Chuchu
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ついに蒼が居た野球チームが、西浦高校にやってきた。女子軍団。
「ちわっす!」
「ちわーす!」
次々お辞儀をしていく。
「今日はよろしくお願いします」
「こちらこそ、お願いします」
監督同士の挨拶も終わる。
先攻は西浦になった。
先頭打者は泉。
相手チームのデータはDVDでみてきたんだ。思い出せ!
1球目、ストレート外角高めのボール球
2球目、ストレート内角低めのストライク
ここまではストレートできてるけど、次は絶対スプリッターで来る!
投手が、構えて投げる
「ここ...!落ちた!?」
これがスプリッターか。
次の球は...ストレート内角低め、ストライク
バッターアウト!
「あのスプリッター、結構落ちるぞ、フォークとはまた違う」2番の栄口に伝える。
栄口、ストレート・ストライク
ストレート・ボール
スライダー・ストライク
「そうだこの人、スライダーも持ってるんだった!」
最後は決め球のスプリッターで2アウトになった。
3番、田島
「しゃす!」
DVD何回も見て頭にやきつけてきた。打つイメージもしっかり湧いた。だから俺は、ストレートじゃなくて...
カキーーーーーーーン!!!!
相手投手のスプリッターを見事ジャストミートさせた田島。ボールはレフト奥へと飛んでいった。
「田島ナイスーーー!!」
「せーの!ナイバッチー!!!」
ほんと、田島くんの野球センスの良さには惚れ惚れするわ〜と、カントク。
4番、花井
ストレートは三橋とそんなに急速変わらないんだ。どんどん振っていこう。
と思ったが、相手の配球に負けてしまい三振してしまう。
5番、巣山
内角のストレートをゴロで打ってしまい3アウト
チェンジとなる。
「そういえば、あちらの監督さんからお願いがありました!3イニングは蒼ちゃんに投げさせて欲しいって!」
みんなが驚く。もちろん蒼も初耳だ。
「だから三橋くんには悪いけど3回までは蒼ちゃんに投げてもらいます!蒼ちゃん!と、阿部くん!ブルペンで少し慣らしてきて!」
「はい!」
これで2回目、異色のバッテリーが再来する。
みんなの前で投げるの、久々〜!
緊張する!でもこれは嬉しい緊張だ!
「タカヤ!よろしくね!」
「おう!しっかりとるぜ!」
一回裏が始まる。DVDでみた通りの打順なら、こっちもやりやすいもんだ。
三振、三振、三振
ツーシームを持ち球にしていることを相手は知るはずもなく、決め球としても使い好調にアウトがとれた。
蒼のコントロールの良さは三橋にも匹敵する。かなりやりやすい。いとも簡単に3アウトチェンジだ。
「今日は調子いいな、急速けっこうでてたぞ」
「うん...でもね、もっと速く投げられるよ...」
だから、待っててね!と言ってベンチに戻って行った。
2回、表、阿部、
ストレートをツーベースヒット
水谷もレフト前ヒットで塁へ続く。
次は蒼の番だ。
相手の投手も蒼を知っているはず。
さぁ、どういう配球でくる?
パシィッ
いきなりスプリッター。手も足も出せなかった蒼
「ようは、落ちる前にふればいいんでしょ!」
相手投手が、もう一度スプリッターを投げた。
が、蒼はステップを踏んで位置を前にずらしスプリッターをライト前までひっぱっていった。
「うおおおお蒼すげえーーー!」
田島が大喜びしている。これで無死満塁だ。
水谷の犠打で1点が入る。
「沖ーーー!!打てるぞ!!続け〜!」
沖、ストレート、スライダー、スプリッターで三振
2アウトとなる。
泉まで、順がまわってきた。
「泉!さっきのイメージで打てるぞ!」
「おう!」
気合い充分、
初級ストレートを三遊間に放つ。
「2点目だー!」
しかし、栄口でアウトをとられチェンジとなる。
2回裏、相手は強豪高校の4番だ。
もったいぶる必要はねぇ。
と、阿部は初級ツーシームを要求する。
が、蒼は首を横に振った。
は?じゃあシュートはどうだ?
なおも首を横に振る蒼
もしかしてこいつ...
4番相手にストレート勝負するつもりか?
