運命の人となら
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練習後、一ノ瀬が筋トレルームまでついてきた。
「榛名さん、服脱いでください」
ほんとにこいつは唐突によォ....
不満はありつつ、言われた通りにアンダーを脱いだ。
「触ってもいいですか?」
「いいけど、左はあんまり触んなよ」
一ノ瀬が肩から腕、腹、背中まで取り調べを受けてるかのように触りまくる。
「全体的にきちんと鍛えられてますね。ただ、右腕をもっと鍛えてください。」
「ああ?俺は左利きだぞ」
「これもバランスです。左右のバランスを均等にすることが故障しないことにつながります」
こいつ...真顔で無愛想だけど、でも顔は可愛いけど、人の体触るだけでんなことまでわかんのかよ。
「なんでそういうことわかるわけ?」
直球で聞いてみた。
「父親のせいですね。小さい頃から近くてみてましたし、学校の練習にも連れていかれてました。サポート的な感じで。」
「ふーん、お前は部活やらなかったの?」
「やらなかったというか、やれなかったですね。忙しかったので。」
「お前の父親は今ARCのコーチだっけ??」
「そうですよ、コーチとしてARCにいます」
思わず筋トレの手が止まった。
ARCは誰もが知っている強豪校だ。そんなところでコーチが務まるなんて、本当にコイツの親父はすごいやつなんだ。
「つーか、お前はなんでうちに来たわけ?ARC行かなかったのか?」
「そろそろ子離れしてもらわないと、困るんですよ」
なるほど。父親が子にべったりだから、高校は別を受験したわけか。
「お前のこと相当好きなんだな」
「高校生にもなって、ちょっと迷惑ですけどね」
じゃあなんで武蔵野に来たんだ?と聞くと、少し考えながら「受験が楽そうだったから」と答えた。
「涼音さんも引退すっからお前一人になるけど、マネージャーも大変そうだぞ」
「よくひとりで頑張れたなって尊敬してます」
「今度はお前が尊敬されるように頑張らないとな」
「わたしはまぁ、選手のためにぼちぼち頑張りますよ」
「ぼちぼちじゃうちの秋丸は扱えねーぞ」
「秋丸さん...投げるの下手すぎるんですよね」
「わかる?そうなんだよ!あいつの練習不足には俺も飽き飽きしてるわけ!俺の全力投球とれるのあいつしかいないのも問題なんだけどな!」
「武蔵野は捕手力が弱すぎます。チームの要は投手ではなく捕手です」
秋丸さんが使えるようになるまで、榛名さんも手伝ってください、と深深とお辞儀された。
「手伝うって、何すりゃいいの?」
「まずは体づくりです。榛名さんのメニューとは少し変えますけど、榛名さんと一緒に筋トレしてもらいます。それから遠投の練習。肩作りとコントロールを身につけてもらいます」
こいつ、ブルペンで秋丸見ただけでそんなことまで考えてたのかよ。フィジカル見れるのは父親譲りってところか 。
「でもよ、秋丸がそれやっかなぁ...あいつ練習嫌いだし」
「やりますよ。やらないなら、監督に言って榛名さんの正捕手から外してもらいます。他の捕手を育成します。」
...笑わねー、無愛想、ナマイキ、野球バカ。シニア時代のどっかの誰かさんみたいだな。
「明日から早速やるんで、よろしくお願いします」
「おう。秋丸には俺からも言っとくわ。」
「ありがとうございます、筋トレはほどほどに。休むことも覚えてください」
「はいよー」
「じゃ、私はお先に失礼します」
「おう、またなー」
こりゃまた、変わったマネージャーが入ったなぁ。マネージャーどころかコーチじゃねぇか。ま、うちの監督のことだからうるさく言わねぇだろうけど。
とりあえず、秋丸に電話すっか。一ノ瀬のことまんま言ったら、流石のあいつもやる気出すだろ。
つーか、そうじゃないと困るのは俺の方もだし。
ちゃんとやるって言えよなー。
「ええ〜、部活終わりに自主練すんの?俺?やだよ〜」
スマホをぶん投げようと思った。
「榛名さん、服脱いでください」
ほんとにこいつは唐突によォ....
