運命の人となら 榛名落ち長編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
暗い、怖い、音がしない、暗い、揺れる、うるさい、怖い、暗い、暗い、くら...
「はっ......!!!!!」
ここはどこ?私、寝てた?なんで?今何時?ここどこ?病院?
「蒼、意識戻ったのか!!」
全く知らない人が、全速力で駆けてきて抱きついてきた。
「ぎゃっ!ナースさん!助けてください!変人が、苦しい」
抱きついてきた知らない人が、ボーゼンとして私を見つめる。
「あ...蒼!!意識戻ったのね??」と、お母さんがやってきた。
「あの...蒼、俺の事わすれてるみたいです...」
「え?記憶喪失ってこと?!蒼、お母さんはわかる?」
「お母さんはお母さんでしょ!だから誰ですかこの人!チカン!」
「え...」
現場が凍りつく。
「榛名くんは一ノ瀬さんの彼氏でしょう?」
「わたしに彼氏なんかいません!」
みんな何言ってるの?お母さんも、ナースさんも、謎の男の人も、意味わかんない。
「蒼、混乱してるみたいだからしばらく休ませるわね。榛名くん、来てくれてありがとう」
「うす...」
謎の男の人はとぼとぼと部屋を出ていった。
「蒼、本当に榛名くん、思い出せない?」
「知らない...見たことない...」
なんなのこの空気。なんで私が悪いみたいになってるの。意味わかんない。お母さんも、みんなも。
夜、眠れないと言うと軽い睡眠薬で眠らされた。
暗い、またここだ...。どこだここ...。怖い、揺れる、ナナメになる、上下が逆さまになる、左右が分からない。
ひとりだ。ずっとひとりで歩いてる。怖い。暗い。寂しい。泣きたい。泣いちゃダメ。なんで泣いちゃダメ?誰が決めたの?私?
「きた!ちかん!へんたい!」
謎の男の人は毎日やってきた。名前は榛名。苗字らしい。
次の日も次の日も、彼はやってくる。
夜になると私は彼の表情を思い出して苦しくなる。
ごめんなさい...思い出せなくてごめんなさい...。
苦しい。暗い。怖い。ひとりぼっち。孤独。溺れそう。
眠ったかと思えば、すぐに目が覚める。
これが毎日続く。頭がおかしくなりそう。
私は何?彼は誰?どうして毎日来てくれるの?
痛い。頭が痛い。痛い痛い痛い。
時に暴れて鎮静剤を打たれて落ちるように眠る。
「学校行こうぜ!」
学校...?私が通ってた学校?
榛名さんは私を毎日学校に連れて行った。
「榛名...モトキ?」
全部じゃない。全部じゃないけど、何かを思い出した瞬間だった。
榛名モトキさんはとても嬉しそうにしていた。
なんだか私も嬉しくなった。ふふっと笑うと、珍しいものを見たかのような顔をされた。実際私が笑うのはとても珍しいことだったらしい。
でも、なんだろ。
「ふふ、あはは!」
私、全然笑えるよ。
でもそれと同時に、夜になると泣いてばかりだった。
暗いのが怖いのだ。入院中のことを思い出し、薬なしでは眠れなくなってしまった。
そんなときに
「蒼の笑顔がさー、もし本来の姿だったとして、喜怒哀楽なんていらないって言ってた頃の蒼は誰が、何がそうさせたのかなーって」
「......」
「俺は今の蒼も昔の蒼も好きだし、どうでもいいっちゃどうでもいいんだけど。ちょっとしたギモン?」
「......」
「......あっ!でも蒼がそれをまた無理に考える必要はないからな!!ちょっと気になっただけだから」
竜くんを思い出した。中三の冬、死んじゃった私の元彼氏。竜くんが死んじゃってから、私は笑わなくなった。怒らなくもなった。何も顔に出さなくなった。竜くんの闘病中、私は何も出来なかった。辛かっただろうな、苦しかっただろうな。自分の入院と重ね合わせてた。
だから怒りでいっぱいになった。無神経なことを聞くモトキに。彼は確かに何も知らない。だから悪くない。でも、許せなかった。踏み込んでくるな。これは私と竜くんの問題だ。
「...苦しみも、孤独も、何も知らないくせに!!!!」
そう言い放って私はモトキから離れていった。
やっぱり、やっぱり感情なんて何も生まれない!負の要素でしかない!他人との距離も近すぎた。意味なんてないんだ。
こうして私はまた、私を閉じ込めた。
「はっ......!!!!!」
ここはどこ?私、寝てた?なんで?今何時?ここどこ?病院?
