Chuchu
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朝、教室へ向かうとクラスの入口に結構な人集りができていた。
なんだ...?1年も3年もいる...。
よく見ると、みんな手に雑誌らしきものを持っている。
まさか。
反対の入口から教室に入ると、蒼が人集りの前に立っていた。どうやらサインを書いてるらしい。
「おい」
「あ、タカヤおはよー」
オレの席が入口に近いから、若干イラッとした。
蒼にではなく、有象無象共に。
サラサラとサインを書いていく蒼は
「やばー。朝でこれだと昼休みはもっと酷そうだなー」と困った様子だった。
そりゃ、自分の学校の生徒が雑誌の表紙にでもなれば学年関係なく人が集るだろう。
「タカヤ、俺の存在に気づいてないだろ」
「ああ、コースケか」
「俺が来たときからずっとこれ」
「なんで蒼のクラスバレたんだ?」
「ここのクラスの誰かがチクったんだろうな」
「蒼、いつまでやんだよ」
「あと何人くらいいるー?」
窓から人数を確認する。
「20人くらい」
「やっと半分捌けた!朝礼までに終わらす!」
そう言って慣れた手つきであっという間に20人、サインを書ききった。
同時に朝礼のチャイムも鳴る。
休み時間。蒼にとっては魔の時間である。
「一ノ瀬さん、サインください!」
「一ノ瀬蒼さんが同じ学校って感激しました!サインください!」
サイン!
サイン!
サイン!
「い、一時も休む暇がない...」
「じゃあよ、昼休み部室で飯食おうぜ」
「何それ名案ー!コースケもくるよね?」
「おう、俺もそれがいいと思う」
「じゃあ、ダッシュで行こうな」
3人、一致団結。
昼休み。
「行くぞ!蒼!」
「おー!」
3人で廊下を走ってるので、余計目立ってるかもしれない。とにもかくにも、部室へ避難できた。
「さすがにここまでこないよね?!」
「きたらストーカーだな、ストーカー」
「タカヤ、守ってやれよ」
あたりめーだ、と言うタカヤは頼もしい。
「2人とも、巻き込んでごめんねー」
「俺は面白いモン見れたからいいよ」
「オレはオレの席付近でガヤついてんのが気に入らねぇ」
「わぁ〜タカヤごめん〜」
「お前のせいじゃねーよ」
「たぶん今日一日でだいぶ落ち着くと思うから、少しの辛抱、お願いします」
「おー」
「蒼も苦労してんなー」
「コースケ...そうなの。有名になるのはいいことだけど、こういうことになるのはちょっとね...学校でサイン禁止って取り決めてくれないかなぁ」
「お、それいんじゃね?学校側も蒼の活動理解してくれてるだろ」
「あとは撮影だな、盗撮するやつとかでてきそうだし」
タカヤが恐ろしいことを口にする。
「そ、そんなことあるかなー?」
「絶対ある。こんだけ人数いるんだ、そういう奴がでてきてもおかしくない」
「じゃ、じゃあ担任の先生にサインと撮影禁止のお願いしてみるよ...」
「そうだな。つーか飯食って今から行くか」
「善は急げだな」
こうして3人で急いでお弁当を食べて職員室へ向かった。タカヤとコースケは廊下で待ってるそうな。
「ーーーということで、先生、サインと撮影の禁止をお願いしたいんです」
「たしかに朝礼前とか休み時間の度にサインを求められたり、盗撮される可能性もありそうだもんね。俺一人では決められないから、これは学校の問題として提起してみるね」
「ありがとうございます!よろしくお願いします!」
職員室をでると、どうだった?とタカヤ。
「学校の問題として相談してみるって!」
「おー、よかったな。はやく決まるといいけどな」
「早く動いた方が良いだろうから放課後には答えだすって言ってた!」
「よかったじゃん。担任が味方ってのは強いな」
「うん!コースケの言う通りだよ!突っぱねられなくてよかった!」
「昼休み終わりそうだし、そろそろ戻るか」
「そうだね!さすがに待ってる人とかいないといいけど...」
「ちょっと覗いてみるわ」
コースケが廊下の角から教室を覗く。
「お、待ってるやついないっぽいぞ」
「よかったー、じゃ、戻ろう!タカヤ、コースケ、今日はありがとうね!」
「気にすんな、お前の身の安全のためだ」
「俺もタカヤと同意見だよ」
「うう〜〜ぅ」
「何泣いてんだよ」
「だって2人に迷惑かけた〜」
だから気にすんなって、と2人に宥めながら教室へ戻る。
〜放課後〜
担任の先生からクラスのみんなへ。
「一ノ瀬へサインを求めること、撮影することが学校全体で禁止になりました。くれぐれも盗撮などしないように。以上」
「「ありがとうございましたー!」」
せ、先生仕事早い〜!
