運命の人となら
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世界が広がる夢を見た。
お母さんが、お父さんが、
モトキや友達がたくさんでてきた。
みんな何かを言っている。
「もうそろそろ思い出していいんじゃない?」
ハッとして目が覚めた。
「...わたし...」
思わず自分の高校の制服や教科書、壁に貼ってる思い出の写真たちを見る。
「記憶が戻った...?」
確認のためスマホの連絡帳を見る。
全員、全部分かる。
モトキのお母さんのことも、お姉ちゃんのことも良くしてもらったのも覚えてる。
モトキが告白してくれたのもアンティークマーケットでプレゼントを買ってくれたのも覚えてる。
「思い出した...思い出した!!」
今日は学校は休日。走ってグラウンドへ向かう。
家から学校が近くて良かったと心底思う。
「おーーーすぅおう蒼、どーした」
真っ先にモトキのどこへ行った。
「記憶が戻ったの!」
「?!へ?!マジでか?!」
「本当!LINEの友達とかも全分思い出したし、モトキのお母さんとかお父さん、お姉ちゃんのことも思い出したよ!」
「〜〜〜ッ!!」
思わずモトキがお姫様抱っこしてクルクル回る。
「良かったな〜〜〜!!!!まじで良かった!!!」
「モトキ、目が、目が回るよ」
「すまん。でもよ、記憶が戻ったんなら冷徹クールビューティ蒼はどこいったんだよ」
「確かに...モトキは今と前どっちがいい?」
「前も聞かれたけどどっちも大事!」
「じゃあ、今の私のままでも大丈夫ってことね」
ニコッと眩しい笑顔を向けるもんだから、冷徹クールビューティに戻った方が安心か?とも思った。でもそれは蒼に良くないことだ。
笑えるなら笑った方がいい、怒れるなら怒った方がいい。
「やっぱ、喜怒哀楽のコントロールなんていらねぇよ、蒼」
「そ?モトキがそう言うなら今の私のままでいるね」
「おー、そうしてくれ。」
「ふふっ、改めてよろしくね、モトキ!」
「なんかムズムズするな」
「今日16時までだろ?早くあがれっからどっかいこうぜ」
「うん!」
記憶を戻しての初デート!映画見に行きたいな。
部活終わったら聞いてみよーー。
「わりぃ蒼、親父たちに蒼の記憶戻ったって言ったら祝いたいとか言いだした」
「そういえば私自分の親に言ってない...」
「アホか。先に言え、うちでの祝いは今度でいいから、今日は家族と過ごせ」
「うん、わかった!ありがとうモトキ!」
「あら〜!蒼にモトキくんじゃない〜?」
荷物を持ったお母さんと玄関先で合流した。
「お母さん!!私!記憶戻ったんだよ!」
「え?!ええ??それは早くお父さんにも伝えないと!!!モトキくんも入って入って!」
「モトキもだって」
「ちょい待って、ねーちゃん達に伝えるわ」
少し電話をしていたモトキが「わり」、と言って玄関に戻ってきた。
「お邪魔します」
「お!モトキくんじゃないか!久しいな」
「コーチ!蒼さんのおかげで毎日充実した練習ができてます!」
「そーかい!そりゃよかった!それで蒼、記憶戻ったてのは本当か?」
「ホントだよ!みんなの名前がわかるの!少なくとももう、生活に支障ないよ!」
「ならよかった...よし、寿司でもとるか」
「いいわねぇ〜、蒼のお祝いにしましょ、モトキくんも食べて行ける?」
「あ、大丈夫です!いただきます!」
20分ほどして、お寿司が届いた。
「でか...これ食べられるの?」
「モトキくんがいるから大丈夫だろ」
「余裕でいけます。いただきます」
「いただきます」
「蒼おめでとう〜いただきます!」
「お母さん酔わないでね」
「ちゃんとセーブしますう〜」
こうしてうちでのお祝いは幕を閉じた。
翌日の練習中
「蒼〜、今日は俺んちこれるか?」
「いけるよ!大丈夫だよ!」
「じゃあ親に連絡な。忘れんなよ」
「もう送った」
「仕事はやっ」
てなわけで、次の日はモトキの家でお祝いすることになった。
「蒼ちゃんの記憶がもどってよかったわ〜、ずーっと思い出せないままだったらうちのモトキをどうしようかとずっと思ってたのよ」
「どういう意味だよ」
「あはは!モトキのこともちゃんと思い出せましたよ」
「蒼ちゃん、やっぱり笑顔がかわいい。笑顔が一番元気になるのよ」
「記憶喪失になったおかげで、今の私があります。新しい自分になったと思って笑える時は笑うようになりました」
「笑顔って大事よ〜、健康にもいいからね」