「蒼、意識戻ったのか!!」
全く知らない人が、全速力で駆けてきて抱きついてきた。
「ぎゃっ!ナースさん!助けてください!変人が、苦しい」
抱きついてきた知らない人が、ボーゼンとして私を見つめる。
「あ...蒼!!意識戻ったのね??」と、お母さんがやってきた。
「あの...蒼、俺の事わすれてるみたいです...」
「え?記憶喪失ってこと?!蒼、お母さんはわかる?」
「お母さんはお母さんでしょ!だから誰ですかこの人!チカン!」
「え...」
現場が凍りつく。
「榛名くんは一ノ瀬さんの彼氏でしょう?」
「わたしに彼氏なんかいません!」
みんな何言ってるの?お母さんも、ナースさんも、謎の男の人も、意味わかんない。
「蒼、混乱してるみたいだからしばらく休ませるわね。榛名くん、来てくれてありがとう」
「うす...」
謎の男の人はとぼとぼと部屋を出ていった。
「蒼、本当に榛名くん、思い出せない?」
「知らない...見たことない...」
なんなのこの空気。なんで私が悪いみたいになってるの。意味わかんない。お母さんも、みんなも。
夜、眠れないと言うと軽い睡眠薬で眠らされた。
暗い、またここだ...。どこだここ...。怖い、揺れる、ナナメになる、上下が逆さまになる、左右が分からない。
ひとりだ。ずっとひとりで歩いてる。怖い。暗い。寂しい。泣きたい。泣いちゃダメ。なんで泣いちゃダメ?誰が決めたの?私?
「きた!ちかん!へんたい!」
謎の男の人は毎日やってきた。名前は榛名。苗字らしい。
次の日も次の日も、彼はやってくる。
夜になると私は彼の表情を思い出して苦しくなる。
ごめんなさい...思い出せなくてごめんなさい...。
苦しい。暗い。怖い。ひとりぼっち。孤独。溺れそう。
眠ったかと思えば、すぐに目が覚める。
これが毎日続く。頭がおかしくなりそう。
私は何?彼は誰?どうして毎日来てくれるの?
痛い。頭が痛い。痛い痛い痛い。
時に暴れて鎮静剤を打たれて落ちるように眠る。
「学校行こうぜ!」
学校...?私が通ってた学校?
榛名さんは私を毎日学校に連れて行った。
「榛名...モトキ?」
全部じゃない。全部じゃないけど、何かを思い出した瞬間だった。
榛名モトキさんはとても嬉しそうにしていた。
なんだか私も嬉しくなった。ふふっと笑うと、珍しいものを見たかのような顔をされた。実際私が笑うのはとても珍しいことだったらしい。
でも、なんだろ。
「ふふ、あはは!」
私、全然笑えるよ。
でもそれと同時に、夜になると泣いてばかりだった。
暗いのが怖いのだ。入院中のことを思い出し、薬なしでは眠れなくなってしまった。
そんなときに
「蒼の笑顔がさー、もし本来の姿だったとして、喜怒哀楽なんていらないって言ってた頃の蒼は誰が、何がそうさせたのかなーって」
「......」
「俺は今の蒼も昔の蒼も好きだし、どうでもいいっちゃどうでもいいんだけど。ちょっとしたギモン?」
「......」
「......あっ!でも蒼がそれをまた無理に考える必要はないからな!!ちょっと気になっただけだから」
竜くんを思い出した。中三の冬、死んじゃった私の元彼氏。竜くんが死んじゃってから、私は笑わなくなった。怒らなくもなった。何も顔に出さなくなった。竜くんの闘病中、私は何も出来なかった。辛かっただろうな、苦しかっただろうな。自分の入院と重ね合わせてた。
だから怒りでいっぱいになった。無神経なことを聞くモトキに。彼は確かに何も知らない。だから悪くない。でも、許せなかった。踏み込んでくるな。これは私と竜くんの問題だ。
「...苦しみも、孤独も、何も知らないくせに!!!!」
そう言い放って私はモトキから離れていった。
やっぱり、やっぱり感情なんて何も生まれない!負の要素でしかない!他人との距離も近すぎた。意味なんてないんだ。
こうして私はまた、私を閉じ込めた。