chuchu 短編
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「一ノ瀬、今日スカウトの方がくるよ。びっくりするかも」
志賀先生のことばにえっと思わず声が漏れた。
誘導されてグラウンドの端に行く。
「はじてまして、貴方が一ノ瀬蒼さんだね」
「はじめまして!そうです、一ノ瀬蒼です!」
帽子を脱いでペコッとお辞儀する。どこの大学だろう。
「君の活躍が耳に入ってね。こうしちゃいられないと思ったんだ。はじめまして、巨人の宮元です」
「巨人?!...ってあの巨人ですか?!」
「そうだよ!今女子野球はアツいよ。甲子園球場で試合ができる」
「女子が甲子園球場で野球が...」
「できるよ。有名所だと相手は阪神やら西武の女子とやりあってる。去年のクラブ選手権は35チームのでうちが優勝したんだ 。高卒や、平聖国際大学の子なんかもいるよ」
「!!平聖国際大学は見学行きました!」
「そうなんだ。見る目あるねぇ。ところで、一ノ瀬さんはピッチャーだよね?球種いくつあるの?」
「ストレート」
「スクリュー」
「チェンジアップ」
「シュート」
「パームボール」
「カットボール」
「ツーシーム!」
「クイック!」
「右手が」
「フォーク」
「シンカー」
「ストレート」
「チェンジアップ」
です。
「えらい多いね。両利きなの?不利じゃない?
「バレないためにも右手でストレートとチェンジアップ投げてます」
「なるほどね...最高球速はいくつ」
「スピードガンですけど133kmです」
「133?!女子でそれって過去最高じゃない?!」
「はぁ....昔のことはよくしらないもんで。あの、男子クラブはないんですか?」
「あるにはあるけど、うちはないかな。プロ野球やるし」
「あー、なる...ぶっちゃけわたしでも倒せますか?女子野球」
「実際に球見てみたいな」
「じゃあ、タカヤ!」
「またスカウトか?」
「巨人の女子野球やってるひとだって、とりあえず投げるよ」
「は?巨人ってあの巨人か?」
「うん、巨人の女子野球」
全力で投げるよ〜と言って渾身のストレートを投げた。
「ちょ、心の整理ができてないっッて」
パァンッ!
「速いですね...」
「変化球は投げれる?」
「ぜひ!」
そういって両手合わせて10種の球を投げた。
「高校生でそれだけ投げられたら周りは放っておけないよ...」
☾
「順調にここにいることがバレつつあります」
「そうだろ?女子野球軟式とかもたくさんあるし」
「イヤちょっと飽きちゃって...でも大学では野球します!」
「そのままうちにきてくれていいんだけどなぁ」
「でも大学卒業したらモデルに専念するって決めてるんです」
「モデル?そういやどこかでみたことあるなぁ...」
「こいつ、渋谷で看板飾ってたんすよ」
タカヤが間にはいってくれた。
「君は正捕手かい?良くこぼさず全ボールとれたね」
「毎日とってますからね」
「タカ...阿部くんは捕手としてかなりのキレ者ですよ!まじで!オススメします!」
「はは。甲子園での活躍を楽しみにしてるよ。ベスト4には入って欲しいかな」
「ベスト4じゃ満足できません!目指せ優勝!」
「強気だねぇ、いいと思うよ。ますます欲しいなぁ」
「えへへ、ありがとうございます。ただ、いま色んな大学の見学に行ってるんです。帝透にもいきました」
「名門だね。そこからもスカウトきてたの?」
「そうですね。今は帝透のデータ活用を参考にさせてもらってます」
「そんなことまで教えてくれたんだ。まぁ高校と大学があたることなんてないしな」
「今の所帝透がダントツだったんですが、巨人で女子野球もすごく興味があります。練習見に行ったらだめですか?」
「いいけど内容話すのは部内だけにしてね」
「はい、ちなみに先に言っときますと西武の女子野球、阪神の女子野球も見に行かせていただきます」
「ライバルだらけだなぁ」
「35チームの中で優勝したと仰ってましたが、こちらも福岡から引っ越すまでの期間、公式戦全部勝ってきました。なのでそれくらいじゃ心揺らぎませんよ」
