chuchu2
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タイブレークはそのあと3回ずつ戦っても点は入らずバッテリーを替えて行った次の3回では
四死球も含み三橋紺野チームの勝利となった。
「チハヤ、県体のポジション聞いた?」
高山くんがチハヤくんに尋ねた。
わたしもちらっと耳を傾ける。
レンはなぜかびくびくしている。
ポジション争いといっても、エースはレンで変わりないのに。
「捕手じゃないんかな」
堀井くんが間に入る。
「俺そんなよかった?!」
「いや、うーん。よかったですかね、レンさん」
「よ、よくなく、ない、けど、捕手は」
「タカヤさんですよね」と高山くんが話を汲み取ってくれる。
「練習試合でいいからレンさんとまた組みたいっす」と、チハヤくん。
「レンさんえらいサイン細かいっしょ」と、高山くん。
「チハヤちゃんとリードできてました?」
「うん」
「いやー、難しかったッスよ。リードじゃなくてサインの出し方を球数でズラしてて」
「球数でずらしたの?」わかんなくない?と堀井くんが頭にはてなをうかべながら話についていく。
「堀井は?」
「俺は走者の数で」
「俺はストライクの数で」
みんな違うからわかんなかったのか、と高山くんが気づく。
「サイン見るんだ」とチハヤくんが怪しげに聞く。
「見えちゃうんだよ」と高山くんが、仕方ないだろと言った感じで答えた。
「じゃーやっぱずらさなきゃだめか」
チハヤくんがしゅんとする。
「あとレンさんすげえコントロールいいっすね」
「そなの!すげーの!」
高山くんのセリフを遮るようにチハヤくんが興奮気味に返す。
「でもチハヤが構えたところに投げんのに
高さ5段階もいります?ってちょっと思ったっすけど」
高山くんは、コミュ力があるなぁ。レンとも他の子達とも上手く話せてる。というか、レンがだいぶ話せるようになったかもしれない。
「あ、た、タカヤ君は真ん中構える」
「俺ん時はここに投げて来いってとこに構えてましたけど」堀井くんがなんでだろうといった顔をする。
「逆に構える時も、ある」
「へえええ、打者に配球読ませないためっすか?」チハヤくんがレンに問いかける。
「タブン」
「サインミスではなく?」
コクリとレンが頷いた。
「じゃ、じゃ、サインの言う通りに投げるんですね?」
再びコクリと頷くレン。
それは言ってくれないとわかんねぇなぁと疑問に思う堀井。
「堀井もよかったよ」と高山くんが褒めると同時に、レンが反射でビクッとする。
「え、そんなわかりやすく落ち込んだりして」対応に困るチハヤ。
「いいっつったってレンさん超えてないっすよ」
ジトーーーーとした目で高山くんを睨む堀井くん。
「ええっ、お前もダメなの?!」
さらに困りだすチハヤ。
「ぷ、あはは、4人でなんて会話してるの。面白すぎでしょ」
「「蒼さん」」
「レン!わかりやすく落ち込んだって意味ないよ!今のエースは間違いなくレン!自信もって!プラスビーム!」
「う...う〜プラスッ!!!!」
「そうそう、控え投手がいることにもっと自信をもたなきゃ。自信もって投げればタカヤは受けるし、エースのままでいられるんだよ!練習試合のこんなとこでガックリしないの!エース下ろされたくないなら常に前向きな!」
((蒼さん、つえぇ〜〜〜))
「1回戦川越北、県大久々の学校だよ!」
「そーなんすか」
「部員数も多くないし。それはうちもだけど。
高山くんたちの腕試しにはちょうどいいんだと思うよ。」
「蒼さん余裕ありますね〜。さすが女子野球で全国優勝しただけある」
「チハヤってシニアでレギュラーだった?」
高山くんの質問に「3年ときは投手になっちったからスタメンはあんまりなかったな」と答える。
「堀井は公式戦で投げたことないって言ってたけど練習試合では?」
「......レンさん」
またビクッと反応するレン。
「タカヤさんって口悪いですよね」
「あはは!堀井くん勇気あるなぁ!タカヤはめちゃくちゃ口悪いよ!でも慣れるよ!喧嘩もせずレンも慣れてきたしね!」
「タカヤさん口の利き方しらないだけで言ってることはまともだから」
チハヤがフォローする。
「まぁなー」とちょっと不機嫌そうな堀井くん。
「お前こそ言い方な、喧嘩しそうになったの?」
「今日怒られたんだ、サインに不満があっても態度にだすなって」
「そりゃそうだろ」高山くんが何を今更、と言った感じで返した。
「俺もそう思うから今日は何も言わなかったけど、審判の判定でむかついてるタイミングで言われたら自信がない...」
「ええ〜」
「堀井くん」ひょこっとレンが堀井くんの方を向く。
「投げるのやなの?」
「イヤなわけないっしょ!」
頭から血が上るように堀井くんが返答する。
本人もハッとしている。
「反射で爆発すんだな」と面白そうに言う片倉くん。
(チャッカマン...)
