Love to you
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翌日。
ホームで電車を待っていると、ツンツンと、肘を続かれた。振り向くとそこには、雨宮鈴々香が。
「え...なんで電車...駅...」
「電車混むからバス通勤してたんですが、この駅で降りて電車乗ろうと思いまして!黒尾先輩の最寄り駅なので!」
俺の嫌な予感は必ず当たる仕様になっているのか。
「........一緒に会社行くと一緒に通勤したと思われるからやめて欲しいんだけど」
「大丈夫です!私は裏門から入るので!ご迷惑はおかけしません!」
ニコニコ顔の雨宮とは裏腹に、青ざめる俺の顔。はぁ...困った。断っても断っても折れない。これが若さってやつか。これが雨宮鈴々香なのか。
電車に乗ると、混雑してるのもあって雨宮と俺の距離が近くなる。閉まっている扉に寄りかかる雨宮と、くっつかないように片手で扉を抑える俺。
「まるで壁ドンですね!」
なんだか体が重くなってきた。ついでに軽くめまいも。相当まいってるな、俺。
「あのさぁ...俺本当に、雨宮のこと好きになるとかないから」
「人生何がおこるかわかりません!運命だって行動ひとつで変わります!」
なんでこんなにポジティブなんだ。自信に満ち溢れている。若さだけじゃない。たぶん、相当モテたんだろう。この見た目だ。清楚系だけど元気で、目力があって、長いまつ毛に通った鼻筋。蒼はモデルかって言ってたけど、たしかにそっちの方が天職なんじゃないか?
「つきましたよ!先輩!」
駅を降りると、雨宮は俺の後ろをゆっくりついて行くように歩いていた。
さっき言った一緒に歩きたくないっての、気使ってるのか。もっと別のことで気使ってほしいんだけど。
「黒尾先輩の足のサイズはいくつなんですか?」
「30」
「身長はいくつですか?」
「187.7cm」
「好きな食べ物は何ですか?」
「秋刀魚の塩焼き」
淡々と質問に答えているけど、これ答えない方が良かったか。
「好きな人のタイプは?」
「蒼」
「...蒼さんの好きなところは?」
「明るくて、優しくて、楽しくて、一緒にいて心地がいい」
「それだけだったら、蒼さんじゃなくても世の中にたくさんいますよね」
「雨宮にはわかんねーよ」
「なんでで「裏門着いたぞ」」
被せるように、雨宮と距離を置く。
「ほんとだ!じゃあまた、休憩室で会えるといいですね!」
......休憩室で飯食うの辞めようかな...。
ーーーー昼。
通勤の時に体が重いなって思ってたけど、なんかこれ、俺、熱あるんじゃないか?体が熱くなってきた。昨日の雨に打たれたせいか。
救護室で熱を計ると、37.8度。通りで熱いわけだ。
「......早退するか」
上司に熱があることを伝えて、早退することにした。
「あぢー...」
病院に行って、家に着いて、速攻でソファにダイブする。
薬飲まなきゃ。水分もとらなきゃ。その前に何か食べなきゃ...。
ーーーーーピンポーン
ハッと目が覚めた。誰か来た。時計を見ると、14時過ぎ。
インターホンのモニターを見ることなくオートロックを解除すると、再びインターホンが鳴った。宅配か?
「はー...い......」
「先輩!大丈夫ですか?!」
「雨宮......」
なぜ彼女がここに。なぜこんな時間に。
「用事で先輩の部署行ったら熱で早退したって聞いて、私も早退して走って電車乗ってドラッグストア行って熱冷ましシートとゼリーとか、ポカリとか買ってきました!」
「...雨宮、あのさ...」
そこで俺の記憶は飛んだ。
ホームで電車を待っていると、ツンツンと、肘を続かれた。振り向くとそこには、雨宮鈴々香が。
「え...なんで電車...駅...」
「電車混むからバス通勤してたんですが、この駅で降りて電車乗ろうと思いまして!黒尾先輩の最寄り駅なので!」
俺の嫌な予感は必ず当たる仕様になっているのか。
「........一緒に会社行くと一緒に通勤したと思われるからやめて欲しいんだけど」
「大丈夫です!私は裏門から入るので!ご迷惑はおかけしません!」
ニコニコ顔の雨宮とは裏腹に、青ざめる俺の顔。はぁ...困った。断っても断っても折れない。これが若さってやつか。これが雨宮鈴々香なのか。
電車に乗ると、混雑してるのもあって雨宮と俺の距離が近くなる。閉まっている扉に寄りかかる雨宮と、くっつかないように片手で扉を抑える俺。
「まるで壁ドンですね!」
なんだか体が重くなってきた。ついでに軽くめまいも。相当まいってるな、俺。
「あのさぁ...俺本当に、雨宮のこと好きになるとかないから」
「人生何がおこるかわかりません!運命だって行動ひとつで変わります!」
なんでこんなにポジティブなんだ。自信に満ち溢れている。若さだけじゃない。たぶん、相当モテたんだろう。この見た目だ。清楚系だけど元気で、目力があって、長いまつ毛に通った鼻筋。蒼はモデルかって言ってたけど、たしかにそっちの方が天職なんじゃないか?
「つきましたよ!先輩!」
駅を降りると、雨宮は俺の後ろをゆっくりついて行くように歩いていた。
さっき言った一緒に歩きたくないっての、気使ってるのか。もっと別のことで気使ってほしいんだけど。
「黒尾先輩の足のサイズはいくつなんですか?」
「30」
「身長はいくつですか?」
「187.7cm」
「好きな食べ物は何ですか?」
「秋刀魚の塩焼き」
淡々と質問に答えているけど、これ答えない方が良かったか。
「好きな人のタイプは?」
「蒼」
「...蒼さんの好きなところは?」
「明るくて、優しくて、楽しくて、一緒にいて心地がいい」
「それだけだったら、蒼さんじゃなくても世の中にたくさんいますよね」
「雨宮にはわかんねーよ」
「なんでで「裏門着いたぞ」」
被せるように、雨宮と距離を置く。
「ほんとだ!じゃあまた、休憩室で会えるといいですね!」
......休憩室で飯食うの辞めようかな...。
ーーーー昼。
通勤の時に体が重いなって思ってたけど、なんかこれ、俺、熱あるんじゃないか?体が熱くなってきた。昨日の雨に打たれたせいか。
救護室で熱を計ると、37.8度。通りで熱いわけだ。
「......早退するか」
上司に熱があることを伝えて、早退することにした。
「あぢー...」
病院に行って、家に着いて、速攻でソファにダイブする。
薬飲まなきゃ。水分もとらなきゃ。その前に何か食べなきゃ...。
ーーーーーピンポーン
ハッと目が覚めた。誰か来た。時計を見ると、14時過ぎ。
インターホンのモニターを見ることなくオートロックを解除すると、再びインターホンが鳴った。宅配か?
「はー...い......」
「先輩!大丈夫ですか?!」
「雨宮......」
なぜ彼女がここに。なぜこんな時間に。
「用事で先輩の部署行ったら熱で早退したって聞いて、私も早退して走って電車乗ってドラッグストア行って熱冷ましシートとゼリーとか、ポカリとか買ってきました!」
「...雨宮、あのさ...」
そこで俺の記憶は飛んだ。