ストレートのサインをだすと、こくりとうなづいた。やっぱり読み通り、ストレート勝負を仕掛ける気だ。
蒼が構え、下半身全体を使って全力の球をぶつける。
パシィッ
ストレート、ど真ん中。
4番は振り遅れてしまった。
続くは外角高め、ちょいボールになりそうなところをストレートで投げる。
またも空振った4番。
最後は流石に決め球で終わらせよう、と
ツーシームのサインを出す。
が、蒼は首を縦に振らない。
全打席ストレート勝負かよ!!!
当たってもしらねーからな!
インハイにミットを構える。
今まで、みたことないような、蒼から満ち溢れるオーラを感じた。
パシィッ
4番をあっというまに三振させてしまった。
蒼は本当に、全国レベルの頂点に立てるやつだ。
その後も5.6番を三振で抑えた。
3回表 3番田島
相手のスプリッターをいとも簡単に飛ばした。
もう見慣れてしまったのだろう。
4番花井がセンター前ヒットを打つも、
5.6.7と三振に取られてしまった。
3回裏、蒼の最後の登板となる。
阿部は投球を受けながら違和感を感じていた。
回を増すごとに、蒼の球速が増していくのだ。4番相手にした時がピークだと思ったが、
5.6.7を三者凡退にしたときも球は速くなっていた。 こいつの限界はいったいどこなんだ?
3回までは
蒼の完封勝ちとなった。
「蒼、ナイピッチ」
「タカヤ、ありがとう。メッッッチャ楽しかった!」
「だろうな、お前投げる度に球速が上がってんだもん。」
「あはは、つい熱がね。元チームメイトにも元気な姿を見せられて良かったよ」
そして試合は終盤まで接戦で、
3-4 の負けで終わった。
「カントク!私元監督に会って来て良いですか?!」
「そうだね!行ってらっしゃい!」
こんなに楽しそうに野球をするヤツを見ると、こっちまでテンションあがんだよな。
コイツは西浦にとって大事な仲間だ。
向こうの監督に引き戻されないか心配なくらい。
今日はスゲー良い1日だったと思う。
チームにとって、蒼が言う士気というものも、考えさせられる試合になった。
蒼には感謝しかない。
オレはお前のために、オレ自身のためにも甲子園に行ってみせるからな。
「ちわっす!」
「ちわーす!」
次々お辞儀をしていく。
「今日はよろしくお願いします」
「こちらこそ、お願いします」
監督同士の挨拶も終わる。
先攻は西浦になった。
先頭打者は泉。
相手チームのデータはDVDでみてきたんだ。思い出せ!
1球目、ストレート外角高めのボール球
2球目、ストレート内角低めのストライク
ここまではストレートできてるけど、次は絶対スプリッターで来る!
投手が、構えて投げる
「ここ...!落ちた!?」
これがスプリッターか。
次の球は...ストレート内角低め、ストライク
バッターアウト!
「あのスプリッター、結構落ちるぞ、フォークとはまた違う」2番の栄口に伝える。
栄口、ストレート・ストライク
ストレート・ボール
スライダー・ストライク
「そうだこの人、スライダーも持ってるんだった!」
最後は決め球のスプリッターで2アウトになった。
3番、田島
「しゃす!」
DVD何回も見て頭にやきつけてきた。打つイメージもしっかり湧いた。だから俺は、ストレートじゃなくて...
カキーーーーーーーン!!!!
相手投手のスプリッターを見事ジャストミートさせた田島。ボールはレフト奥へと飛んでいった。
「田島ナイスーーー!!」
「せーの!ナイバッチー!!!」
ほんと、田島くんの野球センスの良さには惚れ惚れするわ〜と、カントク。
4番、花井
ストレートは三橋とそんなに急速変わらないんだ。どんどん振っていこう。
と思ったが、相手の配球に負けてしまい三振してしまう。
5番、巣山
内角のストレートをゴロで打ってしまい3アウト
チェンジとなる。
「そういえば、あちらの監督さんからお願いがありました!3イニングは蒼ちゃんに投げさせて欲しいって!」
みんなが驚く。もちろん蒼も初耳だ。
「だから三橋くんには悪いけど3回までは蒼ちゃんに投げてもらいます!蒼ちゃん!と、阿部くん!ブルペンで少し慣らしてきて!」
「はい!」
これで2回目、異色のバッテリーが再来する。
みんなの前で投げるの、久々〜!
