運命の人となら
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
新年が明けて、蒼と初詣に行くことになった。
「モトキ!」
聞き慣れた声に気持ちが高ぶりすぐさま振り返る。
「蒼!」
「あけましておめでとう!」
「モトキも、あけましておめでとう」
「「今年もよろしく!」」
見事にハモってしまい、目の前にはツボってふふっと笑う蒼の顔が。
「おお...年明け早々蒼の笑顔が見れた。今日おみくじやったら大吉を引く自信があるぞ」
「なにそれ、じゃあやってみようよ。まぁ、まずは参拝からね」
こうして参列者として並んだはいいものの、結構な行列ができていてたどりつくまでまだまだ時間がかかりそうだ。
「蒼、はぐれねぇように手繋ぐぞ」
そう言って手を差し伸べてくれるモトキの優しさに自然と笑みが零れた。
「なんだ?なんで笑ってんだ?俺なにかしたか??」
「モトキはかっこよくて優しいなぁって」
ボンッとモトキの顔が真っ赤になる。
「な、なんだよ急にッ!なんか照れるだろ!」
別に当たり前のことしてるだけだしっ!と言いながら、そっぽ向く。
「私、モトキが彼氏でよかった」
「なっ...急にどうしたんだよマジで」
耳まで真っ赤になるモトキに。愛おしささえ感じる。
「今年もたくさん楽しいことしようね!」
「おう!当たり前だ」
お賽銭の前までやってきた。
二礼二拍手一礼。
神さま仏さま、去年無事に過ごせました。ありがとうございました。今年我が武蔵野高校は春大優勝を目指して頑張っていきます。どうか見守っていてください。あと、モトキが病気しませんように。
しっかりお礼とお願いごとを済ませて、一礼してその場を離れる。
モトキは先に終わらせてたみたいだ。
「蒼!」
モトキが呼ぶ先には、おみくじのコーナーが。
「絶対大吉!」
そうしてくじを引くモトキ。
「........」
「モトキ、どうしたの?」
「凶だったよー!」
「...ドンマイ」
ポン、とモトキの肩を叩く。
「じゃあ次わたしね」
箱に手を入れてこれだ!と思ったくじを引いた。
「わ!大吉だ!」
「えー!蒼だけずりぃー!」
「大丈夫だよ、モトキの凶と私の大吉で半分こだよ」
「蒼〜!」
外でも気にせず抱きつくのはちょっと恥ずかしい。
でも今日は特別。モトキの甘えるとおりにしよう。
「またすぐ練習だから、気合い入れないとね」
「こんなとこにきてまで練習の話かよー」
「気合い入れ直すよ!」
「うーい...」
こうして初詣も無事終え、モトキが私を送ってくれた。
「蒼、夜道はあんまりひとりで歩くなよ。危ないから」
「わかった...モトキも気をつけて帰ってね」
じゃあね、と言おうとしたけど、あっという間に唇が塞がれた。
「ずっと我慢してた」
「そうなのね」
じゃあ私も、と言ってモトキの唇を奪う。
「おあいこだね」
顔をあからめるモトキ。自分からするのは抵抗ないのに、されるとこんなに照れちゃうんだ。
「〜〜〜!また明日な!蒼!」
「うん、またね。送ってくれてありがとう」
去っていくモトキの背中を眺めながら、改めて鍛えられた大きな体、高い背にドキドキしてしまう。
「今日は楽しかったな」
明日からまた練習だ。気合い入れなきゃ!両手でパンっと顔を弾いて気合を入れる。
冬が、始まる。
「モトキ!」
聞き慣れた声に気持ちが高ぶりすぐさま振り返る。
「蒼!」
「あけましておめでとう!」
「モトキも、あけましておめでとう」
「「今年もよろしく!」」
見事にハモってしまい、目の前にはツボってふふっと笑う蒼の顔が。
「おお...年明け早々蒼の笑顔が見れた。今日おみくじやったら大吉を引く自信があるぞ」
「なにそれ、じゃあやってみようよ。まぁ、まずは参拝からね」
こうして参列者として並んだはいいものの、結構な行列ができていてたどりつくまでまだまだ時間がかかりそうだ。
「蒼、はぐれねぇように手繋ぐぞ」
そう言って手を差し伸べてくれるモトキの優しさに自然と笑みが零れた。
「なんだ?なんで笑ってんだ?俺なにかしたか??」
「モトキはかっこよくて優しいなぁって」
ボンッとモトキの顔が真っ赤になる。
「な、なんだよ急にッ!なんか照れるだろ!」
別に当たり前のことしてるだけだしっ!と言いながら、そっぽ向く。
「私、モトキが彼氏でよかった」
「なっ...急にどうしたんだよマジで」
耳まで真っ赤になるモトキに。愛おしささえ感じる。
「今年もたくさん楽しいことしようね!」
「おう!当たり前だ」
お賽銭の前までやってきた。
二礼二拍手一礼。
神さま仏さま、去年無事に過ごせました。ありがとうございました。今年我が武蔵野高校は春大優勝を目指して頑張っていきます。どうか見守っていてください。あと、モトキが病気しませんように。
しっかりお礼とお願いごとを済ませて、一礼してその場を離れる。
モトキは先に終わらせてたみたいだ。
「蒼!」
モトキが呼ぶ先には、おみくじのコーナーが。
「絶対大吉!」
そうしてくじを引くモトキ。
「........」
「モトキ、どうしたの?」
「凶だったよー!」
「...ドンマイ」
ポン、とモトキの肩を叩く。
「じゃあ次わたしね」
箱に手を入れてこれだ!と思ったくじを引いた。
「わ!大吉だ!」
「えー!蒼だけずりぃー!」
「大丈夫だよ、モトキの凶と私の大吉で半分こだよ」
「蒼〜!」
外でも気にせず抱きつくのはちょっと恥ずかしい。
でも今日は特別。モトキの甘えるとおりにしよう。
「またすぐ練習だから、気合い入れないとね」
「こんなとこにきてまで練習の話かよー」
「気合い入れ直すよ!」
「うーい...」
こうして初詣も無事終え、モトキが私を送ってくれた。
「蒼、夜道はあんまりひとりで歩くなよ。危ないから」
「わかった...モトキも気をつけて帰ってね」
じゃあね、と言おうとしたけど、あっという間に唇が塞がれた。
「ずっと我慢してた」
「そうなのね」
じゃあ私も、と言ってモトキの唇を奪う。
「おあいこだね」
顔をあからめるモトキ。自分からするのは抵抗ないのに、されるとこんなに照れちゃうんだ。
「〜〜〜!また明日な!蒼!」
「うん、またね。送ってくれてありがとう」
去っていくモトキの背中を眺めながら、改めて鍛えられた大きな体、高い背にドキドキしてしまう。
「今日は楽しかったな」
明日からまた練習だ。気合い入れなきゃ!両手でパンっと顔を弾いて気合を入れる。
冬が、始まる。