運命の人となら
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今日から冬休みの合宿が始まった。
わたしは女ひとりってのもあるし、
家が近いので毎回自分の家に帰ることになった。
ピピピピピー
朝4時半
起きて、準備して、学校へ向かう。
「うう、寒い」
11人分の朝食を作るために、家庭科室を使う。
ご飯炊いて、お味噌汁作って、冷奴と納豆だして、おかずは何にしよう...焼き鮭でいいか。サラダも一緒に出そう。
「おお、電気がついてると思ったら蒼が来てる」
「モトキおはよう、早いね」
「軽く走ろうと思ってな」
「練習熱心だねぇ」
モトキが目線を合わせて頭を向けてくる。
これは...とりあえずよしよししてみる。
「よしゃ!蒼によしよしされたし走ってくるわ!」
子供か。なんて思いながらも、同時に人一倍頑張ってるよなぁと感心する。
合宿初日の朝は
6:30に家庭科室集合になっている。
全員分の朝食が用意できた。
部員たちがぞろぞろと入ってくる。
「「はよっす!!」」
「おはよー、よく寝坊せず来れたねー」
モトキはなんだか嬉しそうにしている。
「お前らー、残さず食えよー!蒼が作ったんだから、残したヤツは外周追加な」
「お、横暴だあ」と清水くんがいいながら
みんな顔が真っ青になっていた。
でもメニュー的には軽くたいらげられる量だから、食べきれない人は結局いなかった。
「おし、飯食ったやつから自分の食器は洗っていけー!全員揃ったらランニングな!」
お、お皿あらってくれるのはありがたい。
モトキ、何気に気が効くな。
練習開始
武蔵野ー、イッチニー、イッチニー、
武蔵野ー、イッチニー、イッチニー、
皆がランニングしている間、ドリンクをつくる。
「よーし、10分したらキャッチボール10分、そのあとトスやんぞー」
みんなをまとめるモトキ、かっこいいなぁ...。
なんて最近心に秘めている。
言ったら多分喜ぶけど、わたしが恥ずかしくて到底言えない。
「自分のフォーム確認しながらトスやれよ!方向も狙うつもりで打っていけ!」
「「はい!!!」」
「全員終わったら次はシートノックな!」
10:30
「モトキ、わたしもうお昼の準備してくるね」
「おう!頼む!」
お昼ご飯は豚とニラの炒め物、きのこのお味噌汁、サラダ、ほうれん草のおひたし、りんご、ヨーグルト、だ。
1人で作るのはホントに大変だなぁ。
もう1人マネジほしいなぁ。
12:10
昼食の時間
「腹減ったー!」
「今日のメニューはなんすか!」
1.2年生がぞろぞろと入ってくる。
「今日はスタミナ系のメニューだよ。ふりかけ欲しい人はあげるよ。」
「「いただきまーす!」」
「うめぇ〜!蒼先輩うまいっす!」
「「うまいっす!!」」
「あはは、ありがとう。作りがいがあるよ」
「蒼の手料理食べれる特権、俺だけだったのに...」
モトキが謎にガッカリしている。多分どうでもいいことでも考えてるんだろう。
「みんな食事のことだけど、食トレって聞いたことある?」
「「はい!」」
「今食べた分がお米1合分。みんな食べられたね。ちょっと多かった人もいるかな?榛名さんと秋丸さんは今、1日5000キロカロリーを目安に食べてます。1年生はまず4000キロカロリーを目指して食べていこう。
お米1合のカロリーは550。4000キロの半分をお米で稼いでもらいたいんで朝550昼550夜550で1650キロカロリー、あとの350は間食のおにぎりひとつでオーケー。
朝ごはんからお米1合がきつからったら食べられなかった分をおにぎりにして、午前中の休み時間に食べるとか工夫しよう。
まだ、春大も始まってないけど、夏はすぐやってくる。埼玉では全国で最初に3イニングごとの休憩を取り入れました。
なぜか?暑いからです!!埼玉の夏はほんっとに暑い!あの猛暑酷暑の中でベストなプレイをするには強いからだがいる!