「はい!これからモトキくんと沢山笑っていきます!」
「ぶほっげほっ」
「モトキきたなーい」
すかさずモトキ姉がティッシュを渡す。
「蒼が変なこというから..」
「「変なこと〜?」」
「2人とも怖い怖い、蒼が萎縮してる」
「蒼ちゃんごめんね〜モトキがこんなで、大変でしょ?」
「いえ、むしろ助けられてるのは私の方なので...」
「そーなの?投げることしか頭使わないモトキが?!」
「悪口だぞーい」
「モトキくん、組み立てうまいんですよ。今のキャッチャーがあんまり...てのもあるんですけど、頭が良くないとできないことです」
「モトキが頭いい...あーまぁ、野球ではってことよね」
「悪口その2だぞーい」
しばらくモトキに対する攻撃が続き、わたしは爆笑してるだけだった。
「そうだ蒼ちゃん、これ」
手渡されたのは
「アメジスト...ですか?」
「すごい、よく分かったわね。さすがアンティーク好きなだけあるわ」
「え...何でそれを...?」
モトキが言ってた、と言ってモトキの方をみたら気まずそうにしていた。
「怒んないよ、これくらい」
「蒼〜」
「アメジストには調和って意味があるんですって」
「そうですね、調和と調整をもたらす愛の守護石と言われています。でもどうしてこのネックレスを...?」
「昨日モトキが1人で悩んでたから、みんなで考えて、みんなからってことにしたのよ」
「モトキ...ありがとうね」
耳を赤くしてるモトキ、かわいい。
「皆さんもありがとうございます。大事にします」
「うちのモトキをこれからもよろしくね」
「はい!もちろんです!」
((笑顔まぶしっ))
なんやかんや話しているうちに、21時になってしまったので急いで蒼を送った。
「蒼」
ぎゅっとモトキが抱きしめる。
「記憶がもどってほんとに良かった」
「うん、モトキも努力してくれてありがとう」
満月の下、2人で唇を重ねる。
「もう忘れんなよっ。あと一応医者には言えよ!」
「うん!明日行ってくる!ありがとうモトキ!バイバイ!愛してる!」
「〜〜〜ッ!俺も!愛してるから!」
お互いに手を振って家に入った。
モトキの親にこんなに良くしてもらって大丈夫だったかな。今度手土産買っていこう。
思い出した私、だけど新しい私、
私は私らしく生きよう。
今までの縁に感謝!
お母さんが、お父さんが、
モトキや友達がたくさんでてきた。
みんな何かを言っている。
「もうそろそろ思い出していいんじゃない?」
ハッとして目が覚めた。
「...わたし...」
思わず自分の高校の制服や教科書、壁に貼ってる思い出の写真たちを見る。
「記憶が戻った...?」
確認のためスマホの連絡帳を見る。
全員、全部分かる。
モトキのお母さんのことも、お姉ちゃんのことも良くしてもらったのも覚えてる。
モトキが告白してくれたのもアンティークマーケットでプレゼントを買ってくれたのも覚えてる。
「思い出した...思い出した!!」
今日は学校は休日。走ってグラウンドへ向かう。
家から学校が近くて良かったと心底思う。
「おーーーすぅおう蒼、どーした」
真っ先にモトキのどこへ行った。
「記憶が戻ったの!」
「?!へ?!マジでか?!」
「本当!LINEの友達とかも全分思い出したし、モトキのお母さんとかお父さん、お姉ちゃんのことも思い出したよ!」
「〜〜〜ッ!!」
思わずモトキがお姫様抱っこしてクルクル回る。
「良かったな〜〜〜!!!!まじで良かった!!!」
「モトキ、目が、目が回るよ」
「すまん。でもよ、記憶が戻ったんなら冷徹クールビューティ蒼はどこいったんだよ」
「確かに...モトキは今と前どっちがいい?」
「前も聞かれたけどどっちも大事!」
「じゃあ、今の私のままでも大丈夫ってことね」
ニコッと眩しい笑顔を向けるもんだから、冷徹クールビューティに戻った方が安心か?とも思った。でもそれは蒼に良くないことだ。
笑えるなら笑った方がいい、怒れるなら怒った方がいい。
「やっぱ、喜怒哀楽のコントロールなんていらねぇよ、蒼」
「そ?モトキがそう言うなら今の私のままでいるね」
「おー、そうしてくれ。」
「ふふっ、改めてよろしくね、モトキ!」
「なんかムズムズするな」
「今日16時までだろ?早くあがれっからどっかいこうぜ」
「うん!」
記憶を戻しての初デート!映画見に行きたいな。
部活終わったら聞いてみよーー。
「わりぃ蒼、親父たちに蒼の記憶戻ったって言ったら祝いたいとか言いだした」
