chuchu 短編
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私の名前は篠岡千代。好きな人の彼女に彼が好きだということがバレ、好きな人にも告白し、見事玉砕してしまった失恋者。
でも…でも、まだ彼のことを目で追ってしまう自分がいる。
野球に一生懸命で、休み時間も昼休みも野球のことばかり。バッテリーを組んでる三橋くんの面倒をアレコレ見てるのもカッコイイ。たまに口調が強かったりするけど、三橋くんのことを思ってるんだなぁっていうのが伝わってくる。
それにしても………いつまで阿部くんのことを忘れられないんだろう……。
蒼ちゃんに好きってバレてからも、阿部くんに告白して振られてからも、あれから1年近く経つのにちっとも気持ちは変わらない。
だって、かっこいいんだもん……。
蒼ちゃん、阿部くん……こんな下心しかない私を頼ってくれて、申し訳なさでいっぱいです…。
「篠岡」
「はい?!」
お米を研いでいたら、声をかけられ、振り返ずとも分かる私の好きな人の声。
「阿部くん、どうしたの?」
「こないだ練習した試合のスコア見せて欲しくて…」
「スコアね!はいはい!ちょっとお米炊くから、待ってて!」
「……」
釜を持ち上げた瞬間、手元が軽くなった。
「重いだろ。運ぶよ」
〜〜〜〜っ!!!わかってる。解ってる、私に気がないってことくらい。でも、でもさ、そんなことされたら余計に好きになっちゃうじゃん。
「あっ、ありがとう……」
「…………」
「蒼ちゃんは、阿部くんとお似合いだね!」
「えっ…」
「蒼ちゃんも阿部くんも、好きなことに一直線で、夢を追いかけてて、夢に対して必死で、でも周りへの配慮も忘れなくて……似てるところ沢山あるなと思うよ!」
「そうか?」
阿部くんは照れくさそうにして、でも嬉しそうにしていた。
「篠岡に言われると嬉しいな」
「私?!」
「おー。だって篠岡も、好きな野球に対してマネージャーって形で一直線だろ。母親がやってたから憧れてなったっていってたけど、ビデオ見て他校のスコア作ったり、研究したり……憧れだけじゃできないだろ。そういうの俺らの練習中じゃできないことをやってくれてるだろ。尊敬するよ」
「そんな!!できることをやってるだけだよ!」
「ははっ」
阿部くんが笑ってる……え、なんで笑った?
「篠岡にとって当たり前でも、他のやつにとってはそーじゃなかったりするんだよ。無理すんなよ。お前、頑張ってるから」
茹でたタコのように顔が紅潮したのが自分でもわかる。
「う、うん……ありがとう……!阿部くんも、三橋くんのこととか、蒼ちゃんのこととか、頑張りすぎないようにね!!」
「あいつらは……」
そういって阿部くんはニヤリとしていた。
「あいつらは、無理しなきゃ俺が置いていかれるんだよ」
「へっ?!そんなことある??」
「あるんだよ。三橋も蒼も、背負ってるもんはちげーけど二人とも真っ直ぐ一生懸命だろ?その一生懸命さについていけなくなったら、終わりだと思ってる」
ズシリ。と、重い何かを感じた。阿部くんの最後の一言はすごく重たそうだった。
「阿部くん…も、一生懸命だと思ってるよ!三橋くんや蒼ちゃんにすっごく優しくて、二人を支えてくれて、チームの雰囲気も良くて、阿部くんがいなきゃ三橋くんも蒼ちゃんも野球部にいなかったと思う!二人を大切に思ってくれてありがとう!!」
阿部くんは驚いた顔をして、ふっと笑ってくれた。
「篠岡が西浦に来てくれて良かったよ。ありがとうな」
「私の方こそありがとう!あの、これからも…これからも二人のことよろしくね!」
「俺は保護者か!……わかったよ。甲子園、絶対行くから、待っててな」
ひぃ〜〜〜!!二人きりのときにそんなカッコイイこと言わないで〜〜〜!!!