「負けなくないとかが強すぎるのかな?」とチハヤ。
「そんなの強い人の勝ちじゃない?」と堀井。
「かもねー。コントロールできないことが問題かな」冷静に答える高山くん。
「キャッチャーだって審判ちゃんと見ろよって思う時あるだろ?!」堀井くんは不満げだ。
「そりゃあるけど」
「それ込みの勝負だろ?」
と返す2人をみて私は閃いた。
「レン!みんな!ユウの家行こう!」
「お、おお、ユウくんちなら、いろいろわかる!」
というわけで、帰りは1年生3人を連れてユウの家へ向かうことになった。
四死球も含み三橋紺野チームの勝利となった。
「チハヤ、県体のポジション聞いた?」
高山くんがチハヤくんに尋ねた。
わたしもちらっと耳を傾ける。
レンはなぜかびくびくしている。
ポジション争いといっても、エースはレンで変わりないのに。
「捕手じゃないんかな」
堀井くんが間に入る。
「俺そんなよかった?!」
「いや、うーん。よかったですかね、レンさん」
「よ、よくなく、ない、けど、捕手は」
「タカヤさんですよね」と高山くんが話を汲み取ってくれる。
「練習試合でいいからレンさんとまた組みたいっす」と、チハヤくん。
「レンさんえらいサイン細かいっしょ」と、高山くん。
「チハヤちゃんとリードできてました?」
「うん」
「いやー、難しかったッスよ。リードじゃなくてサインの出し方を球数でズラしてて」
「球数でずらしたの?」わかんなくない?と堀井くんが頭にはてなをうかべながら話についていく。
「堀井は?」
「俺は走者の数で」
「俺はストライクの数で」
みんな違うからわかんなかったのか、と高山くんが気づく。
「サイン見るんだ」とチハヤくんが怪しげに聞く。
「見えちゃうんだよ」と高山くんが、仕方ないだろと言った感じで答えた。
「じゃーやっぱずらさなきゃだめか」
チハヤくんがしゅんとする。
「あとレンさんすげえコントロールいいっすね」
「そなの!すげーの!」
高山くんのセリフを遮るようにチハヤくんが興奮気味に返す。
「でもチハヤが構えたところに投げんのに
高さ5段階もいります?ってちょっと思ったっすけど」
高山くんは、コミュ力があるなぁ。レンとも他の子達とも上手く話せてる。というか、レンがだいぶ話せるようになったかもしれない。
「あ、た、タカヤ君は真ん中構える」
「俺ん時はここに投げて来いってとこに構えてましたけど」堀井くんがなんでだろうといった顔をする。
「逆に構える時も、ある」
「へえええ、打者に配球読ませないためっすか?」チハヤくんがレンに問いかける。
「タブン」
「サインミスではなく?」
コクリとレンが頷いた。
「じゃ、じゃ、サインの言う通りに投げるんですね?」
再びコクリと頷くレン。
それは言ってくれないとわかんねぇなぁと疑問に思う堀井。
「堀井もよかったよ」と高山くんが褒めると同時に、レンが反射でビクッとする。
「え、そんなわかりやすく落ち込んだりして」対応に困るチハヤ。
「いいっつったってレンさん超えてないっすよ」
ジトーーーーとした目で高山くんを睨む堀井くん。
「ええっ、お前もダメなの?!」
さらに困りだすチハヤ。
「ぷ、あはは、4人でなんて会話してるの。面白すぎでしょ」
「「蒼さん」」
「レン!わかりやすく落ち込んだって意味ないよ!今のエースは間違いなくレン!自信もって!プラスビーム!」
「う...う〜プラスッ!!!!」
「そうそう、控え投手がいることにもっと自信をもたなきゃ。自信もって投げればタカヤは受けるし、エースのままでいられるんだよ!練習試合のこんなとこでガックリしないの!エース下ろされたくないなら常に前向きな!」
((蒼さん、つえぇ〜〜〜))
「1回戦川越北、県大久々の学校だよ!」
「そーなんすか」
「部員数も多くないし。それはうちもだけど。
高山くんたちの腕試しにはちょうどいいんだと思うよ。」
「蒼さん余裕ありますね〜。さすが女子野球で全国優勝しただけある」
「チハヤってシニアでレギュラーだった?」
高山くんの質問に「3年ときは投手になっちったからスタメンはあんまりなかったな」と答える。
「堀井は公式戦で投げたことないって言ってたけど練習試合では?」
「......レンさん」
またビクッと反応するレン。
「タカヤさんって口悪いですよね」
「あはは!堀井くん勇気あるなぁ!タカヤはめちゃくちゃ口悪いよ!でも慣れるよ!喧嘩もせずレンも慣れてきたしね!」
「タカヤさん口の利き方しらないだけで言ってることはまともだから」
チハヤがフォローする。
「まぁなー」とちょっと不機嫌そうな堀井くん。
「お前こそ言い方な、喧嘩しそうになったの?」
「今日怒られたんだ、サインに不満があっても態度にだすなって」
「そりゃそうだろ」高山くんが何を今更、と言った感じで返した。
「俺もそう思うから今日は何も言わなかったけど、審判の判定でむかついてるタイミングで言われたら自信がない...」
「ええ〜」
「堀井くん」ひょこっとレンが堀井くんの方を向く。
「投げるのやなの?」
「イヤなわけないっしょ!」
頭から血が上るように堀井くんが返答する。
本人もハッとしている。
「反射で爆発すんだな」と面白そうに言う片倉くん。
(チャッカマン...)
「負けなくないとかが強すぎるのかな?」とチハヤ。
「そんなの強い人の勝ちじゃない?」と堀井。
「かもねー。コントロールできないことが問題かな」冷静に答える高山くん。
「キャッチャーだって審判ちゃんと見ろよって思う時あるだろ?!」堀井くんは不満げだ。
「そりゃあるけど」
「それ込みの勝負だろ?」
と返す2人をみて私は閃いた。
「レン!みんな!ユウの家行こう!」
「お、おお、ユウくんちなら、いろいろわかる!」
というわけで、帰りは1年生3人を連れてユウの家へ向かうことになった。