Chuchu
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今日は練習後にタカヤと一緒にファミレスでご飯を食べることになった。学校が休みでも部活はあって、あまりデートというデートはできないので、貴重な時間でもある。
「わたしは...カルボナーラで」
「オレはカツカレー大盛りとダブルチキンステーキ、あと豆腐サラダ」
最近は体づくりのために、タカヤは沢山のご飯を食べるようになった。
太るだけでは?と心配もしたけど、それ以上に筋トレも運動もしてるのでいい意味で身体が大きくなってきてる気がする。
「よくそんなに沢山食べられるね」
「おー、カラダでかくすっために、シガポによく食えって言われてんだよな」
「へー、まぁ成長期だから、たくさん食べた方がいっか」
「そういうこと」
「タカヤ、まだ身長伸びそうだもんね」
「親父が180あっからまだ伸びるだろうな」
そんなことより、とタカヤが話を折ってきた。
「お前、このあいだ榛名と電話終わったあと帰らずに2人でどっか行ってただろ」
「...」
「黙るなよ」
...なんでバレたんだろう。
「なんでバレたんだろって顔してんぞ」
「えーと...カフェに行きました。ごめんなさい」
はぁ、とタカヤはため息をついて不機嫌そうな顔をする。
「お前のことだから武蔵野第一の情報を得ようとか考えてたんだろ」
「えっ!なんでわかったの?!ふたつの意味で!」
タカヤはエスパーか何かだろうか。私の目論見を見事言い当てた。そして私が榛名さんとカフェに行ったことも知っていた。やっぱりエスパー?
「榛名から蒼とデートしたって連絡がきたんだよ」
「デッ...デート?!榛名さんそんなこと言ってたの?!」
「おー、しかもお前から誘ったって喜んでたぞ」
確かに私から誘ったけど、それをデートと言われると是非とも否定させていただきたい。
私ははじめにタカヤが言った通り、武蔵野第一の情報が欲しかったから、部のためになると思って自ら誘ったのだ。
「あのねぇ、確かに私から誘ったけど、タカヤの言う通り武蔵野第一の情報収集のために誘ったのよ。」
はぁ〜〜〜〜〜と長ーいため息をつくタカヤ。
「お前な、お前のこと気になったヤツに対してカフェに行きましょうとか言ったら相手がどう捉えるか想像できないわけ?」
「だってちゃんとタカヤの彼女ってわかってたじゃん」
「あーそうだよ。そうだけどよ、誘われた側からしたらこの恋人同士不仲なのか?チャンスか?とかいらんこと考えるわけ」
「あー...」
そこまでは考えてなかった。だってタカヤと榛名さんは一応知り合いだし、ライバルではあるけど長くバッテリーを組んでた仲だ。タカヤが不安になることなんてありえない。
「タカヤだから、私のこと信用してくれてるものだと思って勝手に判断しちゃった。ごめん」
「わかりゃーいいんだよ。疑いはしないけど、前々から言ってるけど、お前の行動は人を勘違いさせることがあるんだよ」
「うん...そういえばよく言ってたね。電話のことだけど、タカヤは榛名さんになんて言ったの?」
「榛名には下心があって誘ったわけじゃねーよっつったよ」
「さすがタカヤ!わたしのことよくわかってる!」
こうやってケンカにならず、冷静に物事を見てくれるのはタカヤ様様である。
きっと普通のカップルなら浮気だなんだと揉めるところだっただろう。
「野球バカのお前が、男を茶に誘う理由なんて限られてんだよ」
「少しも疑わなかったの?なんか嬉しいなぁ」
「お前は悠長に構えてっけど、問題は榛名の方だよ。今でも有頂天だろうな、くそうぜー」