強いからだを作るために必要なのは練習、休養、そして食事です!食べることもトレーニングだよ!」
「「はい!!」」
「トレーニングというからには効率的にやりたいよね。すなわち3食きちんと食べて甘すぎる飲み物やスナックは摂らない。栄養の吸収をじゃましちゃうからね。
好きなものを好きなように食べられないのはきついと思う?でもたった2年と数ヶ月のこと。2年生はたったの1年と数ヶ月。
1年生はまずは身長マイナス100キロを目指そう。2年生は身長マイナス95キロね。家でもしっかりタンパク質とお米を食べてください!!」
「「はい!!!」」
((一ノ瀬先輩、なんでも知っててすげぇ〜。))
みんなで食器片付け中。
「蒼〜、すげぇな、どこであんな知識みにつけたんだ?」
「最近筋トレの本とか読むから...得た知識を伝授しているだけだよ」
「それでもあんなにスラスラ話せるのすげぇよ。まじトレーナーだな」
「みんなの為になればいいなって思っただけだよ〜」
「くーーーっ、蒼のそういうところ好きだなぁ!!」
抱きつこうとするモトキを手で追い払った。
「部活中はそういうことしない」
「俺はした方が元気になるぞ!」
「充分元気でしょ。はやく練習もどりな」
「部活中の蒼、つめたい...」
「部活だから当たり前!」
「榛名〜そろそろ練習戻ろー」
「秋丸さんも呼んでるよ!わたしはおやつのおにぎり作るから行って!」
「ちぇー」
秋丸さんのおかげでモトキを追い出せた。
15:00
「おやつのおにぎりでーす!」
「「あざす!!」」
「嫌いな人いないと思うから、ごま塩でごめんねー」
「いえ!作ってくれるだけでもありがたいっす!」
「あは!八木くんありがとー」
「ごま塩美味いっす!」
「清水くんもありがと!」
「蒼に惚れたら〇す...」
「モトキは何をメラメラさせてんのよ」
「蒼はおれのだかんな!とるなよ!」
「「わかってます!!!」」
「モトキ、恥ずかしいからやめて...」
「男は胃袋でつかめっていうだろ?つかまるやつがいるかもしれないだろ?」
「毎日モトキが牽制するから誰もわたしなんて相手にしないよ」
「蒼なんて、って言うな!蒼は自覚がなさすぎる!清水から聞いたぞ!1年女子かわいいランキングに蒼の名前がでたって!」
「え〜...清水くん何それ...」
「男たちが集まって勝手にやったことだから!悪意はないんだよ!一ノ瀬ごめん!」
「やられる側はいい気がしないよ...」
次やったら、きっつい別メニューやらせるから。
と満面の笑みで清水くんを脅した。
「おし!お前ら食ったら次ノックやるぞ!そのあとは筋トレして飯な!」
「「はい!!!」」
18:00
夕飯のメニューは鶏の塩麹焼き、豚しゃぶ、お味噌汁、サラダ、みかん、プロテイン入りドリンク。
「1人3杯はご飯食べよう!」
「「はい!いただきます!!!」」
こうして今日一日のメニューが終わった。寝るまでの時間は自主練だ。モトキは筋トレルームにいた。
「あんまり負荷かけないようにね」
「おー蒼、他のやつはらは?」
「1年生はおにごっこしてるよ。走り回れるからやりなっていったらすごい楽しそうにやってる」
「はは。おもしれーな。秋丸は?」
「秋丸さんは見かけてないんだよね。何してるんだろ」
「あいつのことだからサボってんじゃねーの?」
「そんなこと言わないの。最近秋丸さんすごく
上達してるじゃん」
ガチャ
「あ...2人ともここにいたんだ」
「秋丸さん、何してたんですか?」
「捕手の本読んでたんだ。そしたら結構時間経っちゃってて、今から筋トレしよっかなって」
「秋丸さん...成長しましたね...」
蒼が感極まって秋丸の手を取ってブンブン振り回す。
「蒼!手ぇ離せ!」
「...モトキは心配しすぎ」
「予防ってのは大事なんだよ」
「じゃ、じゃあ俺こっちの機材使うから...」
「秋丸さん!ファイトです!」
じゃ、わたし夜食のおにぎり作ってくるからと言って、筋トレルームをあとにした。
20:30
「みなさーん、夜食のおにぎりです。小さめなんでパクッといっちゃってください。」
「カロリーとるのも大変だなぁ...」
秋丸さんがボソッと呟く。
「モトキはこれを中学からひとりでやってたって、すごくないですか?」
