運命の人となら
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これからモトキの家に挨拶に行くことになった。
行くとは答えたものの、こんな無愛想な私を
受け入れてくれるだろうか。
「不安か?」
モトキが手をぎゅっと握ってくれる。
「うん。私あんまり笑わないから心配で...」
「おー、それなら気にすんな。散々親とネーチャンに伝えてある」
「え?なにを?!」
「かなりのポーカーフェイスだけどいい子なんだって、だから気にすんな」
「うう...余計緊張してきた」
「ついた。入るぞ」
ドキドキがとまらない。こんなに緊張するのは入試の合否結果以来だ。
「彼女つれてきたー」
「おかえりなさい!まあまあ、色白で黒髪も綺麗でお人形さんみたいねぇ」
「一ノ瀬蒼です。今日はありがとうございます」
「ポーカーフェイスとは聞いていたけど、ほんとに笑わないなんて、本物のお人形さんみたいね」
「すみません、人見知りが激しくて...」
「全然気にしてないわよ!モトキがこんな可愛い子連れてくるなんて、ないと思ってたらホントに連れてきてビックリはしたけどね」
これは奇跡ね、とモトキのお母さんは言う。
「蒼ちゃん、夕飯うちで食べていく?」
「おーそうしようぜ」
「あ、じゃあお言葉に甘えて...」
「出来たら呼んでー俺の部屋にいるから」
「はいはーい。蒼ちゃん、ゆっくりしていってね」
「ありがとうございます!よろしくお願いします!」
心臓がバクバクする。緊張で冷や汗もかいた。
「ここ、俺の部屋な」
入るとそこは、The男の部屋と言った感じだった。でも清潔感があって、散らかったりはしてない。モトキは綺麗好きなのかな?
「床だと硬ぇから、ベッド座っていいぞ」
「あ、じゃあ...」
ポスッとベッドに座ると、モトキも隣に座って抱きついてきた。
「蒼、心臓バクバクじゃん」
「当たり前だよ。緊張してるんだもん」
「まー俺も蒼の家行った時超緊張したなー」
にしても、これは緊張しすぎだろ、と、モトキは笑う。
モトキの手が私の髪をなでる。
「ほんと綺麗な黒髪だよな...つやつや」
「手入れしてるから、大事な体の一部だからね」
モトキの手が髪から耳へ、耳から頬へ、
だんだんと距離は縮まってきて、ゆっくりとキスをした。
「俺、本当に蒼と付き合えてよかったわ」
「どうしたの、急に」
「まず理解しようと努力してくれてるのが練習中にわかる。俺の調子とか、やりたいこととか言わなくてもわかってくれる。言い方悪いけど、そんなことできるの小学からつきあいあった秋丸くらいだと思ってた。中学でクサってた俺を蒼に見られなくてよかったな。」
モトキの本音を初めて聞いたかもしれない。きっと今までいろいろあって、何を信じたらいいのかもわからなかった時期もあったんだろう。
モトキをぎゅっと抱きしめる。
「大丈夫だよ。中学のときのモトキでも、私は怖くないよ。きっと手を差し伸べていたと思う」
「お前はホント...やさしいなぁ...」
モトキが大きな手で頭をゆっくり撫でる。
「2人とも!ご飯できたわよ!」
モトキのお母さんが呼んでくれたのでリビングへ向かう。
「今日はチキンの照り焼きとお味噌汁とほうれん草のおひたしね!どうぞ!」
ご飯をよそってもらい箸も受け取る。
「いただきます」
...美味しい。照り焼きのソースがちょっと甘めでご飯が進む。
「蒼?」
ハッ
「すみません、美味しいので食べるのに集中していました。」
「嬉しいこと言ってくれるじゃない!」
ガチャ
「ただいまーーーー」
「ネーチャンだな」
モトキのおねーさん....。
どんな人だろう...。
「わっ、知らない美少女がいる」
「おかえり〜。モトキの彼女よ、彼女♡」
「え?!都市伝説じゃなかったの?!」
「それがほんとだったのよー」
モトキのお姉さんはモトキにソックリで、切れ長の目がとても綺麗な人だった。モデルさんみたいに綺麗。
