運命の人となら
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「蒼〜!」
最近モトキさんが昼休みの度にクラスにくるようになった。
「部室で一緒に弁当食おうぜ!」
この一連の流き、クラスでは私とモトキさんが付き合ってるという噂が流れてしまった。
「モトキさん...私たち、付き合ってるなんて噂でてるんでもうやめてくれません?」
「そんなん、言わせとばいいだろー」
「この間なんて、2年の先輩に榛名と付き合ってんの?とか聞かれてすっごく怖かったんですよ!」
「マジ?わりーな」
「なのでこれからはお昼こないでください」
「やだ!俺はお前と一緒がいい!」
はぁ...全くこの人は周りを気にかけるとかそういう配慮に欠けているのだろうか。超自己中である。
「じゃあモトキさん、クラスにくるのはやめて私にLINEしてください。そしたら部室に行きますから」
「おーその手があったか。でも俺、1年とこ行ってお前探すのも楽しかったんだけどな」
私はちっとも楽しくないですけど...言うとめんどくさそうだから黙っておくことにした。
「お前それ、自分で作ってんの?」
私のお弁当に指をさす。
「はい、基本的に料理は私がします。両親が忙しいので。」
「すげーうまそー!ちょっとちょーだい!」
そう言って私の許可をとることもなく鶏の照り焼きをつまみ食いしたモトキさん。
「うーまー!蒼は料理うまいんだなー」
「まぁ、慣れですよ」
「俺にはまねできねーわ」
「投手なんで手を使う作業はやめたほうがいいですね」
「お前よくわかってんなー」
「父の教えですねー」
「お前の父ちゃんまじですごいんだな」
「まぁ、小さい頃はあまりかまってくれなくて、拗ねてばっかりでしたけどね、私」
「お前が拗ねるとかあんの?!やべー、超見てみたい」
「いやですよ。モトキさんはなんでもかんでも私に求めすぎです」
「だって俺、お前のこと気に入ってるもん」
「いや、気に入らなくていいです」
「はぁ〜?先輩の言うことが聞けねーってか」
「パワハラですよ」
色々言いたいことはあるけど、モトキさんはいい人だ。中学でクサってた理由も秋丸さんに聞いた。この人は努力という才能を持っている。
「まあ、私は頑張ってるモトキさん、好きですよ」
お弁当をもぐもぐしながらモトキさんの方を見たら、箸もモトキさんも止まっていた。
途端に、顔が真っ赤になる。
「お前〜...そんなこと急に言うなよ...」
耳まで赤いモトキさん。なんだか可愛い。
「ふ、ふふ」
「?!」
「今お前、笑ったか?!」
「笑ってません」
「いーや、確かに俺は見たし聞いたね!お前が笑ってるところ!」
「幻覚です」
「〜〜〜ッ!お前、やっぱ可愛いんだよ!無愛想なときから思ってたけど、やっぱ笑ってる方が何倍も可愛い!」
引き続き顔を真っ赤にさせながら「ちくしょー、もっと見たかった!」と後悔する榛名さん。
「ふ、モトキさん顔真っ赤ですよ。」
「やっぱ今ちょっと笑ったろ!もっと笑え!」
「お断りします」
蒼のほんの少しの笑顔が見れただけでも、俺にとってはすげー嬉しいことだった。
最近モトキさんが昼休みの度にクラスにくるようになった。
「部室で一緒に弁当食おうぜ!」
この一連の流き、クラスでは私とモトキさんが付き合ってるという噂が流れてしまった。
「モトキさん...私たち、付き合ってるなんて噂でてるんでもうやめてくれません?」
「そんなん、言わせとばいいだろー」
「この間なんて、2年の先輩に榛名と付き合ってんの?とか聞かれてすっごく怖かったんですよ!」
「マジ?わりーな」
「なのでこれからはお昼こないでください」
「やだ!俺はお前と一緒がいい!」
はぁ...全くこの人は周りを気にかけるとかそういう配慮に欠けているのだろうか。超自己中である。
「じゃあモトキさん、クラスにくるのはやめて私にLINEしてください。そしたら部室に行きますから」
「おーその手があったか。でも俺、1年とこ行ってお前探すのも楽しかったんだけどな」
私はちっとも楽しくないですけど...言うとめんどくさそうだから黙っておくことにした。
「お前それ、自分で作ってんの?」
私のお弁当に指をさす。
「はい、基本的に料理は私がします。両親が忙しいので。」
「すげーうまそー!ちょっとちょーだい!」
そう言って私の許可をとることもなく鶏の照り焼きをつまみ食いしたモトキさん。
「うーまー!蒼は料理うまいんだなー」
「まぁ、慣れですよ」
「俺にはまねできねーわ」
「投手なんで手を使う作業はやめたほうがいいですね」
「お前よくわかってんなー」
「父の教えですねー」
「お前の父ちゃんまじですごいんだな」
「まぁ、小さい頃はあまりかまってくれなくて、拗ねてばっかりでしたけどね、私」
「お前が拗ねるとかあんの?!やべー、超見てみたい」
「いやですよ。モトキさんはなんでもかんでも私に求めすぎです」
「だって俺、お前のこと気に入ってるもん」
「いや、気に入らなくていいです」
「はぁ〜?先輩の言うことが聞けねーってか」
「パワハラですよ」
色々言いたいことはあるけど、モトキさんはいい人だ。中学でクサってた理由も秋丸さんに聞いた。この人は努力という才能を持っている。
「まあ、私は頑張ってるモトキさん、好きですよ」
お弁当をもぐもぐしながらモトキさんの方を見たら、箸もモトキさんも止まっていた。
途端に、顔が真っ赤になる。
「お前〜...そんなこと急に言うなよ...」
耳まで赤いモトキさん。なんだか可愛い。
「ふ、ふふ」
「?!」
「今お前、笑ったか?!」
「笑ってません」
「いーや、確かに俺は見たし聞いたね!お前が笑ってるところ!」
「幻覚です」
「〜〜〜ッ!お前、やっぱ可愛いんだよ!無愛想なときから思ってたけど、やっぱ笑ってる方が何倍も可愛い!」
引き続き顔を真っ赤にさせながら「ちくしょー、もっと見たかった!」と後悔する榛名さん。
「ふ、モトキさん顔真っ赤ですよ。」
「やっぱ今ちょっと笑ったろ!もっと笑え!」
「お断りします」
蒼のほんの少しの笑顔が見れただけでも、俺にとってはすげー嬉しいことだった。