「そういえば私自分の親に言ってない...」
「アホか。先に言え、うちでの祝いは今度でいいから、今日は家族と過ごせ」
「うん、わかった!ありがとうモトキ!」
「あら〜!蒼にモトキくんじゃない〜?」
荷物を持ったお母さんと玄関先で合流した。
「お母さん!!私!記憶戻ったんだよ!」
「え?!ええ??それは早くお父さんにも伝えないと!!!モトキくんも入って入って!」
「モトキもだって」
「ちょい待って、ねーちゃん達に伝えるわ」
少し電話をしていたモトキが「わり」、と言って玄関に戻ってきた。
「お邪魔します」
「お!モトキくんじゃないか!久しいな」
「コーチ!蒼さんのおかげで毎日充実した練習ができてます!」
「そーかい!そりゃよかった!それで蒼、記憶戻ったてのは本当か?」
「ホントだよ!みんなの名前がわかるの!少なくとももう、生活に支障ないよ!」
「ならよかった...よし、寿司でもとるか」
「いいわねぇ〜、蒼のお祝いにしましょ、モトキくんも食べて行ける?」
「あ、大丈夫です!いただきます!」
20分ほどして、お寿司が届いた。
「でか...これ食べられるの?」
「モトキくんがいるから大丈夫だろ」
「余裕でいけます。いただきます」
「いただきます」
「蒼おめでとう〜いただきます!」
「お母さん酔わないでね」
「ちゃんとセーブしますう〜」
こうしてうちでのお祝いは幕を閉じた。
翌日の練習中
「蒼〜、今日は俺んちこれるか?」
「いけるよ!大丈夫だよ!」
「じゃあ親に連絡な。忘れんなよ」
「もう送った」
「仕事はやっ」
てなわけで、次の日はモトキの家でお祝いすることになった。
「蒼ちゃんの記憶がもどってよかったわ〜、ずーっと思い出せないままだったらうちのモトキをどうしようかとずっと思ってたのよ」
「どういう意味だよ」
「あはは!モトキのこともちゃんと思い出せましたよ」
「蒼ちゃん、やっぱり笑顔がかわいい。笑顔が一番元気になるのよ」
「記憶喪失になったおかげで、今の私があります。新しい自分になったと思って笑える時は笑うようになりました」
「笑顔って大事よ〜、健康にもいいからね」
「はい!これからモトキくんと沢山笑っていきます!」
「ぶほっげほっ」
「モトキきたなーい」
すかさずモトキ姉がティッシュを渡す。
「蒼が変なこというから..」
「「変なこと〜?」」
「2人とも怖い怖い、蒼が萎縮してる」
「蒼ちゃんごめんね〜モトキがこんなで、大変でしょ?」
「いえ、むしろ助けられてるのは私の方なので...」
「そーなの?投げることしか頭使わないモトキが?!」
「悪口だぞーい」
「モトキくん、組み立てうまいんですよ。今のキャッチャーがあんまり...てのもあるんですけど、頭が良くないとできないことです」
「モトキが頭いい...あーまぁ、野球ではってことよね」
「悪口その2だぞーい」
しばらくモトキに対する攻撃が続き、わたしは爆笑してるだけだった。
「そうだ蒼ちゃん、これ」
手渡されたのは
「アメジスト...ですか?」
「すごい、よく分かったわね。さすがアンティーク好きなだけあるわ」
「え...何でそれを...?」
モトキが言ってた、と言ってモトキの方をみたら気まずそうにしていた。
「怒んないよ、これくらい」
「蒼〜」
「アメジストには調和って意味があるんですって」
「そうですね、調和と調整をもたらす愛の守護石と言われています。でもどうしてこのネックレスを...?」
「昨日モトキが1人で悩んでたから、みんなで考えて、みんなからってことにしたのよ」
「モトキ...ありがとうね」
耳を赤くしてるモトキ、かわいい。
「皆さんもありがとうございます。大事にします」
「うちのモトキをこれからもよろしくね」
「はい!もちろんです!」
((笑顔まぶしっ))
なんやかんや話しているうちに、21時になってしまったので急いで蒼を送った。
「蒼」
ぎゅっとモトキが抱きしめる。
「記憶がもどってほんとに良かった」
「うん、モトキも努力してくれてありがとう」
満月の下、2人で唇を重ねる。
「もう忘れんなよっ。あと一応医者には言えよ!」
「うん!明日行ってくる!ありがとうモトキ!バイバイ!愛してる!」
「〜〜〜ッ!俺も!愛してるから!」
お互いに手を振って家に入った。
モトキの親にこんなに良くしてもらって大丈夫だったかな。今度手土産買っていこう。
思い出した私、だけど新しい私、
私は私らしく生きよう。
今までの縁に感謝!