「言われてみればたしかに...別世界の人間みたいだ。プロを目指すってくらいだから、俺らとは全然違うなぁ...」
「秋丸さん、マイナス思考禁止です!今は同じ高校生として、みんなで甲子園目指してるんですからね!」
「そ、そうだね...一ノ瀬さんの言う通りだ」
高校生活なんてあっという間に過ぎる。
モトキがプロになるのも時間の問題だ。
時間だけが過ぎていくのはあまりにもったいない。だから今は少しでも、みんなと野球ができますように。
わたしは女ひとりってのもあるし、
家が近いので毎回自分の家に帰ることになった。
ピピピピピー
朝4時半
起きて、準備して、学校へ向かう。
「うう、寒い」
11人分の朝食を作るために、家庭科室を使う。
ご飯炊いて、お味噌汁作って、冷奴と納豆だして、おかずは何にしよう...焼き鮭でいいか。サラダも一緒に出そう。
「おお、電気がついてると思ったら蒼が来てる」
「モトキおはよう、早いね」
「軽く走ろうと思ってな」
「練習熱心だねぇ」
モトキが目線を合わせて頭を向けてくる。
これは...とりあえずよしよししてみる。
「よしゃ!蒼によしよしされたし走ってくるわ!」
子供か。なんて思いながらも、同時に人一倍頑張ってるよなぁと感心する。
合宿初日の朝は
6:30に家庭科室集合になっている。
全員分の朝食が用意できた。
部員たちがぞろぞろと入ってくる。
「「はよっす!!」」
「おはよー、よく寝坊せず来れたねー」
モトキはなんだか嬉しそうにしている。
「お前らー、残さず食えよー!蒼が作ったんだから、残したヤツは外周追加な」
「お、横暴だあ」と清水くんがいいながら
みんな顔が真っ青になっていた。
でもメニュー的には軽くたいらげられる量だから、食べきれない人は結局いなかった。
「おし、飯食ったやつから自分の食器は洗っていけー!全員揃ったらランニングな!」
お、お皿あらってくれるのはありがたい。
モトキ、何気に気が効くな。
練習開始
武蔵野ー、イッチニー、イッチニー、
武蔵野ー、イッチニー、イッチニー、
皆がランニングしている間、ドリンクをつくる。
「よーし、10分したらキャッチボール10分、そのあとトスやんぞー」
みんなをまとめるモトキ、かっこいいなぁ...。
なんて最近心に秘めている。
言ったら多分喜ぶけど、わたしが恥ずかしくて到底言えない。
「自分のフォーム確認しながらトスやれよ!方向も狙うつもりで打っていけ!」
「「はい!!!」」
「全員終わったら次はシートノックな!」
10:30
「モトキ、わたしもうお昼の準備してくるね」
「おう!頼む!」
お昼ご飯は豚とニラの炒め物、きのこのお味噌汁、サラダ、ほうれん草のおひたし、りんご、ヨーグルト、だ。
1人で作るのはホントに大変だなぁ。
もう1人マネジほしいなぁ。
12:10
昼食の時間
「腹減ったー!」
「今日のメニューはなんすか!」
1.2年生がぞろぞろと入ってくる。
「今日はスタミナ系のメニューだよ。ふりかけ欲しい人はあげるよ。」
「「いただきまーす!」」
「うめぇ〜!蒼先輩うまいっす!」
「「うまいっす!!」」
「あはは、ありがとう。作りがいがあるよ」
「蒼の手料理食べれる特権、俺だけだったのに...」
モトキが謎にガッカリしている。多分どうでもいいことでも考えてるんだろう。
「みんな食事のことだけど、食トレって聞いたことある?」
「「はい!」」
「今食べた分がお米1合分。みんな食べられたね。ちょっと多かった人もいるかな?榛名さんと秋丸さんは今、1日5000キロカロリーを目安に食べてます。1年生はまず4000キロカロリーを目指して食べていこう。
お米1合のカロリーは550。4000キロの半分をお米で稼いでもらいたいんで朝550昼550夜550で1650キロカロリー、あとの350は間食のおにぎりひとつでオーケー。
朝ごはんからお米1合がきつからったら食べられなかった分をおにぎりにして、午前中の休み時間に食べるとか工夫しよう。
まだ、春大も始まってないけど、夏はすぐやってくる。埼玉では全国で最初に3イニングごとの休憩を取り入れました。
なぜか?暑いからです!!埼玉の夏はほんっとに暑い!あの猛暑酷暑の中でベストなプレイをするには強いからだがいる!
