今日は両親が夜勤なので蒼の家に泊まりに来た。

「もうすぐご飯出来るからねー」
慣れた手つきで蒼は材料を捌いていく。
こうやって後ろ姿を見ると、やっぱり色のしろさには驚かされる。日やけもしてないし、つーか、アルビノについて調べたら普通のやつより短命って...途端に、蒼に抱きついていた。

「コラー。調理中背後に立たないの」

「だってお前がオレより先に死んで欲しくないから」

「何？老後の心配？笑」

「そんな感じ。今日何作ってんの？」

「トンカツだよー」

「おー、なんか腹減ってきた」

「揚げ物するから、危ないから席に戻ってて」

「やだ。このままがいい」

「ほんとどうしたの〜？笑」

蒼が振り向いて頬にキスして「戻りな」って言うもんだから、渋々席に戻った。




「はい、できたよ〜」
「おーうまそう」

いただきまーすと、2人でハモって笑ってしまった。

「うまい。何このソース？普通のじゃないよな？」

「めんつゆ使ったソースだよー。和風トンカツだね。わさびも合うでしょ」

「メシが進むなぁ」

「おかわりあるから言ってね」



この後たらふく食べて、蒼の部屋に行った。
「俺、今日泊まろうかな」
「えっほんと？！」
蒼の目がキラッキラに輝く。
「わりーけど、洗濯機借りてもいい？練習着洗いたいからさ」
「いいよいいよ！たくさん使って！」
「たくさんって笑 場所教えてくれ」

そう言って一緒に脱衣所へ向かった。

「ここにあるよ。操作わかんないだろうから、今脱いで入れちゃいなよ 」

「おー...なんかパンイチになるのも恥ずかしいな」

「そのままお風呂入っちゃえば？」

「そうするか...蒼も入るか？」

「えっ、一緒にってこと？」

「そーそー」

「じゃあ...そうしようかな」

こうしてタカヤと一緒にお風呂に入ることになった。