運命の人となら
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「次はTやるぞー!順番にやれー!」
練習は監督よりもモトキが仕切っている感じがする。まあ、エースで、キャプテンで、責任感はある人だから向いているのかもしれない。
「あ〜疲れたァー」
モトキは投球後の休憩に入る。
「2歩狭くした感触はどう?」
「あー、結構慣れたな。つか、気にならなくなった」
「じゃあいいね。秋丸くんの調子はどう?」
「あ〜まだ何考えてんのか全然分かんねぇけど、真面目にはやってると思う」
「秋丸くんが要だからね、むしろモトキより重要になるのよ」
「あいつな〜自覚と言う文字が頭の辞書に入ってねーんじゃねぇか?」
「でも彼なりに頑張ろうとしてるなら良かった」
「春大まで間に合うといいけどな〜」
「でも、そんな難しい要求はお父さんもしてないみたいだから、大丈夫だと思うよ。」
「あ〜蒼にハグしたいなぁ」
「急になに...嫌だけど」
「え...彼氏なのに断られた...」
「こんな場所でやれるわけないでしょ」
「じゃあちょっとキスだけでも...」
「馬鹿じゃないの。練習戻りな」
「蒼が冷たい〜」
「あのね、常識なの!モトキは非常識なの!」
「蒼がおこった〜」
「おこってない。事実を言っただけ」
全く、このモトキという男はモラルもマナーも備わっていないのだろうか。練習中もおかまいなしにハグだのキスだの言ってくる。恥ずかしいという感情がないのか、わたしが遊ばれているのか。どちらにせよ呆れる。
部活が終わって解散することに。
今日もモトキは私の家にツイテ..送ってくれる。
「あ〜次はどうしたら死ぬほど可愛い蒼の笑顔を見れるかな〜」
「ミッションみたいに言わないでよ...あ」
「どうした?」
「どうしたっていうか、私今日誕生日だ」
「はあ?!」
「めちゃくちゃ忘れてた」
「自分の誕生日忘れるやつがあるかよ!おれ何も準備できてねーよ!!」
「いや、別にプレゼントとかはいいんだけどさ、家で親が待ってるかもしれない」
誕生日のお祝いに。
「モトキもいく?」
「えっ、いいのか?家族水入らずで...」
「いいよ、お母さんにも紹介したいし」
お母さんまだ飲んでないといいけど...ちょっと怖いな
「家ついたし、とりあえずあがりなー」
「お、お邪魔します!」
リビングの扉を開けると、部屋中が誕生日仕様に装飾されていた。
「蒼、誕生日おめでと〜!」
パーンとクラッカーが鳴らされる。
「あら、そちらの方は?まさか...」
「彼氏の榛名モトキ。お母さんまだ会ったことないからつれてきた」
「きゃー!イケメン!背が高い!ガタイがいい!相当鍛えてるわね〜」
「お母さんまだ酔ってないよね?」
お父さんに確認したら、まだ飲んでないという。
このまま飲まないでいてほしいのだけど...
「早速パーティ始めましょ!モトキくんは蒼の横に座って!」
「うす!ありがとうございます!」
「さ、電気消して!」
お父さんがスイッチを押して部屋が真っ暗になった。ロウソクだけが灯される。
「蒼、誕生日おめでとう〜!!」
再度、パーンとクラッカーが鳴る。
フーッと蒼がロウソクの火を消して、でんきもつけられた。
「モトキくん、オードブルたくさんあるからどんどん食べてね!」
「はい!いただきます!」
モトキは少し緊張してるようだ。ま、自分以外が家族で、1人だけってのも居づらいかもしれない。
「モトキくんは野球してるの?」
「はい、ピッチャーやってます」
「わぁ、かっこいいわね!ね!蒼」
「私はキャッチャーの方が好きだけどなぁ」
つい本音を言ってしまった。モトキがしょげている。
「まぁ、ピッチャーがってより、モトキがかっこいいよ」
フォローのつもりで言ったのだが、かなり効いてくれたらしくモトキはみるみる元気になった。
「モトキくんはプロを目指してるの?」
「そっす。プロになります」
「この人、プロになるため球数制限とか些細な動作とかすごい細かい」
な、それは大事なことだからやってるんだ!と反抗するモトキ。それをニコニコしながら見てるお母さん。
「2人とも仲良しでいいわねぇ、ね。お父さん」
「そうだな、練習も一緒にやってるし、そろそろ意思疎通もできそうだな!バッテリーだな!」
がははと笑いながらちゃかすお父さん。お父さんの方が酔ってるかもしれない。
「お父さんもお母さんも飲みすぎないでねー、主役は私なんだから」
「ハイハイ、そうよね。今日は気をつけます」
しばらく談笑した後、モトキは私の部屋に避難した。お母さんが酔い始めたからだ。
「アーッ。緊張した。試合より緊張したわ」
「おつかれ。今日はありがとうね」
「いやいや、俺飯食っただけでなんも用意してねぇ ...」
「そんなに気使わなくていいよ。」
「...そうだ、蒼、次部活休みの日、デートしようぜ」
「デート?」
「おう、お前の誕生日プレゼントを一緒に決めたい」
「そこまでしなくていいのに...」
「俺がしたいの!な?いいだろ?」
「うーん…わかったよ」
