Chuchu
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「ちよちゃーん!」
フミキと野球の話をしていたら、聞きなれた声が廊下から響いた。蒼だ。
「蒼ちゃん!どうしたのその髪?ふわふわ〜!」
今日の蒼はいつもと雰囲気が違った。
髪を巻いてきた?らしい。
服装もヒラヒラしたワンピースを着ている。
「ただでさえ目立つのに、あんなふうにしたらもう女神像見てるみたいだよ、俺」と、フミキが言う。
確かにどこか神秘的で、独特のオーラがあって、
女神像というのも理解出来る。
「タカヤ、何見蕩れてんの笑」
じっと見てたのをフミキにちゃかされた。
「別に見蕩れてねぇよ!ただ、いつもと違うから珍しいなと思っただけだ」
「たしかに、なにかあるんかねー?」
「あのねー、今日の朝早くから撮影してきたのー。」
撮影?撮影ってなんだ?
「雑誌の撮影モデルしてきたんだ!たまにやるの」
「えー!蒼ちゃんすごーい」
「モデルだって。すげーなタカヤ」
フミキが俺に耳打ちする。
あいつがモデル...言われてみれば逸材でしかない。
逆になんで野球やってるのかが不思議なくらいだ。
「あんだけの見た目なら当然だよな」
「わ、タカヤがまた女子褒めた」
「だから事実を言ってるだけっつってるだろ」
「でも蒼のことばっかじゃん」
「.....たまたまだろ」
「タカヤ...もしかして蒼に恋しちゃった?」
「は?」
恋?俺が?今まで女子を好きになったことなんて一度もないオレが?
つーか恋とか言われてもよくわかんねーんだけど。フミキの勘違いだろ。
「んなことねぇよ」
「まーそうだよね。俺、タカヤが恋とか想像できないもん」
そうだ。オレに恋愛とかオレが想像できねぇ。
でも、蒼が西浦に来て1ヶ月、練習中に目で追ったり、なにかしら関わりたいと思いはじめた自分がいる。
もしかして...これも恋っつーやつなのか?くそ、考えれば考えるほどわかんねーし、蒼が頭から離れねー。
「タカヤー、フミキー!」
蒼が教室に入ってきた。クラスのヤツらが蒼に注目している。どこにいても目立つな。
「おー、今日はなんか雰囲気ちがうな。」
「タカヤ、よく気づいたね、鈍感そうなのに」
「あ?言うようになったな?」
「撮影モデルしてきたんだって?すごいね蒼」
すかさず間に入る水谷。
「そうなの、髪も服もかわいいでしょ!」
くるり、と一回転する蒼。
「...キレーだな」
思わず口に出してしまった。
既に手遅れ。水谷と蒼がニヤリとする。
「聞きましたフミキさん?!」
「聞きましたとも蒼さん!」
「タカヤってば、キレイだなですって!」
「タカヤにも感性があったんだな!」
ゲラゲラと笑う2人にイラっとさせられる。
「うるせぇな、お前らオレをどうしたいんだよ!」
「ごめんごめん、タカヤが珍しいこと言うから」
「でも蒼、タカヤは練習中も蒼のことよく褒めてるよ?」
「え?そうなの?」
「フミキてめー、いらんこと言うな!」
「えー...そうなんだ...照れるなぁ」
にへら、と笑う蒼にドキッとする。
だめだ、こいつといたらモヤッとしたりドキッとしたり自分がおかしくなる。
「タカヤー、褒めてくれてありがとー!」
ぎゅっと俺の手を握りしめた蒼。
それに驚くフミキ。
「だからおめー、そのすぐ人の手を握る癖辞めろっつっただろ。勘違いするやつがでてくるんだよ」
「あ、そうだった」
ササッと手を離す蒼。
「よし、次はレンたちのクラスに行ってくる!この姿を見せるために野球部員がいるクラスまわってるの!」
なにやってんだよオメーは...。
そんなことしたら学年中に認知されて学年一目立つ人物になるだろうが。
「ハァ...オレもついて行くわ」
「えっ、タカヤも?いこいこー!」
「ふたりとも、いってらっしゃーい」
「じゃあね!フミキ!」
レンがいるから、という口実で
本当は変な虫が寄ってこないように、予防線。
フミキが余計なことを言うから
自分の中で整理してみたけど
コイツのことばっかり考えるってことは、
恋といえるかはわかんねーけど、
俺はコイツのことが気になってんだ。
それだけは間違いねえ。
それだけは自覚した。
その理由がわかるまでは
コイツのことをもっと知りたいと思った。
オレは、コイツとどうなりたいんだろう。
フミキと野球の話をしていたら、聞きなれた声が廊下から響いた。蒼だ。
「蒼ちゃん!どうしたのその髪?ふわふわ〜!」
今日の蒼はいつもと雰囲気が違った。
髪を巻いてきた?らしい。
服装もヒラヒラしたワンピースを着ている。
「ただでさえ目立つのに、あんなふうにしたらもう女神像見てるみたいだよ、俺」と、フミキが言う。
確かにどこか神秘的で、独特のオーラがあって、
女神像というのも理解出来る。
「タカヤ、何見蕩れてんの笑」
じっと見てたのをフミキにちゃかされた。
「別に見蕩れてねぇよ!ただ、いつもと違うから珍しいなと思っただけだ」
「たしかに、なにかあるんかねー?」
「あのねー、今日の朝早くから撮影してきたのー。」
撮影?撮影ってなんだ?
