運命の人となら
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今日は蒼に誕生日プレゼントを買うためのデートだ。
俺の、はじめてのデート。
心臓バクバクで外にも聞こえそうなくらい。
待ち合わせ場所に行くと、私服姿の蒼がいた。え、かわいいんだが?
「あ、モトキ発見!」
蒼に見つかってしまった。
発見!って顔もかわいい。真顔だけど。
「その...私服可愛いな」
「そう?デートだからね、気合い入れたよ」
私のメイクも見て、と顔を近づけてくる。
かわいいが過ぎる。
「めちゃくちゃ可愛いです」
「ならよーし!」
さ、どこいこうかね、とスマホをいじり出す。
「あ、モトキ、ここの近くでアンティークマルシェやってるらしい。私行ってみたい」
「アンティーク...?よくわからんけどわかった」
徒歩10分くらいで、蒼が言っていたイベント会場についた。
なんていうか、古い?のか?アンティークってそういうことなのか?昔にありそうな物がたくさん売られていた。
「この鏡かわいいな...あっちのブースに見える古時計とか年代物だなあ...」
俺はあんまりこういうことに興味が無いから、蒼についていく。
「蒼はこういうの好きなの?」
「うん。古着の...ヴィンテージショップとかも好きだよ」
商店街にあるから、今度行こうよ、と蒼が誘ってくれた。それだけで嬉しい。
色んな店を見ていると、蒼が店の前で商品とにらめっこしていた。
「どーかした?」
「あのね、このイヤリングがかわいいけど、こっちもかわいいから、買うならどうしよっかなって」
「ふーん、他にもまだ店たくさんあるし、まわってみようぜ」
「そうだね」
こうしてまたぶらりぶらりと蒼と一緒にいろんな店を見てまわる。
「結構手作りのものとかあるんだな」
「ハンドメイド品はよくこういうイベントに店出してるね」
「うわ、これも手作りかよ、すげー」
木彫りのテディベアとか、どんな奴が買うんだろ...
「こっちのキラキラしたブレスレットもすごいな」
「パワーストーンだよ、かわいいよね」
蒼はなんでも知ってるなあと感心する。
つか、男だけで来るにはちょっと勇気いるな。
女の方が圧倒的に多い。
「歩き疲れたねー、ちょっと座ろっか」
設備されてるテーブルと椅子に腰掛ける。
「モトキは休みの日なにしてるの?」
「俺?俺は基礎トレやってランニングして飯食って寝てる」
「いや、いろいろ端折りすぎでしょ」
「そんくらいなんもしてねーな。漫画も読まないし」
「じゃあ、結構暇してるんだね。秋丸君と会ったりしないの?」
「あいつんち、おれんちの隣だからバッタリ会うことはあるな」
「え?おうちとなりなの?やばーい。本物のバッテリーじゃん」
「まぁ、ちいせえ頃からずっと一緒なんだよなぁ」
なのにどうして、野球に火をつけてくれないのか...
「なんだかんだ仲良しなんだね」
「1番付き合い長ぇからな」
「高校も一緒にするとかすごいよ」
いや、あれは秋丸が勝手に...と言おうとしたが、俺にも多少責任はあるからそーだなとしか返せなかった。
「俺、ちょっとトイレ行ってくるわ」
「うん、行ってらっしゃい」
トイレに行くと見せかけて、さっき蒼が悩んでいた商品の店に向かう。
えーと、欲しがってたのはこれか...石のイヤリング
うわ、1個3000円もするんだな。高ぇなー
どっちの色にするかすげー悩む。
ブルーかピンクか...
蒼のイメージはブルーだな。こっちにしよう。
「すみません、これください」
「彼女さんにプレゼントですか?」
「まぁ...そういう事です」
いざ彼女にってなると小っ恥ずかしいな〜。
「ありがとうございましたー」
よし、商品は買えたし、あとは蒼のところに戻るだけだ。
「モトキ!」
後ろから蒼の声がした。
「おう。どこいってたんだ?」
「わたしもトイレに行ってたんだけど、モトキいなかったから探してたんだよ」
「悪ぃ悪ぃ」
「どっか行ってたの?」
「あのさ、急だけど、これ」
小さな袋に包まれたプレゼントを渡す。
「え?なに?...もしかして誕生日プレゼント?」
「まあ、そんなところ。遅れてごめん」
「ううん!あやまることないよ!開けてもいい?」
「恥ずかしいけど、どぞ」
蒼が小さな袋をあけて、中に入っていたイヤリングをとりだす。
「これって...」
「うん、蒼が欲しがってて、悩んでたヤツ。色のイメージは俺が決めた。」
「...モトキ」
「うん?」
「ありがとうっ!」
蒼が、とびきりの笑顔を見せてくれた。人生2回目。
「さっそくつけてみよ...どう?似合ってる?」
キラキラした石のイヤリングが、色白の蒼にピッタリだった。
「めっちゃよいです」
「え〜トイレに行くと見せかけてこんなサプライズしてくれるなんて、驚きだよ〜」
もう一度ありがとう、といってくれた蒼は上機嫌に見えた。
喜怒哀楽の喜は達成したんじゃねぇの?
蒼が喜んでくれてよかった。あんな笑顔、滅多に見れない。
「次、いきたいカフェあるからそこに行こう」
そう言って俺たちは自然と手を繋いで一緒に歩いていた。
恋人つなぎも、ちょっと恥ずかしいけど、悪くない。
俺の、はじめてのデート。
心臓バクバクで外にも聞こえそうなくらい。
待ち合わせ場所に行くと、私服姿の蒼がいた。え、かわいいんだが?