「あんたら家族だからって俺に失礼すぎねぇ?」
「まぁまぁ、とりあえずみんなでご飯食べましょ」
「蒼ちゃん?だっけ?正直モトキのどこが良かったの?」
モトキからゆらゆらとダークなオーラが見える。
「うーん。意外と優しいんです。いろんなことで助けられてます。あとは、野球一筋なところですかね。一生懸命にやってるのをみると元気もらえます」
「100点の模範解答だわ」
と、モトキのお姉さんにパチパチと拍手される。
「モトキにもいいところがあって安心したわぁ」
「なんか扱い雑じゃね?俺なんかした?」
「モトキ、こんなにいい子なんだから大事にしなさいよ」
「当たり前だろ。別れる気なんて一生ねぇよ」
「なにそれあんた!プロポーズじゃん!」
ゲラゲラと笑うモトキ姉。
「笑いたきゃ笑え」
「笑うと言えば、蒼ちゃんほんとに笑わないのねー」
かわいいからショーケースに飾っておきたいわ、なんて冗談でも、蒼は笑わない。
「モトキは見た事あるの?蒼ちゃんの笑ったところ」
「おう、今日は2回も見れた。運使い切ったわ」
「へー、私にもいつか可愛い笑顔、みせてね!」
「が、がんばります」
「蒼、無理すんなよ。ネーチャンの言うことなんて大体テキトーだから」
「わ、わかった」
食事も一段落し、帰ることにした。モトキが送ってくれるらしい。
「蒼ちゃん!またきてね!おとーさんにも会わせたいから!」
「はい、ごちそうさまでした。ありがとうございました!」
寒い帰り道。モトキと手を繋いで歩道を歩く。
「良い家族だね」
「そうかー?女の方が権力ある家庭だぞ」
「それは確かに珍しいけど、楽しそうでよかった。」
「また遊びに来いよな。みんな喜ぶから」
「うん。今日はすごく充実してて楽しかった。ありがとうモトキ」
10分ほど経っただろうか、そうしているうちに、蒼の家にもついてしまった。
「風邪ひかないようにして寝ろよ」
「モトキもね。おやすみなさい」
「おう。じゃあな」
別れの手を振って自宅に帰る。
「ふぅーーーーー、緊張したぁ。わたし、大丈夫だったかな、失礼なことしてなかったかな」
しどろもどろしながらモトキにLINEで今日はありがとうと、送る。
すぐに返事が来た。
「また遊ぼうな」
今日はいろいろあったから、疲れもどっときた。
シャワー浴びて、早く寝て明日の学校に備えよう...。
モトキとの距離がまた少し、縮んだ気がする。
行くとは答えたものの、こんな無愛想な私を
受け入れてくれるだろうか。
「不安か?」
モトキが手をぎゅっと握ってくれる。
「うん。私あんまり笑わないから心配で...」
「おー、それなら気にすんな。散々親とネーチャンに伝えてある」
「え?なにを?!」
「かなりのポーカーフェイスだけどいい子なんだって、だから気にすんな」
「うう...余計緊張してきた」
「ついた。入るぞ」
ドキドキがとまらない。こんなに緊張するのは入試の合否結果以来だ。
「彼女つれてきたー」
「おかえりなさい!まあまあ、色白で黒髪も綺麗でお人形さんみたいねぇ」
「一ノ瀬蒼です。今日はありがとうございます」
「ポーカーフェイスとは聞いていたけど、ほんとに笑わないなんて、本物のお人形さんみたいね」
「すみません、人見知りが激しくて...」
「全然気にしてないわよ!モトキがこんな可愛い子連れてくるなんて、ないと思ってたらホントに連れてきてビックリはしたけどね」
これは奇跡ね、とモトキのお母さんは言う。
「蒼ちゃん、夕飯うちで食べていく?」
「おーそうしようぜ」
「あ、じゃあお言葉に甘えて...」
「出来たら呼んでー俺の部屋にいるから」
「はいはーい。蒼ちゃん、ゆっくりしていってね」
「ありがとうございます!よろしくお願いします!」
心臓がバクバクする。緊張で冷や汗もかいた。
「ここ、俺の部屋な」
入るとそこは、The男の部屋と言った感じだった。でも清潔感があって、散らかったりはしてない。モトキは綺麗好きなのかな?