「雑誌の撮影モデルしてきたんだ!たまにやるの」
「えー!蒼ちゃんすごーい」
「モデルだって。すげーなタカヤ」
フミキが俺に耳打ちする。
あいつがモデル...言われてみれば逸材でしかない。
逆になんで野球やってるのかが不思議なくらいだ。
「あんだけの見た目なら当然だよな」
「わ、タカヤがまた女子褒めた」
「だから事実を言ってるだけっつってるだろ」
「でも蒼のことばっかじゃん」
「.....たまたまだろ」
「タカヤ...もしかして蒼に恋しちゃった?」
「は?」
恋?俺が?今まで女子を好きになったことなんて一度もないオレが?
つーか恋とか言われてもよくわかんねーんだけど。フミキの勘違いだろ。
「んなことねぇよ」
「まーそうだよね。俺、タカヤが恋とか想像できないもん」
そうだ。オレに恋愛とかオレが想像できねぇ。
でも、蒼が西浦に来て1ヶ月、練習中に目で追ったり、なにかしら関わりたいと思いはじめた自分がいる。
もしかして...これも恋っつーやつなのか?くそ、考えれば考えるほどわかんねーし、蒼が頭から離れねー。
「タカヤー、フミキー!」
蒼が教室に入ってきた。クラスのヤツらが蒼に注目している。どこにいても目立つな。
「おー、今日はなんか雰囲気ちがうな。」
「タカヤ、よく気づいたね、鈍感そうなのに」
「あ?言うようになったな?」
「撮影モデルしてきたんだって?すごいね蒼」
すかさず間に入る水谷。
「そうなの、髪も服もかわいいでしょ!」
くるり、と一回転する蒼。
「...キレーだな」
思わず口に出してしまった。
既に手遅れ。水谷と蒼がニヤリとする。
「聞きましたフミキさん?!」
「聞きましたとも蒼さん!」
「タカヤってば、キレイだなですって!」
「タカヤにも感性があったんだな!」
ゲラゲラと笑う2人にイラっとさせられる。
「うるせぇな、お前らオレをどうしたいんだよ!」
「ごめんごめん、タカヤが珍しいこと言うから」
「でも蒼、タカヤは練習中も蒼のことよく褒めてるよ?」
「え?そうなの?」
「フミキてめー、いらんこと言うな!」
「えー...そうなんだ...照れるなぁ」
にへら、と笑う蒼にドキッとする。
だめだ、こいつといたらモヤッとしたりドキッとしたり自分がおかしくなる。
「タカヤー、褒めてくれてありがとー!」
ぎゅっと俺の手を握りしめた蒼。
それに驚くフミキ。
「だからおめー、そのすぐ人の手を握る癖辞めろっつっただろ。勘違いするやつがでてくるんだよ」
「あ、そうだった」
ササッと手を離す蒼。
「よし、次はレンたちのクラスに行ってくる!この姿を見せるために野球部員がいるクラスまわってるの!」
なにやってんだよオメーは...。
そんなことしたら学年中に認知されて学年一目立つ人物になるだろうが。
「ハァ...オレもついて行くわ」
「えっ、タカヤも?いこいこー!」
「ふたりとも、いってらっしゃーい」
「じゃあね!フミキ!」
レンがいるから、という口実で
本当は変な虫が寄ってこないように、予防線。
フミキが余計なことを言うから
自分の中で整理してみたけど
コイツのことばっかり考えるってことは、
恋といえるかはわかんねーけど、
俺はコイツのことが気になってんだ。
それだけは間違いねえ。
それだけは自覚した。
その理由がわかるまでは
コイツのことをもっと知りたいと思った。
オレは、コイツとどうなりたいんだろう。