「ス、スコアだったね!持ってくるからベンチで待ってて!」
「おー、頼むわ」
本当に、心臓が張り裂けそうになるとはこのことなんだろう。ちょっと苦しくて、チクリとして、でも舞い上がっちゃって……。
叶いっこない恋だとわかってても、好きでいるのは自由だよね。忘れちゃうなんてことできないよ。
二人の恋は応援する。でも、私も自分を応援する。
他に好きな人ができるまでは……好きでいさせてください。
阿部くん、蒼ちゃん、もう少しだけこの気持ちを大事にさせてください。
でも…でも、まだ彼のことを目で追ってしまう自分がいる。
野球に一生懸命で、休み時間も昼休みも野球のことばかり。バッテリーを組んでる三橋くんの面倒をアレコレ見てるのもカッコイイ。たまに口調が強かったりするけど、三橋くんのことを思ってるんだなぁっていうのが伝わってくる。
それにしても………いつまで阿部くんのことを忘れられないんだろう……。
蒼ちゃんに好きってバレてからも、阿部くんに告白して振られてからも、あれから1年近く経つのにちっとも気持ちは変わらない。
だって、かっこいいんだもん……。
蒼ちゃん、阿部くん……こんな下心しかない私を頼ってくれて、申し訳なさでいっぱいです…。
「篠岡」
「はい?!」
お米を研いでいたら、声をかけられ、振り返ずとも分かる私の好きな人の声。
「阿部くん、どうしたの?」
「こないだ練習した試合のスコア見せて欲しくて…」
「スコアね!はいはい!ちょっとお米炊くから、待ってて!」
「……」
釜を持ち上げた瞬間、手元が軽くなった。
「重いだろ。運ぶよ」
〜〜〜〜っ!!!わかってる。解ってる、私に気がないってことくらい。でも、でもさ、そんなことされたら余計に好きになっちゃうじゃん。
「あっ、ありがとう……」
「…………」
「蒼ちゃんは、阿部くんとお似合いだね!」
「えっ…」
「蒼ちゃんも阿部くんも、好きなことに一直線で、夢を追いかけてて、夢に対して必死で、でも周りへの配慮も忘れなくて……似てるところ沢山あるなと思うよ!」
「そうか?」
阿部くんは照れくさそうにして、でも嬉しそうにしていた。
「篠岡に言われると嬉しいな」
「私?!」
「おー。だって篠岡も、好きな野球に対してマネージャーって形で一直線だろ。母親がやってたから憧れてなったっていってたけど、ビデオ見て他校のスコア作ったり、研究したり……憧れだけじゃできないだろ。そういうの俺らの練習中じゃできないことをやってくれてるだろ。尊敬するよ」
「そんな!!できることをやってるだけだよ!」
「ははっ」
阿部くんが笑ってる……え、なんで笑った?
「篠岡にとって当たり前でも、他のやつにとってはそーじゃなかったりするんだよ。無理すんなよ。お前、頑張ってるから」
茹でたタコのように顔が紅潮したのが自分でもわかる。
「う、うん……ありがとう……!阿部くんも、三橋くんのこととか、蒼ちゃんのこととか、頑張りすぎないようにね!!」
「あいつらは……」
そういって阿部くんはニヤリとしていた。
「あいつらは、無理しなきゃ俺が置いていかれるんだよ」
「へっ?!そんなことある??」
「あるんだよ。三橋も蒼も、背負ってるもんはちげーけど二人とも真っ直ぐ一生懸命だろ?その一生懸命さについていけなくなったら、終わりだと思ってる」
ズシリ。と、重い何かを感じた。阿部くんの最後の一言はすごく重たそうだった。
「阿部くん…も、一生懸命だと思ってるよ!三橋くんや蒼ちゃんにすっごく優しくて、二人を支えてくれて、チームの雰囲気も良くて、阿部くんがいなきゃ三橋くんも蒼ちゃんも野球部にいなかったと思う!二人を大切に思ってくれてありがとう!!」
阿部くんは驚いた顔をして、ふっと笑ってくれた。
「篠岡が西浦に来てくれて良かったよ。ありがとうな」
「私の方こそありがとう!あの、これからも…これからも二人のことよろしくね!」
「俺は保護者か!……わかったよ。甲子園、絶対行くから、待っててな」
ひぃ〜〜〜!!二人きりのときにそんなカッコイイこと言わないで〜〜〜!!!
「ス、スコアだったね!持ってくるからベンチで待ってて!」
「おー、頼むわ」
本当に、心臓が張り裂けそうになるとはこのことなんだろう。ちょっと苦しくて、チクリとして、でも舞い上がっちゃって……。
叶いっこない恋だとわかってても、好きでいるのは自由だよね。忘れちゃうなんてことできないよ。
二人の恋は応援する。でも、私も自分を応援する。
他に好きな人ができるまでは……好きでいさせてください。
阿部くん、蒼ちゃん、もう少しだけこの気持ちを大事にさせてください。