「ははっ!相当強いメンタルもってるねえ!うちに見学来る時は是非!堪能していってね!あと親御さんに会いたいんだけど時間合うかな?」
「この後だったらいると思います。もうすぐ練習終わるので待たれますか?」
「そうさせてもらうよ。練習風景も見たいしね」
「ではまた後ほど!」
そう言って練習に戻って行った。
正直巨人っていうビッグネームは大きい。
心揺らがないって言ったけど、内心ドキドキだった。でも、タカヤと野球できなくなる。そっちの方がわたしは嫌だ。練習みて、吸収して、味わって帰ろう。
「スカウトの人なんだって?」
タカヤがすかさず耳打ちする。
「練習終わったら家に来るって」
「そんなとこまで話進んでるのか?!」
「まぁ、巨人だし親に説得頼めば後々楽なんじゃない?」
「お前的にはどうなのよ、巨人」
「うーん、わたしはタカヤと一緒じゃないとやだなぁ」
「でもあの巨人だぞ?棒に振るっていいのかよ」
「そだけど...わたし大学卒業したらモデルに専念するし、なんてーか、縁がなかったということで」
「そっか...確かにお前の本来の道はモデルだもんな」
「そ!だからもし親が説得に来ても蹴散らすつもり」
「巨人のスカウト来る意味あるのかよ...」
「あはは、まぁいいでしょ。話聞くだけでもね」
「今のところやっぱり帝透か?」
「そだね!タカヤもそうでしょ?」
「まぁな...」
「よし!バッピ混ざってくる!」
「おう!俺もバッティングまざるわ」
その後、氷鬼をして巨人のスカウトに不思議そうに見られて思わず笑みが零れた。うちの高校気になるでしょ?なんて練習してんだって思うでしょ?普通の練習じゃ飽きないように監督が加えてくれたんだよ。意味はある、反射神経が鍛えられるんだよ。わかるかな?
こうして終わりのおにぎりを食べて素振りをして終わりになった。
「行きますか」
スカウトマンに声をかける。
「ちなみおまけで阿部くんもついてきます」
「おまけっていうな」
「もしかして2人は恋人同士なの?」
「そうなんです!あ、親との会話中は席を外すのでお気になさらず」
「あはは、お気遣いありがとう」
こうして3人でわたしの家に向かった。
志賀先生のことばにえっと思わず声が漏れた。
誘導されてグラウンドの端に行く。
「はじてまして、貴方が一ノ瀬蒼さんだね」
「はじめまして!そうです、一ノ瀬蒼です!」
帽子を脱いでペコッとお辞儀する。どこの大学だろう。
「君の活躍が耳に入ってね。こうしちゃいられないと思ったんだ。はじめまして、巨人の宮元です」
「巨人?!...ってあの巨人ですか?!」
「そうだよ!今女子野球はアツいよ。甲子園球場で試合ができる」
「女子が甲子園球場で野球が...」
「できるよ。有名所だと相手は阪神やら西武の女子とやりあってる。去年のクラブ選手権は35チームのでうちが優勝したんだ 。高卒や、平聖国際大学の子なんかもいるよ」
「!!平聖国際大学は見学行きました!」
「そうなんだ。見る目あるねぇ。ところで、一ノ瀬さんはピッチャーだよね?球種いくつあるの?」
「ストレート」
「スクリュー」
「チェンジアップ」
「シュート」
「パームボール」
「カットボール」
「ツーシーム!」
「クイック!」
「右手が」
「フォーク」
「シンカー」
「ストレート」
「チェンジアップ」
です。
「えらい多いね。両利きなの?不利じゃない?
「バレないためにも右手でストレートとチェンジアップ投げてます」
「なるほどね...最高球速はいくつ」
「スピードガンですけど133kmです」
「133?!女子でそれって過去最高じゃない?!」
「はぁ....昔のことはよくしらないもんで。あの、男子クラブはないんですか?」
「あるにはあるけど、うちはないかな。プロ野球やるし」
「あー、なる...ぶっちゃけわたしでも倒せますか?女子野球」
「実際に球見てみたいな」
「じゃあ、タカヤ!」
「またスカウトか?」
「巨人の女子野球やってるひとだって、とりあえず投げるよ」
「は?巨人ってあの巨人か?」
「うん、巨人の女子野球」
全力で投げるよ〜と言って渾身のストレートを投げた。
「ちょ、心の整理ができてないっッて」
パァンッ!
