chuchu 短編
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ボール磨きをしながら、ちよはタカヤに話しかける。
「阿部くんってさ、蒼ちゃん以外に誰かを好きになったことあるの?」
「急だな...初恋かあ、たぶん蒼が初めてだな」
少し照れくさそうに笑う阿部くんを見て、やっぱり好きだなぁと思ってしまう。
「蒼ちゃんが浮気したらどうする?」
「するわけねぇだろ、あんな天然記念物が」
「あははっ、天然記念物って」
「どうしたんだよしのーか、今日ちょっと変だぞ?」
「ううん、二人の関係性が今どうなのかなーって気になっただけ」
「お陰様で喧嘩もせずうまくやれてるよ」
チクリ
「誰も入る余地なんてなさそうだね」
「おーそうだな、誰も入り込む事はできねぇよ」
当たり前だろ、と言った感じでボール磨きをしているわたしに寄ってくる阿部くん。
「いつも仕事とか、蒼のこととかありがとな」
ポンッと頭に手を乗せられて、思わずボワッと赤くなってしまう。
だめだよ、阿部くん。それはあまりにも卑怯だよ。
「あの、阿部くん!」
「なんだ?」
「わ、わたし...阿部くんのこと好きなんだ!」
「えっ」
びっくりする阿部くん。それはそうだ、まさかちよに好かれるなんて思ってもなかったから。
「そ...なんか......ごめんな、お前の期待には答えられない」
「うん、わかってた。蒼ちゃんにかないっこないってのもわかってたし」
「ごめんな...勇気だして言ってくれてありがとな」
「うん...!」
「じゃ。オレいくな」
「いってらっしゃい!」
涙は止められた。みんなに見られるとびっくりされるから。
でも、家でくらい泣いてもいいよね。
翌朝、私の目はパンパンにはれていた。
「阿部くんってさ、蒼ちゃん以外に誰かを好きになったことあるの?」
「急だな...初恋かあ、たぶん蒼が初めてだな」
少し照れくさそうに笑う阿部くんを見て、やっぱり好きだなぁと思ってしまう。
「蒼ちゃんが浮気したらどうする?」
「するわけねぇだろ、あんな天然記念物が」
「あははっ、天然記念物って」
「どうしたんだよしのーか、今日ちょっと変だぞ?」
「ううん、二人の関係性が今どうなのかなーって気になっただけ」
「お陰様で喧嘩もせずうまくやれてるよ」
チクリ
「誰も入る余地なんてなさそうだね」
「おーそうだな、誰も入り込む事はできねぇよ」
当たり前だろ、と言った感じでボール磨きをしているわたしに寄ってくる阿部くん。
「いつも仕事とか、蒼のこととかありがとな」
ポンッと頭に手を乗せられて、思わずボワッと赤くなってしまう。
だめだよ、阿部くん。それはあまりにも卑怯だよ。
「あの、阿部くん!」
「なんだ?」
「わ、わたし...阿部くんのこと好きなんだ!」
「えっ」
びっくりする阿部くん。それはそうだ、まさかちよに好かれるなんて思ってもなかったから。
「そ...なんか......ごめんな、お前の期待には答えられない」
「うん、わかってた。蒼ちゃんにかないっこないってのもわかってたし」
「ごめんな...勇気だして言ってくれてありがとな」
「うん...!」
「じゃ。オレいくな」
「いってらっしゃい!」
涙は止められた。みんなに見られるとびっくりされるから。
でも、家でくらい泣いてもいいよね。
翌朝、私の目はパンパンにはれていた。