不満はありつつ、言われた通りにアンダーを脱いだ。
「触ってもいいですか?」
「いいけど、左はあんまり触んなよ」
一ノ瀬が肩から腕、腹、背中まで取り調べを受けてるかのように触りまくる。
「全体的にきちんと鍛えられてますね。ただ、右腕をもっと鍛えてください。」
「ああ?俺は左利きだぞ」
「これもバランスです。左右のバランスを均等にすることが故障しないことにつながります」
こいつ...真顔で無愛想だけど、でも顔は可愛いけど、人の体触るだけでんなことまでわかんのかよ。
「なんでそういうことわかるわけ?」
直球で聞いてみた。
「父親のせいですね。小さい頃から近くてみてましたし、学校の練習にも連れていかれてました。サポート的な感じで。」
「ふーん、お前は部活やらなかったの?」
「やらなかったというか、やれなかったですね。忙しかったので。」
「お前の父親は今ARCのコーチだっけ??」
「そうですよ、コーチとしてARCにいます」
思わず筋トレの手が止まった。
ARCは誰もが知っている強豪校だ。そんなところでコーチが務まるなんて、本当にコイツの親父はすごいやつなんだ。
「つーか、お前はなんでうちに来たわけ?ARC行かなかったのか?」
「そろそろ子離れしてもらわないと、困るんですよ」
なるほど。父親が子にべったりだから、高校は別を受験したわけか。
「お前のこと相当好きなんだな」
「高校生にもなって、ちょっと迷惑ですけどね」
じゃあなんで武蔵野に来たんだ?と聞くと、少し考えながら「受験が楽そうだったから」と答えた。
「涼音さんも引退すっからお前一人になるけど、マネージャーも大変そうだぞ」
「よくひとりで頑張れたなって尊敬してます」
「今度はお前が尊敬されるように頑張らないとな」
「わたしはまぁ、選手のためにぼちぼち頑張りますよ」
「ぼちぼちじゃうちの秋丸は扱えねーぞ」
「秋丸さん...投げるの下手すぎるんですよね」
「わかる?そうなんだよ!あいつの練習不足には俺も飽き飽きしてるわけ!俺の全力投球とれるのあいつしかいないのも問題なんだけどな!」
「武蔵野は捕手力が弱すぎます。チームの要は投手ではなく捕手です」
秋丸さんが使えるようになるまで、榛名さんも手伝ってください、と深深とお辞儀された。
「手伝うって、何すりゃいいの?」
「まずは体づくりです。榛名さんのメニューとは少し変えますけど、榛名さんと一緒に筋トレしてもらいます。それから遠投の練習。肩作りとコントロールを身につけてもらいます」
こいつ、ブルペンで秋丸見ただけでそんなことまで考えてたのかよ。フィジカル見れるのは父親譲りってところか 。
「でもよ、秋丸がそれやっかなぁ...あいつ練習嫌いだし」
「やりますよ。やらないなら、監督に言って榛名さんの正捕手から外してもらいます。他の捕手を育成します。」
...笑わねー、無愛想、ナマイキ、野球バカ。シニア時代のどっかの誰かさんみたいだな。
「明日から早速やるんで、よろしくお願いします」
「おう。秋丸には俺からも言っとくわ。」
「ありがとうございます、筋トレはほどほどに。休むことも覚えてください」
「はいよー」
「じゃ、私はお先に失礼します」
「おう、またなー」
こりゃまた、変わったマネージャーが入ったなぁ。マネージャーどころかコーチじゃねぇか。ま、うちの監督のことだからうるさく言わねぇだろうけど。
とりあえず、秋丸に電話すっか。一ノ瀬のことまんま言ったら、流石のあいつもやる気出すだろ。
つーか、そうじゃないと困るのは俺の方もだし。
ちゃんとやるって言えよなー。
「ええ〜、部活終わりに自主練すんの?俺?やだよ〜」
スマホをぶん投げようと思った。