chuchu 短編
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掃除中、何気なく窓から中庭を覗くと、外番の蒼が男子とホウキで突き合っていた。
「何してんだあいつ……」
しばらく眺めていると、男は蒼に近づき頭を撫でていた。
プチン、と何かが切れる音がして、俺は急いで中庭に向かった。
「おい!蒼!」
「あれ?タカヤじゃん!」
「あれ?じゃねーんだよ。誰だよソイツ」
目線をソイツに向けると、キョトンとした顔をしていた。舐めてんのか。
「あー、紹介してなかったね。こちら私の友人の佳澄。で、こっちが彼氏の隆也。2人ともはじめましてだよね」
「女…なのか?」
「ぷっ…タカヤもしかして、佳澄を男だと思ってかけつけてきたの?」
「私、背が高くて髪が短いから男と間違えられるんだよね」
髪が短いからじゃねぇ。なんだこの整った顔立ちは。中性的というかなんというか、とにかく男と言われれば美男だったんだろうと思わせる。
「ぷぷ。ウケる」
「笑ってんじゃねーよ」
「タカヤ、よく窓から私のこと見てるよね」
「外見たらお前がいるんだよ。勘違いすんな」
「ふふ、2人は仲良いんだね」
「そ!あっ...佳澄、タカヤいるしあのこと聞いてみる?」
「あ、え...良いのかな...」
「いいよいいよ!聞いちゃお!」
「うん、あのさ、援団の浜田くんいるじゃない?」
「おー」
「その...彼女とかいるのかなって...」
「浜田?そんな話しないからわかんねーな」
「やっぱそうだよね...ごめんね急に」
「教室にいるから聞いてみっか」
「えっ!!!!!」
「タカヤそんなズカズカと他クラスに...!」
「なぁ、浜田って彼女いんの?」
「阿部...急にどうしたの」
「恋バナか?!」
「ユウイチローうるせぇ」
「うーん、いないはいないけど、欲しいよねえ」
「わかった。サンキュ」
そしてズカズカと教室を去っていくタカヤ。
「浜田、彼女いないらしーぞ」
「ほんと?!阿部くん、ありがとう!」
「タカヤもそういう気遣いできるんだねぇ」
「お前は俺をなんだと思ってたんだ」
「あはは。まぁまぁ。佳澄、これで頑張れるね!」
「うん!2人ともありがとぉ」
「まずは連絡先知るとこからだな」
「タカヤするどい!」
「もーいいや。ここに浜田呼ぶわ」
「「えっ!!!!!」」
「そそそそ、それは流石に心の準備が!!」
「あいつコミュ力あるし大丈夫だろ」
そういって再び他クラスに入っていくタカヤ。
浜田くんと一緒にやってきた。
「えーと、これは...」
「...っ、あの、浜田くん!私有森佳澄って言います!その...連絡先おしえてください!」
佳澄の顔が真っ赤になる。
ついでに浜田くんも真っ赤になる。
「えっ...別にいいけど...」
「じゃ、じゃあライン交換で...」
「はい...」
「...あり、ありがとうございます!部活始まるし、また連絡しますね!」
「はーい、ありがとう〜」
浜田くんがタカヤにグッと近づく。
「なにあれ?俺もしかしてモテ期?!」
「おー。そうかもな」
「めちゃ綺麗な人だったよね?!俺でいいのかな?!」
「浜田くんがいいから連絡先聞いたんでしょ。そこは自信持ちなよ」
「蒼ちゃーん。ありがとう〜。この縁、大事にするよ〜」
「佳澄のこと泣かせないでね!」
「御意!」
浜田くんは鼻歌歌いながら教室に戻って行った。
「2人がどうなるかはわかんないけど、まぁやれることはやったでしょ」
「蒼もつくづくお人好しだな」
「えー、だって友達が困ってたら助けないと。恋のキューピットにならないと」
「まぁ、そーいうところ込で好きになったんだけどな」
私の顔が沸騰しているのが分かる。
タカヤはそれを見てニヤニヤしている。
「ニヤつくな!バカ!」