「床だと硬ぇから、ベッド座っていいぞ」
「あ、じゃあ...」
ポスッとベッドに座ると、モトキも隣に座って抱きついてきた。
「蒼、心臓バクバクじゃん」
「当たり前だよ。緊張してるんだもん」
「まー俺も蒼の家行った時超緊張したなー」
にしても、これは緊張しすぎだろ、と、モトキは笑う。
モトキの手が私の髪をなでる。
「ほんと綺麗な黒髪だよな...つやつや」
「手入れしてるから、大事な体の一部だからね」
モトキの手が髪から耳へ、耳から頬へ、
だんだんと距離は縮まってきて、ゆっくりとキスをした。
「俺、本当に蒼と付き合えてよかったわ」
「どうしたの、急に」
「まず理解しようと努力してくれてるのが練習中にわかる。俺の調子とか、やりたいこととか言わなくてもわかってくれる。言い方悪いけど、そんなことできるの小学からつきあいあった秋丸くらいだと思ってた。中学でクサってた俺を蒼に見られなくてよかったな。」
モトキの本音を初めて聞いたかもしれない。きっと今までいろいろあって、何を信じたらいいのかもわからなかった時期もあったんだろう。
モトキをぎゅっと抱きしめる。
「大丈夫だよ。中学のときのモトキでも、私は怖くないよ。きっと手を差し伸べていたと思う」
「お前はホント...やさしいなぁ...」
モトキが大きな手で頭をゆっくり撫でる。
「2人とも!ご飯できたわよ!」
モトキのお母さんが呼んでくれたのでリビングへ向かう。
「今日はチキンの照り焼きとお味噌汁とほうれん草のおひたしね!どうぞ!」
ご飯をよそってもらい箸も受け取る。
「いただきます」
...美味しい。照り焼きのソースがちょっと甘めでご飯が進む。
「蒼?」
ハッ
「すみません、美味しいので食べるのに集中していました。」
「嬉しいこと言ってくれるじゃない!」
ガチャ
「ただいまーーーー」
「ネーチャンだな」
モトキのおねーさん....。
どんな人だろう...。
「わっ、知らない美少女がいる」
「おかえり〜。モトキの彼女よ、彼女♡」
「え?!都市伝説じゃなかったの?!」
「それがほんとだったのよー」
モトキのお姉さんはモトキにソックリで、切れ長の目がとても綺麗な人だった。モデルさんみたいに綺麗。
「あんたら家族だからって俺に失礼すぎねぇ?」
「まぁまぁ、とりあえずみんなでご飯食べましょ」
「蒼ちゃん?だっけ?正直モトキのどこが良かったの?」
モトキからゆらゆらとダークなオーラが見える。
「うーん。意外と優しいんです。いろんなことで助けられてます。あとは、野球一筋なところですかね。一生懸命にやってるのをみると元気もらえます」
「100点の模範解答だわ」
と、モトキのお姉さんにパチパチと拍手される。
「モトキにもいいところがあって安心したわぁ」
「なんか扱い雑じゃね?俺なんかした?」
「モトキ、こんなにいい子なんだから大事にしなさいよ」
「当たり前だろ。別れる気なんて一生ねぇよ」
「なにそれあんた!プロポーズじゃん!」
ゲラゲラと笑うモトキ姉。
「笑いたきゃ笑え」
「笑うと言えば、蒼ちゃんほんとに笑わないのねー」
かわいいからショーケースに飾っておきたいわ、なんて冗談でも、蒼は笑わない。
「モトキは見た事あるの?蒼ちゃんの笑ったところ」
「おう、今日は2回も見れた。運使い切ったわ」
「へー、私にもいつか可愛い笑顔、みせてね!」
「が、がんばります」
「蒼、無理すんなよ。ネーチャンの言うことなんて大体テキトーだから」
「わ、わかった」
食事も一段落し、帰ることにした。モトキが送ってくれるらしい。
「蒼ちゃん!またきてね!おとーさんにも会わせたいから!」
「はい、ごちそうさまでした。ありがとうございました!」
寒い帰り道。モトキと手を繋いで歩道を歩く。
「良い家族だね」
「そうかー?女の方が権力ある家庭だぞ」
「それは確かに珍しいけど、楽しそうでよかった。」
「また遊びに来いよな。みんな喜ぶから」
「うん。今日はすごく充実してて楽しかった。ありがとうモトキ」
10分ほど経っただろうか、そうしているうちに、蒼の家にもついてしまった。
「風邪ひかないようにして寝ろよ」
「モトキもね。おやすみなさい」
「おう。じゃあな」
別れの手を振って自宅に帰る。
「ふぅーーーーー、緊張したぁ。わたし、大丈夫だったかな、失礼なことしてなかったかな」
しどろもどろしながらモトキにLINEで今日はありがとうと、送る。
すぐに返事が来た。
「また遊ぼうな」
今日はいろいろあったから、疲れもどっときた。
シャワー浴びて、早く寝て明日の学校に備えよう...。
モトキとの距離がまた少し、縮んだ気がする。