chuchu 短編
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「ねぇみんな!!!!!一ノ瀬蒼、実は記憶戻ったんだよ!!!!!!」
練習前。ベンチにて。盛大に発表するも、チームメイトにはイマイチ響かない様子。
「えっ...みんなびっくりしないの?」
私がびっくりなんだけど...。
「おいタカヤ、部を代表して言ってやれ」
コースケがタカヤにまかせたぞ、と肩に手をポン、と置く。
タカヤははぁ、とため息なんかついちゃってる。
「...あのな蒼、お前の記憶が戻ったことくらいお前の言動と行動でみんな気づいてたんだよ」
「えーーーーーーっ!!!」
やっぱり私がいちばんびっくりなんだけど...。
「お前フツーに昔の話してたろ。それに球種も全部違和感なく覚えてたし投げてたし...」
「た、確かに...」
周りのみんなもタカヤの言葉にうんうんと頷いている。
「なーんだ、サプライズしようと思ってたのにぃ〜」
「全然隠せてねーんだよ...」
「ていうか、タカヤもみんなも気づいたら言ってよね!そしたらその場でじゃーん!記憶戻りましたー!って出来たのに!!」
「そんなデリケートなことこっちから言えるわけないだろ」
「タカヤも空気読めんだね」
「ああ?」
「まぁまぁ、蒼が記憶戻ったのはいいことだし、なんかお祝いしようよ」
「ユウト〜!神!王様!」
「おー!さんせーい!蒼記憶蘇りおめでとう会しようぜー!」
ユウイチローもノリノリだ。
「何する?何するー??」
私もテンションブチ上がり。
「おっ、俺の家、今日、カレーだっ。ご飯いっぱい炊いてあるっ」
「おーし!じゃあケーキ買ってレンの家でお祝いだぁ!」
「ユウはカレーが食いたいだけだろ」
「む!ちゃんと蒼を祝うつもりあるぞ!」
コースケとユウイチローがなにやらバチバチしている。
「さすがに1年は入らないから、俺らだけかな」
「そーだなショージ。とりあえず練習はじめるぞ!」
花井くんの一言でみんなの気がスっと引き締まった。
......。
「よーし!OK!10分休憩したら投内連携はじめるよ!」
「あのー...カントク」
「何?蒼ちゃん」
「私が記憶戻ったのって...」
「あー!気づいてたよ」
「そでしたかー...」
「どうしたの?ガッカリして。戻って良かったじゃない?昔のこととかさ」
「はい...そうなんですが、サプライズしたかったんです.....」
「あはは!無理あるよー!蒼ちゃんよく喋るから、みんなあれ?とは思うよ。まぁ、元気だして!いいことなんだから!」
「、はい!切り替えます!」
「うんうん!今日はマネジの方に仕事お願い!人数も増えたからね!うまく両立してもらうよ!」
「はい!行ってきます!」
...カントクはまっすぐだ。私の記憶が戻らなかったとしても、腐らずにうまく使ってくれただろう...。
ーーーーーー練習後。
「ケーキ買ったし、レンの家行くぞー!」
練習後もユウイチローは元気だ。レンもなんだか嬉しそう。
みんなでわいわい喋りながらレンの家に着いた。
「ど、どうぞ」
「「「「お邪魔しまーす」」」」
ダダダダダダッ
「レン!カレーあっためるぞ!」
「ゆ、ゆうくんのコップも出すね」
「慣れてるなぁ...」
「ユウトも思った?」
「あ、ショージも?」
レンは遅くまで一人のことが多いから、寂しくないのかな...。まぁ野球というか、投げることばっか考えてるだろうな。うん。
「22時くらいに、お母さん、帰ってくる!」
「じゃあ早速始めるか!花井!」
「俺かよ!ユウイチローでいいだろ!」
「キャプテンだから!はやくはやくー!」
「はぁ......ったく...ごほん。では、改めまして...蒼、記憶復活おめでとう!」
「「「「「おめでとうーー!!!!」」」」」
「わはははは!なんか偉くなった気分だ!」
「蒼はちとしのーかを見習った方がいいぞ」
「え?!私?!」
「なんでよコースケ。私の何がいけないってのよスケコー」
「そういうところだよっ!」
「あはは、蒼ちゃんは私みたいにならなくても充分魅力的だよ。眩しいよ」
「ちよちゃーん」
ちよちゃんに抱きつける特権を皆の衆に見せつける。
「どーだ、羨ましいだろう」
「記憶戻って性格悪くなったか?あいつ」
花井くんがタカヤにヒソヒソ何か言ってる。
「まぁ...あとで言っとくわ」
そしてみんなでカレーを食べ、ケーキを食べ無事解散した。
「タカヤ!」
「おう」
「今日ありがとね!みんなもだけど...祝ってくれて嬉しかったよ!」
「おー。それより蒼」
「ん?」
「花井が性格悪くなったかって言ってたぞ」
「ええ!なんで?!どこが?!」
「篠岡に抱きついてた時じゃね?」
「あーあれかぁ...あれは冗談だったんだけどな」
「お前の冗談はわかりづれーんだよ」
「むー。気をつける」
「ま、なんにしてもだ」
タカヤが自転車の手を止める。
「記憶が戻って本当に良かった」
「...タカヤァ」
「何泣いてんだよ」
タカヤがぎゅっと抱きしめてくれた。
「もう忘れんなよ。絶対」
「うん。忘れない。タカヤのことも、皆のことも」
「後ろ乗れ、送っていくから」
「わーい!お願いしまーす!」