「あ、モトキ発見!」
蒼に見つかってしまった。
発見!って顔もかわいい。真顔だけど。
「その...私服可愛いな」
「そう?デートだからね、気合い入れたよ」
私のメイクも見て、と顔を近づけてくる。
かわいいが過ぎる。
「めちゃくちゃ可愛いです」
「ならよーし!」
さ、どこいこうかね、とスマホをいじり出す。
「あ、モトキ、ここの近くでアンティークマルシェやってるらしい。私行ってみたい」
「アンティーク...?よくわからんけどわかった」
徒歩10分くらいで、蒼が言っていたイベント会場についた。
なんていうか、古い?のか?アンティークってそういうことなのか?昔にありそうな物がたくさん売られていた。
「この鏡かわいいな...あっちのブースに見える古時計とか年代物だなあ...」
俺はあんまりこういうことに興味が無いから、蒼についていく。
「蒼はこういうの好きなの?」
「うん。古着の...ヴィンテージショップとかも好きだよ」
商店街にあるから、今度行こうよ、と蒼が誘ってくれた。それだけで嬉しい。
色んな店を見ていると、蒼が店の前で商品とにらめっこしていた。
「どーかした?」
「あのね、このイヤリングがかわいいけど、こっちもかわいいから、買うならどうしよっかなって」
「ふーん、他にもまだ店たくさんあるし、まわってみようぜ」
「そうだね」
こうしてまたぶらりぶらりと蒼と一緒にいろんな店を見てまわる。
「結構手作りのものとかあるんだな」
「ハンドメイド品はよくこういうイベントに店出してるね」
「うわ、これも手作りかよ、すげー」
木彫りのテディベアとか、どんな奴が買うんだろ...
「こっちのキラキラしたブレスレットもすごいな」
「パワーストーンだよ、かわいいよね」
蒼はなんでも知ってるなあと感心する。
つか、男だけで来るにはちょっと勇気いるな。
女の方が圧倒的に多い。
「歩き疲れたねー、ちょっと座ろっか」
設備されてるテーブルと椅子に腰掛ける。
「モトキは休みの日なにしてるの?」
「俺?俺は基礎トレやってランニングして飯食って寝てる」
「いや、いろいろ端折りすぎでしょ」
「そんくらいなんもしてねーな。漫画も読まないし」
「じゃあ、結構暇してるんだね。秋丸君と会ったりしないの?」
「あいつんち、おれんちの隣だからバッタリ会うことはあるな」
「え?おうちとなりなの?やばーい。本物のバッテリーじゃん」
「まぁ、ちいせえ頃からずっと一緒なんだよなぁ」
なのにどうして、野球に火をつけてくれないのか...
「なんだかんだ仲良しなんだね」
「1番付き合い長ぇからな」
「高校も一緒にするとかすごいよ」
いや、あれは秋丸が勝手に...と言おうとしたが、俺にも多少責任はあるからそーだなとしか返せなかった。
「俺、ちょっとトイレ行ってくるわ」
「うん、行ってらっしゃい」
トイレに行くと見せかけて、さっき蒼が悩んでいた商品の店に向かう。
えーと、欲しがってたのはこれか...石のイヤリング
うわ、1個3000円もするんだな。高ぇなー
どっちの色にするかすげー悩む。
ブルーかピンクか...
蒼のイメージはブルーだな。こっちにしよう。
「すみません、これください」
「彼女さんにプレゼントですか?」
「まぁ...そういう事です」
いざ彼女にってなると小っ恥ずかしいな〜。
「ありがとうございましたー」
よし、商品は買えたし、あとは蒼のところに戻るだけだ。
「モトキ!」
後ろから蒼の声がした。
「おう。どこいってたんだ?」
「わたしもトイレに行ってたんだけど、モトキいなかったから探してたんだよ」
「悪ぃ悪ぃ」
「どっか行ってたの?」
「あのさ、急だけど、これ」
小さな袋に包まれたプレゼントを渡す。
「え?なに?...もしかして誕生日プレゼント?」
「まあ、そんなところ。遅れてごめん」
「ううん!あやまることないよ!開けてもいい?」
「恥ずかしいけど、どぞ」
蒼が小さな袋をあけて、中に入っていたイヤリングをとりだす。
「これって...」
「うん、蒼が欲しがってて、悩んでたヤツ。色のイメージは俺が決めた。」
「...モトキ」
「うん?」
「ありがとうっ!」
蒼が、とびきりの笑顔を見せてくれた。人生2回目。
「さっそくつけてみよ...どう?似合ってる?」
キラキラした石のイヤリングが、色白の蒼にピッタリだった。
「めっちゃよいです」
「え〜トイレに行くと見せかけてこんなサプライズしてくれるなんて、驚きだよ〜」
もう一度ありがとう、といってくれた蒼は上機嫌に見えた。
喜怒哀楽の喜は達成したんじゃねぇの?
蒼が喜んでくれてよかった。あんな笑顔、滅多に見れない。
「次、いきたいカフェあるからそこに行こう」
そう言って俺たちは自然と手を繋いで一緒に歩いていた。
恋人つなぎも、ちょっと恥ずかしいけど、悪くない。