強いからだを作るために必要なのは練習、休養、そして食事です!食べることもトレーニングだよ!」
「「はい!!」」
「トレーニングというからには効率的にやりたいよね。すなわち3食きちんと食べて甘すぎる飲み物やスナックは摂らない。栄養の吸収をじゃましちゃうからね。
好きなものを好きなように食べられないのはきついと思う?でもたった2年と数ヶ月のこと。2年生はたったの1年と数ヶ月。
1年生はまずは身長マイナス100キロを目指そう。2年生は身長マイナス95キロね。家でもしっかりタンパク質とお米を食べてください!!」
「「はい!!!」」
((一ノ瀬先輩、なんでも知っててすげぇ〜。))
みんなで食器片付け中。
「蒼〜、すげぇな、どこであんな知識みにつけたんだ?」
「最近筋トレの本とか読むから...得た知識を伝授しているだけだよ」
「それでもあんなにスラスラ話せるのすげぇよ。まじトレーナーだな」
「みんなの為になればいいなって思っただけだよ〜」
「くーーーっ、蒼のそういうところ好きだなぁ!!」
抱きつこうとするモトキを手で追い払った。
「部活中はそういうことしない」
「俺はした方が元気になるぞ!」
「充分元気でしょ。はやく練習もどりな」
「部活中の蒼、つめたい...」
「部活だから当たり前!」
「榛名〜そろそろ練習戻ろー」
「秋丸さんも呼んでるよ!わたしはおやつのおにぎり作るから行って!」
「ちぇー」
秋丸さんのおかげでモトキを追い出せた。
15:00
「おやつのおにぎりでーす!」
「「あざす!!」」
「嫌いな人いないと思うから、ごま塩でごめんねー」
「いえ!作ってくれるだけでもありがたいっす!」
「あは!八木くんありがとー」
「ごま塩美味いっす!」
「清水くんもありがと!」
「蒼に惚れたら〇す...」
「モトキは何をメラメラさせてんのよ」
「蒼はおれのだかんな!とるなよ!」
「「わかってます!!!」」
「モトキ、恥ずかしいからやめて...」
「男は胃袋でつかめっていうだろ?つかまるやつがいるかもしれないだろ?」
「毎日モトキが牽制するから誰もわたしなんて相手にしないよ」
「蒼なんて、って言うな!蒼は自覚がなさすぎる!清水から聞いたぞ!1年女子かわいいランキングに蒼の名前がでたって!」
「え〜...清水くん何それ...」
「男たちが集まって勝手にやったことだから!悪意はないんだよ!一ノ瀬ごめん!」
「やられる側はいい気がしないよ...」
次やったら、きっつい別メニューやらせるから。
と満面の笑みで清水くんを脅した。
「おし!お前ら食ったら次ノックやるぞ!そのあとは筋トレして飯な!」
「「はい!!!」」
18:00
夕飯のメニューは鶏の塩麹焼き、豚しゃぶ、お味噌汁、サラダ、みかん、プロテイン入りドリンク。
「1人3杯はご飯食べよう!」
「「はい!いただきます!!!」」
こうして今日一日のメニューが終わった。寝るまでの時間は自主練だ。モトキは筋トレルームにいた。
「あんまり負荷かけないようにね」
「おー蒼、他のやつはらは?」
「1年生はおにごっこしてるよ。走り回れるからやりなっていったらすごい楽しそうにやってる」
「はは。おもしれーな。秋丸は?」
「秋丸さんは見かけてないんだよね。何してるんだろ」
「あいつのことだからサボってんじゃねーの?」
「そんなこと言わないの。最近秋丸さんすごく
上達してるじゃん」
ガチャ
「あ...2人ともここにいたんだ」
「秋丸さん、何してたんですか?」
「捕手の本読んでたんだ。そしたら結構時間経っちゃってて、今から筋トレしよっかなって」
「秋丸さん...成長しましたね...」
蒼が感極まって秋丸の手を取ってブンブン振り回す。
「蒼!手ぇ離せ!」
「...モトキは心配しすぎ」
「予防ってのは大事なんだよ」
「じゃ、じゃあ俺こっちの機材使うから...」
「秋丸さん!ファイトです!」
じゃ、わたし夜食のおにぎり作ってくるからと言って、筋トレルームをあとにした。
20:30
「みなさーん、夜食のおにぎりです。小さめなんでパクッといっちゃってください。」
「カロリーとるのも大変だなぁ...」
秋丸さんがボソッと呟く。
「モトキはこれを中学からひとりでやってたって、すごくないですか?」
「言われてみればたしかに...別世界の人間みたいだ。プロを目指すってくらいだから、俺らとは全然違うなぁ...」
「秋丸さん、マイナス思考禁止です!今は同じ高校生として、みんなで甲子園目指してるんですからね!」
「そ、そうだね...一ノ瀬さんの言う通りだ」
高校生活なんてあっという間に過ぎる。
モトキがプロになるのも時間の問題だ。
時間だけが過ぎていくのはあまりにもったいない。だから今は少しでも、みんなと野球ができますように。