運命の人となら
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「蒼ー!」
今日もお昼はモトキが迎えに来る。
記憶が戻ってから、万遍の笑みを覚えた私に変な虫がつかないようにと言って。
「モトキ本当に目立つから、お願いだから部室で待ち合わせしようよ」
「俺がこなくなったら別れたのか?!ってざわつくやつらだったりそれを狙って蒼にアピールする男がでてくるかもしれん!だから毎日迎えに行く!」
まぁ、それは一理あるかもしれないけど...
「わたし教室で女の子とご飯食べたい時もあるよ」
そう言うと、ピタリとモトキが立ち止まった。
「 そうなのか?!そこまで頭回らなかった!すまん!」
モトキが頭を下げる。
「まぁ...そういう時は事前にLINEするね」
「おう!わかった!今日はいいよな?」
「いいよ。一緒に食べよう」
ニカッと笑うモトキ。本当に嬉しそう。
こういうところがかわいいんだよなぁ。
歳上なのに、緊張させない感じがモトキのいいところだ。
「モトキはさ、犬っぽいよね」
「なんじゃそら」
「会いに来てくれるところとか、しっぽ振ってるみたい」
「はぁー?俺をワンコロ扱いするなんてひどいなっ」
「あはは!褒めてるんだよ...クスクス」
「くっ...蒼の笑顔が眩しい...」
「そんな大袈裟な...もう慣れたでしょ」
「まぁなー、でもやっぱり笑ってる蒼は可愛さ倍増だな」
「あー、野球してるモトキのかっこよさも倍増してるよ」
「ホントか?!あー野球しててよかったぁ」
モトキがありがとう神様っ!と言いながらガツガツお弁当を食べる。
ホントに犬みたいだなぁ...
大型犬。ゴールデンレトリバー。
趣味、ボール遊び。
思わず笑えてきてしまった。
「なに?どうかしたか?」
「ううん、なんでもない」
「なんか顔がにやけてんぞ」
「ちょっと変な妄想してたら、笑えてきただけ」
「はぁー?また俺のこと犬だとか妄想してんだろ!」
「あはは、違うよ、大丈夫大丈夫」
「何が大丈夫だ!怪しい!」
「まぁまぁ落ち着いて、今日は紅白戦やるんでしょ。お腹いっぱい食べとくんだよ。わたしのお弁当もちょっとあげるよ」
「もしかして蒼の手作り?!」
「そうだよ。毎日自分で作ってる」
「やばい!テンションあがる!いただきまーす!」
もぐもぐもぐ...
「この世で1番うまい弁当だ...」
モトキが大袈裟なこと言うもんだから、思わず吹き出してしまった。
「大袈裟だなぁ」
「あー。今ここで蒼に抱きつくことが出来たらどんなに幸せか」
急に訳の分からないことをいいだすモトキ。
「意味不明だけど、部室内でそういうことはしたくないなぁ」
今度はしょんぼりするモトキ。
もっとお散歩したいのに家に着いてしまってしょんぼりするゴールデンレトリバー。
ダメだ。笑っちゃダメ。
なんだか可哀想に思えてきたので、
モトキの肩をつかんでちゅ、とほっぺたにキスをした。
「これで我慢して」
「抱きつくのはダメでちゅーはいいのかぁ?!」
「いつ誰が来るかわかんないでしょ。キスなら一瞬で終わるから」
「なんか素直に喜べないキスだな...」
「文句ある?」
「ないです!ないでーす!」
「よし、お昼も終わりそうだし戻ろうか」
立ち上がった瞬間、私の体勢は崩れてしまい流れ的にモトキの懐に収まる形となった。
「なんだ?!蒼、抱きつくのOKにしたのか?!」
嬉しそうにするモトキ。
「よろけてモトキに抱きついた形になっただけだよ」
「なんだー!気が変わったのかと思ったのに!」
ザンネンだ!と言いながらわたしの崩れたスカートをパンパンと元に戻してくれるモトキの優しさが身に染みる。
「ありがとう」
「おう!気にすんな!」
「やっぱりモトキは優しいね」
「おう?!なんだ?!」
「5秒なら抱きついていいよ」
うん、とも言わずにあっという間にモトキの腕の中にいた。
「ごーよんーさんーにーいちー」
はい!おしまい!と言いかけたところで、唇を塞がれてしまった。
「んーっ」
「終わりな」
「ぷはぁ。モトキ、それは反則」
でも、そういうゴーインなところも好きだなと思う自分が少し恥ずかしい。
「モトキは色々心配してくれるけど、わたしも馬鹿じゃない...自分で言うのもなんだけどむしろ賢い方なんだから他の男が〜とか言わずに安心して欲しいな」
「賢いから好かれるんだ。俺はそう思う」
「...とにかく、わたしはモトキが好きなの!他の男が言いよってきても断るし、モトキに心配かけないよ!それより昼休み終わりそうだから戻るよ!」
「蒼〜。マジLOVE。愛してる」
「またキスしようとする!そういうところだよ!」
「はい...キヲツケマス」
「心がこもってない!もうっ!また部活でね!」
「おう!部活でも蒼に会えると思うと全然しんどくねーや!」
ルンルン気分になったモトキ。彼の情緒は大丈夫なのだろうか。
そんな昼休みの日常。
今日もお昼はモトキが迎えに来る。
記憶が戻ってから、万遍の笑みを覚えた私に変な虫がつかないようにと言って。
「モトキ本当に目立つから、お願いだから部室で待ち合わせしようよ」
「俺がこなくなったら別れたのか?!ってざわつくやつらだったりそれを狙って蒼にアピールする男がでてくるかもしれん!だから毎日迎えに行く!」
まぁ、それは一理あるかもしれないけど...
