Chuchu
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朝から2組に行って蒼のところへ行こうとしたら、教室に蒼の姿はなかった。
トイレかどこかに行ってるんだろうか。
「あの」
知らない奴に声をかけてみる。
「一ノ瀬いますか?」
そう問いかけると、相手は気まずそうな、不安そうな顔をして答えた。
「一ノ瀬さん、事故にあったらしいんだ...」
「は?!」
蒼が事故?どういうことだ?何かの間違いじゃないのか?
「詳細は!?」
「なんか、横断歩道渡ってたおばあちゃんに、左折してきた車がつっこんできたらしくて、一ノ瀬さんがおばあちゃんを突き放して、代わりに一ノ瀬さんが車にぶつかったらしい...」
「どこの病院かわかるか?!」
「ごめん、そこまではわからない...」
冷静になれ、オレ。慌てても仕方がない。
蒼の母親にとりあえず電話してみよう。
「もしもし?阿部です!蒼の状況、事故ったって聞いたんですが今どうなってますか?」
「タカヤくん...蒼ね、今意識がないのよ...」
声が泣いている。蒼の母親も相当参ってるだろう。
「今どこの病院にいますか?」
「四谷総合病院にいるわ...」
「オレも直ぐに行きます!」
電話を切って、授業はさぼって蒼の元へ向かう。
なんで、なんでよりにもよって蒼なんだよ!!
自転車を走らせて病院へ向かう。
病院について、蒼の母親が迎えに来てくれた。蒼の部屋に案内してくれた。
「蒼...」
頭と右腕には包帯が巻かれ、痛々しい姿になっていた。
「なにしてんだよ...早く目覚まして、学校行く時間だぞ...」
蒼の手を握って、そっと願う。
「タカヤくん、学校あるでしょ?あとは私が様子みとくから、学校には行きなさい。部活もあるでしょ?」
「でも...」
「病院の先生が、命に別状があるわけじゃないって言ってたわ」
「マジすか?!」
ほっと胸をなでおろす。あとはコイツが目を覚ましてくれりゃいいんだ。
「命が大丈夫なら、ちょっと安心しました。じゃあ、俺学校戻ります。何かあったら、また連絡して下さい。」
「わかった。気をつけてね」
そして俺は再び学校に戻ることになった。
まずは部員のヤツらに伝えないといけない。
LINEで詳細を打ち込んで送信する。
すぐにみんなから反応が来た。
「命に、別状は、ないってさ」
このことを伝えたら、みんな安心したようだった。
でも、意識ってどうやったら戻るんだ?
これから毎日蒼の病院には行きたい。
けど学校も部活もある。もどかしい思いがあふれてくる。
それから3日が経った。
蒼の母親から、蒼の意識が戻ったと連絡が来た。ぐっと拳を握る。
「蒼、意識戻ったってよ!」
部活の奴ら全員に伝える。みんな安堵の気持ちでいっぱいだろう。
「カントク」
どうにか、蒼のところに行けないか交渉する。
「阿部くん、病院行ってきていいよ。部員の代表としてね」
「ありがとうこざいます!」
自転車を走らせて、急いで病院へ向かう。
「蒼!」
部屋へ向かうと、底には起き上がってりんごをかじってる蒼がいた。
「おまえ...なにして...本当に心配したんだぞ!」
「あはは、ごめんごめん、打ちどころが悪かったみたい」
「笑ってる場合かよ!部員のやつらもすげー心配して、オレはこのまま意識が戻らなかったらどうしよって...」
やべぇ。泣きそうになってきた。
「タカヤ、ごめんね。私は元気だよ」
「そんな包帯ぐるぐるで言われても説得力ねぇよ」
「たしかに!心配かけてごめんね。みんなにも言わないとね。」
「いつ退院するんだ?」
「3日後くらいって言ってた」
「...本当に大丈夫なんだよな?」
「大丈夫だよ!脳検査もしたし、問題なかったよ!」
「ならいいんだけどよ...じゃあ、退院するの待ってるから、家に帰れたら教えろよな」
「うん!ありがとうね!」
蒼はいつも通りの蒼だった。
どこか無理をしていないかと今でもヒヤヒヤする。はやく3日経ってくれ。じゃねえと安心できねぇ。
蒼、早く戻ってこいよ。
トイレかどこかに行ってるんだろうか。
「あの」
知らない奴に声をかけてみる。
「一ノ瀬いますか?」
そう問いかけると、相手は気まずそうな、不安そうな顔をして答えた。
「一ノ瀬さん、事故にあったらしいんだ...」
「は?!」
蒼が事故?どういうことだ?何かの間違いじゃないのか?