「あはは、なんかごめん。榛名さんには私からも言っとくよ」
「言わなくていい。言うと余計めんどくせーことになる」
「そう?ならそのまま放置しとくけど...」
「ご注文の品おまたせしましたー」
話している途中で注文していた料理が届いた。
「ご飯きたね。食べよー」
「今回は相手が榛名だったから良かったけど、他校の奴らにも同じことしたりするなよ」
「わかったよ!タカヤがわたしのこと心配して言ってくれてることもね!」
そういうところも好きだよ、と言うと、ゴホッとタカヤがむせ出した。
「お前、食ってる時に急に言うなよな」
「私、タカヤからめちゃくちゃ愛情感じてる。大事にされてるなって思う。」
「なんだよ急に...ご機嫌取りならいらないぞ」
「ううん、そうじゃなくて。例えばレンに対してもノートの紙で指切るなよとか、しっかり食べろよ、とか、バッテリーとして一生懸命だし、私に対してもいつも真面目で、私の言葉を真摯に受け止めてくれるし、信用してくれてるし、最近タカヤの優しさをすごく身に染みてる。」
「...レンのとお前を一緒にすんなよ。お前は特別だ」
「そういうところが、好き」
改めて言うと、タカヤは一度目を逸らして、また私のことを見つめてくれた。
「オレだってな、練習してるお前を見てるとやる気出るし、練習試合でもマジで勝ちたいと思うし、こうやってメシ食ってるだけでもお前と居れて良かったと思うよ」
少し照れくさそうに、照れ隠しをするように食事を進める。あぁ、今なんて幸せなんだろう。タカヤと一緒に居れて私はすごく嬉しい。
なんだろう、なんか....
「今すぐ抱きしめてキスしたい」
カラーンと、手から離れたスプーンが落ちる音がした。
流石のタカヤも動揺を隠せなかったようだ。
「あはっ!タカヤ、固まってる!」
「何を急に言い出すかと思えばお前は...」
段々と青ざめていくタカヤ。
「本音だよ。あ〜愛を感じる〜って、ね?」
「ね?じゃねぇよ。場所を考えろ、場所を」
「場所ねぇ...」
今日うちの両親、夜勤だからいないんだ。
ボソッと耳打ちすると、タカヤは素直に「行くわ」とだけ言って食事に戻った。
機嫌取りの発言をしたつもりはないけど、タカヤは何だか上機嫌だった。
「わたしは...カルボナーラで」
「オレはカツカレー大盛りとダブルチキンステーキ、あと豆腐サラダ」
最近は体づくりのために、タカヤは沢山のご飯を食べるようになった。
太るだけでは?と心配もしたけど、それ以上に筋トレも運動もしてるのでいい意味で身体が大きくなってきてる気がする。
「よくそんなに沢山食べられるね」
「おー、カラダでかくすっために、シガポによく食えって言われてんだよな」
「へー、まぁ成長期だから、たくさん食べた方がいっか」
「そういうこと」
「タカヤ、まだ身長伸びそうだもんね」
「親父が180あっからまだ伸びるだろうな」
そんなことより、とタカヤが話を折ってきた。
「お前、このあいだ榛名と電話終わったあと帰らずに2人でどっか行ってただろ」
「...」
「黙るなよ」
...なんでバレたんだろう。
「なんでバレたんだろって顔してんぞ」
「えーと...カフェに行きました。ごめんなさい」
はぁ、とタカヤはため息をついて不機嫌そうな顔をする。
「お前のことだから武蔵野第一の情報を得ようとか考えてたんだろ」
「えっ!なんでわかったの?!ふたつの意味で!」
タカヤはエスパーか何かだろうか。私の目論見を見事言い当てた。そして私が榛名さんとカフェに行ったことも知っていた。やっぱりエスパー?