緊張する!でもこれは嬉しい緊張だ!
「タカヤ!よろしくね!」
「おう!しっかりとるぜ!」
一回裏が始まる。DVDでみた通りの打順なら、こっちもやりやすいもんだ。
三振、三振、三振
ツーシームを持ち球にしていることを相手は知るはずもなく、決め球としても使い好調にアウトがとれた。
蒼のコントロールの良さは三橋にも匹敵する。かなりやりやすい。いとも簡単に3アウトチェンジだ。
「今日は調子いいな、急速けっこうでてたぞ」
「うん...でもね、もっと速く投げられるよ...」
だから、待っててね!と言ってベンチに戻って行った。
2回、表、阿部、
ストレートをツーベースヒット
水谷もレフト前ヒットで塁へ続く。
次は蒼の番だ。
相手の投手も蒼を知っているはず。
さぁ、どういう配球でくる?
パシィッ
いきなりスプリッター。手も足も出せなかった蒼
「ようは、落ちる前にふればいいんでしょ!」
相手投手が、もう一度スプリッターを投げた。
が、蒼はステップを踏んで位置を前にずらしスプリッターをライト前までひっぱっていった。
「うおおおお蒼すげえーーー!」
田島が大喜びしている。これで無死満塁だ。
水谷の犠打で1点が入る。
「沖ーーー!!打てるぞ!!続け〜!」
沖、ストレート、スライダー、スプリッターで三振
2アウトとなる。
泉まで、順がまわってきた。
「泉!さっきのイメージで打てるぞ!」
「おう!」
気合い充分、
初級ストレートを三遊間に放つ。
「2点目だー!」
しかし、栄口でアウトをとられチェンジとなる。
2回裏、相手は強豪高校の4番だ。
もったいぶる必要はねぇ。
と、阿部は初級ツーシームを要求する。
が、蒼は首を横に振った。
は?じゃあシュートはどうだ?
なおも首を横に振る蒼
もしかしてこいつ...
4番相手にストレート勝負するつもりか?
ストレートのサインをだすと、こくりとうなづいた。やっぱり読み通り、ストレート勝負を仕掛ける気だ。
蒼が構え、下半身全体を使って全力の球をぶつける。
パシィッ
ストレート、ど真ん中。
4番は振り遅れてしまった。
続くは外角高め、ちょいボールになりそうなところをストレートで投げる。
またも空振った4番。
最後は流石に決め球で終わらせよう、と
ツーシームのサインを出す。
が、蒼は首を縦に振らない。
全打席ストレート勝負かよ!!!
当たってもしらねーからな!
インハイにミットを構える。
今まで、みたことないような、蒼から満ち溢れるオーラを感じた。
パシィッ
4番をあっというまに三振させてしまった。
蒼は本当に、全国レベルの頂点に立てるやつだ。
その後も5.6番を三振で抑えた。
3回表 3番田島
相手のスプリッターをいとも簡単に飛ばした。
もう見慣れてしまったのだろう。
4番花井がセンター前ヒットを打つも、
5.6.7と三振に取られてしまった。
3回裏、蒼の最後の登板となる。
阿部は投球を受けながら違和感を感じていた。
回を増すごとに、蒼の球速が増していくのだ。4番相手にした時がピークだと思ったが、
5.6.7を三者凡退にしたときも球は速くなっていた。 こいつの限界はいったいどこなんだ?
3回までは
蒼の完封勝ちとなった。
「蒼、ナイピッチ」
「タカヤ、ありがとう。メッッッチャ楽しかった!」
「だろうな、お前投げる度に球速が上がってんだもん。」
「あはは、つい熱がね。元チームメイトにも元気な姿を見せられて良かったよ」
そして試合は終盤まで接戦で、
3-4 の負けで終わった。
「カントク!私元監督に会って来て良いですか?!」
「そうだね!行ってらっしゃい!」
こんなに楽しそうに野球をするヤツを見ると、こっちまでテンションあがんだよな。
コイツは西浦にとって大事な仲間だ。
向こうの監督に引き戻されないか心配なくらい。
今日はスゲー良い1日だったと思う。
チームにとって、蒼が言う士気というものも、考えさせられる試合になった。
蒼には感謝しかない。
オレはお前のために、オレ自身のためにも甲子園に行ってみせるからな。