に来た。
「わー!ドレスがいっぱい!」
「試着もできますので、お気軽にお試しください」
案内された部屋には様々な種類のドレスが並べられていた。
蒼かぁ...蒼に似合うドレス...そうだな...ビビットカラーよりからパステルとかホワイト系で、ふわっとした感じのが似合いそうだなぁ。
「これっ!これにします!」
「決めるのはやっ」
蒼が選んだのはパステルカラーで何色も彩られたレースが重なるドレスだった。
試着してみると...。
「似合うな...」
「似合う?!じゃあこれにしよ!次!鉄の番ね!」
俺の服装も決めるのか。まぁ、無難にタキシードだろうけど。
「これ!これがいい!クリーム色!かわいい!」
蒼チャンって、即決するタイプだったね...。
「蒼がいいっていうやつでいいよ。似合いそうなの俺にはわかんないから」
「じゃあ決まりね!店員さん、これとこれ、予約お願いします!」
「では日程やシチュエーションなど決めましょう」
こうもスラスラと物事を決めてもいいのだろうか。もうちょっと慎重に決めた方がいいのじゃないか。
「では、ご契約ということで」
「はい!よろしくお願いします!」
蒼の判断に任せよう。
ーーーーー夕方。
「今日いっぱい色々決めたね!指輪、ドレス、撮影場所...」
「蒼のおかげでスムーズに済んだよ」
「色々私が決めたけど良かったの?」
「蒼のセンスを信じてるからね」
「へへ...」
照れてるのか?顔が赤い...。なんかふらふらしてるし。
「蒼、もしかして熱ある?」
「え?あーそういえばなんか...熱いかも...」
おでこに手を当てると、かなり熱くなっていた。
「え...今度は私が風邪かな...」
「うーん、喉の痛みとかはない?」
「ない。なんにもない。」
「用心するに越したことはないけど、多分、知恵熱だな」
「知恵熱」
「今日テンション上がりっぱなしだったでしょ。パンクしちゃったんだよ」
「何それ。私子供かっ」
「家に着くまで大丈夫そう?俺おんぶしようか?」
「えー、ほぉー、うん。お願いしよかな」
蒼は嬉しそうに俺の背に体を預けた。
「色々楽しみだな」
「そうだね。指輪とか、鉄のタキシード姿も楽しみだし」
途中から、二人で気持ちのしりとりをしながら帰った。
「てー...鉄、大好き」
「キスしたい」
「いやだ」
「ダメなの?!」
「NO」
「おうちついたらはどうですか」
「かまわないよ」
「よし!約束」
「クリスマス、楽しみだ」
「だね。指輪もフォト婚も楽しもう」
「うん!」
「あ、んがついた!蒼の負けー!」
今日は一日子供みたいにはしゃいだ。
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