「速いですね...」
「変化球は投げれる?」
「ぜひ!」
そういって両手合わせて10種の球を投げた。
「高校生でそれだけ投げられたら周りは放っておけないよ...」
☾
「順調にここにいることがバレつつあります」
「そうだろ?女子野球軟式とかもたくさんあるし」
「イヤちょっと飽きちゃって...でも大学では野球します!」
「そのままうちにきてくれていいんだけどなぁ」
「でも大学卒業したらモデルに専念するって決めてるんです」
「モデル?そういやどこかでみたことあるなぁ...」
「こいつ、渋谷で看板飾ってたんすよ」
タカヤが間にはいってくれた。
「君は正捕手かい?良くこぼさず全ボールとれたね」
「毎日とってますからね」
「タカ...阿部くんは捕手としてかなりのキレ者ですよ!まじで!オススメします!」
「はは。甲子園での活躍を楽しみにしてるよ。ベスト4には入って欲しいかな」
「ベスト4じゃ満足できません!目指せ優勝!」
「強気だねぇ、いいと思うよ。ますます欲しいなぁ」
「えへへ、ありがとうございます。ただ、いま色んな大学の見学に行ってるんです。帝透にもいきました」
「名門だね。そこからもスカウトきてたの?」
「そうですね。今は帝透のデータ活用を参考にさせてもらってます」
「そんなことまで教えてくれたんだ。まぁ高校と大学があたることなんてないしな」
「今の所帝透がダントツだったんですが、巨人で女子野球もすごく興味があります。練習見に行ったらだめですか?」
「いいけど内容話すのは部内だけにしてね」
「はい、ちなみに先に言っときますと西武の女子野球、阪神の女子野球も見に行かせていただきます」
「ライバルだらけだなぁ」
「35チームの中で優勝したと仰ってましたが、こちらも福岡から引っ越すまでの期間、公式戦全部勝ってきました。なのでそれくらいじゃ心揺らぎませんよ」
「ははっ!相当強いメンタルもってるねえ!うちに見学来る時は是非!堪能していってね!あと親御さんに会いたいんだけど時間合うかな?」
「この後だったらいると思います。もうすぐ練習終わるので待たれますか?」
「そうさせてもらうよ。練習風景も見たいしね」
「ではまた後ほど!」
そう言って練習に戻って行った。
正直巨人っていうビッグネームは大きい。
心揺らがないって言ったけど、内心ドキドキだった。でも、タカヤと野球できなくなる。そっちの方がわたしは嫌だ。練習みて、吸収して、味わって帰ろう。
「スカウトの人なんだって?」
タカヤがすかさず耳打ちする。
「練習終わったら家に来るって」
「そんなとこまで話進んでるのか?!」
「まぁ、巨人だし親に説得頼めば後々楽なんじゃない?」
「お前的にはどうなのよ、巨人」
「うーん、わたしはタカヤと一緒じゃないとやだなぁ」
「でもあの巨人だぞ?棒に振るっていいのかよ」
「そだけど...わたし大学卒業したらモデルに専念するし、なんてーか、縁がなかったということで」
「そっか...確かにお前の本来の道はモデルだもんな」
「そ!だからもし親が説得に来ても蹴散らすつもり」
「巨人のスカウト来る意味あるのかよ...」
「あはは、まぁいいでしょ。話聞くだけでもね」
「今のところやっぱり帝透か?」
「そだね!タカヤもそうでしょ?」
「まぁな...」
「よし!バッピ混ざってくる!」
「おう!俺もバッティングまざるわ」
その後、氷鬼をして巨人のスカウトに不思議そうに見られて思わず笑みが零れた。うちの高校気になるでしょ?なんて練習してんだって思うでしょ?普通の練習じゃ飽きないように監督が加えてくれたんだよ。意味はある、反射神経が鍛えられるんだよ。わかるかな?
こうして終わりのおにぎりを食べて素振りをして終わりになった。
「行きますか」
スカウトマンに声をかける。
「ちなみおまけで阿部くんもついてきます」
「おまけっていうな」
「もしかして2人は恋人同士なの?」
「そうなんです!あ、親との会話中は席を外すのでお気になさらず」
「あはは、お気遣いありがとう」
こうして3人でわたしの家に向かった。