Chuchu
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タカヤのクリスマスプレゼントを買いに1人で街をブラブラしていたら、知らない人に声をかけられた。
「お姉さん、すっごい美人だね?よかったらお茶しない?」
無視をかます私にしつこくせまってくる男性。
「30分でいいからさ〜」
「...」
「ね?ちょっとだけ!俺奢るから!」
「...」
黙り込んで早歩きしていると言うのに、かなりうるさい。うっとおしい。
「ねーいいじゃん」
「...ッ」
腕を捕まれ動けなくなってしまった。
「ちょっとでいいからさ〜」
「何してんだよ」
私の腕を離してくれた、その人は榛名さんだった。
男は榛名さんの圧と怖い顔に萎縮して逃げていってしまった。
「大丈夫?」
「はい...ありがとうございました、助かりました」
男の人の力にはどうしても勝てないもので、自分に不甲斐なさを感じる。
「たまたま会いましたね。今日タカヤは一緒じゃねーんすか?」
「あ、私ひとりで...」
「1人で出歩くと今みたいの多くない?」
「まぁたまにありますね...」
榛名さんが誰かに電話し始めた。
「おー、タカヤお前、蒼さんがナンパされてることに遭遇したぞ、おう、1人で出かけてるらしい。」
タカヤと一緒になるのはまずいと口パクとジェスチャーで伝える。
「....それでよ、さっき腕掴まれたりしてて危なかったから、俺が一緒にいてやるけどいいか?つか、拒否権はねーよ。俺が一緒にいるわ。じゃ」
ピッと強制的に電話を切ってしまった榛名さん。
「まじであぶねーからさ、一緒にいますよ」
確かに、またナンパで声をかけて、しつこい人に絡まれでもしたら怖いしめんどくさい...
「ありがとうございます」
で、どこ行こうとしてたんですか?と聞かれ、いつもの野球ショップであることを伝え、そこに向かった。
「もしかしてタカヤにクリスマスプレゼントですか?」
さすが鋭い。そうなんです、ちょっと遅めですけどと答えると榛名さんが...拗ねた。
「助けたと思ったら彼氏のプレゼント選びかー、俺もタイミング悪ぃなー」
いいなーいいなーと言いながら駄々をこねる。
「榛名さん、出口で待っててください。会計してきます」
はーいといかにも不服そうに返事をして店を出る榛名さん。
「お待たせしました」
「早かったっすね」
「あの、これ...」
榛名さんによかったら、と小さな袋を渡す。
「え、俺に、すか?」
あわてる榛名に、助けてくれたプレゼントです、と答える。
「開けていいすか?」
「どうぞ」
ウキウキで袋から取り出す榛名。
「おー、バッティンググローブだ!」
「サイズ合うかわからないから、今つけてみてもらっていいですか?」
「おー、サイズぴったりっす」
「よかった。今日はホントにありがとうごいました。」
「こちらこそ!蒼さんに会えて得した気分すよ!でも帰りも心配なんで、送りますよ」
「えっ、それはちょっと...大丈夫です」
「さっきのやつが近くにいたら危ないでしょ」
確かにそれはそうだ。今回は榛名さんに甘えることにした。一応、タカヤにも伝えておいた。
「蒼さんは何でタカヤと付き合ってんすか?あの仏頂面で愛想もねーやつ」
「あはは、たしかに、半分当たってるかも。でも、タカヤのいいところ、榛名さんもわかりませんか?」
「俺からしたらただの野球バカだね」
「その野球バカなところがいいんですよ。まっすぐで、頭のことは野球のことでいっぱいで、一生懸命なところがかっこいい」
「わっ...なんか惚気聞いてる気分」
「ふふ、でも中学から熱心じゃなかったですか?」
「まーたしかに、俺の球取れるようになるまで半年かけて、身体中アザだらけになってたもんな」
「そういう努力家なところも、タカヤのいいところなんです」
「俺も頑張ってますよ?」
「ふふ、みたらわかりますよ。鍛えてますもんね」
「あー、俺がタカヤより早く蒼さんに会ってたらなー」
「人生変わってたかもしれませんね 」
「あーなにか奇跡が起きて時間が巻戻ればなー」
「あはは、世界線が変わっても、榛名さんは野球やってるでしょうね」
「たしかに。俺はヘンサチ高くないし、野球くらいしか取り柄ないし」
「そんなことない、助けてくれた時、かっこよかったですよ」
顔を真っ赤にする榛名さんが、なんだか可愛く思えた。
「あ、家着きました」
他愛ない会話をしていたら、いつのまにか家に着いていた。
「でっかい家っすねー」
「さすがにタカヤなしで榛名さんをおうちにあげることはできないので、今日は玄関までで、お茶も出せずすみません」
「いっすよ!楽しかったっす!また会いましょ!」
「はい!ぜひ、楽しみにしてます!ありがとうございました!」
榛名さんが帰って、タカヤへのクリスマスプレゼントを確認する。
「サイズ...こっそり調べたから合ってるよね...」