「よし!決まりだな!」
そして今度の日曜日、初めてモトキとデートすることになった。
練習は監督よりもモトキが仕切っている感じがする。まあ、エースで、キャプテンで、責任感はある人だから向いているのかもしれない。
「あ〜疲れたァー」
モトキは投球後の休憩に入る。
「2歩狭くした感触はどう?」
「あー、結構慣れたな。つか、気にならなくなった」
「じゃあいいね。秋丸くんの調子はどう?」
「あ〜まだ何考えてんのか全然分かんねぇけど、真面目にはやってると思う」
「秋丸くんが要だからね、むしろモトキより重要になるのよ」
「あいつな〜自覚と言う文字が頭の辞書に入ってねーんじゃねぇか?」
「でも彼なりに頑張ろうとしてるなら良かった」
「春大まで間に合うといいけどな〜」
「でも、そんな難しい要求はお父さんもしてないみたいだから、大丈夫だと思うよ。」
「あ〜蒼にハグしたいなぁ」
「急になに...嫌だけど」
「え...彼氏なのに断られた...」
「こんな場所でやれるわけないでしょ」
「じゃあちょっとキスだけでも...」
「馬鹿じゃないの。練習戻りな」
「蒼が冷たい〜」
「あのね、常識なの!モトキは非常識なの!」
「蒼がおこった〜」
「おこってない。事実を言っただけ」
全く、このモトキという男はモラルもマナーも備わっていないのだろうか。練習中もおかまいなしにハグだのキスだの言ってくる。恥ずかしいという感情がないのか、わたしが遊ばれているのか。どちらにせよ呆れる。
部活が終わって解散することに。
今日もモトキは私の家にツイテ..送ってくれる。
「あ〜次はどうしたら死ぬほど可愛い蒼の笑顔を見れるかな〜」
「ミッションみたいに言わないでよ...あ」
「どうした?」
「どうしたっていうか、私今日誕生日だ」
「はあ?!」
「めちゃくちゃ忘れてた」
「自分の誕生日忘れるやつがあるかよ!おれ何も準備できてねーよ!!」
「いや、別にプレゼントとかはいいんだけどさ、家で親が待ってるかもしれない」
誕生日のお祝いに。
「モトキもいく?」
「えっ、いいのか?家族水入らずで...」
「いいよ、お母さんにも紹介したいし」
お母さんまだ飲んでないといいけど...ちょっと怖いな
「家ついたし、とりあえずあがりなー」
「お、お邪魔します!」
リビングの扉を開けると、部屋中が誕生日仕様に装飾されていた。
「蒼、誕生日おめでと〜!」
パーンとクラッカーが鳴らされる。
「あら、そちらの方は?まさか...」
「彼氏の榛名モトキ。お母さんまだ会ったことないからつれてきた」
「きゃー!イケメン!背が高い!ガタイがいい!相当鍛えてるわね〜」
「お母さんまだ酔ってないよね?」
お父さんに確認したら、まだ飲んでないという。
このまま飲まないでいてほしいのだけど...
「早速パーティ始めましょ!モトキくんは蒼の横に座って!」
「うす!ありがとうございます!」
「さ、電気消して!」
お父さんがスイッチを押して部屋が真っ暗になった。ロウソクだけが灯される。
「蒼、誕生日おめでとう〜!!」
再度、パーンとクラッカーが鳴る。
フーッと蒼がロウソクの火を消して、でんきもつけられた。
「モトキくん、オードブルたくさんあるからどんどん食べてね!」
「はい!いただきます!」
モトキは少し緊張してるようだ。ま、自分以外が家族で、1人だけってのも居づらいかもしれない。
「モトキくんは野球してるの?」
「はい、ピッチャーやってます」
「わぁ、かっこいいわね!ね!蒼」
「私はキャッチャーの方が好きだけどなぁ」
つい本音を言ってしまった。モトキがしょげている。
「まぁ、ピッチャーがってより、モトキがかっこいいよ」
フォローのつもりで言ったのだが、かなり効いてくれたらしくモトキはみるみる元気になった。
「モトキくんはプロを目指してるの?」
「そっす。プロになります」
「この人、プロになるため球数制限とか些細な動作とかすごい細かい」
な、それは大事なことだからやってるんだ!と反抗するモトキ。それをニコニコしながら見てるお母さん。
「2人とも仲良しでいいわねぇ、ね。お父さん」
「そうだな、練習も一緒にやってるし、そろそろ意思疎通もできそうだな!バッテリーだな!」
がははと笑いながらちゃかすお父さん。お父さんの方が酔ってるかもしれない。
「お父さんもお母さんも飲みすぎないでねー、主役は私なんだから」
「ハイハイ、そうよね。今日は気をつけます」
しばらく談笑した後、モトキは私の部屋に避難した。お母さんが酔い始めたからだ。
「アーッ。緊張した。試合より緊張したわ」
「おつかれ。今日はありがとうね」
「いやいや、俺飯食っただけでなんも用意してねぇ ...」
「そんなに気使わなくていいよ。」
「...そうだ、蒼、次部活休みの日、デートしようぜ」
「デート?」
「おう、お前の誕生日プレゼントを一緒に決めたい」
「そこまでしなくていいのに...」
「俺がしたいの!な?いいだろ?」
「うーん…わかったよ」
「よし!決まりだな!」
そして今度の日曜日、初めてモトキとデートすることになった。