「わたし教室で女の子とご飯食べたい時もあるよ」
そう言うと、ピタリとモトキが立ち止まった。
「 そうなのか?!そこまで頭回らなかった!すまん!」
モトキが頭を下げる。
「まぁ...そういう時は事前にLINEするね」
「おう!わかった!今日はいいよな?」
「いいよ。一緒に食べよう」
ニカッと笑うモトキ。本当に嬉しそう。
こういうところがかわいいんだよなぁ。
歳上なのに、緊張させない感じがモトキのいいところだ。
「モトキはさ、犬っぽいよね」
「なんじゃそら」
「会いに来てくれるところとか、しっぽ振ってるみたい」
「はぁー?俺をワンコロ扱いするなんてひどいなっ」
「あはは!褒めてるんだよ...クスクス」
「くっ...蒼の笑顔が眩しい...」
「そんな大袈裟な...もう慣れたでしょ」
「まぁなー、でもやっぱり笑ってる蒼は可愛さ倍増だな」
「あー、野球してるモトキのかっこよさも倍増してるよ」
「ホントか?!あー野球しててよかったぁ」
モトキがありがとう神様っ!と言いながらガツガツお弁当を食べる。
ホントに犬みたいだなぁ...
大型犬。ゴールデンレトリバー。
趣味、ボール遊び。
思わず笑えてきてしまった。
「なに?どうかしたか?」
「ううん、なんでもない」
「なんか顔がにやけてんぞ」
「ちょっと変な妄想してたら、笑えてきただけ」
「はぁー?また俺のこと犬だとか妄想してんだろ!」
「あはは、違うよ、大丈夫大丈夫」
「何が大丈夫だ!怪しい!」
「まぁまぁ落ち着いて、今日は紅白戦やるんでしょ。お腹いっぱい食べとくんだよ。わたしのお弁当もちょっとあげるよ」
「もしかして蒼の手作り?!」
「そうだよ。毎日自分で作ってる」
「やばい!テンションあがる!いただきまーす!」
もぐもぐもぐ...
「この世で1番うまい弁当だ...」
モトキが大袈裟なこと言うもんだから、思わず吹き出してしまった。
「大袈裟だなぁ」
「あー。今ここで蒼に抱きつくことが出来たらどんなに幸せか」
急に訳の分からないことをいいだすモトキ。
「意味不明だけど、部室内でそういうことはしたくないなぁ」
今度はしょんぼりするモトキ。
もっとお散歩したいのに家に着いてしまってしょんぼりするゴールデンレトリバー。
ダメだ。笑っちゃダメ。
なんだか可哀想に思えてきたので、
モトキの肩をつかんでちゅ、とほっぺたにキスをした。
「これで我慢して」
「抱きつくのはダメでちゅーはいいのかぁ?!」
「いつ誰が来るかわかんないでしょ。キスなら一瞬で終わるから」
「なんか素直に喜べないキスだな...」
「文句ある?」
「ないです!ないでーす!」
「よし、お昼も終わりそうだし戻ろうか」
立ち上がった瞬間、私の体勢は崩れてしまい流れ的にモトキの懐に収まる形となった。
「なんだ?!蒼、抱きつくのOKにしたのか?!」
嬉しそうにするモトキ。
「よろけてモトキに抱きついた形になっただけだよ」
「なんだー!気が変わったのかと思ったのに!」
ザンネンだ!と言いながらわたしの崩れたスカートをパンパンと元に戻してくれるモトキの優しさが身に染みる。
「ありがとう」
「おう!気にすんな!」
「やっぱりモトキは優しいね」
「おう?!なんだ?!」
「5秒なら抱きついていいよ」
うん、とも言わずにあっという間にモトキの腕の中にいた。
「ごーよんーさんーにーいちー」
はい!おしまい!と言いかけたところで、唇を塞がれてしまった。
「んーっ」
「終わりな」
「ぷはぁ。モトキ、それは反則」
でも、そういうゴーインなところも好きだなと思う自分が少し恥ずかしい。
「モトキは色々心配してくれるけど、わたしも馬鹿じゃない...自分で言うのもなんだけどむしろ賢い方なんだから他の男が〜とか言わずに安心して欲しいな」
「賢いから好かれるんだ。俺はそう思う」
「...とにかく、わたしはモトキが好きなの!他の男が言いよってきても断るし、モトキに心配かけないよ!それより昼休み終わりそうだから戻るよ!」
「蒼〜。マジLOVE。愛してる」
「またキスしようとする!そういうところだよ!」
「はい...キヲツケマス」
「心がこもってない!もうっ!また部活でね!」
「おう!部活でも蒼に会えると思うと全然しんどくねーや!」
ルンルン気分になったモトキ。彼の情緒は大丈夫なのだろうか。
そんな昼休みの日常。
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