「榛名から蒼とデートしたって連絡がきたんだよ」
「デッ...デート?!榛名さんそんなこと言ってたの?!」
「おー、しかもお前から誘ったって喜んでたぞ」
確かに私から誘ったけど、それをデートと言われると是非とも否定させていただきたい。
私ははじめにタカヤが言った通り、武蔵野第一の情報が欲しかったから、部のためになると思って自ら誘ったのだ。
「あのねぇ、確かに私から誘ったけど、タカヤの言う通り武蔵野第一の情報収集のために誘ったのよ。」
はぁ〜〜〜〜〜と長ーいため息をつくタカヤ。
「お前な、お前のこと気になったヤツに対してカフェに行きましょうとか言ったら相手がどう捉えるか想像できないわけ?」
「だってちゃんとタカヤの彼女ってわかってたじゃん」
「あーそうだよ。そうだけどよ、誘われた側からしたらこの恋人同士不仲なのか?チャンスか?とかいらんこと考えるわけ」
「あー...」
そこまでは考えてなかった。だってタカヤと榛名さんは一応知り合いだし、ライバルではあるけど長くバッテリーを組んでた仲だ。タカヤが不安になることなんてありえない。
「タカヤだから、私のこと信用してくれてるものだと思って勝手に判断しちゃった。ごめん」
「わかりゃーいいんだよ。疑いはしないけど、前々から言ってるけど、お前の行動は人を勘違いさせることがあるんだよ」
「うん...そういえばよく言ってたね。電話のことだけど、タカヤは榛名さんになんて言ったの?」
「榛名には下心があって誘ったわけじゃねーよっつったよ」
「さすがタカヤ!わたしのことよくわかってる!」
こうやってケンカにならず、冷静に物事を見てくれるのはタカヤ様様である。
きっと普通のカップルなら浮気だなんだと揉めるところだっただろう。
「野球バカのお前が、男を茶に誘う理由なんて限られてんだよ」
「少しも疑わなかったの?なんか嬉しいなぁ」
「お前は悠長に構えてっけど、問題は榛名の方だよ。今でも有頂天だろうな、くそうぜー」
「あはは、なんかごめん。榛名さんには私からも言っとくよ」
「言わなくていい。言うと余計めんどくせーことになる」
「そう?ならそのまま放置しとくけど...」
「ご注文の品おまたせしましたー」
話している途中で注文していた料理が届いた。
「ご飯きたね。食べよー」
「今回は相手が榛名だったから良かったけど、他校の奴らにも同じことしたりするなよ」
「わかったよ!タカヤがわたしのこと心配して言ってくれてることもね!」
そういうところも好きだよ、と言うと、ゴホッとタカヤがむせ出した。
「お前、食ってる時に急に言うなよな」
「私、タカヤからめちゃくちゃ愛情感じてる。大事にされてるなって思う。」
「なんだよ急に...ご機嫌取りならいらないぞ」
「ううん、そうじゃなくて。例えばレンに対してもノートの紙で指切るなよとか、しっかり食べろよ、とか、バッテリーとして一生懸命だし、私に対してもいつも真面目で、私の言葉を真摯に受け止めてくれるし、信用してくれてるし、最近タカヤの優しさをすごく身に染みてる。」
「...レンのとお前を一緒にすんなよ。お前は特別だ」
「そういうところが、好き」
改めて言うと、タカヤは一度目を逸らして、また私のことを見つめてくれた。
「オレだってな、練習してるお前を見てるとやる気出るし、練習試合でもマジで勝ちたいと思うし、こうやってメシ食ってるだけでもお前と居れて良かったと思うよ」
少し照れくさそうに、照れ隠しをするように食事を進める。あぁ、今なんて幸せなんだろう。タカヤと一緒に居れて私はすごく嬉しい。
なんだろう、なんか....
「今すぐ抱きしめてキスしたい」
カラーンと、手から離れたスプーンが落ちる音がした。
流石のタカヤも動揺を隠せなかったようだ。
「あはっ!タカヤ、固まってる!」
「何を急に言い出すかと思えばお前は...」
段々と青ざめていくタカヤ。
「本音だよ。あ〜愛を感じる〜って、ね?」
「ね?じゃねぇよ。場所を考えろ、場所を」
「場所ねぇ...」
今日うちの両親、夜勤だからいないんだ。
ボソッと耳打ちすると、タカヤは素直に「行くわ」とだけ言って食事に戻った。
機嫌取りの発言をしたつもりはないけど、タカヤは何だか上機嫌だった。