1回裏、.今回は大きく打順が変わった。
1番 ユーイチロー
2番 コースケ
3番 ショージ
4番 花井くん
5番 タカヤ
6番 ユウト
7番 わたし
8番 カズトシ
9番 シンタロー
1年生は観察。

「ユウー！打てるよー！」
「打てるー！」

「おう！まかせろ！」

1番ユウイチロー
向こうはどれだけの情報を持っているんだろうか。情報なしかもしれない。うちもそうだし。
ただ、ユウイチローだけは知ってる人がいてもおかしくない。それだけの選手だ。

「あー！俺あいつ知ってます！ボーイズで当たったことあります！打率エグいって有名でした！」

「そういうことはもっとはやく言え！」

相手監督がサインを変える。

1球目
「ボール！」

「相手サイドスローなんだな」

「タカヤ。それだからカントクが練習試合申し込んだと思うよ。」

「蒼ちゃん正解！春日部市立とまではいかないけど、サイドスロー対策のために試合をお願いしました！みんな堪能するんだよ！打ってこ！」

「「「はい！！！」」」

2球目
「ボール！」

3球目
カキーーーーーン！

「打ったァ！」
「ナイバッチー！」
「いきなり二塁打だー！」

2番はコースケ。
監督のサインはバント。

「田島、送ってやるぜ。ついでに俺も塁にでてやる」

1球目でコースケがバントを決めた。

一塁「セーフ！セーーフ！」

「コースケ足はえぇー！」
「ナイバーン！」
「カッケー！」

一塁三塁が埋まった！

3番はショージ。監督の指示は打て。

ショージは案外打率がいい。安定したバッターだ。3番は妥当だろう。

カキーーーン！！

「打ったー！」
「長打だ！コースケもまわれー！」

1点追加、1、3塁

また同じシーンがやってきて、主将の登場。

「花井くんー打てるー！」
「花井打てるぞー！」

「おう！」


カキーーーーーン！！！！

センター前ヒットだ！！
また1点追加2点目！！2塁、3塁となった。

5番はタカヤだ。
「タカヤ！打てるよ！」
「打ーてーるー！」

「おう！いってくらぁ！」

1球目
「ボール！」

2球目
「ボール！」

ピッチャー調子くずしてるかな？
カントクの指示は「待て！」
フォアボールあるかも！

「ボール！」

おやおやおや？

「ボール！フォア！」

フォアボールだー！満塁だー！

「ユウトファイト！」

ブンッ


ブンッ

ブンッ

「ストライク！アウト！」

「あちゃ〜すみません」

「栄口くんは何を狙ってたの？」

「カントク...ストレートねらってたんですけど、サイドスローという特殊な投げ方にちょっと緊張してました」

「わかってるならいいのよ。次は打てるように！」

「はい！」


ついにきました！わたしの番！くぅ〜満塁とか超楽しみ！サイドスローを楽しも！

1球目
スライダー！
「ボール！」

2球目
ストレート
「ボール！」

あれあれ？もしかしてまだ投手は上がってるのかな？

3球目
スライダー
「ストライク！」

4球目
ストレート！
ここ！

カキーーーン！

内野抜けた！外野も取りこぼした！

2点追加！4点目だー！

「蒼ー！ナイバッチー！」

「いえーい！」

「あはは、蒼は楽しそうだな。ベンチから見てもわかる」

「ユウトの言う通りだわ、俺はあんな風にあっけらかんにできねぇよ」

「はは、花井は真面目だからなあ」

「あのノーテンキが羨ましい」

「それは同意」


次はカズトシ。打率はあまり良くないから、たくさんバッティング練習してた。

「カズトシ！打てるよ！」

「う、うん！」

とはいったものの、三振して帰ってきた。
カントクに何か言われてるみたい。

次は期待のルーキー！シンタローだ！

「シンタロー！打てるよ！練習のイメージ通りに！」

「うん！行ってくる！」

ハラハラドキドキだ。

1球目
「ボール！」

2球目
「ストライク！」

「シンタロー！振ってこー！」

3球目
カキーン！

3塁抜けた！フェアか？！ファールか？

「フェア！」

「シンタロー！フェアだよ！走れ走れー！」

2人帰ってきて6点目！そしてまだチャンスがある！1番のユーイチローに帰ってきた！

「ユウー！全員帰らせてー！」

「おう！」

カキーーーン！

マジで打ってきた！
2人帰ってきて8点目！
ユウが一塁にいる。

初回から大量得点！相手ベンチがなにやら話し合ってる模様。

2アウトで投手交代だ。