Chuchu
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「次!フリーバッティングやるよ!」
カントクの指示でみんなが動き出す。
「蒼ちゃんもお願いしていい?」
「わかりました!」
一度やってみたいことがあったんだ。
私の新技!つっても、我流だけど。
「一ノ瀬、いきます!」
ボールの2本の縫い目に人差し指と中指を沿わせて握って、体勢を整えて、投げる!
ギュインと曲がる。
「えっ蒼、今のって..?」
相手をしていた花井が驚きの顔を見せる。
「もっかいやるよ!」
やっぱり、今までの蒼にはない球種だ。
「もしかして、ツーシームか?」
「あたりーー!こっそり勉強してた!」
「お前...チェンジアップにシュートにストレートがあって、ツーシームまでモノにするのかよ」
「へへっ。でも、みんなの相手にはなるでしょう?」
「おう!確かにそれはありがたいぜ!どんどんこい!」
と、思ったら次はチェンジアップ
「調子くずれまくるだろ〜!」
「あはは!楽しいね!」
練習を楽しいねなんていうけど、本当は試合とかにもでたいんじゃないのか?自主練するくらいだし、ほんとにマネジだけで楽しめてるのかよ。
「蒼、なんで球種増やそうと思ったんだ?」
フリーバッティングが終わって、気になったのでいても立ってもいられず聞いてしまった。ちょい配慮がなかったかもしれない、と反省。
「大学で野球するためだよ」
「大学で?女子野球があんのか?」
「けっこうあるよ。サークルとかにもなるけど。高校野球はもう何度も優勝していいから、大学で強い人とあたりたいんだ」
なんつーメンタルの持ち主だよ。今だけじゃなくて将来のこと考えて野球してるって、高校球児にはあんまいねーぞ。みんなせいぜい甲子園を目指すか、ほんとに稀なやつがプロになるかくらいだ。
こいつは本気なんだ。
「今、楽しいか?」
「もちろん!わたしも練習になるし!」
眩しい笑顔が、それを証明してくれる。
「俺は俺で将来決めないといけないけど、お前のことは全力で応援するよ」
「ありがとう!」
蒼は甲子園も、自分の野球も本気なんだ。俺らも、特に甲子園は本気で狙っていくつもりだ。
こいつのこういう行動が、熱意が籠る。
俺はキャプテンだし、蒼に負けないくらいの意識でいかないといけない。
こいつに触発されて、余計に甲子園優勝を目指そうと思った。
常にそばに居るタカヤも、きっと同じ気持ちだろう。俺らは甲子園に出なくちゃいけない。
自分のために、カントクのために、しのーかのために、蒼のために。
前に蒼が、うちは士気が足りていないと言っていた。難しい話だけど、確かにまだ浮き足立ってる感じはする。
この冬でめいっぱい体づくりして、
蒼の目指す士気を高めて、
そいでもって甲子園を実現させよう。
もちろん、俺たちの目標でもある。
全員で、甲子園行くぞ!
カントクの指示でみんなが動き出す。
「蒼ちゃんもお願いしていい?」
「わかりました!」
一度やってみたいことがあったんだ。
私の新技!つっても、我流だけど。
「一ノ瀬、いきます!」
ボールの2本の縫い目に人差し指と中指を沿わせて握って、体勢を整えて、投げる!
ギュインと曲がる。
「えっ蒼、今のって..?」
相手をしていた花井が驚きの顔を見せる。
「もっかいやるよ!」
やっぱり、今までの蒼にはない球種だ。
「もしかして、ツーシームか?」
「あたりーー!こっそり勉強してた!」
「お前...チェンジアップにシュートにストレートがあって、ツーシームまでモノにするのかよ」
「へへっ。でも、みんなの相手にはなるでしょう?」
「おう!確かにそれはありがたいぜ!どんどんこい!」
と、思ったら次はチェンジアップ
「調子くずれまくるだろ〜!」
「あはは!楽しいね!」
練習を楽しいねなんていうけど、本当は試合とかにもでたいんじゃないのか?自主練するくらいだし、ほんとにマネジだけで楽しめてるのかよ。
「蒼、なんで球種増やそうと思ったんだ?」
フリーバッティングが終わって、気になったのでいても立ってもいられず聞いてしまった。ちょい配慮がなかったかもしれない、と反省。
「大学で野球するためだよ」
「大学で?女子野球があんのか?」
「けっこうあるよ。サークルとかにもなるけど。高校野球はもう何度も優勝していいから、大学で強い人とあたりたいんだ」
なんつーメンタルの持ち主だよ。今だけじゃなくて将来のこと考えて野球してるって、高校球児にはあんまいねーぞ。みんなせいぜい甲子園を目指すか、ほんとに稀なやつがプロになるかくらいだ。
こいつは本気なんだ。
「今、楽しいか?」
「もちろん!わたしも練習になるし!」
眩しい笑顔が、それを証明してくれる。
「俺は俺で将来決めないといけないけど、お前のことは全力で応援するよ」
「ありがとう!」
蒼は甲子園も、自分の野球も本気なんだ。俺らも、特に甲子園は本気で狙っていくつもりだ。
こいつのこういう行動が、熱意が籠る。
俺はキャプテンだし、蒼に負けないくらいの意識でいかないといけない。
こいつに触発されて、余計に甲子園優勝を目指そうと思った。
常にそばに居るタカヤも、きっと同じ気持ちだろう。俺らは甲子園に出なくちゃいけない。
自分のために、カントクのために、しのーかのために、蒼のために。
前に蒼が、うちは士気が足りていないと言っていた。難しい話だけど、確かにまだ浮き足立ってる感じはする。
この冬でめいっぱい体づくりして、
蒼の目指す士気を高めて、
そいでもって甲子園を実現させよう。
もちろん、俺たちの目標でもある。
全員で、甲子園行くぞ!