運命の人となら
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「やー、今日は蒼の笑顔のおかげで部活頑張れたー」
「いつもやってください。あなたはプロになれるだけのフィジカル...体格と、エースに必要な素質をもっています」
「俺もそう思ってんだよ。だから、絶対怪我しねー」
「だから、バランスなんですよ、左右のバランス。野球の投手は他の球技と違って、同じ動きを続けます。なのでバランスが歪むんですよ。ロープ引き、これでバランスを整えるんです。いいですか。意識ですよ。意識。」
「おーちゃんとやってるぜ。意味フメーだけど 」
「意識作りが大事と言ったでしょ....私、秋丸さん見てきますから。ダウンしといてください。あの人サボってないか見に行かないと気が気じゃないんで」
「おう」
モトキさんは練習熱心だ。言ったことをきちんとこなしてくれるし、何より自分自身の体のことをちゃんと理解している。プロを目指す人ってだけはある。私があれこれ言わなくてもいいかもしれない。
「秋丸さーん、筋トレ、どうですか」
「わ...一ノ瀬さん...」
「バテバテじゃないですか。今日はこのへんにしましょう。」
「ありがたい...疲れたよぉ」
秋丸さんはボールのコントロールもめちゃくちゃだけど体力もない。武蔵野の穴があるとしたらこの人だ。だから一生懸命育てる。一生懸命になってもらう。そしたらもっと、野球は楽しくなるって教えてあげたい。
「秋丸さん連れてきました」
「あー?超バテてるじゃん」
「慣れないことするから疲れるよ〜」
「てめーの練習不足を恨めよな」
この2人は仲がいいなぁ。秋丸さんもモトキさんがやってほしいこととか自然とやってるし、意思疎通はできてる...と思いたい。
「さて、今日は各自で食事してください。ミーティングがてらのガストは週1で行きます。お肉、お米、沢山食べてください。では、お疲れ様でした」
「おい、蒼」
「はい?」
「もう暗くなるのも早くなったし、俺、お前のこと送っていくわ」
「...ありがたいですが、家がここから徒歩5分なので大丈夫です」
「はー?いーんだよ!送るっつったら送る!じゃあな!秋丸!」
そう言って秋丸さんと別れたあと、モトキさんと2人で夜道を歩くことになった。
「モトキさんは、なんで私にかまうんですか?」
「うーん。お前が気になるから?」
「...どういう意味かはわからないですけど、あまり私に期待しない方がいいですよ」
「なんで?」
「私といても楽しくないと思います」
「ばっ...お前なぁ!自分のこと卑下しすぎ!」
まず笑わねー、無愛想、こんだけで面白い!
と、モトキさんは褒めて?くれた。
「俺ァよ、お前見てると笑顔にしてぇなって思うわけ。事情は知らねぇけど、今を楽しんで欲しいんだよ。」
野球..部活楽しいか?とモトキさんが聞くので、少し考えていたら「そこは即答するとこだろ」とツッコまれた。
「モトキさんは、中学で嫌な思いをしてから、今日まで野球を辞めなかったことすごいなと思います」
「偉いだろ?俺も相当野球バカってこったよな」
「なんていうか...羨ましいです。ハマってることがあるって、人生の糧じゃないですか」
「カテ?よーわからんけど、生きててハマることがないのはしんどいよなぁ」
「そういうことです。あ、家についちゃいました」
「でっけぇ家だなー。もしかして、親父さんいる?」
「いるかもしれません。話してみますか?」
「まじで?確認してきて!」
お父さんが帰ってきてたので、モトキさんに玄関まで上がってもらった。
「キミが榛名くんか」
「はじめまして!榛名です!あの!ARCのコーチされてるって聞きました!」
「うん。今はね。なんていうか、榛名くんがうちに来てくれなかったのはコーチ陣全員残念に思ってるよ。それくらい君に期待してるんだ」
「そうなんですか!ありがとうございます!!」
「最近蒼に練習教わったりしてるって?」
「はい!フォーム改造したり、ロープ引き?したり!お世話になってます!」
「はは。うちの子さ、あんまり笑わないだろ?でも機嫌が悪いわけじゃないから多めにみてやってな」
「もちろんです!あの、今度『蒼さんのお父さん』として練習見に来てくれませんか?!」
「あー、なるほどね。それなら悪いことにはならないねぇ。来週あたりいくよ。フォームも見せてね」
「ありがとうございます!じゃ、蒼さんを無事送れたので、自分はこれで失礼します!」
モトキさんは深深とお辞儀をして帰って行った。
「榛名かぁ...タッパもあるし、欲しかったなぁ...」
「なんで武蔵野行ったんだろうね?今度聞いてみるよ」
「ところで、いつから2人は付き合ってるんだ?」
「付き合ってないよ!バカ!」
お父さんは何か勘違いしてるみたいだけど、もしかしてこれからもモトキさんが送ってくれるってなったらお母さんまで勘違いしてしまうかもしれない...できるだけ送りは断ることにしよう。