タカヤとコースケに良かったな、と目で合図された。
ファンの子には申し訳ないけど、学校生活に支障をきたすほうが問題だ。この判断で良かったと思う。明日先生にお礼しよう。
「さて、部活だ部活ー!」
「すっかり元気だな」と、タカヤ
「これって全学年に伝わってるんだよな?蒼スゲーな。逆に知らなかったやつが知ることにもなるな」コースケがそれって大丈夫なのか?と聞く。
「そういう人たちは雑誌を見ていただきたい!」
「ある意味営業みたいになったな笑」
「コースケ、確信犯みたいに言わないで!」
「すまんすまん」
「ついでにオレとつきあってるってのも全学年に伝われば良かったのにな」
タカヤが怖いことを言う。
「どうしたのタカヤ?!」
「蒼を全男から守れるもんなー」
プクク、と笑うコースケ。
「早く部活行こ!レーン!部活行くよー!」
一緒に行きたそうに待っていたレンに声をかける。
「お、おお!」
このメンバーで同じクラスになれて良かったな!
毎日たのしー!
部活もがんばろー!
なんだ...?1年も3年もいる...。
よく見ると、みんな手に雑誌らしきものを持っている。
まさか。
反対の入口から教室に入ると、蒼が人集りの前に立っていた。どうやらサインを書いてるらしい。
「おい」
「あ、タカヤおはよー」
オレの席が入口に近いから、若干イラッとした。
蒼にではなく、有象無象共に。
サラサラとサインを書いていく蒼は
「やばー。朝でこれだと昼休みはもっと酷そうだなー」と困った様子だった。
そりゃ、自分の学校の生徒が雑誌の表紙にでもなれば学年関係なく人が集るだろう。
「タカヤ、俺の存在に気づいてないだろ」
「ああ、コースケか」
「俺が来たときからずっとこれ」
「なんで蒼のクラスバレたんだ?」
「ここのクラスの誰かがチクったんだろうな」
「蒼、いつまでやんだよ」
「あと何人くらいいるー?」
窓から人数を確認する。
「20人くらい」
「やっと半分捌けた!朝礼までに終わらす!」
そう言って慣れた手つきであっという間に20人、サインを書ききった。
同時に朝礼のチャイムも鳴る。
休み時間。蒼にとっては魔の時間である。
「一ノ瀬さん、サインください!」
「一ノ瀬蒼さんが同じ学校って感激しました!サインください!」
サイン!
サイン!
サイン!