「詳細は!?」
「なんか、横断歩道渡ってたおばあちゃんに、左折してきた車がつっこんできたらしくて、一ノ瀬さんがおばあちゃんを突き放して、代わりに一ノ瀬さんが車にぶつかったらしい...」
「どこの病院かわかるか?!」
「ごめん、そこまではわからない...」
冷静になれ、オレ。慌てても仕方がない。
蒼の母親にとりあえず電話してみよう。
「もしもし?阿部です!蒼の状況、事故ったって聞いたんですが今どうなってますか?」
「タカヤくん...蒼ね、今意識がないのよ...」
声が泣いている。蒼の母親も相当参ってるだろう。
「今どこの病院にいますか?」
「四谷総合病院にいるわ...」
「オレも直ぐに行きます!」
電話を切って、授業はさぼって蒼の元へ向かう。
なんで、なんでよりにもよって蒼なんだよ!!
自転車を走らせて病院へ向かう。
病院について、蒼の母親が迎えに来てくれた。蒼の部屋に案内してくれた。
「蒼...」
頭と右腕には包帯が巻かれ、痛々しい姿になっていた。
「なにしてんだよ...早く目覚まして、学校行く時間だぞ...」
蒼の手を握って、そっと願う。
「タカヤくん、学校あるでしょ?あとは私が様子みとくから、学校には行きなさい。部活もあるでしょ?」
「でも...」
「病院の先生が、命に別状があるわけじゃないって言ってたわ」
「マジすか?!」
ほっと胸をなでおろす。あとはコイツが目を覚ましてくれりゃいいんだ。
「命が大丈夫なら、ちょっと安心しました。じゃあ、俺学校戻ります。何かあったら、また連絡して下さい。」
「わかった。気をつけてね」
そして俺は再び学校に戻ることになった。
まずは部員のヤツらに伝えないといけない。
LINEで詳細を打ち込んで送信する。
すぐにみんなから反応が来た。
「命に、別状は、ないってさ」
このことを伝えたら、みんな安心したようだった。
でも、意識ってどうやったら戻るんだ?
これから毎日蒼の病院には行きたい。
けど学校も部活もある。もどかしい思いがあふれてくる。
それから3日が経った。
蒼の母親から、蒼の意識が戻ったと連絡が来た。ぐっと拳を握る。
「蒼、意識戻ったってよ!」
部活の奴ら全員に伝える。みんな安堵の気持ちでいっぱいだろう。
「カントク」
どうにか、蒼のところに行けないか交渉する。
「阿部くん、病院行ってきていいよ。部員の代表としてね」
「ありがとうこざいます!」
自転車を走らせて、急いで病院へ向かう。
「蒼!」
部屋へ向かうと、底には起き上がってりんごをかじってる蒼がいた。
「おまえ...なにして...本当に心配したんだぞ!」
「あはは、ごめんごめん、打ちどころが悪かったみたい」
「笑ってる場合かよ!部員のやつらもすげー心配して、オレはこのまま意識が戻らなかったらどうしよって...」
やべぇ。泣きそうになってきた。
「タカヤ、ごめんね。私は元気だよ」
「そんな包帯ぐるぐるで言われても説得力ねぇよ」
「たしかに!心配かけてごめんね。みんなにも言わないとね。」
「いつ退院するんだ?」
「3日後くらいって言ってた」
「...本当に大丈夫なんだよな?」
「大丈夫だよ!脳検査もしたし、問題なかったよ!」
「ならいいんだけどよ...じゃあ、退院するの待ってるから、家に帰れたら教えろよな」
「うん!ありがとうね!」
蒼はいつも通りの蒼だった。
どこか無理をしていないかと今でもヒヤヒヤする。はやく3日経ってくれ。じゃねえと安心できねぇ。
蒼、早く戻ってこいよ。