chuchu 短編
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「蒼」
場所はわたしの部屋。
いつもはちょっとぶっきらぼうな彼が、柔らかい声色で私の名前を呼ぶ。
正直、ちょっと珍しい。
「どうしたの、タカヤ」
「これ」
わたしの部屋でゴソゴソカバンを探る。
そう言って手に渡されたのは、小さなハコだった。
開けてみると、キラリと輝くシンプルな指輪。
「俺はこれ」
そう言って胸元から取りだしたのはわたしと同じ指輪のネックレス。
「どうしたの?急に」
「...まぁ、願掛けみたいなもんだよ。俺とお前の将来に向けて」
タカヤがわたしとお揃いを選んでくれたのを想像すると、なんだか恥ずかしくて顔が真っ赤になってきた。
「顔真っ赤だぞ」
タカヤはニヤニヤしながらわたしと同じ目線に膝をつく。
「手、だせよ」
咄嗟に出した手が左手だったから、「結婚指輪かよ」とタカヤはわらっていた。
「あっそうだよね!」
すかさず右手に変える。
「まーいいから」
タカヤは左手のまま指輪をはめてくれた。
何このシチュエーション。余計照れるんだけど。
「俺は大学別々になっとも、ほかの女なんて見向きもしない。でもお前は有名なになっちまったから、予防のためでもあるんだわ」
そんなことまで考えてくれたんだ。
「タカヤ〜好きぃ〜!!同じ大学行けたらいいね!」
「ま、それが1番だよな。勉強頑張るわ」
「タカヤが苦手な科目あるなら教えるよ」
「さすが学年トップはちげぇな」
こうして2時間、タカヤに勉強をおしえたのち、その場で眠り込んでしまった。
「...すきだよ」
ぼそっと、聞こえるか聞こえないかの声で"はなれんなよ"とこっそに声をかけた。
すると蒼はガバッと起きて感極まった顔をしとしてきた。
「タカヤから言うなんて珍しいー!」
「オマエ!寝たふりしてたな?」
「超レアだよ〜うれじぃ〜〜」
「泣きやめ泣きやめ。そろそろ帰るから、オレ」
そう言ってタカヤは帰る準備をした。
「タカヤ!」
思わず手を握って振り向かせる。
ちゅっ
「大事にするかんね」
「お前も不意打ちで...まーいーや。ちゃんと寝ろよ。じゃあな」
「うん!ありがとうー!じゃあね!」
わたしはタカヤにもらってばかりだ。愛情も、野球ができる環境も、安心感も。
「次はわたしからサプライズしよーっと」
ピロン
スマホが鳴った。タカヤからだ。
「お返しにサプライズとかいらねーからな」
タカヤは心が読めるのだろうか...
ギクリときて、ガックリした。
キラキラの指輪を眺める。
もしかしたらわたし、タカヤと結婚するのかなぁ。
考え出したら妄想が止まらなくなった。
「神様仏様女神様、わたしとタカヤを引き寄せてくれてありがとうございます。ふたりは繋がる運命だと思いました」
指輪にチュッと軽くキスをして、私は眠りについた。
明日はきっといい一日になるだろう。
タカヤ、おやすみなさい。
場所はわたしの部屋。
いつもはちょっとぶっきらぼうな彼が、柔らかい声色で私の名前を呼ぶ。
正直、ちょっと珍しい。
「どうしたの、タカヤ」
「これ」
わたしの部屋でゴソゴソカバンを探る。
そう言って手に渡されたのは、小さなハコだった。
開けてみると、キラリと輝くシンプルな指輪。
「俺はこれ」
そう言って胸元から取りだしたのはわたしと同じ指輪のネックレス。
「どうしたの?急に」
「...まぁ、願掛けみたいなもんだよ。俺とお前の将来に向けて」
タカヤがわたしとお揃いを選んでくれたのを想像すると、なんだか恥ずかしくて顔が真っ赤になってきた。
「顔真っ赤だぞ」
タカヤはニヤニヤしながらわたしと同じ目線に膝をつく。
「手、だせよ」
咄嗟に出した手が左手だったから、「結婚指輪かよ」とタカヤはわらっていた。
「あっそうだよね!」
すかさず右手に変える。
「まーいいから」
タカヤは左手のまま指輪をはめてくれた。
何このシチュエーション。余計照れるんだけど。
「俺は大学別々になっとも、ほかの女なんて見向きもしない。でもお前は有名なになっちまったから、予防のためでもあるんだわ」
そんなことまで考えてくれたんだ。
「タカヤ〜好きぃ〜!!同じ大学行けたらいいね!」
「ま、それが1番だよな。勉強頑張るわ」
「タカヤが苦手な科目あるなら教えるよ」
「さすが学年トップはちげぇな」
こうして2時間、タカヤに勉強をおしえたのち、その場で眠り込んでしまった。
「...すきだよ」
ぼそっと、聞こえるか聞こえないかの声で"はなれんなよ"とこっそに声をかけた。
すると蒼はガバッと起きて感極まった顔をしとしてきた。
「タカヤから言うなんて珍しいー!」
「オマエ!寝たふりしてたな?」
「超レアだよ〜うれじぃ〜〜」
「泣きやめ泣きやめ。そろそろ帰るから、オレ」
そう言ってタカヤは帰る準備をした。
「タカヤ!」
思わず手を握って振り向かせる。
ちゅっ
「大事にするかんね」
「お前も不意打ちで...まーいーや。ちゃんと寝ろよ。じゃあな」
「うん!ありがとうー!じゃあね!」
わたしはタカヤにもらってばかりだ。愛情も、野球ができる環境も、安心感も。
「次はわたしからサプライズしよーっと」
ピロン
スマホが鳴った。タカヤからだ。
「お返しにサプライズとかいらねーからな」
タカヤは心が読めるのだろうか...
ギクリときて、ガックリした。
キラキラの指輪を眺める。
もしかしたらわたし、タカヤと結婚するのかなぁ。
考え出したら妄想が止まらなくなった。
「神様仏様女神様、わたしとタカヤを引き寄せてくれてありがとうございます。ふたりは繋がる運命だと思いました」
指輪にチュッと軽くキスをして、私は眠りについた。
明日はきっといい一日になるだろう。
タカヤ、おやすみなさい。