「い、一時も休む暇がない...」
「じゃあよ、昼休み部室で飯食おうぜ」
「何それ名案ー!コースケもくるよね?」
「おう、俺もそれがいいと思う」
「じゃあ、ダッシュで行こうな」
3人、一致団結。
昼休み。
「行くぞ!蒼!」
「おー!」
3人で廊下を走ってるので、余計目立ってるかもしれない。とにもかくにも、部室へ避難できた。
「さすがにここまでこないよね?!」
「きたらストーカーだな、ストーカー」
「タカヤ、守ってやれよ」
あたりめーだ、と言うタカヤは頼もしい。
「2人とも、巻き込んでごめんねー」
「俺は面白いモン見れたからいいよ」
「オレはオレの席付近でガヤついてんのが気に入らねぇ」
「わぁ〜タカヤごめん〜」
「お前のせいじゃねーよ」
「たぶん今日一日でだいぶ落ち着くと思うから、少しの辛抱、お願いします」
「おー」
「蒼も苦労してんなー」
「コースケ...そうなの。有名になるのはいいことだけど、こういうことになるのはちょっとね...学校でサイン禁止って取り決めてくれないかなぁ」
「お、それいんじゃね?学校側も蒼の活動理解してくれてるだろ」
「あとは撮影だな、盗撮するやつとかでてきそうだし」
タカヤが恐ろしいことを口にする。
「そ、そんなことあるかなー?」
「絶対ある。こんだけ人数いるんだ、そういう奴がでてきてもおかしくない」
「じゃ、じゃあ担任の先生にサインと撮影禁止のお願いしてみるよ...」
「そうだな。つーか飯食って今から行くか」
「善は急げだな」
こうして3人で急いでお弁当を食べて職員室へ向かった。タカヤとコースケは廊下で待ってるそうな。
「ーーーということで、先生、サインと撮影の禁止をお願いしたいんです」
「たしかに朝礼前とか休み時間の度にサインを求められたり、盗撮される可能性もありそうだもんね。俺一人では決められないから、これは学校の問題として提起してみるね」
「ありがとうございます!よろしくお願いします!」
職員室をでると、どうだった?とタカヤ。
「学校の問題として相談してみるって!」
「おー、よかったな。はやく決まるといいけどな」
「早く動いた方が良いだろうから放課後には答えだすって言ってた!」
「よかったじゃん。担任が味方ってのは強いな」
「うん!コースケの言う通りだよ!突っぱねられなくてよかった!」
「昼休み終わりそうだし、そろそろ戻るか」
「そうだね!さすがに待ってる人とかいないといいけど...」
「ちょっと覗いてみるわ」
コースケが廊下の角から教室を覗く。
「お、待ってるやついないっぽいぞ」
「よかったー、じゃ、戻ろう!タカヤ、コースケ、今日はありがとうね!」
「気にすんな、お前の身の安全のためだ」
「俺もタカヤと同意見だよ」
「うう〜〜ぅ」
「何泣いてんだよ」
「だって2人に迷惑かけた〜」
だから気にすんなって、と2人に宥めながら教室へ戻る。
〜放課後〜
担任の先生からクラスのみんなへ。
「一ノ瀬へサインを求めること、撮影することが学校全体で禁止になりました。くれぐれも盗撮などしないように。以上」
「「ありがとうございましたー!」」
せ、先生仕事早い〜!
タカヤとコースケに良かったな、と目で合図された。
ファンの子には申し訳ないけど、学校生活に支障をきたすほうが問題だ。この判断で良かったと思う。明日先生にお礼しよう。
「さて、部活だ部活ー!」
「すっかり元気だな」と、タカヤ
「これって全学年に伝わってるんだよな?蒼スゲーな。逆に知らなかったやつが知ることにもなるな」コースケがそれって大丈夫なのか?と聞く。
「そういう人たちは雑誌を見ていただきたい!」
「ある意味営業みたいになったな笑」
「コースケ、確信犯みたいに言わないで!」
「すまんすまん」
「ついでにオレとつきあってるってのも全学年に伝われば良かったのにな」
タカヤが怖いことを言う。
「どうしたのタカヤ?!」
「蒼を全男から守れるもんなー」
プクク、と笑うコースケ。
「早く部活行こ!レーン!部活行くよー!」
一緒に行きたそうに待っていたレンに声をかける。
「お、おお!」
このメンバーで同じクラスになれて良かったな!
毎日たのしー!
部活もがんばろー!