運命の人となら

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「お母さん、車椅子で私がいた学校に連れて行って」

「あら?めずらしいわね。いいわよ、許可もらってくるわね」

こうして母に車椅子を押して貰いながら武蔵野高校へ向かった。

「ここが貴方が通ってた学校よ」

「グラウンドに行ってみたい」

「入って大丈夫かしらね?」

「昨日送ってくれた人は入ってたから大丈夫だと思う」

「そう、じゃあ邪魔にならない程度に」

「!!!!」

「どうしたの?」

同じユニフォームを着た人がいっぱい...

「榛名....榛名...!!榛名...モトキさん?」

?!思い出したの?!モトキくん呼ぶわね。おーーーい!モトキくーーーん!!」

「んあ?あれはの母さん」

「あの、モ、モトキさん」

「!!!!」

が俺の名前を呼んだ!!!

!!」

車椅子に座っているため榛名も膝を着いて両手を握った。

「野球してるモトキさんをみて少し思い出しました。でもごめんなさい、他のことはまだ時間がかかりそうです。マネジの仕事もどこまでできるか...」

「そんなの気にすんな!俺らが手伝ったり教えたりするから、お前の記憶が戻っただけで俺は最高に嬉しいよ。」

「みんなも協力するから、あとは骨だけ直してこい!の母さん!をここまで連れてくれてありがとうございます!」

「こちかこそきっかけをくれてありがとう!」

「じゃ、俺練習戻るんで!気をつけて帰ってください!、無理すんなよ!」

「はい...」

「敬語いらねぇからな!じゃな!」

こうしての記憶の80%くらいが思い出せた。他にも人や道などひとりで行かせると危ないので、モトキもつきそうことになった。

、あの子があなたの彼氏よ」

「えっ....急にハードル上げないでよ。そんなことまで覚えてないよ」

「あら、そうなの?部分的に思い出したって感じね」

あとはモトキが送ると言うことでお母さんは帰って、部活が終わるまで待って、
モトキがかけつけてくれた。

モトキとの関係、部活の仕事について病院でモトキが教えてくれた。

「記憶喪失ってほんとにあるんだな。初めてすぎて何したらいいかわからなかったわ」

「なんかこう、トリガーがあるの。私の場合はユニフォーム着たモトキだったの」

「照れるな笑」

「世界が広がった感覚だったよ、モトキのおかげだね。でもまだ全部は思い出せない」

「ゆっくりでいいぞ。俺の事思い出してくれただけで充分」

「ふふ」

「お、笑った」

「どういうこと?」

「お前が笑うの超レアなんだよ」

「私そんなに仏頂面だったの?」

「まあーうん、たまに笑うとこがかわいいんだけどな」

「フォローありがとう...」

記憶を無くす前のわたしはどうだったんだろう。他にも大事な人のことを忘れてると思う

「わたし学校もしばらく休むと思う。大丈夫?」

「そっか、そーだよな。病院で初めて見たお前包帯だらけだったもんな。そんなすぐに治らないか。部活終わったら毎日面会行くよ」

「無理しないでね。テストの時とかちゃんと勉強してね。」

「ここに勉強道具もってくるわ。に教えて貰えるし」

「わたし記憶無くしてるから教えられるか分からないよ」

「大丈夫だ!は2年の教科網羅してたから!」

「そうなんだ...」
我ながらびっくりした。

物理の本を読むと...

「解ける」

「だろー?頭良かったままなんだな」

「グラウンド行った時、1年生とかは全然思い出せなかった」

「秋丸は?」

「秋丸?さん?くん?」

「秋丸のことも忘れてたんだな...まぁ学校復活したら徐々に思い出せればいいぜ」

「よし!病院ついたな。まずはの個室に行ってベッドに...ギシ...!」体制が崩れて、を覆う形になった」

「ッ......

「はい...」

「抱きしめさせて」

「〜〜〜!!!」

そうだ、確かわたしたちは付き合ってるんだ。

顔を手で覆いこくりと頷く。

...」

暖かい体がわたしを包み込む。

「モトキがモトキって記憶は思い出したけど、正直なにしたとかどこいったとか覚えてないの」

「いいよ、こーやって抱きしめられれば」

「いっぱい心配かけてごめんね」

が生きてるだけでいい」

「こ、これからもよろしくおねがいします」

「おう!よろしくな!」


こうして数ヶ月の治療とリハビリを無事終えたは学校に復活した。
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