「はやく部活行くぞ」
1週間後、浜田くんと佳澄はデートに行ったみたい。
進展楽しみだなー。
「何してんだあいつ……」
しばらく眺めていると、男は蒼に近づき頭を撫でていた。
プチン、と何かが切れる音がして、俺は急いで中庭に向かった。
「おい!蒼!」
「あれ?タカヤじゃん!」
「あれ?じゃねーんだよ。誰だよソイツ」
目線をソイツに向けると、キョトンとした顔をしていた。舐めてんのか。
「あー、紹介してなかったね。こちら私の友人の佳澄。で、こっちが彼氏の隆也。2人ともはじめましてだよね」
「女…なのか?」
「ぷっ…タカヤもしかして、佳澄を男だと思ってかけつけてきたの?」
「私、背が高くて髪が短いから男と間違えられるんだよね」
髪が短いからじゃねぇ。なんだこの整った顔立ちは。中性的というかなんというか、とにかく男と言われれば美男だったんだろうと思わせる。
「ぷぷ。ウケる」
「笑ってんじゃねーよ」
「タカヤ、よく窓から私のこと見てるよね」
「外見たらお前がいるんだよ。勘違いすんな」
「ふふ、2人は仲良いんだね」
「そ!あっ...佳澄、タカヤいるしあのこと聞いてみる?」
「あ、え...良いのかな...」
「いいよいいよ!聞いちゃお!」
「うん、あのさ、援団の浜田くんいるじゃない?」
「おー」
「その...彼女とかいるのかなって...」
「浜田?そんな話しないからわかんねーな」
「やっぱそうだよね...ごめんね急に」
「教室にいるから聞いてみっか」
「えっ!!!!!」
「タカヤそんなズカズカと他クラスに...!」
「なぁ、浜田って彼女いんの?」
「阿部...急にどうしたの」
「恋バナか?!」
「ユウイチローうるせぇ」
「うーん、いないはいないけど、欲しいよねえ」
「わかった。サンキュ」
そしてズカズカと教室を去っていくタカヤ。
「浜田、彼女いないらしーぞ」
「ほんと?!阿部くん、ありがとう!」
「タカヤもそういう気遣いできるんだねぇ」
「お前は俺をなんだと思ってたんだ」
「あはは。まぁまぁ。佳澄、これで頑張れるね!」
「うん!2人ともありがとぉ」
「まずは連絡先知るとこからだな」
「タカヤするどい!」
「もーいいや。ここに浜田呼ぶわ」
「「えっ!!!!!」」
「そそそそ、それは流石に心の準備が!!」
「あいつコミュ力あるし大丈夫だろ」
そういって再び他クラスに入っていくタカヤ。
浜田くんと一緒にやってきた。
「えーと、これは...」
「...っ、あの、浜田くん!私有森佳澄って言います!その...連絡先おしえてください!」
佳澄の顔が真っ赤になる。
ついでに浜田くんも真っ赤になる。
「えっ...別にいいけど...」
「じゃ、じゃあライン交換で...」
「はい...」
「...あり、ありがとうございます!部活始まるし、また連絡しますね!」
「はーい、ありがとう〜」
浜田くんがタカヤにグッと近づく。
「なにあれ?俺もしかしてモテ期?!」
「おー。そうかもな」
「めちゃ綺麗な人だったよね?!俺でいいのかな?!」
「浜田くんがいいから連絡先聞いたんでしょ。そこは自信持ちなよ」
「蒼ちゃーん。ありがとう〜。この縁、大事にするよ〜」
「佳澄のこと泣かせないでね!」
「御意!」
浜田くんは鼻歌歌いながら教室に戻って行った。
「2人がどうなるかはわかんないけど、まぁやれることはやったでしょ」
「蒼もつくづくお人好しだな」
「えー、だって友達が困ってたら助けないと。恋のキューピットにならないと」
「まぁ、そーいうところ込で好きになったんだけどな」
私の顔が沸騰しているのが分かる。
タカヤはそれを見てニヤニヤしている。
「ニヤつくな!バカ!」
「はやく部活行くぞ」
1週間後、浜田くんと佳澄はデートに行ったみたい。
進展楽しみだなー。