やっちゃいけない二人乗りをして、一緒に帰った。
青春って感じだった。
こういうひとときも、絶対に忘れない。
練習前。ベンチにて。盛大に発表するも、チームメイトにはイマイチ響かない様子。
「えっ...みんなびっくりしないの?」
私がびっくりなんだけど...。
「おいタカヤ、部を代表して言ってやれ」
コースケがタカヤにまかせたぞ、と肩に手をポン、と置く。
タカヤははぁ、とため息なんかついちゃってる。
「...あのな蒼、お前の記憶が戻ったことくらいお前の言動と行動でみんな気づいてたんだよ」
「えーーーーーーっ!!!」
やっぱり私がいちばんびっくりなんだけど...。
「お前フツーに昔の話してたろ。それに球種も全部違和感なく覚えてたし投げてたし...」
「た、確かに...」
周りのみんなもタカヤの言葉にうんうんと頷いている。
「なーんだ、サプライズしようと思ってたのにぃ〜」
「全然隠せてねーんだよ...」
「ていうか、タカヤもみんなも気づいたら言ってよね!そしたらその場でじゃーん!記憶戻りましたー!って出来たのに!!」
「そんなデリケートなことこっちから言えるわけないだろ」
「タカヤも空気読めんだね」
「ああ?」
「まぁまぁ、蒼が記憶戻ったのはいいことだし、なんかお祝いしようよ」
「ユウト〜!神!王様!」
「おー!さんせーい!蒼記憶蘇りおめでとう会しようぜー!」
ユウイチローもノリノリだ。
「何する?何するー??」
私もテンションブチ上がり。
「おっ、俺の家、今日、カレーだっ。ご飯いっぱい炊いてあるっ」
「おーし!じゃあケーキ買ってレンの家でお祝いだぁ!」
「ユウはカレーが食いたいだけだろ」
「む!ちゃんと蒼を祝うつもりあるぞ!」
コースケとユウイチローがなにやらバチバチしている。
「さすがに1年は入らないから、俺らだけかな」
「そーだなショージ。とりあえず練習はじめるぞ!」
花井くんの一言でみんなの気がスっと引き締まった。
......。
「よーし!OK!10分休憩したら投内連携はじめるよ!」
「あのー...カントク」
「何?蒼ちゃん」
「私が記憶戻ったのって...」
「あー!気づいてたよ」
「そでしたかー...」
「どうしたの?ガッカリして。戻って良かったじゃない?昔のこととかさ」
「はい...そうなんですが、サプライズしたかったんです.....」
「あはは!無理あるよー!蒼ちゃんよく喋るから、みんなあれ?とは思うよ。まぁ、元気だして!いいことなんだから!」
「、はい!切り替えます!」
「うんうん!今日はマネジの方に仕事お願い!人数も増えたからね!うまく両立してもらうよ!」
「はい!行ってきます!」
...カントクはまっすぐだ。私の記憶が戻らなかったとしても、腐らずにうまく使ってくれただろう...。
ーーーーーー練習後。
「ケーキ買ったし、レンの家行くぞー!」
練習後もユウイチローは元気だ。レンもなんだか嬉しそう。
みんなでわいわい喋りながらレンの家に着いた。
「ど、どうぞ」
「「「「お邪魔しまーす」」」」
ダダダダダダッ
「レン!カレーあっためるぞ!」
「ゆ、ゆうくんのコップも出すね」
「慣れてるなぁ...」
「ユウトも思った?」
「あ、ショージも?」
レンは遅くまで一人のことが多いから、寂しくないのかな...。まぁ野球というか、投げることばっか考えてるだろうな。うん。
「22時くらいに、お母さん、帰ってくる!」
「じゃあ早速始めるか!花井!」
「俺かよ!ユウイチローでいいだろ!」
「キャプテンだから!はやくはやくー!」
「はぁ......ったく...ごほん。では、改めまして...蒼、記憶復活おめでとう!」
「「「「「おめでとうーー!!!!」」」」」
「わはははは!なんか偉くなった気分だ!」
「蒼はちとしのーかを見習った方がいいぞ」
「え?!私?!」
「なんでよコースケ。私の何がいけないってのよスケコー」
「そういうところだよっ!」
「あはは、蒼ちゃんは私みたいにならなくても充分魅力的だよ。眩しいよ」
「ちよちゃーん」
ちよちゃんに抱きつける特権を皆の衆に見せつける。
「どーだ、羨ましいだろう」
「記憶戻って性格悪くなったか?あいつ」
花井くんがタカヤにヒソヒソ何か言ってる。
「まぁ...あとで言っとくわ」
そしてみんなでカレーを食べ、ケーキを食べ無事解散した。
「タカヤ!」
「おう」
「今日ありがとね!みんなもだけど...祝ってくれて嬉しかったよ!」
「おー。それより蒼」
「ん?」
「花井が性格悪くなったかって言ってたぞ」
「ええ!なんで?!どこが?!」
「篠岡に抱きついてた時じゃね?」
「あーあれかぁ...あれは冗談だったんだけどな」
「お前の冗談はわかりづれーんだよ」
「むー。気をつける」
「ま、なんにしてもだ」
タカヤが自転車の手を止める。
「記憶が戻って本当に良かった」
「...タカヤァ」
「何泣いてんだよ」
タカヤがぎゅっと抱きしめてくれた。
「もう忘れんなよ。絶対」
「うん。忘れない。タカヤのことも、皆のことも」
「後ろ乗れ、送っていくから」
「わーい!お願いしまーす!」
やっちゃいけない二人乗りをして、一緒に帰った。
青春って感じだった。
こういうひとときも、絶対に忘れない。