Chuchu
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ティロリン
お風呂上がりのタイミングで、スマホが鳴った。
「タカヤだ」
タカヤからLINEしてくるなんて珍しい。というか、初めてかもしれない。マネとしての業務連絡程度にしかやりとりはしてなかった。
「『今日ストップウォッチが鳴った時、お前なんて言おうとしたんだ』...?」
ストップウォッチ?
ストップウォッチ...
話...私が言う...
あ、あぁ、あのときのことかぁ。
正直タカヤは野球バカだから、そういうこと気にしないと思っていた。けど、さすがに男子高校生ともなると気になっちゃうんだ。
「ふふ、かわいい」
ちょっといたずらでもしてやろうか。
ブーブーブー
蒼にLINEを送ってすぐスマホが鳴って、オレはすかさず画面を開いた。
「...『ナイショだよ』...はぁ?んだそれ...」
コイツ、明らかに俺をちゃかして楽しんでいる。
画面の向こうでニヤついてるのが嫌でも思い浮かぶ。
「ふ、ざ、け、ん、な。こ、た、え、ろ」
こっちは勇気振り絞って聞いてんだ。聞き損になってたまるかよ。
すかさず返信すると、蒼から電話がかかってきた。
「もしもし」
「はは、じょーだん、タカヤのことはすきだよ」
タカヤのことはすきだよ
タカヤのことはすきだよ
タカヤのことはすきだよ
「〜〜〜ッ!!」
コイツはきっと、レンのこともユウのことも好きというだろう。でも、こうやって直接言葉にされると堪らない気持ちになる。
「お前、いろんなやつにそういうの言ってるんじゃないだろうな」
「え〜?タカヤってば、私をなんだと思ってるの」
「人たらし女」
「ひっどー!たらしじゃないよ。ほんとに好きな人にしか好きって言わないもん」
「レンやユウはどうなんだ?泉とかも」
「どうしたのタカヤ?...もしかして!やきもち?
私がみんなを好きって言うといやんなるの?」
「...」
「何の間よ」
「...やきもちじゃねーよ。ただ気になっただけだ」
「ふーん。タカヤはたまにわかんなくなるね」
「オレもオレがわかんなくなる」
「そうなの?!意外〜!...タカヤ、もしかして恋してる?」
「はあ?!」
「いや、違うならいいんだけどさ」
「俺が誰にだよ」
「まぁ、ここまで話聞く限り、私?」
「!!!」
「えっ、テキトー言ってみたけど違うよね?」
「...」
「何か言ってよタカヤ〜」
「...そうだよ」
「え?」
「オレはお前が好きだよ。特別な意味で」
「えっ?...そう、なの...」
「今すぐ答えは聞きたくねー。お前がこのことを認識して、俺を意識してもらう。答えはその時にきく」
「そう、なんだ...うん...タカヤ普段こういう冗談言わないもんね。ちょっと頭整理したいかも」
「おー、振り向くまでは待ってやるぞ」
「ぷっ、何それ、勝ち確ルートじゃん」
「それしか狙ってねぇ。とりあえず話が聞けてよかった。サンキュな」
「私の方こそ、なんていうか、ありがとう。タカヤの気持ちは大事にするよ」
「おー。オレをもっと意識して、そんでオレの事好きになれ」
「ゴーインだなあ笑」
「これくらいしないと、人たらしには効果ねぇからな」
「だからー人たらしじゃないもん!」
「わーったわーった、じゃ、また明日な」
「むー、納得いかん。とりあえず明日ね、じゃーね、おやすみ!」
ピッ
ついに魔が差して告白してしまった。でも、タイミング的にはあれが最適だったと思う。思ったことは伝えられた。あとはあいつ次第だ。
俺の事を少しでも意識して、気になって、好きになってもらえたらいい。
決意の日。
お風呂上がりのタイミングで、スマホが鳴った。
「タカヤだ」
タカヤからLINEしてくるなんて珍しい。というか、初めてかもしれない。マネとしての業務連絡程度にしかやりとりはしてなかった。
「『今日ストップウォッチが鳴った時、お前なんて言おうとしたんだ』...?」
ストップウォッチ?
ストップウォッチ...
話...私が言う...
あ、あぁ、あのときのことかぁ。
正直タカヤは野球バカだから、そういうこと気にしないと思っていた。けど、さすがに男子高校生ともなると気になっちゃうんだ。
「ふふ、かわいい」
ちょっといたずらでもしてやろうか。
ブーブーブー
蒼にLINEを送ってすぐスマホが鳴って、オレはすかさず画面を開いた。
「...『ナイショだよ』...はぁ?んだそれ...」
コイツ、明らかに俺をちゃかして楽しんでいる。
画面の向こうでニヤついてるのが嫌でも思い浮かぶ。
「ふ、ざ、け、ん、な。こ、た、え、ろ」
こっちは勇気振り絞って聞いてんだ。聞き損になってたまるかよ。
すかさず返信すると、蒼から電話がかかってきた。
「もしもし」
「はは、じょーだん、タカヤのことはすきだよ」
タカヤのことはすきだよ
タカヤのことはすきだよ
タカヤのことはすきだよ
「〜〜〜ッ!!」
コイツはきっと、レンのこともユウのことも好きというだろう。でも、こうやって直接言葉にされると堪らない気持ちになる。
「お前、いろんなやつにそういうの言ってるんじゃないだろうな」
「え〜?タカヤってば、私をなんだと思ってるの」
「人たらし女」
「ひっどー!たらしじゃないよ。ほんとに好きな人にしか好きって言わないもん」
「レンやユウはどうなんだ?泉とかも」
「どうしたのタカヤ?...もしかして!やきもち?
私がみんなを好きって言うといやんなるの?」
「...」
「何の間よ」
「...やきもちじゃねーよ。ただ気になっただけだ」
「ふーん。タカヤはたまにわかんなくなるね」
「オレもオレがわかんなくなる」
「そうなの?!意外〜!...タカヤ、もしかして恋してる?」
「はあ?!」
「いや、違うならいいんだけどさ」
「俺が誰にだよ」
「まぁ、ここまで話聞く限り、私?」
「!!!」
「えっ、テキトー言ってみたけど違うよね?」
「...」
「何か言ってよタカヤ〜」
「...そうだよ」
「え?」
「オレはお前が好きだよ。特別な意味で」
「えっ?...そう、なの...」
「今すぐ答えは聞きたくねー。お前がこのことを認識して、俺を意識してもらう。答えはその時にきく」
「そう、なんだ...うん...タカヤ普段こういう冗談言わないもんね。ちょっと頭整理したいかも」
「おー、振り向くまでは待ってやるぞ」
「ぷっ、何それ、勝ち確ルートじゃん」
「それしか狙ってねぇ。とりあえず話が聞けてよかった。サンキュな」
「私の方こそ、なんていうか、ありがとう。タカヤの気持ちは大事にするよ」
「おー。オレをもっと意識して、そんでオレの事好きになれ」
「ゴーインだなあ笑」
「これくらいしないと、人たらしには効果ねぇからな」
「だからー人たらしじゃないもん!」
「わーったわーった、じゃ、また明日な」
「むー、納得いかん。とりあえず明日ね、じゃーね、おやすみ!」
ピッ
ついに魔が差して告白してしまった。でも、タイミング的にはあれが最適だったと思う。思ったことは伝えられた。あとはあいつ次第だ。
俺の事を少しでも意識して、気になって、好きになってもらえたらいい。
決意の日。