モトキさん、お気持ちだけもらっておきます...。
「いつもやってください。あなたはプロになれるだけのフィジカル...体格と、エースに必要な素質をもっています」
「俺もそう思ってんだよ。だから、絶対怪我しねー」
「だから、バランスなんですよ、左右のバランス。野球の投手は他の球技と違って、同じ動きを続けます。なのでバランスが歪むんですよ。ロープ引き、これでバランスを整えるんです。いいですか。意識ですよ。意識。」
「おーちゃんとやってるぜ。意味フメーだけど 」
「意識作りが大事と言ったでしょ....私、秋丸さん見てきますから。ダウンしといてください。あの人サボってないか見に行かないと気が気じゃないんで」
「おう」
モトキさんは練習熱心だ。言ったことをきちんとこなしてくれるし、何より自分自身の体のことをちゃんと理解している。プロを目指す人ってだけはある。私があれこれ言わなくてもいいかもしれない。
「秋丸さーん、筋トレ、どうですか」
「わ...一ノ瀬さん...」
「バテバテじゃないですか。今日はこのへんにしましょう。」
「ありがたい...疲れたよぉ」
秋丸さんはボールのコントロールもめちゃくちゃだけど体力もない。武蔵野の穴があるとしたらこの人だ。だから一生懸命育てる。一生懸命になってもらう。そしたらもっと、野球は楽しくなるって教えてあげたい。
「秋丸さん連れてきました」
「あー?超バテてるじゃん」
「慣れないことするから疲れるよ〜」
「てめーの練習不足を恨めよな」
この2人は仲がいいなぁ。秋丸さんもモトキさんがやってほしいこととか自然とやってるし、意思疎通はできてる...と思いたい。
「さて、今日は各自で食事してください。ミーティングがてらのガストは週1で行きます。お肉、お米、沢山食べてください。では、お疲れ様でした」
「おい、蒼」
「はい?」
「もう暗くなるのも早くなったし、俺、お前のこと送っていくわ」
「...ありがたいですが、家がここから徒歩5分なので大丈夫です」
「はー?いーんだよ!送るっつったら送る!じゃあな!秋丸!」
そう言って秋丸さんと別れたあと、モトキさんと2人で夜道を歩くことになった。
「モトキさんは、なんで私にかまうんですか?」
「うーん。お前が気になるから?」
「...どういう意味かはわからないですけど、あまり私に期待しない方がいいですよ」
「なんで?」
「私といても楽しくないと思います」
「ばっ...お前なぁ!自分のこと卑下しすぎ!」
まず笑わねー、無愛想、こんだけで面白い!
と、モトキさんは褒めて?くれた。
「俺ァよ、お前見てると笑顔にしてぇなって思うわけ。事情は知らねぇけど、今を楽しんで欲しいんだよ。」
野球..部活楽しいか?とモトキさんが聞くので、少し考えていたら「そこは即答するとこだろ」とツッコまれた。
「モトキさんは、中学で嫌な思いをしてから、今日まで野球を辞めなかったことすごいなと思います」
「偉いだろ?俺も相当野球バカってこったよな」
「なんていうか...羨ましいです。ハマってることがあるって、人生の糧じゃないですか」
「カテ?よーわからんけど、生きててハマることがないのはしんどいよなぁ」
「そういうことです。あ、家についちゃいました」
「でっけぇ家だなー。もしかして、親父さんいる?」
「いるかもしれません。話してみますか?」
「まじで?確認してきて!」
お父さんが帰ってきてたので、モトキさんに玄関まで上がってもらった。
「キミが榛名くんか」
「はじめまして!榛名です!あの!ARCのコーチされてるって聞きました!」
「うん。今はね。なんていうか、榛名くんがうちに来てくれなかったのはコーチ陣全員残念に思ってるよ。それくらい君に期待してるんだ」
「そうなんですか!ありがとうございます!!」
「最近蒼に練習教わったりしてるって?」
「はい!フォーム改造したり、ロープ引き?したり!お世話になってます!」
「はは。うちの子さ、あんまり笑わないだろ?でも機嫌が悪いわけじゃないから多めにみてやってな」
「もちろんです!あの、今度『蒼さんのお父さん』として練習見に来てくれませんか?!」
「あー、なるほどね。それなら悪いことにはならないねぇ。来週あたりいくよ。フォームも見せてね」
「ありがとうございます!じゃ、蒼さんを無事送れたので、自分はこれで失礼します!」
モトキさんは深深とお辞儀をして帰って行った。
「榛名かぁ...タッパもあるし、欲しかったなぁ...」
「なんで武蔵野行ったんだろうね?今度聞いてみるよ」
「ところで、いつから2人は付き合ってるんだ?」
「付き合ってないよ!バカ!」
お父さんは何か勘違いしてるみたいだけど、もしかしてこれからもモトキさんが送ってくれるってなったらお母さんまで勘違いしてしまうかもしれない...できるだけ送りは断ることにしよう。
モトキさん、お気持ちだけもらっておきます...。