あ、榛名さんにもお礼のLINE送っとこう。タカヤにも、無事帰れたことを伝えよう。
プレゼントは、明日の部活前に渡そう。
「お姉さん、すっごい美人だね?よかったらお茶しない?」
無視をかます私にしつこくせまってくる男性。
「30分でいいからさ〜」
「...」
「ね?ちょっとだけ!俺奢るから!」
「...」
黙り込んで早歩きしていると言うのに、かなりうるさい。うっとおしい。
「ねーいいじゃん」
「...ッ」
腕を捕まれ動けなくなってしまった。
「ちょっとでいいからさ〜」
「何してんだよ」
私の腕を離してくれた、その人は榛名さんだった。
男は榛名さんの圧と怖い顔に萎縮して逃げていってしまった。
「大丈夫?」
「はい...ありがとうございました、助かりました」
男の人の力にはどうしても勝てないもので、自分に不甲斐なさを感じる。
「たまたま会いましたね。今日タカヤは一緒じゃねーんすか?」
「あ、私ひとりで...」
「1人で出歩くと今みたいの多くない?」
「まぁたまにありますね...」
榛名さんが誰かに電話し始めた。
「おー、タカヤお前、蒼さんがナンパされてることに遭遇したぞ、おう、1人で出かけてるらしい。」
タカヤと一緒になるのはまずいと口パクとジェスチャーで伝える。
「....それでよ、さっき腕掴まれたりしてて危なかったから、俺が一緒にいてやるけどいいか?つか、拒否権はねーよ。俺が一緒にいるわ。じゃ」
ピッと強制的に電話を切ってしまった榛名さん。
「まじであぶねーからさ、一緒にいますよ」
確かに、またナンパで声をかけて、しつこい人に絡まれでもしたら怖いしめんどくさい...
「ありがとうございます」
で、どこ行こうとしてたんですか?と聞かれ、いつもの野球ショップであることを伝え、そこに向かった。
「もしかしてタカヤにクリスマスプレゼントですか?」
さすが鋭い。そうなんです、ちょっと遅めですけどと答えると榛名さんが...拗ねた。
「助けたと思ったら彼氏のプレゼント選びかー、俺もタイミング悪ぃなー」
いいなーいいなーと言いながら駄々をこねる。
「榛名さん、出口で待っててください。会計してきます」
はーいといかにも不服そうに返事をして店を出る榛名さん。
「お待たせしました」
「早かったっすね」
「あの、これ...」
榛名さんによかったら、と小さな袋を渡す。
「え、俺に、すか?」
あわてる榛名に、助けてくれたプレゼントです、と答える。
「開けていいすか?」
「どうぞ」
ウキウキで袋から取り出す榛名。
「おー、バッティンググローブだ!」
「サイズ合うかわからないから、今つけてみてもらっていいですか?」
「おー、サイズぴったりっす」
「よかった。今日はホントにありがとうごいました。」
「こちらこそ!蒼さんに会えて得した気分すよ!でも帰りも心配なんで、送りますよ」
「えっ、それはちょっと...大丈夫です」
「さっきのやつが近くにいたら危ないでしょ」
確かにそれはそうだ。今回は榛名さんに甘えることにした。一応、タカヤにも伝えておいた。
「蒼さんは何でタカヤと付き合ってんすか?あの仏頂面で愛想もねーやつ」
「あはは、たしかに、半分当たってるかも。でも、タカヤのいいところ、榛名さんもわかりませんか?」
「俺からしたらただの野球バカだね」
「その野球バカなところがいいんですよ。まっすぐで、頭のことは野球のことでいっぱいで、一生懸命なところがかっこいい」
「わっ...なんか惚気聞いてる気分」
「ふふ、でも中学から熱心じゃなかったですか?」
「まーたしかに、俺の球取れるようになるまで半年かけて、身体中アザだらけになってたもんな」
「そういう努力家なところも、タカヤのいいところなんです」
「俺も頑張ってますよ?」
「ふふ、みたらわかりますよ。鍛えてますもんね」
「あー、俺がタカヤより早く蒼さんに会ってたらなー」
「人生変わってたかもしれませんね 」
「あーなにか奇跡が起きて時間が巻戻ればなー」
「あはは、世界線が変わっても、榛名さんは野球やってるでしょうね」
「たしかに。俺はヘンサチ高くないし、野球くらいしか取り柄ないし」
「そんなことない、助けてくれた時、かっこよかったですよ」
顔を真っ赤にする榛名さんが、なんだか可愛く思えた。
「あ、家着きました」
他愛ない会話をしていたら、いつのまにか家に着いていた。
「でっかい家っすねー」
「さすがにタカヤなしで榛名さんをおうちにあげることはできないので、今日は玄関までで、お茶も出せずすみません」
「いっすよ!楽しかったっす!また会いましょ!」
「はい!ぜひ、楽しみにしてます!ありがとうございました!」
榛名さんが帰って、タカヤへのクリスマスプレゼントを確認する。
「サイズ...こっそり調べたから合ってるよね...」
あ、榛名さんにもお礼のLINE送っとこう。タカヤにも、無事帰れたことを伝えよう。
プレゼントは、明日の部活前に渡そう。